兼業って何?わかりやすく解説

「仕事を2つ掛け持ちしている人って、どうやって生活してるんだろう?」って思ったことない?最近、会社員なのに別の会社でも働いてたり、本業を持ちながら農業もやってたりする人が増えてきてるんだよね。そういう働き方のことを「兼業」って言うんだけど、副業ふくぎょうとはちょっと違うし、法律や会社のルールとも深く関係してる。この記事を読めば、兼業ってどういうことなのか、副業ふくぎょうと何が違うのか、始めるときに何を気をつければいいのかがぜんぶわかるよ。

兼業って、要するに「仕事を2個やること」ってこと?副業ふくぎょうと何が違うの?

いい質問だね!実は、兼業副業ふくぎょうは似てるようで少し意味が違うんだ。兼業っていうのは「メインの仕事をしながら、別の仕事もする」こと全般を指す言葉で、つまり2つ以上の仕事を同時にこなしているということ。一方で副業ふくぎょうは「メインの仕事の収入をサポートする”サブ”の仕事」っていうニュアンスが強いんだよね。兼業は片方がメインかどうかを問わないから、より広い概念なんだ。
じゃあ、農家をやりながら会社員もやってる人は兼業農家ってこと?

そうそう、まさにその通り!農業の世界だと昔からよく使われる言葉でね、農業をやりながら会社や工場でも働いている人のことを兼業農家って呼ぶんだ。農業だけじゃ収入が不安定なこともあるから、安定した給料をもらえる仕事と組み合わせてる人が多いんだよ。農業に限らず、「本業+別の仕事」という組み合わせ全体が兼業って覚えておくといいよ。
会社員が兼業するのって、会社に黙ってやってもいいの?なんか怒られそう…

これ、すごく大事なポイントだよ!会社によっては就業規則(つまり「会社のルールブック」のこと)で兼業を禁止していたり、事前に申請が必要なことがあるんだ。黙ってやってバレると、最悪の場合クビになることもある。ただ、2018年に国が「副業ふくぎょう・兼業の促進に関するガイドライン」を出してから、兼業を認める会社がどんどん増えてきてるんだよ。まずは自分の会社のルールを確認するのが鉄則だね。
兼業するとお金(税金とか)の面でも何か変わるの?

変わるよ!兼業で別の収入が年間20万円を超えたら、確定申告かくていしんこく(つまり「自分で1年分の収入と税金を計算して国に報告する手続き」のこと)が必要になるんだ。会社員は普通、会社が税金の手続きを全部やってくれる「年末調整ねんまつちょうせい」で完結するんだけど、兼業収入がある人はそれじゃ終わらないんだよね。ちょっと面倒に感じるかもしれないけど、きちんとやらないとペナルティがあるから要注意だよ。
📝 3行でまとめると
  1. 兼業とは本業と並行して別の仕事もする働き方で、副業ふくぎょうより広い概念として使われている
  2. 会社員が兼業する場合は就業規則の確認が必須で、無断でやると懲戒処分になることもある
  3. 兼業収入が年20万円超なら確定申告かくていしんこくが必要になるため、税金の管理もセットで考えることが大切
目次

もうちょっと詳しく

兼業という言葉は、法律で明確に定義されているわけじゃないんだけど、一般的には「メインの仕事(本業)を持ちながら、別の仕事も並行してこなす働き方」のことを指すよ。農業の世界では「兼業農家」という言葉が昔から使われてきたし、最近は会社員が他の会社でも働く「ダブルワーク」や「複業」なんて呼び方も出てきてる。政府が2018年にガイドラインを公表してから、企業側も「社員の兼業を認めましょう」という流れが広まって、大手企業でも兼業OKにするところが増えてきたんだ。収入を増やしたい・スキルアップしたい・やりたいことを仕事にしたい、という人にとって兼業はすごく魅力的な選択肢になってきてるよ。

💡 ポイント
兼業・副業ふくぎょう・複業はぜんぶ似てるけど微妙にニュアンスが違う!「兼業」が一番広い概念だよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「法律で兼業は禁止されてないから、会社に言わなくてOK」
→ 法律的にはOKでも、会社の就業規則で禁止・申請必須になっているケースが多い。黙ってやると懲戒処分の対象になりうる。
⭕ 「法律より先に、まず自分の会社のルールを確認する」
→ 就業規則を読むか、人事部門に確認してから動くのが正解。会社がOKならそこで初めて法律や税金のルールを確認しよう。
なるほど〜、あーそういうことか!

