「益金」という言葉、ニュースとか授業で聞いたことあるけど、結局なんなのかよくわからないって思ったことありませんか?会社が儲かったときに使う言葉らしいけど、「利益」と何が違うの?みたいな感じですよね。実は、益金は会社の経営状況を読み解く上で超重要なキーワードで、税金の計算にも関わってくるんです。この記事を読めば、益金の正体と、なぜ会社にとって大事なのかがすっきりわかっちゃいますよ。
- 益金とは 会社が営業活動で稼いだ税務上の利益 のことで、売上から経費を引いて計算される
- 利益と益金は違う概念で、 会計ルールと税務ルールの違い から金額が異なることがある
- 益金をちゃんと計算することは 税金の額を決める ためと、会社の経営状況を判断するために重要
もうちょっと詳しく
益金というのは、税務署が「これが本当の利益ですね」と認める金額のこと。会社の帳簿には「利益が100万円」と書いてあっても、税務署のルールに合わせると「実は益金は120万円です」みたいなことが起こるんです。なぜかというと、会計のルールと税務のルールが完全には一致していないから。会社は自分たちのルールで経営状況を把握しますが、税金を計算するときは税務署のルール(税法)を使わなきゃいけません。だから両方を正確に理解して計算する必要があるんですよ。
益金=税務上の利益。税金の額はこれで決まる
⚠️ よくある勘違い
→ 会計ルールと税務ルールの違いから、実は違う金額になることがほとんど。同じだと思って計算すると、税金の額が間違ってしまいます。
→ 利益は会社の帳簿用、益金は税務署用。両方正確に計算して、税金の額を決めることが大切です。
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益金ってそもそも何?基本をおさえよう
益金という言葉を初めて聞く人も多いと思いますが、実は身近な「お金の話」なんです。たとえば、あなたがお小遣いで駄菓子屋を経営してるとしましょう。100円の駄菓子を仕入れてきて、200円で売ったら、差し引き100円が儲かりますよね。この100円が利益です。でも、もし親が「子どもが経営する駄菓子屋の儲けは、うち専用の計算ルールで決める」と言ったら、その親のルールで計算した儲けが「益金」みたいなものなんです。
会社の世界では、この「親のルール」に当たるのが「税法」という法律。会社は自分たちのやり方で利益を計算するけど、税金を払うときは税法というルールに合わせて益金を計算し直さなきゃいけないんです。だから益金とは、つまり「税務署に認められた利益」のことなんですよ。会社の経営者や経理の人たちは、この益金をしっかり計算することに、すごく気をつけています。
益金と売上は全然違う
よく勘違いされるのが「売上=益金」だと思うこと。でも全く違いますよ。売上というのは、会社が商品やサービスを売ったときに入ってくる全部のお金のことです。前の駄菓子屋の例なら、200円で売った金額ですね。一方、益金は、その売上から経費を引いた残りのお金。駄菓子屋で言えば、仕入れ代の100円を引いた100円の部分なんです。
会社が「うちの売上は1000万円です」と言ってたとしても、経費がいっぱいあれば、益金は100万円かもしれません。逆に売上が少なくても、経費をうまく抑えていれば、益金は多いかもしれない。だから、会社が本当に儲かってるかを判断するには、売上じゃなくて益金を見ることが大事なんです。
利益と益金は何が違うの?税務ルールの微妙な差
ここが少し複雑なんですが、すごく大事なポイントです。会社の帳簿に書いてある利益と、税務署が認める益金は、同じお金なのに計算方法が違うために、金額が変わることがあるんです。
たとえば、会社がパソコンを買ったとしましょう。100万円のパソコンを買ったら、会社の帳簿では「このパソコンの価値は5年でゼロになる」と考えて、毎年20万円ずつ経費として計算するかもしれません。でも税務署は「いや、このパソコンは3年で価値がゼロになると考えます」と言うことがあるんです。そうなると、計算のやり方が違うから、利益と益金の額が変わっちゃうんですよ。
会計と税務、どっちのルールなの?
