給与所得って何?わかりやすく解説

給料日に明細を見て「給与収入」とか「給与所得きゅうよしょとく」とかいう言葉が並んでて、「同じじゃないの?」って思ったことない?実は全然違う意味で、この違いを知らないと税金の計算がまるで謎のままになってしまうんだよ。この記事を読めば、給与所得きゅうよしょとくの意味・給与収入との違い・税金との関係まで、スッキリわかるよ。

給与所得きゅうよしょとく」って、要は給料のことでしょ?なんで別の名前があるの?

惜しい!「給与所得きゅうよしょとく」は、会社からもらった給料の総額(給与収入)から、必要経費にあたる「給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」を引いた後の金額のことだよ。給料そのものじゃなくて、税金計算のスタート地点になる金額なんだ。
会社員でも「経費」が引けるの?自営業の人だけじゃないの?

そう!自営業の人は実際に使った経費を自分で計算して引けるんだけど、会社員はスーツ代や交通費の一部など仕事に使ったお金を細かく計算するのが大変だよね。だから国が「これだけ引いていいよ」と決めた給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」というみなし経費を、収入額に応じて自動的に引いてくれる仕組みになってるんだ。
じゃあ給与所得きゅうよしょとくが少ないほど税金も安くなるってこと?

その通り!税金は給与所得きゅうよしょとくをもとに計算されるから、給与所得きゅうよしょとく控除こうじょが大きくなるほど課税対象が減って、支払う税金が少なくなるんだ。だから給与所得きゅうよしょとく控除こうじょは会社員にとってものすごくありがたい仕組みなんだよ。
年末調整ねんまつちょうせいって毎年やるけど、あれも給与所得きゅうよしょとくと関係あるの?

バッチリ関係あるよ!年末調整ねんまつちょうせいは、1年間の給与所得きゅうよしょとくをもとに「払いすぎた税金を返す・足りない分を追加で払う」作業なんだ。給与所得きゅうよしょとくが計算のスタート地点になってるから、その意味がわかると年末調整ねんまつちょうせいの紙も怖くなくなるよ。
📝 3行でまとめると
  1. 会社からもらった全額が「給与収入」、そこから 給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ を引いた後の金額が「給与所得きゅうよしょとく
  2. 税金は給与所得きゅうよしょとくをもとに計算されるので、 給与所得きゅうよしょとく控除こうじょが大きいほど税負担が軽くなる
  3. 年末調整ねんまつちょうせい確定申告かくていしんこくはどちらも 給与所得きゅうよしょとくを起点 にして最終的な税額を確定させる作業
目次

もうちょっと詳しく

給与所得きゅうよしょとくとは、会社員・アルバイト・パートなど雇われて働く人が得る所得のこと。計算式は「給与収入 − 給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ給与所得きゅうよしょとく」というシンプルなものだよ。給与所得きゅうよしょとく控除こうじょの金額は収入が多いほど大きくなる仕組みで、たとえば年収162万5,000円以下なら一律55万円、年収360万円なら約116万円が控除こうじょされる。この給与所得きゅうよしょとくからさらに各種控除こうじょ扶養控除ふようこうじょ・生命保険料控除こうじょなど)を引いた「課税所得かぜいしょとく」に税率をかけて所得税しょとくぜいが決まる。つまり給与所得きゅうよしょとくは「税金計算の1番最初のステップ」なんだ。会社が代わりに計算してくれるから普段は意識しにくいけど、仕組みを知っておくと節税せつぜいの考え方も身につくよ。

💡 ポイント
給与所得きゅうよしょとく控除こうじょは「会社員専用のみなし経費」。収入が増えるほど控除こうじょ額も増える!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「給与収入と給与所得きゅうよしょとくは同じ金額のことでしょ」
→ 給与収入は会社から受け取った総額。給与所得きゅうよしょとくはそこから給与所得きゅうよしょとく控除こうじょを引いた後の金額なので、必ず給与収入より少なくなる。
⭕ 「給与所得きゅうよしょとく = 給与収入 − 給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ、税金はこの給与所得きゅうよしょとくから計算される」
給与所得きゅうよしょとくは税金計算のベースになる金額。収入がそのまま課税されるわけじゃないから、思ったより税金が安くなる仕組みになってるんだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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給与所得きゅうよしょとくとは?まず「所得」の意味から理解しよう

