老齢年金って何?わかりやすく解説

「年金って、おじいちゃんやおばあちゃんがもらってるやつでしょ?」——そう思ってるあなた、実はそれ、老齢年金のことだよ。でも「いくらもらえるの?」「いつからもらえるの?」「そもそもなんで払わなきゃいけないの?」って聞かれると、急によくわからなくなるよね。この記事を読めば、老齢年金のしくみが丸ごとスッキリわかるよ!

老齢年金ってなに?ただのお小遣いみたいなもの?

お小遣いとは全然ちがうよ!老齢年金っていうのは、現役のころに年金保険料を払い続けた人が、一定の年齢になったときに毎月受け取れるお金のことだよ。働けなくなった老後の生活を支えるための「積み立て+助け合いの仕組み」なんだ。
じゃあ、いつからもらえるの?

原則は65歳からだよ。ただし、早めにもらいたい人は60歳から、逆に「もっと多くもらいたい」って人は75歳まで遅らせることもできる。早くもらうと毎月の金額が減って、遅くもらうと増える、っていうトレードオフがあるんだ。
もらえる金額ってどうやって決まるの?みんな同じ?

みんな同じじゃないよ!金額は大きく2つで決まる。1つ目は「どれだけ長く保険料を払ったか(加入期間)」、2つ目は「現役のときにどれだけ多く稼いでいたか(報酬の平均)」だよ。たくさん払った人ほど、たくさんもらえる仕組みなんだ。
年金って2種類あるって聞いたけど、どうちがうの?

よく気づいたね!日本の年金は国民年金こくみんねんきん(基礎年金)」厚生年金こうせいねんきんの2階建てになってるんだよ。国民年金こくみんねんきんは全員が入る土台の部分、厚生年金こうせいねんきんは会社員や公務員がさらに上乗せで入る部分。だから会社員は2つ分もらえるから、自営業の人より金額が多くなることが多いんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 老齢年金は、保険料を払い続けた人が 65歳から毎月受け取れる 老後の生活費のこと
  2. もらえる金額は 加入期間と現役時代の収入 によって人それぞれちがう
  3. 日本の年金は 国民年金こくみんねんきん厚生年金こうせいねんきんの2階建て で、会社員は両方もらえる
目次

もうちょっと詳しく

老齢年金は「もらうだけ」のイメージがあるけど、実は受け取るには条件があるんだ。いちばん大事な条件は「受給資格期間が10年以上あること」——つまり、年金に加入して保険料を払った期間(免除期間なども含む)が合計10年を超えていないともらえないってこと。昔は25年必要だったけど、2017年に10年に短縮されたよ。また、老齢基礎年金の満額(2024年度で月約68,000円)をもらうには40年間(480ヶ月)払い続ける必要がある。払った期間が短いほど、比例して金額が減る仕組みだよ。自分がどのくらいもらえるかは、ねんきん定期便や「ねんきんネット」で確認できるから、ぜひチェックしてみてね。

💡 ポイント
満額もらうには40年間の加入が必要。払った期間が短いと金額も少なくなるよ!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「年金は65歳になれば自動的に振り込まれる」
→ 放っておいても勝手に入ってくるわけじゃない。65歳になったら自分で「年金請求書せいきゅうしょ」を提出する手続きが必要だよ。
⭕ 「年金は自分で申請してはじめて受け取れる」
→ 日本年金機構から送られてくる請求書せいきゅうしょに記入して提出すれば、その後は毎月(2ヶ月に1回まとめて)振り込まれるようになるよ。手続きを忘れると損をするから要注意!
なるほど〜、あーそういうことか!

