会社の営業成績を見るとき、「営業利益」ばっかり注目していませんか?でも実は、本業以外のところからも利益が生まれるんだよ。それが「営業外利益」。この記事を読めば、会社がどうやって二重三重に稼いでいるのかが見える世界になるよ。
- 営業外利益は、本業以外のところ(利息や配当など)から生まれた 儲け のこと
- 利息収入・配当金収入・売却益など、色々な種類の 営業外利益 がある
- 毎年安定しないので、企業の実力を判断する時は 営業利益 の方が重要
もうちょっと詳しく
営業外利益を理解するには、まず企業の利益構造を知ることが大事だよ。会社の利益は「営業利益」と「営業外利益」の2つに分かれてる。営業利益は、自分たちが持ってる商品やサービスを売って稼いだ利益。営業外利益は、その側面の活動から生まれた利益。たとえば、テレビ局の営業利益は広告収入だけど、営業外利益は番組制作会社の株式配当かもしれない。2つを合わせることで、企業全体の稼ぎの力が見えてくるんだ。
営業利益+営業外利益=経常利益。この式をおさえれば、決算書が読みやすくなるよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 実は逆。営業外利益が大きいってことは、本業が弱くて、投資や金融で何とか利益を稼いでる可能性もあるんだ。
→ 本業がしっかり稼いでることが、企業の実力の証拠。営業外利益はあくまでプラスアルファくらいに考えよう。
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営業外利益は何がキホン?本業と副業の考え方
企業の活動を「本業」と「副業」に分けて考えると、営業外利益がわかりやすくなるよ。本業っていうのは、その企業が主にやってることね。自動車会社なら車を作ること、飲食店なら食事を提供することだ。その本業から生まれた利益が営業利益。一方、副業みたいなものが営業外利益。自動車会社が工場の敷地の一部を貸して家賃をもらったり、銀行にお金を預けて利息をもらったり、そういう本業じゃない活動から生まれる利益のことだね。
だからね、営業外利益は「余ったお金を活用して、さらに稼ぐ」っていう活動から生まれてるんだ。企業がいっぱい儲けたお金を寝かせておくのはもったいない。だから銀行に預けたり、別の会社の株を買ったり、有価証券に投資したりして、そこからも利益を引き出そうとするわけ。これはね、君たちの生活でも同じだよ。君がお小遣いをもらって、余ったお金を友達に貸したら利息をもらう、みたいな感じだね。本業(学校の手伝いとか)とは別のところから、お金を生み出す仕組みを作ってるわけだ。
ただしね、この営業外利益は不安定なんだ。なぜなら、世の中の経済状況に左右されやすいから。株価が下がったら配当金が減るし、金利が下がったら利息も少なくなる。だから企業の健全性を判断するときは、営業外利益よりも営業利益をもっと重視するんだよ。営業外利益は『おまけ』くらいの感覚を持つといい。
営業外利益の種類って、本当にいっぱいあるんだ
営業外利益には、実はいろんな種類があるんだ。大きく分けると、金融活動から生まれるものと、資産の売却から生まれるものの2つだね。
まず、金融活動から生まれる営業外利益をみていこう。最も身近なのが利息収入。企業がお金を銀行に預けたら利息がもらえるでしょ。これが営業外利益になるんだ。あとは配当金収入。別の企業の株を持ってると、その企業が配当金を払うことがあるんだよ。例えば、大きな会社が中小企業の株を買ってたら、その中小企業が年1回配当金を払う。そういう配当金が営業外利益に入るわけ。
次に、資産の売却から生まれる営業外利益。これはね、企業が古い工場や建物を売ったときに出ることが多いんだ。例えば、20年前に1000万円で買った建物が、1500万円で売れたとしよう。その差の500万円が利益として計上される。これも営業外利益の一種だね。ほかには、有価証券(つまり、企業が買った他社の株や债券みたいな金融商品)を売ったときの利益も営業外利益に入る。
さらに、珍しいけど大事な営業外利益もあるんだ。例えば、受取手数料。これは、企業が他社にサービスを提供したときの手数料のこと。本業じゃない活動として、企業がコンサルティング料をもらったりするんだよ。あるいは、政府から補助金をもらうことだってある。これも営業外利益に計上されることがあるんだ。
こう見てくると、営業外利益って企業の『資産活用の力』を表してるんだと思わない?余ったお金をどうやって有効活用して、さらに儲けるか。それが営業外利益として表れるわけね。だから、営業外利益が大きい企業は、資金管理が上手で、複数の収入源を持ってる企業だと言えるんだ。