給与所得きゅうよしょとく」を理解するには、まず「所得」という言葉の意味を押さえておく必要があるよ。所得とは、つまり「稼いだお金から必要な費用を引いた後の利益」のこと。お店で例えると、売上が100万円あっても仕入れ・家賃・人件費で80万円かかったら、利益(所得)は20万円になるよね。税金はこの「所得」にかかるんだ。

会社員の「給与」も同じで、もらった給料の全額に税金がかかるわけじゃない。仕事をするためにかかった費用を差し引いた後の金額、それが「給与所得きゅうよしょとく」なんだ。

所得の種類は10種類ある

日本の税法では、所得を10種類に分類してる。給与所得きゅうよしょとくはその中のひとつ。ほかにも、自営業者の「事業所得」、株の売り買いで得る「譲渡所得」、家賃収入の「不動産所得」などがあるよ。会社員はほとんどの場合、メインの所得が「給与所得きゅうよしょとく」になる。

会社員の「必要経費」=給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ

自営業の人は領収書りょうしゅうしょを集めて実際の経費を申告できるけど、会社員はそうじゃない。スーツ代・書籍代・交通費(通勤費を除く分)など、仕事に使ったお金はたくさんあるけど、全部領収書りょうしゅうしょで証明するのは現実的じゃないよね。だから国が「収入に応じてこれだけ経費として引いていいよ」と決めたのが給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ。自動的に引いてくれるから会社員は何もしなくていい、すごく便利な仕組みなんだ。

「給与収入」と「給与所得きゅうよしょとく」の違いをスッキリ整理

この2つはよく混同されるけど、ちゃんと別物だよ。わかりやすく整理してみよう。

給与収入とは?

給与収入とは、会社から1年間に受け取った給料・賞与(ボーナス)・各種手当の合計金額のこと。源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうの「支払金額」という欄に書いてある数字がこれにあたるよ。社会保険料しゃかいほけんりょうを引く前の金額で、いわば「会社から支払われた総額」だ。年収と呼ばれることも多い。

給与所得きゅうよしょとくとは?

給与所得きゅうよしょとくは、給与収入から給与所得きゅうよしょとく控除こうじょを引いた後の金額。源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうでは「給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ後の金額」という欄に書いてある。たとえば年収400万円の人なら、給与所得きゅうよしょとく控除こうじょが124万円なので、給与所得きゅうよしょとくは400万円 − 124万円 = 276万円になる。税金の計算はこの276万円をスタート地点にして進んでいくんだ。

具体例で比べてみよう

たとえば年収300万円の会社員の場合で考えてみよう。

  • 給与収入:300万円(会社から受け取った総額)
  • 給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ:98万円(収入額に応じて自動的に決まる)
  • 給与所得きゅうよしょとく:202万円(300万円 − 98万円)

税金は300万円じゃなく202万円をもとに計算される。つまり、収入がそのまま課税されるわけじゃないってこと。この差額98万円分は、最初から課税対象にならないんだ。知らないと損した気分になるけど、ちゃんと守られてるよ。

給与所得きゅうよしょとく控除こうじょの計算方法と金額一覧

給与所得きゅうよしょとく控除こうじょの金額は、収入が多いほど大きくなる仕組みになってる。ただし上限があって、年収850万円を超えると195万円で打ち止めになるよ。つまり高収入になるほど控除こうじょの恩恵が相対的に小さくなる構造なんだ。

主な収入帯ごとの控除こうじょ

  • 年収162万5,000円以下 → 控除こうじょ額:55万円(一律)
  • 年収180万円 → 控除こうじょ額:約72万円(収入 × 40% − 10万円)
  • 年収300万円 → 控除こうじょ額:98万円(収入 × 30% + 8万円)
  • 年収400万円 → 控除こうじょ額:124万円(収入 × 20% + 44万円)
  • 年収600万円 → 控除こうじょ額:164万円(収入 × 10% + 110万円)
  • 年収850万円以上 → 控除こうじょ額:195万円(上限・一律)

