給料日って、なんかワクワクするよね。でも初めてアルバイトや仕事をして「給与明細」を受け取ったとき、「あれ、思ってたより少ない…」って感じたことない?実は「給与額」って言葉、ひとつに見えて中身はけっこう複雑なんだよ。この記事を読めば、給与額の意味から、なぜ手元に届くお金が少ないのかまで、スッキリわかるよ。
- 「給与額」には会社が払う 額面 と実際に受け取る 手取り の2種類がある
- 額面から 税金・社会保険料 が引かれた残りが手取りで、だいたい額面の75〜85%程度になる
- 給与明細の 支給・控除の欄 を見れば、何がどれだけ引かれたか確認できる
もうちょっと詳しく
給与額のしくみをもう少し掘り下げると、「額面」という言葉が鍵になってくるよ。額面とは、会社が労働の対価として設定した給与の総額のこと。でも日本では、この額面から「所得税」「住民税」「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」が自動的に差し引かれてから、口座に振り込まれるしくみになってるんだ。これを「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」って言って、つまり”先払いで税金などを会社が代わりに納めてくれる制度”ということ。だから自分でわざわざ税務署に行かなくてもいい反面、気づかないうちに引かれてるから「思ったより少ない!」と感じやすいんだよね。給与明細を毎月ちゃんと確認する習慣をつけることが、お金の管理の第一歩だよ。
額面の約20〜25%が控除される。手取りは額面×0.75〜0.85が目安!
⚠️ よくある勘違い
→ 「月給20万円」は額面の話。そのまま全額もらえるわけじゃないんだよ。
→ 税金・社会保険料が引かれるから、実際の受取額は少なくなる。求人を見るときは「額面か手取りか」を確認することが大事だよ。
[toc]
給与額とは?まずは基本からおさえよう
「給与額」ってひとことで言うと?
「給与額」とは、会社が従業員(つまり働く人)に対して支払う給料の金額のことだよ。毎月決まった日に銀行口座に振り込まれるアレだね。でも「給与額」ってひとことで言っても、実はちょっとだけ複雑なしくみがあるんだ。
たとえば、友だちとゲームのカードを交換するとき、「このカード10枚あげる」って言ったとしても、実際に手元に届くのが8枚だったら「え、2枚どこ行ったの?」ってなるよね。給与もそれと同じで、会社が「月20万円払いますよ」と約束していても、実際に口座に入るのは15〜17万円くらいになることが多いんだ。
「額面」と「手取り」のちがい
給与額を理解するうえで絶対に知っておきたいのが、「額面(がくめん)」と「手取り(てどり)」のちがいだよ。
- 額面:会社が「この人に払う」と設定した給与の総額。つまり”会社が負担する給料の全体”ということ
- 手取り:税金や保険料を引いた後、実際に自分が受け取る金額。つまり”自分が自由に使えるお金”ということ
求人広告に「月給25万円!」と書いてあっても、それは額面の話。手取りはそこから2〜5万円くらい少なくなるのが一般的だよ。就職活動や転職を考えるときは「これ額面?手取り?」と確認する癖をつけておくと後悔しないよ。
何が引かれてるの?控除のしくみを知ろう
控除って何?
額面から手取りを引いた差額のことを「控除(こうじょ)」って言うよ。控除とは、つまり”給料から差し引かれるお金のまとまり”ということ。控除には大きく分けて2種類あるんだ。
- 税金:所得税・住民税
- 社会保険料:健康保険・厚生年金・雇用保険・(場合によって介護保険)
これらは会社が毎月自動的に給与から引いて、国や自治体に代わりに納めてくれるしくみになってるんだよ。これを「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」って言って、つまり”給料を渡す前に、税金をあらかじめ引いておく制度”ということ。
税金はどれくらい引かれる?
税金のうち「所得税」は、稼いだお金に対してかかる国の税金だよ。毎月の給与から概算で引かれて、年末に「年末調整」というかたちで精算されるんだ。年末調整とはつまり”1年分の税金を正しい額に計算し直す作業”ということで、引きすぎてたら返ってくるし、足りなければ追加で払う。年末に少し多めにお金が戻ってくることがある(還付)のはこれが理由だよ。
「住民税」は都道府県や市区町村に払う税金で、前の年の収入をもとに計算されるよ。だから新社会人1年目は住民税がかからないことが多くて、2年目から急に引かれ始めて「手取りが減った!」と焦る人が多いんだよね。
社会保険料はどれくらい引かれる?
