非課税枠って何?わかりやすく解説

「なんか毎月けっこう税金引かれてるな…」って給料明細を見て思ったことない?でも実は、一定の金額までは税金がゼロになる「非課税ひかぜい枠」っていう仕組みがあって、これを知ってるか知らないかで手元に残るお金がけっこう変わってくるんだよ。この記事を読めば、非課税ひかぜい枠がどういうものか、どう使えばお得なのかが全部わかるよ。

非課税ひかぜい枠」って聞いたことあるんだけど、なんか難しそうで…。ざっくり言うとどういう意味?

簡単に言うと、「この金額の範囲内なら税金を払わなくていいよ」というお得ゾーンのことだよ。スーパーで「500円以下は消費税しょうひぜいなし!」みたいなタイムセールがあったとしたら、その500円が”非課税ひかぜい枠”にあたるイメージだね。
じゃあ、非課税ひかぜい枠ってひとつだけじゃないの?

そう、実は種類がたくさんあるんだよ。「稼いだお金」「もらったお金」「投資で増えたお金」それぞれに別々の非課税ひかぜい枠があって、代表的なのは所得税しょとくぜい基礎控除きそこうじょ(年48万円)贈与税ぞうよぜい基礎控除きそこうじょ(年110万円)、そして投資用のNISA(年最大360万円)とかだね。
NISAってよく聞くけど、投資って難しそう…。非課税ひかぜい枠と何の関係があるの?

NISAは「この口座で投資をしたら、増えた利益に税金をかけませんよ」という特別な制度だよ。普通は投資で儲けたら約20%の税金が引かれるんだけど、NISAを使えばそれがゼロになるんだ。10万円儲けたら通常は2万円取られるところが、NISAなら10万円まるまま手元に残るってこと。
贈与税ぞうよぜいの年110万円っていうのは?お祝いでもらったお金にも税金がかかるの!?

そうなんだよ、実は誰かからお金をもらうと「贈与税ぞうよぜい」という税金がかかるんだ。でも、1年間に110万円以下なら税金ゼロ!これが贈与税ぞうよぜい非課税ひかぜい枠。お年玉とかちょっとしたお祝いなら余裕でこの範囲内だから、普通の生活では気にしなくていいけど、まとまった額を親からもらうときは要注意だよ。
📝 3行でまとめると
  1. 非課税ひかぜい枠とは、その金額の範囲内なら 税金がかからない「お得ゾーン」 のこと
  2. 稼いだお金・もらったお金・投資で増えたお金など、 種類ごとに別々の非課税ひかぜい がある
  3. 非課税ひかぜい枠を知って上手に活用すると、 手元に残るお金 が大きく変わってくる
目次

もうちょっと詳しく

非課税ひかぜい枠には「所得税しょとくぜい」「住民税じゅうみんぜい」「贈与税ぞうよぜい」「相続税そうぞくぜい」「投資(NISA)」など、税金の種類ごとにそれぞれ別の枠が設けられているんだよ。しかも同じ税金でも、年齢や状況によって枠の大きさが変わることもある。たとえば所得税しょとくぜいには「基礎控除きそこうじょ(年48万円)」があって、これはほぼ全員が使える非課税ひかぜい枠。つまり、年間の稼ぎが48万円以下なら所得税しょとくぜいはかからないってこと。さらに給与所得きゅうよしょとく者には「給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」も上乗せされるから、実際にはもっと多く稼いでも税金ゼロになる人もいるんだ。非課税ひかぜい枠はひとつじゃなくていくつも重ねて使えるものもあるから、どんな種類があるかを把握しておくだけでもかなり違うよ。

💡 ポイント
非課税ひかぜい枠はいくつか重ねて使えるものもある!全部知っておくのが大事。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「非課税ひかぜい枠を1円でも超えたら、全額に税金がかかる」
→ 「超えた瞬間に全部アウト!」と思ってる人が多いけど、これは誤解だよ。
⭕ 「非課税ひかぜい枠を超えた分だけに税金がかかる」
→ たとえば贈与税ぞうよぜい非課税ひかぜい枠110万円を超えて150万円もらったとしたら、課税されるのは超えた40万円の部分だけ。全額の150万円に税金がかかるわけじゃないんだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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そもそも「非課税ひかぜい枠」ってどういう仕組み?

非課税ひかぜい枠(ひかぜいわく)とは、つまり「この金額の範囲内なら税金がかかりませんよ」という国が決めたルールのことだよ。課税というのは「税金をかけること」で、非課税ひかぜいはその反対、つまり「税金がかからない」ってこと。

税金って、基本的には「お金を稼いだり、もらったり、増やしたりしたら払うもの」なんだ。でも、少ない金額まで全部課税してしまったら、お金のない人がますます苦しくなってしまう。だから国は「ここまでは税金なし!」という枠を設けて、みんなが生活できるようにしているんだよ。

なぜ非課税ひかぜい枠があるの?

