「ここにサインしてください」って言われたとき、内容をちゃんと読まずにサインしちゃったこと、ない?スマホのアプリを使い始めるときも、長〜い文章をスクロールして「同意する」を押してるよね。実はあれも契約書の一種なんだよ。契約書って、なんとなく「大人が使うむずかしい書類」っていうイメージがあるかもしれないけど、知っておかないと後で損したり、トラブルになったりすることもある。この記事を読めば、契約書がどんなものかバッチリわかるよ!
- 契約書は「約束の証拠」で、後からモメないために内容を文字にした書類だよ
- 一度サインしたら取り消しが難しいから、署名前に必ず全文を読むことが超大事
- わからない言葉や内容は消費生活センターや専門家に相談して、納得してから署名しよう
もうちょっと詳しく
契約書って聞くと「難しそう」「大人のもの」って思うかもしれないけど、実はスマホのアプリの利用規約も立派な契約書のひとつなんだ。「同意する」ボタンを押した瞬間に、あなたとそのサービスの間に契約が成立してる。契約書には必ず「誰が」「誰に」「何を」「いつまでに」「どんな条件で」という5つの要素が含まれている。アパートの賃貸契約書なら「借主(あなた)が」「貸主(大家さん)から」「この部屋を」「〇年〇月から〇年〇月まで」「毎月〇万円で借りる」という感じだね。どんなに長い契約書でも、この骨格を意識して読むとグッとわかりやすくなるよ。また、契約書は2通作って、両方にサインして1通ずつ持つのが基本。これを「正本(せいほん)」といって、どちらも同じ効力を持つんだ。
「誰が・誰に・何を・いつ・どんな条件で」を探しながら読むと契約書が読みやすくなる!
⚠️ よくある勘違い
→ 法律上、口約束でも契約は成立する。「言った・言わない」の証明が難しいだけで、約束を破ればトラブルになる。
→ だからこそ大事な約束は書面(もしくはメモやLINEでも)に残すことが大切。重要な約束ほど記録を残そう。
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契約書とは何か?基本をおさえよう
契約書の定義——「約束を文字にしたもの」
契約書とは、2人(または2つ以上の会社や組織)が合意した内容を文字に書き記した書類のことだよ。「合意」とはつまり、お互いが「それでいいよ」と納得して同意すること。契約書は、その合意の内容を明確にして、後から「そんな約束してない」というトラブルを防ぐために作られるんだ。
法律的な言葉でいうと、2人の間で「申込み」と「承諾」があれば契約は成立するとされてる。たとえばコンビニでおにぎりを買うとき、「これください(申込み)」「ありがとうございます(承諾)」ってやり取りをするよね?あれも立派な契約なんだよ。ただ、金額が大きかったり期間が長かったりする場合は、後で言った言わないのトラブルにならないよう、文書に残すのが一般的なんだ。
契約書がないとどうなる?
契約書がなくても法律的には契約は成立するけど、問題になりやすいのは「内容の証明ができないこと」。たとえばフリマアプリで「〇円で買います」「いいよ」というメッセージのやり取りも契約だけど、後から「やっぱり別の値段で頼んだ」とトラブルになることもある。そういうとき証拠がなければ、どちらが正しいか証明するのがものすごく難しくなってしまうんだよ。
特にお金が大きく動くとき・長期間の約束をするとき・複雑な条件がある場合は、契約書があることで「この通りに決めたよね」とはっきり確認できるんだ。だから契約書は「信頼関係のセーフティネット(つまり安全網)」ともいえるね。
契約書の基本的な構成——どんな内容が書かれてるの?
契約書に必ず登場する5つの要素
どんな契約書でも、必ず以下の5つの要素が書かれているよ。これを押さえておくと、どんなに長い契約書でも「何が書いてあるか」のポイントが見えてくるんだ。
- 当事者:契約を結ぶ人・会社の名前と住所(誰と誰が約束してるか)
- 目的・内容:何をする約束か(何かを売る・貸す・仕事をする、など)
- 金額・対価:いくら払うか・何をもらうか(お金じゃなくてもいい)
- 期間・日時:いつからいつまでの約束か
- 条件・ルール:守るべきこと・もしも破ったときはどうなるか
たとえばアルバイトの労働契約書だったら「あなた(当事者)が、このお店(当事者)で、接客をする(目的)、時給1000円で(金額)、〇月〇日から(期間)、シフト通りに働く(条件)」という内容が書いてあるんだ。長い文章に見えても、この5つを探しながら読めばスッキリ理解できるよ。
難しい言葉が多い理由
契約書には「甲(こう)」「乙(おつ)」「第〇条」「違約金(いやくきん)」など、普段使わない言葉が出てくることが多いよね。「甲」と「乙」は、たくさんの当事者が出てきたとき「Aさんのことをずっと「甲」と呼ぼう」と決めて文字数を節約してるんだ。つまり単なる「略称(りゃくしょう)」のことだよ。「違約金」は、約束を破ったときに支払うペナルティのお金のこと。これを知っておくだけで、かなり読みやすくなるはずだよ。
契約書の種類——どんな場面で使われるの?
