「投資って難しそう…」「株は怖いし、投資信託もよくわからない」って思ったことない?実は、その2つのいいとこどりをしたような金融商品があるんだよ。それが上場投信。この記事を読めば、上場投信がどんなものか、どうやって使うのか、ちゃんとわかるようになるよ。
- 上場投信は「取引所に上場している投資信託」で、英語ではETFと呼ばれる金融商品だよ
- 株のようにリアルタイムで売り買いできるのが普通の投資信託との大きな違い
- 指数に連動するタイプが多く、コストが低くて分散投資しやすいのが人気の理由
もうちょっと詳しく
上場投信(ETF)は、1990年代にアメリカで生まれた比較的新しい金融商品だよ。日本では2001年から本格的に普及し始めて、今では東京証券取引所だけで300本以上のETFが取引されてる。株式に連動するものが一番メジャーだけど、債券・金・原油・不動産といったいろんな資産に連動するETFもあるよ。NISAの対象商品にもなっているから、税制上のメリットを活かしながら長期投資に使う人も増えてる。「一発で市場全体に投資できて、コストも低くて、売りたいときにすぐ売れる」という3拍子が、世界中で人気を集めてる理由なんだよ。
ETFは「株+投資信託のいいとこどり」と覚えよう!
⚠️ よくある勘違い
→ 株と同じように取引所で売り買いできるのは同じだけど、1本買うだけで何十〜何百もの銘柄に分散投資できる点が大きく違うよ。株は1社への投資、ETFは市場まるごとへの投資に近いんだ。
→ 売り買いの仕組みは株に似てるけど、中身は投資信託。1本で分散投資できるし、指数に連動するタイプならコストも低め。株と投資信託の「いいとこどり」と考えるのが正解だよ。
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上場投信(ETF)ってそもそも何者?
「上場投信」という言葉、初めて聞くとなんか堅苦しくて近寄りがたい感じがするよね。でも実はそんなに難しい話じゃないよ。一言でいうと、取引所で株みたいに売り買いできる投資信託のことだよ。
まず「投資信託」から整理しよう。投資信託っていうのは、たくさんの人からお金を集めて、プロの運用者が株や債券などに投資して、その成果をみんなで分け合う仕組みのこと。つまり「みんなでお金を出し合って、プロに任せる貯金箱」みたいなイメージだよ。1万円から始められるものも多くて、少額でもいろんな銘柄に分散して投資できるのが最大のメリット。
そして「上場」というのは、証券取引所に登録されて、誰でも売り買いできる状態になること。株が「上場している」というのと同じ意味だよ。
この2つを合わせると、上場投信は「取引所に上場している投資信託」ということ。英語では ETF(イーティーエフ)と呼ばれていて、「Exchange Traded Fund」の頭文字をとったものだよ。
「上場」しているとどう違うの?
普通の投資信託は、銀行や証券会社の窓口・ネット画面で注文して、その日の終わりに決まった1つの値段で取引するよ。でも上場投信は、証券取引所が開いている時間(平日の9時〜15時30分)なら、リアルタイムで好きな値段を指定して売り買いできるんだ。
たとえば「今日の昼12時に1口だけ買いたい」「値段が1000円を超えたら売りたい」みたいな細かい注文ができるよ。これは普通の投資信託ではできないことだよ。
どんな種類があるの?上場投信の中身を見てみよう
上場投信には、連動する指数や資産の種類によって、いろんなタイプがあるよ。主なものをざっと見てみよう。
国内株式に連動するETF
一番メジャーなのが、日本の株式市場全体の動きを表す指数に連動するETFだよ。
- 日経平均株価連動型:東京証券取引所に上場している代表的な225銘柄の平均値に連動するよ。「日経平均が上がった」とニュースで聞いたことない?あれと同じ動きをするんだ。
- TOPIX(東証株価指数)連動型:東京証券取引所に上場しているプライム市場の全銘柄の時価総額をもとにした指数。日経平均より幅広い銘柄をカバーしているよ。
たとえば「1306」というコードのETFは、TOPIXに連動する超メジャーな上場投信。これ1本買えば、日本の大手企業ほぼ全部に少しずつ投資してるのと近い状態になれるよ。
海外株式・その他資産に連動するETF
日本株だけじゃなく、アメリカや全世界の株式に連動するETFも人気だよ。
- 米国株式連動型:S&P500(アメリカの代表的な500社)などに連動するタイプ。アップルやアマゾンといった世界的な大企業に間接的に投資できるよ。
- 全世界株式連動型:世界中の株式市場全体に分散して投資できるタイプ。
- 金(ゴールド)連動型:金の価格に連動するETF。金は株と違う動きをすることが多いから、リスク分散に使う人もいるよ。
- 債券連動型:国債などの債券価格に連動するタイプ。比較的安定した値動きが特徴だよ。
上場投信の3つの魅力
上場投信が世界中で人気を集めている理由は、大きく3つあるよ。
