営業外収益って何?わかりやすく解説

会社の決算書を見ていると、「営業利益」とか「経常利益」とか、似たような言葉がたくさん出てきて「全部おんなじじゃないの?」って思ったことない?実は、会社のお金には「本業で稼いだお金」と「それ以外で稼いだお金」があって、その「それ以外」の部分を営業外収益って呼ぶんだよ。この記事を読めば、決算書の見方がぐっとわかりやすくなるよ。

「営業外収益」って、なんか難しそうな名前だけど、結局どういうこと?

簡単に言うと、会社の本業以外から入ってくるお金のことだよ。たとえばパン屋さんがあったとして、パンを売って稼ぐのが「本業の収益」。でも、パン屋さんが銀行に預けてる貯金から利子をもらったり、株をもってて配当金をもらったりするよね。そういう「本業とは関係ないところから入ってくるお金」が営業外収益なんだ。
じゃあ「営業外」って、「営業の外」ってこと?なんで外なの?

そのとおり!「営業」とは会社の本業・メインの事業活動のこと。スポーツで言うと「試合で点を取る」部分が営業で、「試合の後に売店でグッズを売る」のが営業外みたいなイメージ。本業の外側で生まれた収益だから「営業外収益」って呼ぶんだよ。
具体的にはどんなものが営業外収益に入るの?

代表的なものは3つ! まず受取利息(銀行預金や貸したお金に対してもらう利子)、次に受取配当金(株を持っていて会社からもらえる分け前)、そして為替差益(円とドルみたいに通貨を交換するときに生じる利益)。この3つが特に決算書によく出てくるよ。
営業外収益って、会社にとって大事なの?あってもなくてもいい感じ?

会社によってぜんぜん違うよ!本業だけで十分稼いでいる会社には「おまけ」くらいの感覚だけど、営業利益は低いのに営業外収益で助かってる会社もある。投資家は「本業が弱くて営業外で補ってる会社」と「本業も強くて営業外収益もある会社」をしっかり区別して見るんだ。だから決算書を読むとき、ここを見落とすと会社の本当の実力を見誤ることがあるよ。
📝 3行でまとめると
  1. 営業外収益とは、会社の本業以外から入ってくる収益のことだよ
  2. 代表的なものは受取利息・受取配当金・為替差益の3つ
  3. 決算書では経常利益を計算するときに使われる、重要な項目だよ
目次

もうちょっと詳しく

会社の決算書(損益計算書)では、上から順番に「売上高」→「営業利益」→「経常利益」と計算が進んでいくよ。「営業利益」は本業だけの儲けで、そこに「営業外収益」を足して「営業外費用」を引くと「経常利益」になるんだ。「経常」とは「毎年繰り返し起こる」という意味で、つまり経常利益は「本業+普段からやってる財務活動まで含めた定期的な儲け」を表すよ。銀行が融資するかどうか判断するときによく使う指標がこの経常利益で、だから営業外収益はその計算に欠かせないピースなんだよ。投資家も「営業利益と経常利益の差が大きい会社は財務活動が活発だ」と読み解くことができるから、この数字をちゃんと理解しておくと経済ニュースの見方が変わってくるよ。

💡 ポイント
営業利益+営業外収益-営業外費用=経常利益!この流れを覚えよう

⚠️ よくある勘違い

❌ 「営業外収益が多い会社は優秀な会社だ」
→ 本業が弱くて投資収益に頼っている場合もあるから、単純に「多い=良い」とは言えないよ
⭕ 「本業の強さは営業利益で、総合力は経常利益で見る」
→ 営業外収益はあくまで補助的な収益。本業の営業利益も一緒に確認することで、会社の実力を正しく判断できるよ
なるほど〜、あーそういうことか!

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営業外収益ってそもそも何?損益計算書の構造から理解しよう

「営業外収益」を理解するには、まず会社の決算書の中でも特に大事な損益計算書の仕組みを知ることが近道だよ。損益計算書というのは、「会社が一定期間(通常は1年間)でどうやってお金を稼いで、どれだけ儲けたか」を順番に記録した表のこと。学校のテストで言うと「問題ごとに何点取って、合計何点だったか」の記録みたいなイメージだよ。

損益計算書は大きく分けて次の流れで読んでいくよ。

  • 売上高:商品やサービスを売って入ってきた総収入
  • 売上原価:商品を作るためにかかったコスト
  • 売上総利益(粗利):売上高-売上原価
  • 販売費・一般管理費:広告費や人件費など運営コスト
  • 営業利益:売上総利益-販売費・一般管理費(本業の純粋な儲け)
  • 営業外収益:本業以外から入ってくる収益 ← ここが今回の主役!
  • 営業外費用:本業以外でかかる費用(例:借入金の利息)
  • 経常利益:営業利益+営業外収益-営業外費用