社会保険料には3種類あるよ。
- 健康保険料:病院に行ったとき3割負担で済む保険の費用。つまり”みんなで医療費を出し合う制度”ということ。月収の約5〜6%が目安。
- 厚生年金保険料:老後にもらえる年金のための積み立て。月収の約9%が目安。会社が同額を負担してくれる(折半)ので、実際には月収の18%分が年金に積み立てられてるんだよ。
- 雇用保険料:仕事を失ったときに「失業給付」をもらうための保険。月収の約0.6%とわずかな金額だよ。
これらを合わせると、月収の15〜20%くらいが社会保険料として引かれる計算になるよ。大きく感じるかもしれないけど、病気・老後・失業のリスクに備えるための大切なお金だから、「損してる」というよりは「将来の自分への投資」と考えると気が楽だよ。
給与明細の読み方を覚えよう
給与明細の3つのブロック
毎月もらう「給与明細」には、給与のすべてが書いてある。給与明細とは、つまり”いくら稼いで、何がいくら引かれて、いくら受け取るかを細かく書いた書類”ということ。大きく3つのブロックに分かれてるよ。
- 勤怠(きんたい):出勤日数・残業時間など、働いた記録
- 支給(しきゅう):基本給・残業代・各種手当など、もらうお金の内訳
- 控除(こうじょ):税金・社会保険料など、引かれるお金の内訳
そして「支給合計 − 控除合計 = 差引支給額(手取り)」という式で最終的な振込金額が決まるよ。
基本給と手当のちがい
支給欄の中でも特に大事なのが「基本給(きほんきゅう)」だよ。基本給とは、つまり”仕事内容や役職などに応じて会社が設定する、給料の土台になる金額”ということ。これに加えて、残業をした分の「残業代」、通勤にかかった分の「交通費(通勤手当)」、役職がある人には「役職手当」などが足されて「支給合計」になるよ。
注意が必要なのは、交通費は所得税がかからない(一定額まで非課税)ケースが多いこと。だから額面には入っていても、税金の計算には含まれないことがあるんだ。細かいけど知っておくとお得な知識だよ。
給与額に関係するよく聞く言葉をまとめて解説
「昇給」ってどういうこと?
「昇給(しょうきゅう)」とは、つまり”基本給が上がること”ということだよ。毎年4月に「今年は3,000円昇給しました」とか「昇給率2%」みたいなかたちで通知されることが多いよ。基本給が上がれば残業代の計算にも影響するし、社会保険料の計算基準(標準報酬月額)も変わることがある。給料がアップするのはうれしいけど、引かれる額も増えるのは覚えておこう。
「賞与」ってボーナスのこと?
「賞与(しょうよ)」とは、ボーナスのことだよ。つまり”毎月の給与とは別に、会社の業績や個人の成績に応じて支払われる特別なお金”ということ。一般的に夏(6〜7月)と冬(12月)の年2回支払われることが多いね。賞与にも所得税と社会保険料がかかるよ。ただし賞与の所得税の計算方法は毎月の給与とちがって、「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」という特別な表を使うんだ。
「標準報酬月額」って何?
「標準報酬月額(ひょうじゅんほうしゅうげつがく)」とは、社会保険料を計算するための基準になる金額のこと。つまり”毎月の給与をざっくり丸めた基準値”ということ。実際の給与は残業などで毎月変動するけど、社会保険料の計算はこの標準報酬月額をもとに行われるよ。毎年4〜6月の給与をもとに見直され、9月から新しい金額になるんだ。
だから4〜6月にたくさん残業すると、標準報酬月額が上がって、社会保険料の負担が増えることがある。「4〜6月は残業を控えたほうがいい」という話を聞いたことがある人もいるかもしれないね。ただし年金受給額にも影響するので、一概に損とは言えないよ。
「年収」と「手取り年収」のちがいは?
「年収」というのは、1年間の額面給与の合計のこと。つまり”会社が1年間に払う給料の総額”ということだよ。就職情報サイトに「年収400万円」と書いてある場合は、基本的に額面の話だよ。これに対して「手取り年収」は、税金・社会保険料を引いた後の実際の受取額。年収400万円なら手取り年収は310〜330万円くらいになることが多いよ。住宅ローンや奨学金の返済計画を立てるときは、手取り年収ベースで考えるのが大事だよ。
アルバイトの給与額はどうなってる?
アルバイトは「時給×時間」が基本
アルバイトの給与額は「時給(じきゅう)×働いた時間数」で決まるのが基本だよ。時給とは、つまり”1時間働いたときにもらえる金額”ということ。例えば時給1,100円で月80時間働けば、88,000円が額面になるよ。
アルバイトの場合、毎月の収入が一定額以下なら所得税がかからないこともある(いわゆる「103万円の壁」)。月に換算すると約88,000円以下なら、年収103万円以下になるので所得税はかからないよ。ただし複数のバイトを掛け持ちしている場合は合算されるから注意が必要だよ。
社会保険の加入条件はある?
アルバイトでも条件によっては社会保険に加入しなければいけないことがあるよ。週の労働時間が正社員の3/4以上(一般的に週30時間以上)だと、社会保険に加入する義務が生じる。また2024年以降は従業員51人以上の企業では、週20時間以上・月収88,000円以上などの条件を満たすと加入が必要になってるんだ。社会保険に入ると手取りは減るけど、年金や健康保険のカバーが手厚くなるから、長い目で見るとプラスのことも多いよ。