たとえばアルバイトで月3万円しか稼いでいない高校生と、月50万円稼いでいる社会人が、同じ割合で税金を払ったとしたら?高校生にはかなりキツいよね。だから「少ししか稼いでいない人はまず税金なし」という考え方で、非課税ひかぜい枠が設定されているんだ。

また、投資を国民に広めたいという国の方針から、NISAのような投資専用の非課税ひかぜい枠も作られた。これは「投資してくれたら税金を免除するよ」という国からのプレゼントみたいなものだよ。

非課税ひかぜい枠の基本的な考え方

  • 非課税ひかぜい枠の範囲内→税金ゼロ
  • 非課税ひかぜい枠を超えた部分だけ→税金がかかる
  • 非課税ひかぜい枠は税金の種類ごとに別々に存在する

この3つを頭に入れておくと、いろんな非課税ひかぜい枠の話が出てきたときにスッとわかるようになるよ。

種類別!主な非課税ひかぜい枠をまとめて見てみよう

非課税ひかぜい枠にはたくさんの種類があって、それぞれ対象となる税金や金額が違う。代表的なものをざっくりまとめてみたよ。

所得税しょとくぜい基礎控除きそこうじょ(年48万円)

控除こうじょ」とは、つまり「税金の計算から差し引いていい金額」のことだよ。所得税しょとくぜいには誰でも使える「基礎控除きそこうじょ」があって、2020年からは年間48万円。これって、年収48万円以下(月4万円以下)なら所得税しょとくぜいが0円ってこと。

さらにサラリーマンやアルバイトなど給与をもらっている人には「給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」も加わる。最低でも55万円が引かれるから、基礎控除きそこうじょと合わせると年収103万円以下なら所得税しょとくぜいがゼロになるんだよ。これが有名な「103万円の壁」だね。

住民税じゅうみんぜい非課税ひかぜい

住民税じゅうみんぜいにも非課税ひかぜい枠があって、一定の収入以下なら住民税じゅうみんぜいもゼロになるよ。金額は住む市区町村によって少し違うけど、だいたい年収100万円前後が目安。パートやアルバイトをしている人が意識する「100万円の壁」はここから来ているんだ。

贈与税ぞうよぜい基礎控除きそこうじょ(年110万円)

誰かからお金や物をもらったとき、一定額を超えると「贈与税ぞうよぜい」がかかる。でも、1年間に110万円以下なら非課税ひかぜい。親から少しずつ贈与を受ける「暦年贈与」という方法でよく使われているよ。

④ NISAの非課税ひかぜい枠(年最大360万円)

2024年からリニューアルされた新NISAでは、1年間に最大360万円まで投資できて、その利益に税金がかからない。つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)の2種類があって、合わせて使うことができるよ。

⑤ 少額の副収入(年20万円以下)

サラリーマンが副業ふくぎょうや雑収入で得た利益が年間20万円以下なら、確定申告かくていしんこくが不要で事実上税金がかからないケースが多い。ただしこれは「申告不要」なだけで厳密には非課税ひかぜいではないから注意が必要だよ。

投資の非課税ひかぜい枠「NISA」ってどんな仕組み?

最近よく耳にするNISA(ニーサ)。これは「少額投資非課税ひかぜい制度」の略で、つまり「少ない金額の投資なら税金かけませんよ」という国の制度だよ。

普通の投資との違い

まず、普通の投資で利益が出た場合のことを考えてみよう。たとえば株を買って10万円儲かったとする。普通なら、その10万円に対して約20.315%の税金がかかるから、手元に残るのは約7万9,685円。約2万円が税金で持っていかれるんだ。

でも同じ10万円の利益でも、NISAの口座でやっていたら?税金ゼロ!10万円まるごと手元に残るんだよ。これが非課税ひかぜいの強みだね。

新NISAの2つの枠

  • つみたて投資枠:年間120万円まで。長期・積立・分散投資向けの投資信託が対象
  • 成長投資枠:年間240万円まで。個別株や投資信託など幅広い商品が対象

この2つを合わせると年間最大360万円まで非課税ひかぜいで投資できる。しかも生涯の非課税ひかぜい保有限度額は1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)と決まっているよ。

NISAのポイントは「長期」

NISAの非課税ひかぜい枠は、長く投資を続けるほど効果が大きくなる。毎月少しずつ積み立てて、20年・30年後に大きく増えた分に税金がかからないって考えると、かなりお得だよね。コツコツ続けることが大事な制度なんだ。

