年金って何?わかりやすく解説

将来が不安だな、お金が足りなくなったらどうしようって思ったことありませんか?そんな時に大切なのが「年金」です。大人になって働くときや、年をとって働けなくなった時のために、みんなで一緒にお金を貯めておく仕組みのこと。でもぶっちゃけ、年金ってよくわからないし、複雑そうだし、なんだか面倒くさい…そう感じてる人も多いと思います。この記事を読めば、年金がどうして必要なのか、どんな種類があるのか、自分たちにとってどんな意味があるのかがスッキリわかりますよ。

先生、年金ってなんですか?貯金と何が違うんですか?

いい質問だね。年金は、つまりみんなで一緒にお金を出し合って、将来困らないようにする制度ってことだよ。貯金は自分のお金を自分で貯めるけど、年金は国や会社が間に入って、ルールに決められた金額を給料から引いて管理する仕組みなんだ。だから強制的に、だけど安心できるってわけ。
なんで強制的に引かれるんですか?自由に貯金した方がいいじゃないですか。

それもそっかと思うよね。でも考えてみて、親になったり年をとったりして働けなくなったら、誰がお金を出してくれるの?全員が自分で貯金できるわけじゃないよね。だから社会全体で支え合う仕組みが必要。今働いてる若い人たちが払ったお金が、今のお年寄りのために使われて、自分たちが年をとったら、その時の若い人たちが払ったお金で生活する。これを世代間の助け合いっていうんだよ。
あ、つまり親が自分たちを育ててくれたから、大人になったら親の親(おじいちゃんおばあちゃん)の面倒を見る感じですか?

まさにそれ!わかりやすい例え方だね。年金もそのイメージ。社会全体で、老後や病気のときを支え合う大きな「保険」みたいなものと思えば、理解しやすいよ。
📝 3行でまとめると
  1. 年金は、つまり将来に備えてみんなで一緒にお金を出し合う制度で、貯金のように個人で貯めるのではなく国が管理する
  2. 給料から自動的に引かれる仕組みで、世代間の助け合いが基本。今の若い人たちが払ったお金で今のお年寄りが生活し、将来自分たちが年をとったら次の世代が支える
  3. 年金がもらえるのは通常65歳以上で、それまでに一定期間お金を納めている必要があり、自分たちの老後生活を守るためのセーフティネット
目次

もうちょっと詳しく

日本の年金は、実は3つの階層になってます。一番下が「基礎年金」で、すべての働く人が必ず加入するもの。その上に「厚生年金こうせいねんきん」があって、これは会社に雇われてる人が加入。そしてさらに上に「個人年金」があって、これは自分で選んで加入する追加のお金。社会人になる時点で自動的に基礎年金に入ることになるけど、年金額がいくらになるかは、どのくらいの期間、どのくらいの額を納めたかで決まるんだ。だから若いうちから始めるほど、もらえる額が多くなるってわけ。

💡 ポイント
年金は「今支える」と「将来支えてもらう」のサイクルで成り立ってる

⚠️ よくある勘違い

❌ 「年金は貯金だから、払ったお金がそのまま返ってくる」
→ 違います。年金は保険の仕組みなので、今払ったお金が今のお年寄りに使われます。自分が年をとった時に返ってくるお金は、その時の若い世代が払ったお金です。
⭕ 「年金は世代から世代へお金が流れる仕組み」
→ 正解です。だから少子高齢化(若い人が減って、お年寄りが増える)が進むと、年金システムが大変になる可能性があります。
なるほど〜、あーそういうことか!

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年金ってぶっちゃけなんなの?

年金という言葉をよく聞くけど、実際のところよくわからないって人も多いですよね。簡単に言えば、年金は「お金の時間差貯金」みたいなものです。つまり、今は働いて給料をもらってる人が、毎月決まった金額を出す。その出されたお金がプールされて、年をとって働けなくなった人たちに配られる。その時間のズレを埋めるシステムが年金ってわけです。

誰もが生きてれば、いつかは年をとります。年をとったら働くのが難しくなるし、給料ももらえなくなる。そうなった時にどうやって生活するか、お金をどこから持ってくるか、それが大問題ですよね。自分で全部貯金できれば理想的だけど、現実はそんなに甘くない。病気になったり、急な出費があったり、貯金のペースが遅かったり…いろんな理由で、自分だけの力ではどうにもならないことだってあります。そこで社会全体で支え合う仕組みが必要になる。それが年金なんです。

年金制度は日本だけじゃなく、世界中のどこの国にもあります。アメリカの社会保障、ドイツの年金保険、カナダの老齢年金…国によって名前は違うけど、やってることは同じ。みんなで一緒にお金を出し合って、困った人を助ける仕組みなんです。これを「相互扶助」って言うんだけど、つまり「みんなで助け合おう」という考え方ですね。

だから年金がない世界を想像してみてください。親の世話になってる高齢者が、急に親の給料だけでは養えなくなったら?お年寄りが病気になって医療費がかかったら?働けない人たちはどうやって生活するんでしょう。そういう問題を解決するために、年金という仕組みが絶対に必要なんです。決して「面倒な制度」じゃなくて、「社会全体を支える大切なシステム」だと理解してほしいなって思います。

年金には3つの種類がある

年金って一種類だと思ってませんか?実は日本の年金は「3階建て」って言われるくらい、いろんなレベルがあるんです。

第1階:基礎年金(国民年金こくみんねんきん

一番下の土台が「基礎年金」で、これは全員が加入する年金です。日本に住んでて、20歳以上60歳未満のすべての人が対象。つまり、学生だろうが、働いてなかろうが、日本に住んでる限りは加入義務があるんです。ここで納める金額は毎年決まってて、2024年だと月額約16,500円くらい。大学生でも払わなきゃいけないのは、「大人になる前から、社会全体を支える一員になろう」という考え方からですね。