魅力① コストが低い
投資信託にはお金を運用してもらうための手数料がかかるよ。これを信託報酬(しんたくほうしゅう)とかランニングコストと呼ぶんだ。
普通の投資信託の中でも「アクティブ型」と呼ばれる、プロが銘柄を選んで積極的に運用するタイプは、年間1〜2%程度の手数料がかかることもある。でも上場投信は多くの場合、指数に自動的に連動させるだけでいいから、手数料が年間0.05〜0.5%程度と低くすむことが多いよ。
「たったの1%の差でしょ」って思うかもしれないけど、長期投資だとこれが大きな差になるんだよ。たとえば100万円を20年間運用した場合、手数料が年1%と0.1%では最終的な資産額が数十万円も違ってくることがある。コストは小さいうちから気にすると大事だよ。
魅力② 分散投資ができる
投資の大原則に「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉があるよ。つまり、1つの銘柄にだけ全財産を投資すると、その会社が倒産したとき全部なくなっちゃうから、いろんなところに分散して投資しようということ。
でも、個別株で分散しようと思ったら、何十社もの株を買う必要があって、資金が大量に必要だよね。そこで上場投信の出番。日経平均連動型のETFを1口買うだけで、実質的に225社に分散投資しているのと同じ効果が得られるんだよ。少ない資金で幅広く分散できるのが上場投信の強みなんだ。
魅力③ リアルタイムで売り買いできる
普通の投資信託は、「今日注文した分は明日か明後日の値段で処理されます」という仕組みだよ。売りたい・買いたいと思っても、実際の取引はあとになる。
でも上場投信は、取引所が開いている時間内ならいつでも今の値段で売り買いできるよ。しかも「この値段になったら自動的に売って」という指値注文(さしねちゅうもん)もできるから、より細かい取引ができるんだ。急いで売りたいとき、タイミングを見計らいたいときに便利だよ。
上場投信の買い方・始め方
上場投信を買うには、まず証券口座(しょうけんこうざ)が必要だよ。銀行口座みたいなもので、株や投資信託を売り買いするための専用口座のこと。
STEP 1:証券口座を開く
SBI証券・楽天証券・松井証券などのネット証券が人気だよ。スマホだけで口座開設できるところも多い。18歳以上なら本人で、未成年なら親権者が代わりに手続きをする「未成年口座」というものもあるよ。
STEP 2:口座にお金を入れる(入金)
銀行口座から証券口座にお金を移す「入金」という作業が必要だよ。ほとんどのネット証券はアプリやネットから簡単に手続きできるよ。
STEP 3:買いたいETFを検索して注文
ETFには証券コード(番号)があって、それで検索できるよ。たとえば日経平均連動型なら「1321」、TOPIX連動型なら「1306」など。値段と数量を入力して「買い注文」を出せば完了。株と全く同じ手順だよ。
NISAを使えばさらにお得
NISA(ニーサ)というのは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度のこと(通常は約20%の税金がかかる)。上場投信はNISAの対象商品になっているから、NISAを使って買えばより効率よく資産を増やせるよ。2024年から新NISAが始まって、年間360万円まで非課税で投資できるようになったから、長期投資を考えてる人はぜひ使いたい制度だよ。
上場投信を買うときに気をつけること
上場投信にはたくさんの魅力があるけど、気をつけたいポイントもあるよ。投資を始める前にちゃんと確認しておこう。
値下がりリスクは必ずある
どんな投資にも言えることだけど、上場投信は値下がりするリスクがあるよ。市場全体が下がれば、それに連動してETFも下がる。「分散されてるから安全」と思いがちだけど、リーマンショックやコロナショックのときは、世界中の株式ETFが一緒に大きく下落したよ。元本保証の商品じゃないことは必ず覚えておいて。
売買手数料がかかることも
信託報酬は低くても、証券会社に払う売買手数料(取引のたびにかかる費用)がかかる場合があるよ。ただ、最近はSBI証券や楽天証券など多くのネット証券でETFの国内売買手数料が無料になっているよ。口座を開く前に手数料を確認しておこう。
流動性に差がある
流動性(りゅうどうせい)とは、売りたいときにすぐ売れるか、買いたいときにすぐ買えるかのこと。取引量が少ないETFは、なかなか売り買いが成立しないことがあるよ。メジャーなETF(日経平均連動型やTOPIX連動型など)は流動性が高くて安心だけど、マイナーなテーマ型ETFなどは注意が必要だよ。
長期投資が基本
ETFは「毎日値動きを見ながらタイミングよく売り買いして稼ぐ」という使い方より、「長期間コツコツ積み立てて、時間をかけて資産を増やす」という使い方に向いてるよ。短期売買で一攫千金を狙うのは難しいし、タイミングを読むのはプロでも失敗する。「長期・積立・分散」が投資の基本だって覚えておこう。
