税額控除って何?わかりやすく解説

確定申告かくていしんこく年末調整ねんまつちょうせいのとき、「控除こうじょ」って言葉をよく聞くよね。でも「所得控除しょとくこうじょ」と「税額控除こうじょ」って何が違うの?そもそも控除こうじょって何?って思ったことない?実は「税額控除こうじょ」は、使いこなせると税金がガツッと減る、かなりお得な仕組みなんだよ。この記事を読めば、税額控除こうじょの仕組みがスッキリわかるよ。

「税額控除こうじょ」って聞いたことあるけど、なんか難しそう…。そもそも「控除こうじょ」って何?

控除こうじょ」っていうのは、差し引くってこと。税金の世界では「ある金額を引いて、負担を軽くする」仕組みだよ。そして「税額控除こうじょ」は、計算された税金そのものから直接引く控除こうじょのことなんだ。たとえば税金が10万円と計算されたとして、税額控除こうじょが3万円あれば、払う税金は7万円になるよ。
直接引くんだ!それって「所得控除しょとくこうじょ」とは違うの?

そこが超大事なポイントだよ!「所得控除しょとくこうじょ」は税金を計算する前の収入(所得)から引くもの。「税額控除こうじょ」は計算された税金から直接引くもの。たとえば所得控除しょとくこうじょが10万円あっても、税率が20%なら税金が減るのは2万円だけ。でも税額控除こうじょが10万円なら、そのまま税金が10万円減るんだ。だから税額控除こうじょの方がインパクトが大きいんだよ。
税額控除こうじょの方がお得なんだね!どんなものが税額控除こうじょになるの?

代表的なのは住宅ローン控除こうじょ(家を買ったときに使えるやつ)、配当控除こうじょ(株の配当をもらったとき)、外国税額控除こうじょ(海外でも税金を払ったとき)、寄附金特別控除こうじょふるさと納税ふるさとのうぜいなどの一部)あたりかな。住宅ローン控除こうじょは特に有名で、毎年数十万円も税金が戻ってくる人もいるよ。
住宅ローン控除こうじょって聞いたことある!でも、なんで税金が戻ってくるの?

一度は税金として納めるんだけど、確定申告かくていしんこく年末調整ねんまつちょうせいで「この控除こうじょが使えます」と申請すると、払いすぎた分が還付(つまり返金)されるんだよ。税額控除こうじょを使いこなせると、実質的に税金をかなり節約できるんだ。ちゃんと手続きしないと損しちゃうから、知っておくのが大事だよ。
📝 3行でまとめると
  1. 税額控除こうじょ計算された税金から直接差し引く 仕組みで、節税せつぜい効果がとても大きい
  2. 所得から引く「所得控除しょとくこうじょ」と違い、 1円の控除こうじょが1円の節税せつぜい に直結する
  3. 住宅ローン控除こうじょ寄附金控除きふきんこうじょなど 種類が複数あり 、申請しないと受け取れない
目次

もうちょっと詳しく

税額控除こうじょは、国が「こういうことにお金を使ったら、税金を特別に安くしてあげる」と決めているものだよ。家を買うことや、社会貢献(ふるさと納税ふるさとのうぜい・寄付など)、海外との二重課税を防ぐことなど、理由はそれぞれ違う。でも共通しているのは「税金そのものを減らす」という点。税率が高い人でも低い人でも、同じ税額控除こうじょを使えば同じだけ税金が減るから、みんなに平等な節税せつぜい効果があるんだ。「節税せつぜい」という言葉は難しく聞こえるかもしれないけど、税額控除こうじょは国が認めている正当な制度だから、使わないともったいないよ。確定申告かくていしんこく年末調整ねんまつちょうせいのときにちゃんと申請することが大切だよ。

💡 ポイント
税額控除こうじょは申請しないと自動では受けられない!確定申告かくていしんこく年末調整ねんまつちょうせいで忘れずに。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「税額控除こうじょ所得控除しょとくこうじょも、どっちも同じくらい節税せつぜいできる」
所得控除しょとくこうじょは税率をかける前に引くので、節税せつぜい効果は税率次第で変わる。税率が低い人ほど節税せつぜい効果が小さくなってしまう。
⭕ 「税額控除こうじょは税金から直接引くから、税率に関係なく1円が1円の節税せつぜいになる」
→ 税額控除こうじょは税率の影響を受けない。たとえば10万円の税額控除こうじょがあれば、誰でも必ず10万円の税金が減る。
なるほど〜、あーそういうことか!

[toc]

税額控除こうじょとは?まず基本をおさえよう

控除こうじょ」って結局なに?

