「あの会社、売上100億円で大企業じゃん!」って聞いたとき、「すごい会社なんだ」って思ったことない?でも実は、売上が大きくても全然稼げていない会社もあるんだよ。逆に、小さい会社なのに「めちゃくちゃ儲かってる」ってこともある。この2つの違いを見分けるのに使われるのが「営業利益率」っていう数字なんだ。この記事を読めば、営業利益率の意味・計算方法・使い方が全部わかって、ニュースで会社の話が出たときに「あ、この会社って実はどうなの?」って自分で判断できるようになるよ!
- 営業利益率は「売上のうち本業で稼いだお金の割合」を表すパーセントで、会社の収益力がわかる指標だよ
- 計算式は 営業利益 ÷ 売上高 × 100 で、数字が高いほど効率よくコストを抑えて稼げている会社だよ
- 何%が良いかは業界によって異なるので、同じ業界の会社と比べたり、年度ごとの推移を見たりすることが大切だよ
もうちょっと詳しく
営業利益率を正しく理解するには、「営業利益」の計算の流れを知っておくと便利だよ。まず売上高から「売上原価」(つまり商品を作ったり仕入れたりするために直接かかったコストのこと)を引いたものを「売上総利益(粗利)」と言うよ。次にそこから「販売費及び一般管理費」(つまり広告費・人件費・家賃・水道光熱費など、会社を運営するためにかかる費用全般のこと)を引いたものが「営業利益」になるんだよ。この営業利益が売上全体の何%なのか、それが営業利益率。売上が何百億円あっても、コストがそれを上回れば営業利益率は低くなるし、小さい会社でもコストをうまく管理すれば高い営業利益率を出せるんだよ。ここが「売上の大きさ=会社の強さじゃない」と言われる理由なんだよね。
営業利益率=営業利益÷売上高×100。コストを抑えれば抑えるほど、この数字は高くなるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 売上が大きくても、コストがそれ以上にかかっていれば営業利益率はむしろ低くなるよ。売上1兆円の会社でも、コストが9900億円なら営業利益率はわずか1%だよ。
→ 営業利益率はコストをどれだけ効率よく抑えて稼いでいるかを見る指標。売上が小さくても、コスト管理が上手な会社は高い営業利益率を出せるんだよ。
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営業利益率とは?まずは基本を理解しよう
「営業利益率」をひとことで言うと?
営業利益率っていうのは、「会社が売り上げたお金のうち、本業でどれだけ利益を出せたか」をパーセント(%)で表した数字だよ。
たとえば、お菓子屋さんが1ヶ月で100万円売り上げたとして、材料費・スタッフの給料・お店の家賃などを全部合わせたコストが85万円だったとしよう。このとき残る15万円が「営業利益」で、営業利益率は15万円 ÷ 100万円 × 100 = 15% になるよ。
この15%という数字は、「売上100円につき15円が本業の利益として残る」という意味なんだよね。この数字が高いほど、少ないコストでたくさん稼げている、つまり「効率のいい会社」ってことがわかるんだよ。
「営業利益」って何?売上と何が違うの?
ここを混同しちゃう人が多いから、しっかり整理しておくよ。
まず「売上高」っていうのは、お客さんからもらったお金の合計。ただのお金の入金額だよ。でも当然、商品を作るお金・従業員に払うお給料・お店の家賃・広告費など、いろんなコストがかかるよね。
そのコストを全部引いた後に残るのが「営業利益」(つまり本業で稼いだ純粋な儲けのこと)だよ。「本業で」というのがポイントで、株の売買で得た利益とか、土地を売ったときのお金とかは含まないんだよ。
日常生活に例えると、アルバイトで月5万円稼いだとして(=売上高)、交通費・食事代・仕事の道具代で1万円使ったら(=コスト)、手元に残る4万円が営業利益のイメージだよ。そして4万円 ÷ 5万円 × 100 = 営業利益率80%ってことになるんだよね。アルバイトの効率を数字で表せるってちょっとおもしろいでしょ。
営業利益率の計算方法をマスターしよう
計算式はこれだけ!
難しそうに聞こえるけど、計算式はシンプルだよ。
営業利益率(%)= 営業利益 ÷ 売上高 × 100
これだけ。覚えちゃおう!