贈与税ぞうよぜい非課税ひかぜい枠|年110万円ルールを知ろう

贈与税ぞうよぜい」とは、つまり「誰かからお金や財産をもらったときにかかる税金」のこと。親からお年玉や仕送りをもらうのも、法的には贈与にあたる。ただ、年間110万円以下なら非課税ひかぜいだから、普通の仕送りや少額のお祝いは問題ないよ。

「暦年贈与」で少しずつ渡す方法

たとえば親が子どもに1,000万円を一度にあげようとしたら、贈与税ぞうよぜいがかなり高くなってしまう。でも毎年110万円ずつ10年かけて渡せば、ずっと非課税ひかぜいで済むんだよ。これを「暦年贈与(れきねんぞうよ)」と言って、つまり「毎年の非課税ひかぜい枠を使って少しずつ贈与する方法」のこと。よく相続対策として使われているよ。

110万円を超えたときはどうなる?

たとえば1年間に親から200万円もらった場合、110万円を引いた残りの90万円に贈与税ぞうよぜいがかかる。贈与税ぞうよぜいの税率は金額によって変わるけど、90万円なら10%なので9万円の税金になるよ。全額の200万円に税金がかかるわけじゃないから、そこは安心してね。

贈与税ぞうよぜい非課税ひかぜいになる特例もある

実は110万円の基礎控除きそこうじょの他にも、特別な目的ならさらに大きな非課税ひかぜい枠が使えることもある。

  • 教育資金の一括贈与:祖父母から孫への教育費なら最大1,500万円まで非課税ひかぜい
  • 住宅取得資金の贈与:マイホームを買うための資金なら最大1,000万円まで非課税ひかぜい(条件あり)
  • 結婚・子育て資金の贈与:結婚や子育て費用なら最大1,000万円まで非課税ひかぜい

これらは条件が細かいから、使うときは税理士さんや税務署ぜいむしょに確認するのがおすすめだよ。

非課税ひかぜい枠を賢く使うためのポイント

非課税ひかぜい枠は「知ってる人だけが得をする」仕組みとも言える。使わなかったからといって国が教えてくれるわけじゃないから、自分から知識をつけておくことが大事だよ。

まずは「何の税金」かを確認しよう

非課税ひかぜい枠を活用するには、まず「これって何の税金に関係する話?」と考えることが第一歩。所得税しょとくぜいなのか、贈与税ぞうよぜいなのか、投資の税金なのかによって使える枠が全然違うからね。

NISAは早めに始めるのが正解

投資の非課税ひかぜい枠NISAは、早く始めるほど得をする仕組みになっている。なぜかというと、投資は「時間」が武器だから。20代でスタートするのと40代でスタートするのでは、同じ金額を積み立てても最終的な資産額がかなり変わってくるよ。「まだ早い」と思わず、社会人になったらすぐ口座を開くのがおすすめ。

家族でお金を渡すときは110万円ルールを意識

親や祖父母から大きなお金をもらうことがあったら、贈与税ぞうよぜい非課税ひかぜい枠(年110万円)を意識しよう。一度にドカンともらうより、毎年こつこつもらうほうが税金の面で有利なことが多いんだよ。ただし形式が大事で、贈与契約書を作ったり、銀行振込で記録を残したりしておくと安心だよ。

「103万円の壁」「130万円の壁」も忘れずに

アルバイトをしている学生や主婦・主夫の人は、収入の「壁」も非課税ひかぜい枠の一種として意識しておこう。

  • 103万円の壁:年収がここを超えると所得税しょとくぜいがかかり始める(扶養から外れることも)
  • 106万円の壁:一定規模の会社で働く人は社会保険に加入義務が生じる
  • 130万円の壁:これを超えると親や配偶者の扶養から外れて自分で社会保険料しゃかいほけんりょうを払う

特に学生バイトは「103万円を超えると税金がかかる」ことを知らずに働きすぎてしまうケースがあるから、年収の合計には気をつけてね。ただし、2025年から103万円の壁は段階的に引き上げられる予定もあるから、最新情報はチェックしておこう。

非課税ひかぜい枠は「使わなきゃ損」というわけでもない

最後に大事なポイント。非課税ひかぜい枠は「使える範囲でお得に活用するもの」であって、非課税ひかぜい枠いっぱいまで使わなきゃいけないわけじゃないよ。NISAで無理に投資して生活費が足りなくなったら本末転倒。あくまで「余裕があればこの枠を活用しよう」という考え方が大切だよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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