給与額って何?わかりやすく解説

給料日って、なんかワクワクするよね。でも初めてアルバイトや仕事をして「給与明細」を受け取ったとき、「あれ、思ってたより少ない…」って感じたことない?実は「給与額」って言葉、ひとつに見えて中身はけっこう複雑なんだよ。この記事を読めば、給与額の意味から、なぜ手元に届くお金が少ないのかまで、スッキリわかるよ。

給与額って、要するにもらえる給料の金額のことでしょ?それだけじゃないの?

そこが大事なポイントでね、「給与額」って言葉には実は2種類あるんだよ。「額面がくめん(がくめん)」って言われる会社が払う総額と、「手取り(てどり)」って言われる実際に自分の口座に入る金額、この2つは全然ちがうんだ。
え、ちがうの!?どれくらいちがうの?

例えば額面がくめんが月20万円だとすると、手取りは大体15〜17万円くらいになるんだ。つまり3〜5万円くらい引かれる計算だよ。何が引かれるかというと、税金所得税しょとくぜい住民税じゅうみんぜい)と社会保険料しゃかいほけんりょう健康保険けんこうほけん・年金・雇用保険こようほけん)なんだよね。
社会保険料しゃかいほけんりょうって何?なんでそんなに引かれるの?

社会保険料しゃかいほけんりょうとは、病気になったときの医療費や老後の年金を賄うための「みんなで出し合うお金」のこと。つまり”社会全体で助け合うための積み立て”ということだよ。自分が病院に行っても3割負担で済むのは、この保険料のおかげなんだ。
じゃあ引かれるのは仕方ないんだね。でも給与明細の見方がよくわからないな…

給与明細は大きく「支給(もらう金額)」と「控除こうじょ(こうじょ)(引かれる金額)」の2段構えになってるよ。控除こうじょとはつまり”差し引かれるもの”ということ。支給合計から控除こうじょ合計を引いた残りが手取りなんだ。仕組みがわかると全然怖くないよ!
📝 3行でまとめると
  1. 「給与額」には会社が払う 額面がくめん と実際に受け取る 手取り の2種類がある
  2. 額面がくめんから 税金・社会保険料しゃかいほけんりょう が引かれた残りが手取りで、だいたい額面がくめんの75〜85%程度になる
  3. 給与明細の 支給・控除こうじょの欄 を見れば、何がどれだけ引かれたか確認できる
目次

もうちょっと詳しく

給与額のしくみをもう少し掘り下げると、「額面がくめん」という言葉が鍵になってくるよ。額面がくめんとは、会社が労働の対価として設定した給与の総額のこと。でも日本では、この額面がくめんから「所得税しょとくぜい」「住民税じゅうみんぜい」「健康保険料けんこうほけんりょう」「厚生年金保険料こうせいねんきんほけんりょう」「雇用保険こようほけん料」が自動的に差し引かれてから、口座に振り込まれるしくみになってるんだ。これを「源泉徴収げんせんちょうしゅう(げんせんちょうしゅう)」って言って、つまり”先払いで税金などを会社が代わりに納めてくれる制度”ということ。だから自分でわざわざ税務署ぜいむしょに行かなくてもいい反面、気づかないうちに引かれてるから「思ったより少ない!」と感じやすいんだよね。給与明細を毎月ちゃんと確認する習慣をつけることが、お金の管理の第一歩だよ。

💡 ポイント
額面がくめんの約20〜25%が控除こうじょされる。手取りは額面がくめん×0.75〜0.85が目安!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「月給20万円なら、毎月20万円もらえる」
→ 「月給20万円」は額面がくめんの話。そのまま全額もらえるわけじゃないんだよ。
⭕ 「月給20万円の手取りは約15〜17万円」
→ 税金・社会保険料しゃかいほけんりょうが引かれるから、実際の受取額は少なくなる。求人を見るときは「額面がくめんか手取りか」を確認することが大事だよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

[toc]

給与額とは?まずは基本からおさえよう

「給与額」ってひとことで言うと?

