親戚が開業した、フリーランスになった友だちが「確定申告で収支内訳書を出す」って言ってたけど、それって何?という疑問、ありますよね。実は、会社員とは違う働き方をしている人にとって、この書類はめちゃくちゃ大事なんです。自分がどれだけ稼いで、どれだけ使ったかを正確に報告する書類なんですが、ちょっと複雑に見えるかもしれません。でも安心してください。この記事を読めば、「あ、そういうことか」という感じで、収支内訳書がどんな書類で、なぜ必要で、どうやって作るのかがスッキリ分かりますよ。
- 収支内訳書は、個人事業主が 収入と支出の内訳を税務署に報告 するための書類です
- 会社員ではなく、自分で商売をしている人が 確定申告のときに提出 しなければなりません
- 毎日の支出をメモしておけば、決められた項目に数字を埋めるだけなので そこまで難しくない のです
もうちょっと詳しく
収支内訳書がなぜ必要かというと、税金を計算するためです。税務署は「あなたはいくら稼いだのか」を知る必要があります。会社員の場合、給与明細があるから簡単です。でも個人事業主の場合、どんな取引があったのかを自分たちで記録して報告する必要があります。それが収支内訳書なんです。この書類があれば、税務署は「その人の所得はいくらか」「だから税金はいくらか」という計算ができるわけです。つまり、自分が正直に申告することで、誰からも疑われず、堂々と商売ができるようになるということですね。
収支内訳書は、個人事業主が「誠実に税務申告する」ための必須アイテムです。毎日メモさえしていれば、年末に焦ることなく書けますよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 実は、売上が年間48万円以下などの場合、提出しなくてもいいという特例があります(令和6年時点)。自分が該当するかは税務署に確認しましょう。
→ 提出義務があるなしに関わらず、商売をしている限り、正確な記録は自分のビジネス判断にも役立ちます。将来の納税額の予測もできます。
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収支内訳書ってそもそも何?
収支内訳書と聞くと、難しい税務書類という印象を持つかもしれませんね。でも、実際はシンプルです。あなたが「商売で稼いだお金がいくらで、そのために使ったお金がいくらか」という内訳を書く書類、それが収支内訳書です。
想像してみてください。あなたがお小遣いで何か作ったり売ったりしているとしましょう。その時に親から「どれだけ稼いだ?」「どれだけ使った?」と聞かれたら、あなたはそれを説明しますよね。収支内訳書は、それを税務署に対して公式に報告する書類だと思えばいいんです。
税務署というのは、つまり日本の政府機関で、税金に関することを管理している場所です。政府は国民がどれだけ稼いでいるかを知る必要があります。なぜなら、その稼いだ額に応じて、払うべき税金の額が決まるからです。会社員の場合は、会社が給与を支払うときに既に税金を計算して引いてくれています。これを源泉徴収(つまり、給料をもらう前に税金を差し引く仕組み)と言います。
でも、個人で商売をしている人や、フリーランスの人は、そういう仕組みがありません。自分で「いくら稼いだか」を記録して報告する責任があります。その報告書が確定申告(つまり、1年間の収入と支出をまとめて税務署に報告する手続き)で、その時に添付する詳しい内訳書が収支内訳書なんです。
つまり、収支内訳書は「私は正直に商売をしていますよ。こんだけ稼いで、こんだけ使いました。だから税金を計算してください」と税務署に言うための証拠の書類、そして誠実さを示す書類だと言えるんですね。これを出すことで、あなたの商売は公式に認められ、堂々と事業を続けることができるんです。
どんな人が収支内訳書を出す必要があるの?
「自分は出す必要があるのかな?」という疑問が出てくると思います。実は、誰もが必要というわけではありません。基本的には、個人事業主やフリーランスなど、自分で商売をしている人が必要です。でも、もう少し詳しく説明しましょう。
会社員は、会社からもらう給料にて既に税金が計算されているので、基本的には提出の必要がありません。ただし、本業の給料以外に、副業で所得があったり、何か売上があったりする場合は、その部分について申告する必要があります。その時には、その副業の部分の収支内訳書を出すことになるかもしれません。
個人事業主というのは、つまり「自分で商売をしている個人」という意味です。例えば、フリーランスのライター、プログラマー、イラストレーター、小売店の店主、飲食店の経営者など、様々な職業があります。こういう人たちは、毎年確定申告をしなければなりません。その時に、収支内訳書を添付する必要があります。
ただし、所得(つまり、売上から経費を引いた、実際の稼ぎ)が一定額以下の場合は、提出義務がないこともあります。例えば、令和6年の時点では、年間の所得が48万円以下の場合は、提出が免除される場合があります。詳しくは税務署に確認することをお勧めします。
要は、個人で何らかの商売をしていて、それで稼いでいるのであれば、収支内訳書の提出を視野に入れておく必要があります。そして、その準備は、今から毎日の支出を記録することから始まります。つまり、いきなり複雑な書類を作る必要はなく、日々の積み重ねが大事だということなんですね。
収支内訳書に何を書くの?具体的に解説
収支内訳書を実際に見たことがあれば、「えっ、こんなに項目がある?」と驚くかもしれません。でも、落ち着いてください。項目は多く見えますが、それぞれは簡単です。大きく分けると、収入の部分と支出の部分に分かれています。