最低でも55万円は引いてもらえる

アルバイトで年収50万円しか稼いでいなくても、給与所得きゅうよしょとく控除こうじょは最低55万円保証されてる。この場合、給与所得きゅうよしょとくは50万円 − 55万円 = マイナスになるけど、マイナスにはならず0円として扱われる。だから年収55万円以下の人は、給与所得きゅうよしょとくが0円になって所得税しょとくぜいがかからないんだ。

給与所得きゅうよしょとくから税金が決まるまでの流れ

給与所得きゅうよしょとくがわかったからって、すぐに税率をかけるわけじゃないよ。実はここからさらに引き算が続くんだ。給与所得きゅうよしょとくから各種「所得控除しょとくこうじょ」を引いて「課税所得かぜいしょとく」を出して、そこに税率をかけてやっと所得税しょとくぜいが決まる。

所得控除しょとくこうじょとは?

所得控除しょとくこうじょとは、つまり「生活の事情に合わせて税金を安くしてくれる仕組み」のこと。主なものを挙げると:

  • 基礎控除きそこうじょ:全員が引ける48万円(年収2,400万円以下の場合)
  • 社会保険料しゃかいほけんりょう控除こうじょ健康保険けんこうほけん厚生年金こうせいねんきんなどの支払い分を全額引ける
  • 扶養控除ふようこうじょ:養っている家族がいる場合に引ける
  • 生命保険料控除こうじょ:生命保険・介護保険かいごほけんなどの保険料の一部を引ける
  • 配偶者控除はいぐうしゃこうじょ:配偶者の収入が一定以下なら引ける

課税所得かぜいしょとくと税率

給与所得きゅうよしょとくからこれらの所得控除しょとくこうじょを全部引いた残りが「課税所得かぜいしょとく」だ。この課税所得かぜいしょとく所得税しょとくぜいの税率をかける。税率は課税所得かぜいしょとくが少ないほど低く、多いほど高い「累進課税るいしんかぜい」という仕組みになってる。195万円以下なら5%、195万〜330万円なら10%、330万〜695万円なら20%…という感じで段階的に上がっていくよ。

年末調整ねんまつちょうせい確定申告かくていしんこく給与所得きゅうよしょとくの関係

毎月給料から天引きされてる所得税しょとくぜいは、年収を12で割って「だいたいこのくらいの年収になるかな」という予測で計算されてる。でも実際には途中で結婚したり、生命保険に入ったり、ボーナスが多かったりで、予測とズレることが多い。だから年末に正確な給与所得きゅうよしょとくを計算して、払いすぎた税金を返したり、足りない分を追加で払ったりするのが「年末調整ねんまつちょうせい」なんだ。

年末調整ねんまつちょうせいでやること

会社から「扶養控除ふようこうじょ等申告書」「保険料控除こうじょ申告書」などの紙が配られるよね。あれは「こういう控除こうじょが受けられます」と申告するための書類。会社はその情報をもとに、正確な給与所得きゅうよしょとく課税所得かぜいしょとく所得税しょとくぜいを計算して精算してくれる。多くの会社員はこれだけで税金の処理が完結するんだ。

確定申告かくていしんこくが必要なケースとは

年末調整ねんまつちょうせいで処理できないケースもある。たとえば副業ふくぎょうで20万円超の収入がある場合・医療費が多くかかった場合・ふるさと納税ふるさとのうぜい控除こうじょを受けたい場合などは、自分で確定申告かくていしんこくをする必要があるよ。確定申告かくていしんこくでも給与所得きゅうよしょとくはスタート地点。副業ふくぎょうの事業所得なども合算して最終的な税額を計算する。給与所得きゅうよしょとくの仕組みを理解しておくと、確定申告かくていしんこくの書類もぐっとわかりやすくなるよ。

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうの見方

会社から毎年1月ごろもらう「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう」には、給与収入・給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ後の金額(=給与所得きゅうよしょとく)・課税所得かぜいしょとく・支払った所得税しょとくぜいの額がすべて書いてある。給与所得きゅうよしょとくの仕組みを知った今、あの紙を見ると「あ、ここに給与所得きゅうよしょとくが書いてある!」とわかるはず。難しそうに見える書類も、構造を知れば怖くない。ぜひ手元にある源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを見比べてみてね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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