営業利益と営業外利益の違いを、図解なしで理解する
営業利益と営業外利益の違いを整理する最高の方法は、実例を使うことなんだ。ここでは、ある食品会社を想定してみよう。
この会社の営業利益は、自分たちが製造した食品(例えば、ラーメンだとしよう)を売ったときの利益だね。ラーメンの売上から、材料費とか従業員の給料とかの『営業費用』を引いたものが営業利益。つまり、本業の『ラーメン事業』で稼いだ利益だ。
一方、営業外利益はどうか。例えば、この会社が銀行に1億円を定期預金したとしよう。年間の利息が50万円もらえたなら、その50万円が営業外利益だ。あるいは、この会社が昔買った別の食品会社の株を持ってて、その企業が配当金を100万円払ったら、その100万円も営業外利益だね。
ここで大事なポイントは、営業利益と営業外利益は『出どころが違う』ってことだ。営業利益は本業の商品を売ることで生まれるけど、営業外利益はお金をお金で稼ぐことで生まれてる。だから、営業外利益がいっぱいあっても、本業がうまくいってないなら、企業は危ないんだよ。なぜなら、配当金だって利息だって、世の中の経済情勢で変わっちゃうからね。本当に強い企業は、営業利益で しっかり稼いでる企業なんだ。
経常利益っていう言葉も出てくるけど、これはね、営業利益に営業外利益を足して、営業外費用を引いたものなんだよ。つまり、営業利益+営業外利益-営業外費用=経常利益ってわけだ。営業外費用っていうのは、本業じゃない活動で出た費用のこと。例えば、借金の利息とか、有価証券の損失とかだね。だから、企業がどれだけの『通常の経営活動』で稼いでるかを表すのが経常利益ってわけなんだ。
営業外利益が出てくる仕組みを、仕訳から理解する
ここからは、ちょっと会計的な話になるけど、営業外利益がどうやって帳簿に載るのかを見ていこう。会社の会計では『仕訳』っていう記録方法があるんだ。つまり、お金が動いたときに、どうやって帳簿に書き込むかっていうやり方だね。
例えば、銀行に1000万円を預けて、1年後に1005万円になってたとしよう。利息は5万円だね。この場合の仕訳は、『銀行預金が5万円増えた』『利息収入(営業外利益)が5万円』という形で記録されるんだ。つまり、営業外利益として認識されるわけ。
次に、配当金をもらう場合を考えよう。他社の株を買ってて、その企業から配当金として10万円をもらったとしよう。この場合の仕訳は、『現金が10万円増えた』『配当金収入(営業外利益)が10万円』となる。やっぱり営業外利益として記録されるんだね。
さらに、資産を売却する場合。古い建物を2000万円で売ったけど、その建物は帳簿に1500万円って書いてあったとしよう。そしたら、売却益は500万円。仕訳は『現金が2000万円増えた』『建物という資産が1500万円減った』『売却益(営業外利益)が500万円』って形になるんだ。
この流れをみるとね、営業外利益って本当に『副業の儲け』なんだなって気がつくんじゃないかな。本業の営業活動じゃなくて、資産運用や資産の売却から出てくる利益だから、営業外利益って呼ばれるわけなんだ。だから、会計の仕訳の観点からも、営業外利益は営業利益とは別の『科目』として扱われるんだよ。
営業外利益が大きい企業と小さい企業、どっちが優秀?
ここで一つ、よくある質問に答えておきたいんだ。営業外利益が大きい企業と小さい企業なら、どっちが優秀かってことだね。
実は、これは『営業外利益がいっぱいあるから優秀』とは限らないんだ。むしろ、営業外利益が異常に大きい企業は『本業が弱いから、投資や資産運用で何とか利益を稼いでる』って場合だってあるんだよ。例えば、営業利益は100万円だけど、営業外利益が1000万円ある企業だったら?本業は全然儲けてなくて、株式配当や金融商品で何とか利益を出してるってわけだね。これって、ちょっと危ない状況だと思わない?
反対に、営業外利益が小さい企業でも、営業利益が大きければ、その企業は本当に力のある企業なんだ。なぜなら、本業で十分に儲けてるってことだから。投資家や銀行は、営業外利益よりも営業利益をもっと重視するんだよ。営業利益が大きいってことは、『その企業の本当の力』を示してるからね。
だから、営業外利益を見るときは『どれくらいの額か』じゃなくて『営業利益に対してどれくらいの割合か』を見ることが大事なんだ。営業利益の10倍以上の営業外利益がある場合は、ちょっと危なそう。逆に、営業利益がしっかりあって、営業外利益がその1割程度ってのが、バランスの取れた優秀な企業だと言えるんだ。
まとめると、営業外利益の大きさよりも『営業利益と営業外利益のバランス』が大事ってわけだね。本業で稼ぐ力があって、さらに資産運用でも儲けてる企業が、本当に強い企業なんだよ。