会社が経営を進めるときは、会計というルール(つまり、会社の帳簿をつける時のルール)に従って、利益を計算します。これは、会社の経営がちゃんと成り立ってるか、経営者や従業員、銀行とかに報告するためのものなんです。でも税金を払うときは、税法というルールに従って、益金を計算し直す必要があるんですよ。
会計ルールと税務ルールが完全に同じだったら、わざわざ計算し直す必要はないんですが、実は細かい所が結構違うんです。だから会社の経理部門では「会計上の利益がこれで、税務上の益金がこれ」みたいに、両方をしっかり分けて管理しているんです。
どんな時に差が出るの?具体例で理解しよう
会計と税務の差が出やすいのは、こんな場面です。まず、さっきのパソコンみたいに「何年かけて価値がなくなるか」という考え方が違うとき。次に、商品が売れなくて在庫が余ったときに、その値段をどう考えるかが違うとき。さらに、役員の退職金をいくら経費にするか、社員の交際費がどこまで認められるか、とかいう細かいルールが違うことがあります。
結果として、会社の帳簿では「利益が50万円」と書いてあっても、税務署のルールで益金を計算すると「益金は80万円」になっちゃった、みたいなことが起こるんですよ。そうなると、税金を払う額も変わってくるから、正確に計算することがすごく重要なんです。
益金が大事な理由:税金と経営判断の両方に関わる
益金がなぜそんなに重要なのか、それは2つの理由があるんです。1つは税金の額を決めるから。もう1つは、会社の経営がちゃんと成り立ってるかを判断するためです。
理由1:税金の額は益金で決まる
会社は国に税金を払う義務があります。その税金の額は、益金をもとに計算されるんですよ。益金が100万円と計算されたら「100万円の30%が税金」みたいな感じで計算されます。だから、益金を間違って計算すると、支払う税金の額も間違ってしまうんです。多く支払ったら、お金がもったいないし、少なく申告したら脱税になっちゃいます。正確に益金を計算することは、会社にとって超重要な義務なんですよ。
理由2:経営判断に益金の数字が必要
会社の社長や経営陣は、益金を見て「うちの会社、儲かってるのか」「今年も利益が出てるのか」を判断するんです。売上が大きくても、経費がいっぱいあれば利益は小さいし、逆に売上が小さくても、経費をうまく抑えていれば利益は大きくなります。益金という正確な数字があるから、会社の本当の経営状況が見えてくるんですよ。
また、銀行からお金を借りるときも「うちの会社の益金はこれぐらいです」と説明することで、「ああ、この会社は返済能力がありそうだな」と判断されたりします。投資家も「この会社の益金はどれぐらい?」と確認して、その会社に投資するかどうかを決めるんですよ。つまり、益金は会社の信用にも関わる重要な数字なんです。
益金を計算するときの3つのステップ
益金を計算するのは、実は決まったやり方があります。「売上から経費を引く」という基本は同じなんですが、税務ルールに合わせて計算し直すんです。
ステップ1:売上を確定する
まず売上を決めます。これは比較的簡単で、商品やサービスを売ったときのお金の合計です。ただし、ここでも注意が必要。「売った日」で計算するのか「お金が入ってきた日」で計算するのかで違ってくることがあるんですよ。
ステップ2:経費を見直す
売上から引く経費を、税務ルールに合わせて見直します。「これは経費として認められるのか」「いくらまで経費にしていいのか」って確認するんです。たとえば、社員の食事代は会社の経費に入れていいけど、どこまでが「会社のための食事」で、どこからが「社員個人の食事」かの判断が難しい場合があります。このへんを税務ルールに合わせて調整するんですよ。
ステップ3:加算・減算をする
会計上の利益と税務上の益金で差が出た部分を、ここで調整します。会計では経費として引いたけど、税務ルールではダメってものがあれば、もう一度足し直す(加算する)。逆に、会計では経費として引いてなかったけど、税務ルールでは引いていいってものがあれば、引き直す(減算する)。この作業を終えたら、益金の完成です。
よくある勘違いと正しい考え方
益金について、よく間違えられることがあります。最後に、その勘違いを正しい理解に変えていきましょう。
勘違い1:「益金=会社が実際に儲けたお金」
違うんですよ。益金は税務署が「これが利益です」と認めた計算上の数字。会社が実際に儲けたお金(キャッシュ)とは、別のことがあるんです。たとえば、3年先に支払う予定の経費でも、会計では今年の経費に入れることがあります。そうすると、益金(つまり利益)は減るけど、実際のお金はまだ支払ってないんですよ。会計と現金の流れは別だから、益金を見るだけじゃなくて、実際のお金の出入りも確認することが大事なんです。
勘違い2:「益金が大きい=会社が成功してる」
これも完全には正しくありません。益金が大きいってことは、税務ルールで計算した利益が大きいってだけ。会社の経営が本当に成功してるかどうかは、益金だけじゃなくて、キャッシュフロー(お金の出入り)とか、会社が持ってる資産とか、いろんなことを合わせて判断する必要があるんです。益金が100万円あっても、その100万円が銀行に預けられてるのか、在庫として残ってるのか、それで状況が変わってくるんですよ。
勘違い3:「益金の計算は簡単」
いえいえ。益金を正確に計算するのは、けっこう複雑なんです。会計ルールと税務ルールの違いを理解して、それぞれのルールに合わせて調整しなきゃいけません。だから、会社には「税務会計」っていう専門の仕事があって、税理士という専門家もいるんですよ。正しく益金を計算することは、会社の重要な責任なんです。
最後に、益金についてのまとめです。益金とは、税務署が認める利益のこと。会社の帳簿に書いてある利益(会計上の利益)と、益金(税務上の利益)は、ルールの違いから金額が異なることがあります。税金の額はこの益金で決まるから、正確に計算することがめちゃくちゃ大事。また、会社の経営状況を判断するときも、益金という数字が必要なんですよ。この記事を読んで、益金についての「なぜ?」が解けたんじゃないでしょうか。