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兼業とは?副業ふくぎょう・複業との違いをわかりやすく解説

兼業の基本的な意味

「兼業」という言葉を分解すると、「兼ねる(かねる)」+「業(仕事)」で、複数の仕事を同時にこなすことを意味してるよ。たとえば、週5日は会社員として働きながら、週末には自分の農地で米を作って販売している人は立派な兼業者だ。あるいは、昼間はデザイン会社に勤めながら、夜や休日にフリーランスとしてロゴ制作を受けている人も兼業に当たるんだよ。

ポイントは「どちらが本業でどちらがサブ」という区別をそこまで問わないところ。2つとも同じくらい本気でやってるケースもあれば、片方がメインで片方は補助的な位置づけのケースもある。どちらも「兼業」という言葉で表現されるんだ。

副業ふくぎょう・複業との違い

似たような言葉に「副業ふくぎょう」と「複業」があるよ。整理してみると、こんな感じ。

  • 兼業:本業の有無に関係なく、仕事を複数持つことの総称。農業との組み合わせでよく使われる。
  • 副業ふくぎょう:「メインの仕事(本業)の収入を補うサブの仕事」というニュアンスが強い。本業あってこその副業ふくぎょう
  • 複業:複数の仕事をどれも「本業級」として並列でこなすイメージ。比較的新しい言葉で、フリーランスや専門職に使われることが多い。

日常会話では「副業ふくぎょう」と「兼業」はほぼ同じ意味で使われることも多いけど、厳密には兼業の方が広い意味を持ってるよ。会社の就業規則には「副業ふくぎょう・兼業の禁止」とまとめて書かれているケースも多いから、どちらの言葉が使われていても「外で別の仕事をしてはいけない」と読み替えて考えると安全だね。

兼業が増えている理由──時代の流れと社会の変化

政府が後押しした「働き方改革」

2018年、厚生労働省(国の省庁のひとつ)が「副業ふくぎょう・兼業の促進に関するガイドライン」を公表したんだ。これはつまり「会社員が別の仕事もするのを、企業はできるだけ認めていきましょう」という国からのメッセージだよ。それまでは「会社員が兼業なんてもってのほか」という文化が強かったけど、このガイドラインをきっかけに、大手企業でも社員の兼業・副業ふくぎょうを解禁する動きが加速していったんだ。

その背景には「一つの会社に頼りきった働き方だと、会社が倒産したときに困る」「社員が外で経験を積んできてくれる方が、会社にとってもプラス」という考え方の変化があるよ。昔は「会社への忠誠心=その会社だけで働くこと」だったのが、今は「複数の場で活躍できる人材が強い」という時代になってきてるんだよね。

収入の不安定化とリスク分散の意識

物価が上がっているのに給料が上がらない、正規雇用が減って非正規雇用が増えている、といった経済的な背景も兼業増加の大きな理由だよ。一つの仕事だけに頼ると、その仕事がなくなったときにいきなり収入ゼロになっちゃう。でも2つの仕事をかけ持ちしていれば、片方が減っても片方でカバーできる。これはリスク分散、つまり「危険を一か所に集中させないこと」の考え方と同じだね。

ちょうど「貯金は1つの銀行だけじゃなく分けて持とう」っていうのと同じ感覚で、収入源を複数持っておくことで生活の安定を守れるんだ。特にコロナ禍で「会社員でも急に仕事がなくなることがある」と痛感した人が増えてから、兼業への関心はさらに高まったよ。

スキルアップ・自己実現の手段としての兼業

お金だけじゃなく「やりたいことをやりたい」という動機で兼業を選ぶ人も増えてるよ。たとえば、本業はIT企業のエンジニアだけど、週末は好きな料理を活かしてケータリングサービスをやっている人。普通の会社員だけど、地元のNPOと関わりながら教育支援の活動もしている人。こういう人たちは必ずしも収入のために兼業してるわけじゃなくて、「本業では経験できないことをやりたい」「社会に別の形で貢献したい」という気持ちが原動力になってるんだ。

兼業のメリット──何がいいの?

収入が増える

一番わかりやすいメリットはやっぱりこれ。本業の給料だけじゃ足りない分を兼業で補えるから、生活の余裕が生まれるよ。たとえば、月給25万円の会社員が週末のアルバイトや業務委託ぎょうむいたくで月5〜10万円を追加で稼げれば、年間で60〜120万円の差になる。これを貯金に回したり、自己投資に使ったりできるのは大きいよね。

スキルと経験の幅が広がる

本業だけでは関われない業界・職種・技術に触れることができるのも兼業の魅力だよ。営業職として会社に勤めながら、プログラミングを学んでWEB制作の兼業をしている人は、営業スキルとIT知識の両方を持つ珍しい人材になれる。「つぶしがきく」つまり別の仕事でも通用するスキルを積み上げられるのは、長い目で見ると大きなアドバンテージになるんだよね。