まず、収入の部分です。ここには「事業所得」つまり、商売で稼いだお金がいくらか、という数字を書きます。例えば、ブログで広告収入が月に1万円あれば、1年で12万円ですね。その12万円と、その他の商売の収入を全部足した額を書くんです。
次に、支出の部分が大切です。商売をするためには、様々な経費(つまり、お金をかかる必要な費用)があります。例えば、パソコンを買った、ソフトウェアのライセンス代を払った、事務所の家賃を払った、通信費がかかった、材料を買った、などなど。こういう「商売のために使ったお金」を、細かく分類して書き込むわけです。
具体的には、例えばこんな分類があります。
給料(従業員がいる場合の給与)、外注費(他の人に仕事を頼んだ費用)、材料費(商品を作るのに必要な材料代)、賃借料(事務所やスタジオの家賃)、水道光熱費(電気代、水道代)、通信費(インターネット代、携帯代)、文具費(ボールペン、紙など)、福利厚生費(従業員の食事代など)などなど。これらを月ごと、あるいは年ごとにまとめて、それぞれの合計を書き込むんです。
そして、これらの項目の合計額を計算して、「売上から支出を引いた額」が最終的なあなたの所得になります。その数字が、税金を計算する基準になるわけです。だから、正確に書くことがすごく大事なんですね。
ちなみに、あなたが「あ、この支出は商売に必要だから経費に入れていいのかな?」という疑問を持ったら、それは税理士さんや税務署に相談するといいですよ。大事なのは、ゴマかしたりせず、正直に書くことです。
収支内訳書をどうやって作るの?ステップバイステップ
実際に作る時には、どうしたらいいのでしょうか。難しく考えることはありません。ステップを踏めば誰でもできます。
まず、第一ステップは「日々の記録をつける」ということです。これが最も大事です。毎日、商売に関する支出があったら、簡単にでいいのでメモしておきましょう。どんな費用か、金額はいくらか、何月何日か。スマートフォンのメモアプリでもいいし、ノートに書いてもいいし、エクセルで管理するのもいいです。要は、後で見返したときに「あ、この支出は何だったっけ」ということが分からなくなってしまわないようにすることですね。
第二ステップは「毎月まとめる」ということです。月末に、その月の支出を分類別に集計します。電気代はいくら、家賃はいくら、材料費はいくら、という風に。こうすることで、どの項目にいくら使ったかが一目瞭然になります。
第三ステップは「年間の集計」です。12ヶ月分の月別の集計を見て、全体としてそれぞれの項目がいくらになるか、という年間合計を計算します。
第四ステップは「売上の集計」です。商売の売上も同じく、毎日記録して、毎月集計して、最終的に年間の売上を出します。
第五ステップが「収支内訳書に記入する」ということです。税務署からもらえる収支内訳書のフォーム(または国税庁のウェブサイトからダウンロードできます)に、これらの数字を正確に書き込むんです。
実は、今は会計ソフト(つまり、パソコンやスマートフォンで帳簿管理と税務申告書作成を自動的にやってくれるアプリ)というものがあります。有名なものは「freee」や「弥生会計」という製品です。これらを使うと、毎日の支出をアプリに入力するだけで、自動的に集計され、最終的には収支内訳書まで出力されます。だから、今はそこまで難しくないんですね。
大事なのは「毎日のコツコツとした記録」と「正直さ」です。最後になって「あ、支出がいくらあったっけ?」と焦るのではなく、日々から心がけておくことが、実は最も簡単で、最も正確な方法なんですよ。
よくある質問と注意点
収支内訳書について、多くの人が疑問に思うことをいくつかご説明します。
「プライベートの支出も書いてもいいですか?」という質問がよく出ます。答えは「ノー」です。収支内訳書に書けるのは、あくまで「商売に関連した支出」だけです。例えば、あなたが個人向けのテーラーメード服を作るビジネスをしていたとします。その時に、生地代や針代は経費です。でも、あなたが自分のために買った洋服は、商売とは関係ないので、経費にはなりません。つまり、「これは商売のために本当に必要な費用か?」という厳密な判断が必要なんです。この判断が曖昧な場合は、税務署や税理士に相談することをお勧めします。
「領収書を保管しておく必要がありますか?」という質問もあります。答えは「イエス、重要です」。収支内訳書に書いた支出については、その証拠となる領収書やレシートを保管しておく必要があります。万が一、税務署が「本当にそんなに支出があったのか?」と疑った場合、領収書がないと説明できません。だから、支出があったら、その場で領収書をもらう、あるいはレシートを取っておくということが大事なんですね。
「赤字の場合はどうしたらいいですか?」という質問もあります。赤字というのは、つまり「支出が売上を上回る状態」です。この場合も、正直に数字を書くべきです。ビジネスを始めたばかりなら、赤字ということもあります。その場合でも、税務署に申告する必要があります。実は、赤字を申告することで、翌年以降の税金計算に有利に働く場合もあります。詳しくは税理士に相談してください。
「いつ提出するんですか?」という質問への答えは「確定申告の時期」です。毎年2月中旬から3月中旬が、一般的な確定申告の時期です。この時期に、前年1月1日から12月31日までの収支内訳書を提出するんですね。税務署の窓口に直接持って行ってもいいし、郵送でもいいし、オンラインで提出する方法もあります。
最後に、「税理士を雇った方がいいですか?」という質問があります。商売の規模や複雑さによって異なります。小さな個人事業なら、自分で対応できることもあります。でも、従業員がいたり、複雑な取引があったりする場合は、税理士に相談することで、ミスを防ぐことができますし、節税のアドバイスも受けられます。これは個人の判断とリソース次第ですね。