控除こうじょ」という言葉、難しそうに聞こえるよね。でも意味はシンプルで、「差し引く」ってこと。税金の話では「ある金額を引いて、負担を軽くしてあげる」という仕組みのことだよ。

たとえばお小遣いが月3000円もらえるとして、そこから「交通費500円は差し引いていいよ」となったら、実質2500円分しか使えないことになるよね。これが控除こうじょのイメージだよ。

税金の世界には「控除こうじょ」が2種類あるんだ。一つが「所得控除しょとくこうじょ」、もう一つが「税額控除こうじょ」。どちらも税負担を減らすものだけど、引くタイミングが違う。そこが超重要なポイントだよ。

税額控除こうじょの定義をひとことで

「税額控除こうじょ」とは、税金の計算が終わった後、その税額から直接差し引く控除こうじょのことだよ。つまり「最終的に払う税金そのものを減らす仕組み」ということ。

「税額」というのは「税金の金額」ってこと。なので「税額控除こうじょ」は「税金の金額を差し引く」という意味なんだ。難しい漢字だけど、バラして読むとそのまま意味になってるよ。

所得控除しょとくこうじょとの違いを具体例で理解しよう

税金が決まるまでの流れ

まず、税金がどうやって決まるかを知っておこう。大まかな流れはこんな感じだよ。

  • ① 年間の収入(給料など)を計算する
  • ② そこから「所得控除しょとくこうじょ」を引いて「課税所得かぜいしょとく」を出す(課税所得かぜいしょとくとは、税金をかける対象になる収入のこと)
  • 課税所得かぜいしょとくに「税率」をかけて「税額」を出す
  • ④ その「税額」から「税額控除こうじょ」を引いて、最終的に払う税金が決まる

つまり所得控除しょとくこうじょは②のステップ、税額控除こうじょは④のステップで登場するんだよ。

具体的な数字で比べてみよう

たとえばAさんの話で考えてみるね。Aさんの課税所得かぜいしょとくが200万円、税率が10%だとする。

所得控除しょとくこうじょが30万円の場合:

  • 課税所得かぜいしょとく:200万円 − 30万円 = 170万円
  • 税額:170万円 × 10% = 17万円
  • 節税せつぜい効果:20万円(もとの税額)− 17万円 = 3万円の節税せつぜい

税額控除こうじょが30万円の場合:

  • 課税所得かぜいしょとく:200万円(変わらない)
  • 税額:200万円 × 10% = 20万円
  • 最終税額:20万円 − 30万円 = …でも0円より下にはならないので0円(または還付)
  • 節税せつぜい効果:20万円の節税せつぜい控除こうじょ額の上限まで全額引ける)

同じ「30万円の控除こうじょ」でも、所得控除しょとくこうじょなら3万円の節税せつぜい、税額控除こうじょなら最大20万円の節税せつぜいになる。これが大きな違いだよ。税額控除こうじょがいかにパワフルかわかるよね。

税率が高い人ほど所得控除しょとくこうじょも効く

所得控除しょとくこうじょ節税せつぜい効果は税率に左右されるんだ。税率が高い人(たくさん稼いでいる人)ほど、所得控除しょとくこうじょ節税せつぜい効果も大きくなる。逆に税率が低い人には節税せつぜい効果が小さい。でも税額控除こうじょは税率に関係なく、控除こうじょ額がそのまま節税せつぜいになるから、みんなに同じ恩恵があるんだよ。

代表的な税額控除こうじょの種類を知ろう

住宅ローン控除こうじょ(住宅借入金等特別控除こうじょ

税額控除こうじょの中でも、特に有名で使う人が多いのが住宅ローン控除こうじょだよ。家を買ったりリフォームしたりしてローンを組んだとき、ローン残高の0.7%が毎年税額から控除こうじょされる仕組みなんだ。

たとえばローン残高が3000万円あったとすると、3000万円 × 0.7% = 21万円が税金から引かれる。これが最長13年間続くから、合計で数百万円の節税せつぜいになることもあるよ。家を買うのって大きな買い物だから、こういう制度で国がサポートしてくれてるんだね。

ただし、初年度は確定申告かくていしんこくが必要で、2年目以降は会社員なら年末調整ねんまつちょうせいで手続きできるよ。

寄附金特別控除こうじょふるさと納税ふるさとのうぜいなど)

ふるさと納税ふるさとのうぜいって聞いたことあるかな?好きな自治体にお金を寄付すると、返礼品がもらえて、さらに税金が安くなる仕組みだよ。この税金が安くなる部分の一部が「税額控除こうじょ」として機能してるんだ。

ふるさと納税ふるさとのうぜいは厳密には「所得控除しょとくこうじょ」と「税額控除こうじょ」の組み合わせで処理されるんだけど、実質的にはほぼ全額が税金から戻ってくるような仕組みになってる。自己負担2000円で返礼品がもらえるとよく言われるのはそのためだよ。

また、NPOや認定団体への寄付でも「寄附金特別控除こうじょ」という税額控除こうじょが使えるよ。社会に貢献した分、税金を安くしてもらえるという仕組みなんだ。

配当控除こうじょ

株式の配当金をもらったとき、すでに会社レベルで法人税が課されているんだ。それなのに個人にも所得税しょとくぜいをかけると「二重に税金を取っている」ことになる。それを調整するのが配当控除こうじょだよ。