この流れを見ると、営業外収益は「営業利益」と「経常利益」の間にある橋渡しのような存在だとわかるよね。本業で10億円稼いでいる会社でも、預金の利息で1000万円入ってきたら、それが営業外収益として加算されて経常利益が増えるんだよ。

「営業」という言葉の意味を正確に理解しよう

ここでちょっと注意してほしいのが「営業」という言葉の意味。日常会話では「営業マン」とか「営業活動」とか言うと「お客さんに売り込みに行く仕事」のイメージがあるよね。でも会計・経理の世界での「営業」はもっと広くて、会社がメインとしている事業活動全体のことを指すんだよ。

たとえばトヨタだったら「車を作って売ること」が営業で、任天堂だったら「ゲームを作って売ること」が営業。スタバだったら「コーヒーを作って売ること」が営業。つまり「その会社が看板にしてるビジネス全般=営業」って覚えておくといいよ。

営業外収益の代表的な種類を徹底解説

営業外収益にはいくつか種類があるよ。よく決算書に登場するものを一つずつ見ていこう。

受取利息

受取利息とは、銀行や他の会社にお金を貸したときにもらえる「利息」のこと。つまり「お金を貸してあげたお礼としてもらう対価」ということ。個人でも銀行に貯金すると利息がつくよね。あれと同じ仕組みで、会社が銀行に大きな金額を預けていたり、取引先にお金を貸していたりすると、そこから利息が発生して受取利息として計上されるんだよ。

たとえば、ある会社が銀行に10億円の定期預金をしていて、年利0.1%の利息がついたとしたら100万円の受取利息が発生するよ。小さい会社だと「え、そんな大金預けてる余裕あるの?」って思うかもしれないけど、大企業になると手元の余剰資金が巨額になるから、ここだけで数億円の収益になることもあるんだよ。

受取配当金

受取配当金とは、株式を持っていることでもらえるお金のこと。つまり「株主として会社の利益を分けてもらうお金」ということ。たとえばA社がB社の株を100株持っていて、B社が「今年は業績が良かったから株主に1株あたり50円配ります」と発表したら、A社には5000円の配当金が入ってくるよね。これが受取配当金として営業外収益に計上されるんだよ。

特に大企業は関連会社の株をたくさん持っていることが多いから、受取配当金が大きな収益になることも多いよ。ソフトバンクグループみたいに「投資が本業」みたいな会社になると、受取配当金や投資関連の収益がものすごく大きくなって、営業外収益が営業利益を上回るケースすらあるんだよ。

為替差益

為替差益とは、外国のお金(外貨)と日本円を交換するときに生まれる利益のこと。つまり「円とドルなど、通貨を交換したときに得をした分のお金」ということ。たとえば、輸出企業が1ドル=100円のときにアメリカで商品を売って100ドルもらったとしよう。その後、円安が進んで1ドル=150円になったタイミングで日本円に換えたら、100ドルが15000円になるよね。最初に換えていたら10000円だったから、5000円の為替差益が発生するということだよ。

逆に損をすることもあって(それが為替差損という営業外費用)、為替の動きは会社にとって大きなリスクにもなるんだよ。輸出が多い日本の製造業にとっては特に影響が大きい項目だね。

その他の営業外収益

上の3つの他にも、営業外収益にはいろんなものが含まれることがあるよ。

  • 受取家賃:会社が持っているビルや土地を貸して得る賃料収入(ただし不動産業の会社なら「本業の売上」になるから注意)
  • 有価証券売却益:株や債券を売ったときに得た利益
  • 補助金・助成金収入:国や地方自治体からもらった補助金のうち、本業と直接関係ないもの
  • デリバティブ利益:金融派生商品(先物取引など)で得た利益

営業外収益と経常利益の関係——なぜ投資家が注目するのか

さて、営業外収益がどういうものかわかったところで、「それが会社分析にどう使われるか」を見ていこう。投資家や銀行が会社を評価するとき、「営業利益と経常利益の差」に注目することがよくあるんだよ。

本業の実力は「営業利益」でわかる

まず大事なのは、営業利益が「会社の本業だけの稼ぐ力」を示しているってこと。ここが大きければ大きいほど「本業が強い会社」と言えるよ。逆に営業利益が低かったり、マイナス(営業損失)だったりする会社は、本業だけでは稼げていないということだよ。

「営業利益は低いのに経常利益が高い会社」に注意

もし営業利益が低いのに、営業外収益がものすごく多くて経常利益が高くなっているとしたら、どう思う?「経常利益が高いから優秀な会社だ!」と早合点するのはちょっと待って。本業で稼げていないのに、投資や財務活動で補っているだけかもしれないんだよ。