この基礎年金をきちんと納めると、65歳から毎月お金がもらえます。いくらもらえるかは、納めた期間で決まります。満額の基礎年金をもらうには、40年間(20歳から60歳まで)納めることが条件。もし何年か納めなかったら、その分少なくなります。だから「若い時点で納めるのが大切」って言われるわけです。

第2階:厚生年金こうせいねんきん

会社に雇われて働いてる人たちが加入するのが「厚生年金こうせいねんきん」です。基礎年金の上に上乗せされるので、給料から自動的に引かれます。会社も同じ額を出すから、実は従業員が払ってる以上のお金が使われてるんだ。厚生年金こうせいねんきんに加入してる期間が長いほど、もらえる年金額が多くなるから、同じ65歳でも、公務員や大企業の社員と、フリーターでは、もらえる金額が全然違います。

年金は「働いてた期間」と「給料の額」で決まる、つまり多く稼いでた人ほどたくさんもらえる仕組みなんです。だからお医者さんや社長さんは、めっちゃ多くの年金をもらってます。逆に給料が低かった人は、少なめ。でもこのおかげで、みんな「将来のために今を頑張る」という動機が生まれるんですね。

第3階:個人年金・企業年金

基礎年金と厚生年金こうせいねんきんでも不安だから、自分でさらに貯めておこうって人も多いんです。それが「個人年金」や「企業年金」。これは強制じゃなくて、自分で選んで加入するもの。生命保険会社とか銀行とかで、「年金保険」という商品を売ってるんですが、それを買うってことですね。毎月決まった額を払っておくと、60歳とか65歳とかになったら、月単位でお金をもらえる。これは自分のペースで貯めるから、好きな額で始められます。

企業年金は、大きな会社が従業員のために準備してくれる追加の年金。会社によって額が全然違うんだけど、大企業なら結構手厚い企業年金が用意されてることが多いです。だから「将来のことを考えると、大企業に入った方が有利」って言われたりするわけですね。

年金の大切さをもう一度考える

さてここまでで、年金が「3階建て」で、国全体を支える大事な仕組みだってことがわかってきたと思います。でも「自分はまだ若いし、年金なんて関係ない」って思ってませんか?それは大間違い。今この瞬間も、年金は自分たちの親や祖父母を支えてるんです。

お年寄りたちが今生活できてるのは、年金があるからです。その年金は誰が払ってるかというと、今働いてる人たちです。親が給料から引かれてる年金で、祖父母が生活してる。そういう関係なんですよ。だから「年金は親の問題」じゃなくて「自分たちの問題」なんです。

実は日本は今、深刻な「少子高齢化」という問題を抱えてます。つまり、若い人が減って、お年寄りが増えてるってことです。昔は、お年寄り1人を若い人10人が支えてた。でも今は、お年寄り1人を若い人3人くらいで支えなきゃいけない。将来的には、さらに若い人の負担が増えるかもしれない。だからこそ、今から年金のことを理解して、自分たちの将来に備えることが大切なんです。

年金をもらい始めるまでの流れ

年金がどうやって自分のところに届くのか、流れを知ってると、より理解が深まるよ。

働く人たちが払う

給料をもらうと、そこから自動的に年金が引かれます。会社員なら厚生年金こうせいねんきんが給料天引き。自営業の人や学生なら、自分で基礎年金の保険料を払います。こうやって集められたお金が、年金機構という国の機関で管理されるんです。

年金機構が管理・運用

集めたお金は、そのまま保管されるわけじゃなくて、運用されます。つまり、「このお金をどうやって増やすか」を考えるわけですね。株を買ったり、債券を買ったり、いろいろな投資をして、お金を少しずつ増やしていく。そのおかげで、年金額が極端に減らないようにしてるんです。

今のお年寄りに配られる

集めたお金のほとんどは、今年をとった人たちに配られます。これが「世代間の助け合い」のメインの部分。今働いてる自分たちが払ったお金で、親の親の世代が生活できてるんです。

自分が65歳になったらもらえる

40年後、自分たちが65歳になった時、今の若い人たちが払った年金で、自分たちが生活する。この循環が永遠に繰り返されるんですね。

年金制度の今後の課題と可能性

年金制度って完璧かっていうと、そんなことはありません。実は今、いろんな課題があるんです。

一番大きな問題は、さっきも言った「少子高齢化」。若い人が減ってるから、払う人が減ってるのに、もらう人は増えてる。これって、ピラミッドの上が重くなってるのと一緒。バランスが崩れると、制度がうまく回らなくなっちゃうんです。だから政府は、受け取り開始年齢を65歳から70歳、75歳に上げるっていう案も出してます。「もらえる年齢が上がるかもしれない」って聞いたことありませんか?それはそのせいです。

また、「年金だけで生活できるか」という問題もあります。今のお年寄りが年金だけで生活できるかというと、かなり厳しいんです。だから子ども世代に助けてもらったり、貯金を取り崩したり、働き続けたりしてる人も多い。将来自分たちがもらえる年金額がもっと少なくなったら、どうやって生活するか…それも考えておく必要があるんです。

だからこそ、今の若い世代(皆さんの世代)には、「年金だけに頼らない」という視点が大切。年金はベースとして、そのうえで自分で貯金したり、投資したり、スキルを磨いたりして、複数の収入源を持つことが重要になってくるんです。

ただ絶望的に考える必要はありません。政府も改革しようとしてるし、新しい投資信託とか、個人で年金を増やせるしくみ(iDeCoとかNISAとか)も出てきてます。つまり「年金だけに頼らず、自分で動いて準備する人は、安心できる将来を作ることができる」ということですね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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