「給与額」とは、会社が従業員(つまり働く人)に対して支払う給料の金額のことだよ。毎月決まった日に銀行口座に振り込まれるアレだね。でも「給与額」ってひとことで言っても、実はちょっとだけ複雑なしくみがあるんだ。

たとえば、友だちとゲームのカードを交換するとき、「このカード10枚あげる」って言ったとしても、実際に手元に届くのが8枚だったら「え、2枚どこ行ったの?」ってなるよね。給与もそれと同じで、会社が「月20万円払いますよ」と約束していても、実際に口座に入るのは15〜17万円くらいになることが多いんだ。

額面がくめん」と「手取り」のちがい

給与額を理解するうえで絶対に知っておきたいのが、「額面がくめん(がくめん)」と「手取り(てどり)」のちがいだよ。

  • 額面がくめん:会社が「この人に払う」と設定した給与の総額。つまり”会社が負担する給料の全体”ということ
  • 手取り:税金や保険料を引いた後、実際に自分が受け取る金額。つまり”自分が自由に使えるお金”ということ

求人広告に「月給25万円!」と書いてあっても、それは額面がくめんの話。手取りはそこから2〜5万円くらい少なくなるのが一般的だよ。就職活動や転職を考えるときは「これ額面がくめん?手取り?」と確認する癖をつけておくと後悔しないよ。

何が引かれてるの?控除こうじょのしくみを知ろう

控除こうじょって何?

額面がくめんから手取りを引いた差額のことを「控除こうじょ(こうじょ)」って言うよ。控除こうじょとは、つまり”給料から差し引かれるお金のまとまり”ということ。控除こうじょには大きく分けて2種類あるんだ。

  • 税金所得税しょとくぜい住民税じゅうみんぜい
  • 社会保険料しゃかいほけんりょう健康保険けんこうほけん厚生年金こうせいねんきん雇用保険こようほけん・(場合によって介護保険かいごほけん

これらは会社が毎月自動的に給与から引いて、国や自治体に代わりに納めてくれるしくみになってるんだよ。これを「源泉徴収げんせんちょうしゅう(げんせんちょうしゅう)」って言って、つまり”給料を渡す前に、税金をあらかじめ引いておく制度”ということ。

税金はどれくらい引かれる?

税金のうち「所得税しょとくぜい」は、稼いだお金に対してかかる国の税金だよ。毎月の給与から概算で引かれて、年末に「年末調整ねんまつちょうせい」というかたちで精算されるんだ。年末調整ねんまつちょうせいとはつまり”1年分の税金を正しい額に計算し直す作業”ということで、引きすぎてたら返ってくるし、足りなければ追加で払う。年末に少し多めにお金が戻ってくることがある(還付)のはこれが理由だよ。

住民税じゅうみんぜい」は都道府県や市区町村に払う税金で、前の年の収入をもとに計算されるよ。だから新社会人1年目は住民税じゅうみんぜいがかからないことが多くて、2年目から急に引かれ始めて「手取りが減った!」と焦る人が多いんだよね。

社会保険料しゃかいほけんりょうはどれくらい引かれる?

社会保険料しゃかいほけんりょうには3種類あるよ。

  • 健康保険料けんこうほけんりょう:病院に行ったとき3割負担で済む保険の費用。つまり”みんなで医療費を出し合う制度”ということ。月収の約5〜6%が目安。
  • 厚生年金保険料こうせいねんきんほけんりょう:老後にもらえる年金のための積み立て。月収の約9%が目安。会社が同額を負担してくれる(折半)ので、実際には月収の18%分が年金に積み立てられてるんだよ。
  • 雇用保険こようほけん:仕事を失ったときに「失業給付しつぎょうきゅうふ」をもらうための保険。月収の約0.6%とわずかな金額だよ。

これらを合わせると、月収の15〜20%くらいが社会保険料しゃかいほけんりょうとして引かれる計算になるよ。大きく感じるかもしれないけど、病気・老後・失業のリスクに備えるための大切なお金だから、「損してる」というよりは「将来の自分への投資」と考えると気が楽だよ。

給与明細の読み方を覚えよう

給与明細の3つのブロック

毎月もらう「給与明細」には、給与のすべてが書いてある。給与明細とは、つまり”いくら稼いで、何がいくら引かれて、いくら受け取るかを細かく書いた書類”ということ。大きく3つのブロックに分かれてるよ。

  • 勤怠(きんたい):出勤日数・残業時間など、働いた記録
  • 支給(しきゅう):基本給・残業代ざんぎょうだい・各種手当など、もらうお金の内訳
  • 控除こうじょ(こうじょ):税金・社会保険料しゃかいほけんりょうなど、引かれるお金の内訳