これはたとえると、テストの成績がずっと低いのに、「お小遣いが多いから豊かだ」って言っているようなもの。お小遣いがなくなったらどうなる?という不安があるよね。同様に、営業外収益に頼った経営は、金融市場の変動に弱くてリスクが高いと見られることもあるんだよ。

良い状態は「両方高い」こと

一番理想的なのは「営業利益も高くて、さらに営業外収益もある」会社だよ。本業でしっかり稼ぎながら、余裕資金で投資もして追加の収益を得ている——これが財務的に強い会社の特徴だよ。トヨタやキーエンスみたいな大企業はまさにこのパターンで、営業利益も巨大で、さらに受取配当金や受取利息などの営業外収益も積み上がっているよ。

実際の決算書で営業外収益を読んでみよう

理屈はわかった!でも実際の決算書でどう出てくるのか気になるよね。ここでは、簡単な例を使って損益計算書の読み方を練習してみよう。

シンプルな損益計算書の例

たとえば、こんな損益計算書があったとしよう。

  • 売上高:50億円
  • 売上原価:30億円
  • 売上総利益:20億円
  • 販売費・一般管理費:15億円
  • 営業利益:5億円
  • 営業外収益(受取利息0.5億円+受取配当金1億円):1.5億円
  • 営業外費用(支払利息):0.5億円
  • 経常利益:6億円

この会社、営業利益は5億円で、そこに営業外収益1.5億円が加わって、営業外費用0.5億円を引いた結果、経常利益が6億円になっているね。本業の儲け5億円に対して、財務活動で1億円上乗せされているわけだよ。

「営業外収益の比率」に着目しよう

このとき、営業外収益が経常利益全体のどれくらいの割合を占めているかを見るのが大事だよ。今の例だと、経常利益6億円のうち1億円分(約17%)が営業外収益で生まれているね。これが50%以上になってくると「本業より財務活動の方が稼いでる会社?」と疑う目で見た方がいいかもしれないよ。

決算書を見るときは、「本業で稼いでいるか?」と「営業外でどれだけ補っているか?」の両方をセットでチェックする習慣をつけると、企業分析のレベルがぐっと上がるよ。

営業外収益にまつわる用語まとめ——混乱しやすいポイントを整理

最後に、営業外収益を学ぶときに混乱しやすい言葉をまとめて整理しておくよ。

営業外収益と特別利益の違い

損益計算書をよく見ると、「営業外収益」の下に「特別利益」という項目も出てくることがあるよ。この2つは何が違うの?という疑問が出てくるよね。

シンプルに言うと、毎年繰り返し発生するものが営業外収益、めったに起きない一時的なものが特別利益だよ。たとえば銀行預金の利息は毎年もらえるから営業外収益。でも、長年持っていた土地を突然売って大きな利益が出たとか、工場が火災にあって保険金をもらったとか、そういう「特殊な出来事から生まれた収益」は特別利益として別に計上されるんだよ。

投資家は特別利益を「来年も同じだけ稼げるか?」という目で懐疑的に見ることが多い。だって土地を毎年売るわけにはいかないし、保険金は滅多に入らないからね。一方、営業外収益は比較的安定して発生するから、経常利益の予測に使えるんだよ。

営業外収益と営業外費用はセットで考えよう

営業外収益と対になるのが営業外費用で、つまり「本業以外でかかる費用」のこと。代表的なのが支払利息(銀行から借りたお金の利子を払う)と為替差損(通貨交換で損した分)だよ。

「経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用」という式で、収益と費用を両方考えないといけないから、「営業外収益が大きくても、営業外費用も大きければプラスマイナスで微増程度」なんてこともあるよ。特に借入金が多い会社は支払利息が大きくなりやすくて、せっかくの受取利息を食いつぶしてしまうこともあるから注意だよ。

混同しやすい「収益」と「収入」の違い

最後に、「収益」と「収入」の違いも押さえておこう。日常会話では同じ意味で使うことも多いけど、会計の世界ではちょっと違うよ。収入は「実際に現金が入ってきたこと」で、収益は「売り上げた・稼いだと認識したこと」なんだよ。たとえば、12月に契約して翌年1月に代金が入ってくる場合、収益は12月に認識するけど現金の収入は1月になる——みたいな時間のズレが生じることがある。営業外収益も「収益」という言葉を使っているから、必ずしも「今すぐ現金が来た」という意味じゃないこともあるんだ。覚えておいて損はないよ。

これで「営業外収益」の基本はバッチリだよ。決算書を見るとき、ぜひ「本業の営業利益と、営業外収益の両方をチェックする」という習慣を試してみてね。会社の実力が前よりずっとクリアに見えてくるはずだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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