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老齢年金とは——老後の「毎月もらえるお金」のこと

老齢年金というのは、一言でいうと「年をとって働けなくなったときに、毎月もらえるお金」のことだよ。

みんなも知ってるとおり、人間はいつかは歳をとる。体力が落ちて働けなくなったとき、毎日の食費や家賃はどうすればいいんだろう?そのためにあるのが老齢年金なんだ。

わかりやすく言うと、スマホのゲームで「毎日ログインボーナスがもらえる」みたいなイメージ。ただし、ゲームとちがって「若いときにどれだけ課金(保険料を払い)したか」によって、もらえるボーナスの金額が変わってくるんだよ。

年金保険料とは何か

年金をもらうためには、現役時代(働いている間)に「年金保険料」を払い続ける必要がある。これはつまり、将来の自分のために今からお金を積み立てておくということ。

ただし、普通の積み立て貯金とはちがって、自分が払ったお金がそのまま戻ってくるわけじゃない。今の現役世代が払ったお金が、今の高齢者の年金に使われる「仕送り型」の仕組みも入っているんだ。これを賦課方式(ふかほうしき)といって、つまり「社会全体で高齢者を支える」という考え方だよ。

老齢年金は「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金こうせいねんきん」の2種類

老齢年金にはざっくり2種類あるよ。

  • 老齢基礎年金:国民全員が入る「国民年金こくみんねんきん」から払われる年金。自営業・会社員・学生・専業主婦、みんながもらえる土台の部分。
  • 老齢厚生年金こうせいねんきん:会社員や公務員が加入する「厚生年金こうせいねんきん」から払われる上乗せの年金。基礎年金に追加でもらえる。

たとえるなら、老齢基礎年金は「全員もらえる定食のごはん」、老齢厚生年金こうせいねんきんは「会社員だけが追加でもらえるおかず」みたいなイメージだよ。会社員はごはん+おかずの2品セットだから、自営業の人に比べて年金が多くなりやすいんだ。

いくらもらえるの?金額の決まり方を解説

老齢年金の金額は人によって全然ちがう。「みんな同じ額もらえると思ってた!」という人も多いけど、実はそうじゃないんだよ。

老齢基礎年金の金額

老齢基礎年金は、40年間(480ヶ月)保険料を全部払い続けた人が満額もらえるしくみになってる。2024年度の満額は月約68,000円(年間約816,000円)だよ。

払った期間が短いと、その分だけ金額が減る。たとえば20年しか払わなかった人は、満額の半分くらいしかもらえない計算になるんだ。

具体的な計算式はこんな感じ:

  • 満額 × (払った月数 ÷ 480ヶ月) = もらえる基礎年金

10年しか払わなかった人は約17,000円/月と、すごく少なくなっちゃう。だから「若いうちから年金を払い続けることが大事」って言われるんだよ。

老齢厚生年金こうせいねんきんの金額

老齢厚生年金こうせいねんきんは、現役時代の給料の平均額 × 加入した月数をもとに計算される。つまり、給料が高かった人・長く会社員だった人ほど、もらえる額が多くなるんだ。

たとえば、平均月収30万円で40年間会社員だった人は、老齢厚生年金こうせいねんきんだけで月10万円前後もらえることもある。基礎年金と合わせると月17〜18万円くらいになるよ。

一方、転職が多かったり、パートタイムで厚生年金こうせいねんきんに加入していない期間が長かったりすると、その分もらえる額が減ることになるんだ。

いつからもらえる?受給開始年齢のしくみ

老齢年金をもらい始める年齢は原則65歳だよ。でも実は「早くもらう」か「遅くもらう」か、自分で選べるんだ。

繰り上げ受給——早めにもらいたい人向け

繰り上げ受給というのは、つまり「65歳より前(60〜64歳)からもらい始めること」だよ。

早くもらえるのはうれしいけど、デメリットもある。1ヶ月繰り上げるごとに0.4%ずつ年金額が減額されるんだ。60歳から受け取ると最大24%も減る。しかもこの減額は一生続くから、長生きすると損をする可能性があるよ。

「健康に不安があって長生きできるかわからない」「今すぐお金が必要」という人が選ぶことが多いかな。

繰り下げ受給——多くもらいたい人向け

繰り下げ受給というのは、つまり「65歳より後(66〜75歳)に受け取り始めること」だよ。

遅くするほど年金額が増える。1ヶ月繰り下げるごとに0.7%増額されて、75歳まで待てば最大84%も増える。65歳のときに月10万円もらえる予定の人が75歳まで待てば、月18万4千円になる計算だよ。

「健康で長生きしそう」「働き続けられるから今は年金に頼らなくていい」という人に向いてるね。

何歳からもらうのが「お得」?