そして「支給合計 − 控除こうじょ合計 = 差引支給額(手取り)」という式で最終的な振込金額が決まるよ。

基本給と手当のちがい

支給欄の中でも特に大事なのが「基本給(きほんきゅう)」だよ。基本給とは、つまり”仕事内容や役職などに応じて会社が設定する、給料の土台になる金額”ということ。これに加えて、残業をした分の「残業代ざんぎょうだい」、通勤にかかった分の「交通費(通勤手当)」、役職がある人には「役職手当」などが足されて「支給合計」になるよ。

注意が必要なのは、交通費は所得税しょとくぜいがかからない(一定額まで非課税ひかぜい)ケースが多いこと。だから額面がくめんには入っていても、税金の計算には含まれないことがあるんだ。細かいけど知っておくとお得な知識だよ。

給与額に関係するよく聞く言葉をまとめて解説

「昇給」ってどういうこと?

昇給(しょうきゅう)」とは、つまり”基本給が上がること”ということだよ。毎年4月に「今年は3,000円昇給しました」とか「昇給率2%」みたいなかたちで通知されることが多いよ。基本給が上がれば残業代ざんぎょうだいの計算にも影響するし、社会保険料しゃかいほけんりょうの計算基準(標準報酬月額)も変わることがある。給料がアップするのはうれしいけど、引かれる額も増えるのは覚えておこう。

「賞与」ってボーナスのこと?

賞与(しょうよ)」とは、ボーナスのことだよ。つまり”毎月の給与とは別に、会社の業績や個人の成績に応じて支払われる特別なお金”ということ。一般的に夏(6〜7月)と冬(12月)の年2回支払われることが多いね。賞与にも所得税しょとくぜい社会保険料しゃかいほけんりょうがかかるよ。ただし賞与の所得税しょとくぜいの計算方法は毎月の給与とちがって、「賞与に対する源泉徴収げんせんちょうしゅう税額の算出率の表」という特別な表を使うんだ。

「標準報酬月額」って何?

標準報酬月額(ひょうじゅんほうしゅうげつがく)」とは、社会保険料しゃかいほけんりょうを計算するための基準になる金額のこと。つまり”毎月の給与をざっくり丸めた基準値”ということ。実際の給与は残業などで毎月変動するけど、社会保険料しゃかいほけんりょうの計算はこの標準報酬月額をもとに行われるよ。毎年4〜6月の給与をもとに見直され、9月から新しい金額になるんだ。

だから4〜6月にたくさん残業すると、標準報酬月額が上がって、社会保険料しゃかいほけんりょうの負担が増えることがある。「4〜6月は残業を控えたほうがいい」という話を聞いたことがある人もいるかもしれないね。ただし年金受給額にも影響するので、一概に損とは言えないよ。

「年収」と「手取り年収」のちがいは?

年収」というのは、1年間の額面給与がくめんきゅうよの合計のこと。つまり”会社が1年間に払う給料の総額”ということだよ。就職情報サイトに「年収400万円」と書いてある場合は、基本的に額面がくめんの話だよ。これに対して「手取り年収」は、税金・社会保険料しゃかいほけんりょうを引いた後の実際の受取額。年収400万円なら手取り年収は310〜330万円くらいになることが多いよ。住宅ローンや奨学金しょうがくきんの返済計画を立てるときは、手取り年収ベースで考えるのが大事だよ。

アルバイトの給与額はどうなってる?

アルバイトは「時給×時間」が基本

アルバイトの給与額は「時給(じきゅう)×働いた時間数」で決まるのが基本だよ。時給とは、つまり”1時間働いたときにもらえる金額”ということ。例えば時給1,100円で月80時間働けば、88,000円が額面がくめんになるよ。

アルバイトの場合、毎月の収入が一定額以下なら所得税しょとくぜいがかからないこともある(いわゆる「103万円の壁」)。月に換算すると約88,000円以下なら、年収103万円以下になるので所得税しょとくぜいはかからないよ。ただし複数のバイトを掛け持ちしている場合は合算されるから注意が必要だよ。

社会保険の加入条件はある?

アルバイトでも条件によっては社会保険に加入しなければいけないことがあるよ。週の労働時間が正社員の3/4以上(一般的に週30時間以上)だと、社会保険に加入する義務が生じる。また2024年以降は従業員51人以上の企業では、週20時間以上・月収88,000円以上などの条件を満たすと加入が必要になってるんだ。社会保険に入ると手取りは減るけど、年金や健康保険けんこうほけんのカバーが手厚くなるから、長い目で見るとプラスのことも多いよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

目次