人脈・ネットワークが広がる

本業の会社だけにいると、知り合う人の範囲がどうしても限られる。兼業を通じて別の業界や組織に関わると、まったく違うバックグラウンドを持つ人たちと出会える。その出会いが、将来的に独立するときや転職するときに大きな力を発揮することもあるよ。人脈、つまり「仕事で助け合える知り合いのネットワーク」は、一朝一夕では作れない財産なんだ。

本業へのフィードバックになることも

兼業で得た経験や視点が、本業に活きることもあるよ。外の世界を知ることで「自分の会社のここはいいところだ」「こんな方法を取り入れたら改善できる」という気づきが生まれることがある。企業側が兼業を解禁し始めたのも、こういう「外での経験が社内のイノベーションにつながる」という期待があるからなんだよね。

兼業のデメリット・リスク──気をつけることは?

体力的・時間的な負担が大きくなる

当然だけど、1つの仕事でも大変なのに2つこなすのは体力的にきつくなる可能性があるよ。仕事が終わってから別の仕事をしたり、休日を兼業に使ったりすると、休む時間が削られていく。睡眠不足や疲労の蓄積は、本業のパフォーマンスを落とすことにもつながるから注意が必要だよ。特に始めたばかりのころは「やっぱりきつい」と感じる人も多いから、最初は少ない時間から無理なく始めるのが大事だね。

本業への影響・情報漏洩のリスク

兼業先が本業と同じ業界だったり、競合する会社だったりする場合は、本業の会社に損害を与えてしまうことがある。たとえば、本業の会社の顧客情報や技術情報を兼業先に持ち出してしまうのは絶対NGで、これは法律的にも問題になる。また、兼業に時間とエネルギーを取られて本業がおろそかになると、上司や同僚からの信頼を失うことにもつながるよ。「本業がちゃんとできてこその兼業」という意識が大切だね。

確定申告かくていしんこくなどの事務手続きが発生する

兼業で得た収入が年間20万円を超えると、自分で確定申告かくていしんこくをしなければいけないよ。確定申告かくていしんこくとは「1年間に自分が稼いだお金をまとめて国に報告して、正しい税金を納める手続き」のことだ。会社員は通常、会社が代わりにやってくれる「年末調整ねんまつちょうせい」だけで済むけど、兼業収入がある場合はそれだけじゃ終わらない。e-Taxというオンラインシステムを使えばそこまで難しくないけど、初めてだと戸惑う人も多いから、早めに準備しておくといいよ。

兼業を始める前に確認すること

就業規則を必ず確認する

まず絶対にやるべきことは、自分が勤めている会社の就業規則を読むことだよ。就業規則とは「会社のルールブック」のことで、たいていは会社のイントラネット(社内のネットワーク)や人事部門から取り寄せられる。「副業ふくぎょう・兼業」「二重就労」などのキーワードで検索してみよう。

  • 兼業禁止の会社:バレたら懲戒処分や解雇になる可能性がある。会社に交渉するか、転職を視野に入れることも。
  • 事前申請が必要な会社:申請書を出して承認を得てから始めること。黙ってやるのはNG。
  • 届け出不要・自由にOKな会社:この場合も、本業への支障がないように自己管理が大切。

最近は「兼業・副業ふくぎょうを推奨する」と明記している会社も増えてきたよ。就業規則が古くてよくわからない場合は、人事担当者に直接確認するのが一番確実だね。

社会保険・税金のルールを把握する

兼業で別の会社に雇われて働く(アルバイトや契約社員など)場合、一定の条件を満たすと社会保険に二重加入しなければいけないことがあるよ。社会保険とは「病気・ケガ・老後などのリスクに備えるための保険制度」のこと。2カ所から給料をもらう場合は、どちらの会社でも加入条件を満たすと両方で保険料を払うことになるんだ。

また、兼業収入がフリーランス(業務委託ぎょうむいたく)として得たお金なら、経費(仕事に必要な費用)を差し引いた利益が20万円超で確定申告かくていしんこくが必要になる。事前に税理士さんや税務署ぜいむしょの無料相談を利用して、自分のケースに合ったやり方を確認しておくと安心だよ。

自分のキャパシティを正直に見極める

最後に、一番大事かもしれないのが「自分にとってちょうどいい兼業の量」を知ること。最初は「週10時間くらいでやってみよう」と小さく始めて、体力的・精神的に無理がないかを確認しながら少しずつ増やしていくのが賢いやり方だよ。友だちが兼業でうまくいってるからといって、いきなり同じ量をこなそうとすると、本業も兼業もどちらも中途半端になってしまうことがある。自分のペースで、無理なく続けられる兼業のカタチを見つけることが長続きの秘訣だよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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