結論から言うと、何歳まで生きるかによって変わるんだ。繰り上げ・繰り下げともに、損益分岐点(元が取れる年齢)があって、それより長生きするなら繰り下げがお得、短命なら繰り上げがお得という計算になる。平均的な寿命(男性約81歳、女性約87歳)を前提にすると、健康な人は繰り下げの方が総受取額が多くなることが多いよ。

年金をもらうための条件と手続き

老齢年金をもらうには、「条件を満たす」ことと「自分で手続きをする」ことの2ステップが必要だよ。

受給資格期間:最低10年の加入が必要

受給資格期間というのは、つまり「年金をもらう権利が発生するための最低限の加入期間」のことだよ。これが10年(120ヶ月)以上ないと、いくら65歳になっても老齢年金は一切もらえない。

ここで「10年」に含まれるのは、実際に保険料を払った期間だけじゃない。以下のものも合算できるよ:

  • 保険料を免除してもらった期間(収入が少なくて払えなかった場合など)
  • 合算対象期間(つまり「カラ期間」と呼ばれる、留学中や海外居住中などの特定の期間)

「昔保険料を払えなかった時期がある」という人も、免除申請をしっかりしていれば期間に含まれるから安心してね。

65歳になったら自分で申請が必要

老齢年金は「65歳になったら勝手に振り込まれる」わけじゃないよ。自分で請求(申請)の手続きをする必要があるんだ。

流れはざっくりこんな感じ:

  1. 65歳の誕生日の3ヶ月前ごろに、日本年金機構から「年金請求書せいきゅうしょ」が届く
  2. 必要事項を記入して、年金事務所か市区町村の窓口に提出する
  3. 審査が通ると、2ヶ月に1回(偶数月の15日)にまとめて振り込まれるようになる

手続きをし忘れると、その分の年金は5年を過ぎると時効でもらえなくなってしまう(遡れるのは最大5年分)。だから65歳が近づいたら忘れずに手続きをしようね。

「払い損」にならないために知っておきたいこと

「自分が払った保険料より少ない額しかもらえなかったらどうしよう」って不安に思う人も多いよね。実は年金にはいくつかの「救済制度」もあるんだ。

保険料の免除・猶予制度

収入が少ない時期や、育児中・学生のときは、保険料の免除・猶予を申請できるよ。これはつまり「払わなくていい(または待ってもらえる)期間」のことで、申請しておけば受給資格期間にも算入される。何も申請しないで払わないでいると「未納」になって、期間にカウントされないから要注意だよ。

遺族年金・障害年金との違い

年金には老齢年金のほかに、障害年金(障害を持ったときにもらえる)や遺族年金(家族が亡くなったときに遺族がもらえる)もある。老齢年金はあくまで「老後にもらうもの」で、これらは別のしくみだよ。

「ねんきん定期便」で自分の見込み額をチェック

毎年誕生月に届くねんきん定期便には、今まで払った保険料の記録と、将来もらえる見込みの金額が書いてある。「自分はいくらもらえそうか」を知るのにすごく役立つから、ぜひ捨てずに確認してね。スマホでも「ねんきんネット」に登録すれば24時間いつでも確認できるよ。

老齢年金は「遠い将来の話」に感じるかもしれないけど、若いうちから保険料をきちんと払い続けることが、老後の安心につながるんだ。「なんで今払わなきゃいけないの?」って思ったときは、今日読んだこの記事を思い出してみてね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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