株式投資をしている人には関係する控除こうじょで、受け取った配当の一定割合(国内株なら10%程度)が税額から控除こうじょされる。投資に興味が出てきたら、覚えておくといい知識だよ。

外国税額控除こうじょ

海外で働いたり、海外の株から配当をもらったりすると、外国でも税金が取られることがある。日本でも同じ収入に税金がかかると、二重に払うことになっちゃうよね。それを防ぐのが外国税額控除こうじょだよ。外国で払った税金の分だけ、日本の税金から引いてくれる仕組みなんだ。

税額控除こうじょを受けるための手続き

まず確認:自動では受けられない

税額控除こうじょで大事なのは、申請しないと受けられないという点だよ。「どうせ計算してくれるんじゃないの?」と思う人もいるかもしれないけど、残念ながら自動ではないんだ。自分で申告・申請して初めて適用されるよ。

毎年たくさんの人が「知らなかったから申請しなかった」という理由で損してる。制度を知っていれば防げる話だから、ぜひ頭に入れておいてね。

確定申告かくていしんこくで受け取る場合

住宅ローン控除こうじょの初年度や、ふるさと納税ふるさとのうぜいでワンストップ特例を使わない場合などは確定申告かくていしんこくが必要だよ。確定申告かくていしんこくとは、1年間の収入や控除こうじょをまとめて税務署ぜいむしょに報告する手続きのこと。毎年2月中旬〜3月中旬が申告期間だよ。

最近はスマホやパソコンからe-Taxという電子申告システムで手続きできるようになって、かなり楽になったよ。必要な書類(源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう、住宅ローンの残高証明書など)を用意して、指示に従って入力すれば、税額控除こうじょの計算も自動でやってくれるよ。

年末調整ねんまつちょうせいで受け取る場合(会社員向け)

会社員の場合、住宅ローン控除こうじょの2年目以降は年末調整ねんまつちょうせいで手続きできるよ。年末調整ねんまつちょうせいとは、会社が従業員の代わりに税金の計算・精算をしてくれる仕組みのこと。毎年秋〜冬に会社から書類を渡されるから、必要事項を記入して提出すればOKだよ。

注意点は、年末調整ねんまつちょうせいで対応できる控除こうじょと、確定申告かくていしんこくが必要な控除こうじょがあること。わからない場合は会社の担当者や税務署ぜいむしょに確認してみてね。

還付金として受け取るケースも

税額控除こうじょを申請した結果、「すでに払いすぎた税金がある」とわかった場合は還付、つまり税金が返ってくるよ。確定申告かくていしんこくの場合は口座に振り込まれるし、年末調整ねんまつちょうせいなら12月の給料に上乗せされる形で戻ってくることが多いよ。

「お金が戻ってくる」というと得した気分になるけど、実は元々払いすぎていたものが返ってくるだけ。でも、申請しなければ戻ってこないから、やっぱりちゃんと手続きすることが大事だよ。

税額控除こうじょを使いこなすためのポイント

自分に使える控除こうじょを把握する

税額控除こうじょにはいくつか種類があるから、まず「自分に当てはまるものはどれか」を確認することが大切だよ。

  • 家を住宅ローンで買った → 住宅ローン控除こうじょをチェック
  • ふるさと納税ふるさとのうぜい・寄付をした → 寄附金特別控除こうじょをチェック
  • 国内株の配当をもらった → 配当控除こうじょをチェック
  • 海外で税金を払った → 外国税額控除こうじょをチェック

自分のライフスタイルによって使える控除こうじょが違うから、まず自分のケースを整理してみよう。

節税せつぜいは「知っている人だけが得をする」世界

税金の世界は、知識があるかどうかで大きな差が出るんだ。税額控除こうじょを知らないまま何年も過ごすと、本来戻ってきたはずのお金を受け取れないまま終わってしまう。

たとえば住宅ローン控除こうじょを13年間活用すれば、合計で数百万円の節税せつぜいになることもある。これは「制度を知って手続きをした人だけが受け取れる恩恵」なんだよ。勉強するのが面倒に感じるかもしれないけど、知ることで人生レベルで得することも十分あるんだ。

まずは「自分の税金がどう計算されているか」を把握しよう

税額控除こうじょを理解するための第一歩は、自分の税金の計算の流れを把握することだよ。会社員なら毎年もらう源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうに、課税所得かぜいしょとく所得税しょとくぜいの金額が書いてある。まずはそこを見て「自分は今年これだけ税金を払ったんだ」と把握するところから始めよう。

そのうえで「もし住宅ローン控除こうじょがあったら何万円安くなる?」「ふるさと納税ふるさとのうぜいはどのくらいお得?」と考えると、税金の仕組みがぐっと身近に感じられるよ。難しい言葉も多いけど、一つひとつ確認していけば必ず理解できるから、あきらめずに取り組んでみてね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

目次