そして営業利益を求めるには、こういう流れになるよ。
- 売上高 − 売上原価 = 売上総利益(粗利)
- 売上総利益 − 販売費及び一般管理費 = 営業利益
「売上原価」(つまり商品を作ったり仕入れたりするために直接かかったコストのこと)と「販売費及び一般管理費」(つまり広告費・人件費・家賃・水道光熱費など、会社全体を動かすためにかかるコスト全般のこと)の2種類を引けば営業利益が出るんだよ。
具体的な数字で計算してみよう
実際の数字で計算してみよう。架空のカフェ「コーヒー太郎」を例にするよ。
- 売上高:1,000万円(コーヒーや食べ物を売ったお金の合計)
- 売上原価:400万円(コーヒー豆・食材の仕入れコスト)
- 販売費及び一般管理費:500万円(家賃・人件費・広告費など)
→ 売上総利益 = 1,000万円 − 400万円 = 600万円
→ 営業利益 = 600万円 − 500万円 = 100万円
→ 営業利益率 = 100万円 ÷ 1,000万円 × 100 = 10%
このカフェは売上の10%が本業の利益として残っているってことだよ。コーヒー1杯500円を売ったとしたら、50円が会社の利益になるイメージだね。逆に言うと、残りの450円はコストとして消えていってるってことだよ。
営業利益率はどこで調べられるの?
上場企業(つまり株式市場に株が公開されている会社のこと)なら、「IR情報」(つまり会社が投資家向けに公開している財務データのこと)として決算資料が公式サイトに載っているよ。「〇〇 IR 決算」で検索すると出てくるから、気になる会社があったら調べてみてね。「損益計算書」という資料に売上高・営業利益が載っていて、自分で計算できるよ。
営業利益率が高い・低いとどういう意味?
営業利益率が高い会社の特徴
営業利益率が高い会社は、一言で言うと「コストを抑えて効率よく稼いでいる会社」だよ。
たとえばゲームやソフトウェアを作る会社を想像してみよう。ゲームを1本作るには最初に開発コストがかかるけど、一度作ってしまえばダウンロード販売なら追加コストがほぼゼロで何万本でも売れるよね。製造コストや在庫リスクがないから、売上が増えれば増えるほど利益率が上がっていくんだよ。こういうビジネスは営業利益率20〜30%以上になることもあるんだよ。
また、強いブランド力を持っている会社も営業利益率が高い傾向があるよ。同じような商品でも「このブランドだから」という理由で高い値段で売れるから、コストが変わらなくても利益率がグンと上がるんだよね。
営業利益率が低い会社は「ダメな会社」なの?
営業利益率が低くても、必ずしも「ダメな会社」ってわけじゃないよ。業界によっては、そもそも利益率が低いのが普通だったりするんだよね。
たとえばスーパーやコンビニ。食品を安く大量に売るビジネスだから、仕入れコストも大きくて、営業利益率は1〜3%程度が一般的なんだ。でも、たくさんのお客さんが来て大量に売るから、全体の利益の金額(金額でいう「営業利益額」)はしっかり大きくなるんだよ。
ただし、同じ業界の中で他社より営業利益率が低い場合は要注意。それはコストの管理が甘いか、価格競争に負けているサインかもしれないからね。
業界別の目安を知っておこう
参考として、業界ごとのおおよその営業利益率の目安を紹介するよ。あくまで目安だから参考程度にしておいてね。
- ソフトウェア・IT系:15〜30%(コストが低く、スケールしやすいビジネス)
- 製薬・医薬品:15〜25%(特許で競争が少ない期間は高利益)
- 外食産業:3〜8%(食材・人件費・家賃が重くなりやすい)
- 小売・スーパー:1〜4%(薄利多売ビジネスが基本)
- 製造業:5〜10%(業種によって幅が大きい)
こんなふうに業界によって全然違うから、「営業利益率10%」って聞いたとき、その会社が何の業界かを先に確認することが大事なんだよ。
営業利益率を使って会社を分析してみよう
同業他社と比べることが一番大事
営業利益率を見るとき、一番役に立つ使い方は「同じ業界の会社と比べること」だよ。
たとえば、コンビニのA社とB社があるとして、A社の営業利益率が3%、B社が1.5%だったとしよう。コンビニ業界の平均が2%くらいなら、A社は「業界平均より効率よく稼いでいる優秀な会社」で、B社は「ちょっとコスト管理に問題があるかも」ってわかるんだよ。