身近な契約書の例
契約書は実はものすごく身近な場面で使われているよ。代表的なものを見てみよう。
- 賃貸借契約書(ちんたいしゃくけいやくしょ):アパートやマンションを借りるときに交わす契約書。家賃・期間・禁止事項などが書かれてる。
- 労働契約書(ろうどうけいやくしょ):アルバイトや就職のとき、雇う側と雇われる側が交わす契約書。給料・勤務時間・仕事内容などが書かれてる。
- 売買契約書(ばいばいけいやくしょ):車や不動産など高額なものを売り買いするときの契約書。
- 利用規約(りようきやく):アプリやサービスを使うときにスクロールして「同意」するやつ。法的には契約書と同じ効力を持つ。
- 業務委託契約書(ぎょうむいたくけいやくしょ):フリーランスの人が仕事を依頼されるときなどに使う。どんな仕事をいくらでやるかが書かれてる。
電子契約書も増えてきた
最近は紙ではなく、デジタルで契約を結ぶ「電子契約」が増えてきたよ。メールやクラウドサービスで契約書を送り合って、電子署名を使って合意する方法だ。電子署名とは、つまりデジタルの世界での「はんこ」みたいなもの。本人が確かに同意したということを証明できる仕組みなんだ。紙の契約書と同じ法的効力を持つから、これからの時代はどんどん普及していくよ。
契約書を読むときに注意すること
絶対に確認してほしい3つのポイント
契約書のすべてを完璧に理解するのは大変かもしれないけど、最低限この3つは必ずチェックしよう。
- 解約・解除のルール(キャンセルできる条件):「いつまでにどうすれば解約できるか」「途中でやめたらお金はどうなるか」を確認しよう。自動更新の契約は特に注意!気づかないうちに更新されて料金が発生することがある。
- 支払い条件と金額:「毎月いくら払うか」だけじゃなく、「初期費用は?」「オプション料金は?」「支払いが遅れたらどうなるか(遅延損害金)」も確認しよう。
- 禁止事項と違約金:「やってはいけないこと」と「それをやったらどんなペナルティがあるか」は必読。違約金が想定外に高い契約もあるから気をつけて。
「読まなくていい」は危険信号
「細かいことは気にしなくていいですよ」「みんなこのままサインしてますよ」と言って内容を確認させようとしない相手には要注意だよ。正当な契約なら、疑問に答えてくれるはずだし、持ち帰って確認する時間をくれるはず。急かしてくる・内容を隠そうとする・「今日中に決めないと損ですよ」と焦らせてくる場合は、詐欺的な契約の可能性があるから、その場でサインしないようにしよう。
「まあ大丈夫でしょ」と思ってサインしたら、実は毎月高額の料金が引き落とされるサービスだったり、解約できない長期契約だったり……というトラブルは本当によくある話なんだ。「サインする前に読む」というたったそれだけのことが、自分を守るための最大の武器になるよ。
未成年が契約するときの特別なルール
未成年者取消権——知っておきたい強力な権利
日本では18歳未満(成年年齢は2022年から18歳に引き下げられた)の人が親の同意なしに契約をした場合、その契約を「取り消せる」という権利があるんだよ。これを「未成年者取消権(みせいねんしゃとりけしけん)」という。つまり「まだ社会的な判断が十分でない未成年者を守るための権利」だ。
たとえば高校生がアルバイト中に、営業マンに「このサービスに登録しませんか?月3000円ですよ」と勧誘されてサインしてしまったとき、後から親に相談して取り消せる可能性が高いんだ。ただし「小遣いの範囲の日用品の購入」や「親が許可した内容の契約」には使えないから注意してね。また、18歳・19歳の高校生は法律上は「成年」なので、この権利は使えなくなっているよ。
クーリングオフも知っておこう
「クーリングオフ」とはつまり「一定期間内であれば無条件で契約を解除できる制度」のこと。訪問販売(家に来た営業マンからの購入)や電話勧誘販売などで契約した場合、8日以内なら理由なしに解約できるんだ。ただしネット通販やお店に自分から行って買ったものには基本的にクーリングオフは使えないよ。「クーリングオフはすべての契約に使える」と思っている人が多いけど、使える場面は限定されているから、詳しくは消費生活センターに相談しよう。
もし「おかしい契約をさせられた」「どうすればいいかわからない」と思ったときは、一人で抱え込まずに消費生活センター(電話番号:188)に電話してみてね。無料で相談に乗ってくれるよ。