逆に、コンビニのA社(3%)とIT企業のC社(25%)を比べて「C社のほうが断然いい!」と判断するのは間違いだよ。業種が全然違うんだから当然の差であって、それは会社の優劣を示しているわけじゃないんだよね。
年度ごとの変化を追うことも大事
同業他社との比較に加えて、「その会社の営業利益率が年々どう変わっているか」を見ることも重要だよ。
たとえば5年前は5%だった会社が、毎年少しずつ上がって今は10%になっていたとしよう。これは「コスト削減や効率化が進んでいて、会社がどんどん強くなっている」サインだよ。逆に毎年下がっているなら、「競争が激しくなってコストが増えているか、値下げ競争に巻き込まれているか」というサインかもしれないんだよ。
株式投資や就職先選びのときに「この会社、大丈夫かな?」って調べるとき、こうやって営業利益率の推移を3〜5年分見てみると、会社の方向性がわかってくるよ。
他の利益率と組み合わせて見よう
実は利益率には営業利益率以外にもいくつか種類があるんだよ。
- 売上総利益率(粗利率):売上から仕入れコストだけを引いた利益の割合。商品そのものの儲けやすさを見るよ。
- 営業利益率:本業全体の効率を見る(今回の指標!)。
- 当期純利益率:税金や特別な損益も全部含めた最終的な利益の割合。
これらを組み合わせると、より詳しく会社の状況が見えてくるよ。たとえば「粗利率は高いのに営業利益率が低い」会社は、「商品自体の利益は出てるのに、広告費や人件費を使いすぎているのかも」って読み解けるんだよね。数字の組み合わせで会社のどこに問題があるかが見えてくるのが、財務分析のおもしろさだよ。
営業利益率を上げるためにはどうすればいい?
方法は大きく2つある
営業利益率を上げる方法は、シンプルに考えると2つしかないんだよ。
①売上を増やすか、②コストを下げるか、だよ。
でも「売上を増やせばいい」というのは、実は意外と単純じゃなくてね。たとえば売上を増やすために広告費を大量に使ったら、コストも同時に増えるから営業利益率は変わらない(もしくは下がる)ってこともあるんだよ。だから多くの会社が目指すのは「コストを下げながら売上を維持・増加させること」なんだよね。
コストを下げる具体的な方法
コストを下げる方法は、大きく分けて「売上原価を下げる」と「販売費・一般管理費を下げる」の2種類があるよ。
- 仕入れ先の見直し:もっと安く仕入れられる業者に変えたり、大量購入で単価を下げたりすること
- 業務の自動化・効率化:人がやっていた作業をシステムやAIに任せて人件費を削減すること
- 無駄な広告費の削減:効果の低い広告をやめて、費用対効果の高い方法に絞ること
- 在庫管理の改善:売れ残りを減らして、余計な廃棄コストや保管コストを下げること
たとえばあるファストフードチェーンが券売機・セルフオーダーを導入したとしよう。注文を受けるスタッフの数を減らせるから、人件費というコストが下がって営業利益率が上がるんだよ。「最近セルフレジ多いな」と思ったとき、その裏には営業利益率を上げようとする経営判断があるんだよね。
売上を増やしながら利益率も上げる方法
もっとスマートな方法は、「コストをあまり増やさずに売上を増やすこと」だよ。これを「スケールする」とも言うよ。
たとえばYouTubeで動画を作って広告収入を得るビジネスを考えてみよう。動画1本を作るコストはほぼ固定で、再生数が増えれば増えるほど収入は増えるけど、コストはほとんど変わらないよね。こういうビジネスモデルは「スケールしやすい」(つまり売上が増えてもコストが比例して増えにくいということ)から、売上が増えると自動的に営業利益率も上がっていくんだよ。
また、付加価値(つまり「この商品だから高く払う価値がある」と思わせる特別な魅力のこと)を高めて商品の価格を上げることも効果的だよ。同じコストで作っていても、「高品質」「ブランド力」「希少性」があれば高く売れる。そうすると売上が増えてコストは変わらないから、営業利益率がグンと上がるんだよね。有名ブランドのバッグや人気カフェのコーヒーが高くても売れるのは、この「付加価値」があるからなんだよ。
営業利益率は、会社の経営者だけが気にする数字じゃなくて、就職先を選ぶ人・株を買う人・ビジネスを学ぶ人みんなが知っておくと役立つ指標なんだよ。気になる会社があったら、まず同業他社と比べてみて、次に過去3〜5年の推移を確認してみてね。その2ステップだけで、会社の「本当の実力」がぐっとわかるようになるよ!
