「仕事に行きたくない」「体が動かない」「なんで自分だけこんなに辛いんだろう」——そんな気持ちで毎日を過ごしていると、「休職」という言葉が頭をよぎることがあるよね。でも「休職って具体的になに?」「お金はどうなるの?」「会社に迷惑かけないか不安」って、わからないことが多すぎて一歩踏み出せない人も多いはず。この記事を読めば、休職の仕組みから手続き・お金・復職までの流れが全部わかるよ。
- 休職とは、会社を辞めずに 社員のまま仕事を休む 正式な制度のこと
- 給料は止まることが多いけど、傷病手当金 で給料の約3分の2を最大1年6ヶ月受け取れる
- 休職できる期間は会社ごとの 就業規則 で決まっているから、まず確認することが大切
もうちょっと詳しく
休職は「逃げ」じゃなくて、自分の体と仕事を両立させるための「戦略的な休み方」だよ。特にメンタル系の不調(うつ病・適応障害など)は、無理して働き続けると症状がどんどん悪化してしまうことが多い。風邪のときに学校を休むのと同じで、病気なら休むのは当然のことなんだ。休職制度はまさにそのために存在しているよ。手続きの基本的な流れは「医師の診断書をもらう→会社に申請→傷病手当金を申請する」の3ステップ。難しそうに見えるけど、ひとつひとつやれば絶対できるよ。会社の総務や人事に相談すれば、一緒に手続きを進めてくれることがほとんどだから、ひとりで抱え込まないでね。
医師の診断書が「休職の証明」になる。まず病院へ行こう!
⚠️ よくある勘違い
→ 休職=キャリア終了のイメージを持つ人が多いけど、それは思い込みだよ
→ 休職はあくまで「一時的な休み」。体が回復して復職できた人はたくさんいるし、無理して働き続けて完全に倒れるより、早めに休む方が長く働けることが多いよ
[toc]
休職とはなにか?「会社を辞めずに休む」制度のこと
退職と休職の違いをまず理解しよう
「もう仕事行けない…」と思ったとき、選択肢は大きく2つあるよ。「退職する(会社を辞める)」か「休職する(会社に籍を残したまま休む)」か、だ。この2つ、パッと見は似ているけど、中身は全然違うんだよ。
退職というのは、つまり会社との契約を完全に終わらせること。辞めたあとは社員じゃなくなるから、会社の健康保険も使えなくなるし、退職後の生活費は失業給付(ハローワークからもらえるお金)でなんとかするしかなくなるよ。一方の休職は、社員のまま。健康保険も社会保険もそのまま続くから、傷病手当金という公的なサポートをもらいながら休める仕組みになっているんだ。
学校で例えると、退職は「転校」、休職は「長期の病気欠席」みたいなイメージだよ。転校したらその学校の生徒じゃなくなるけど、病気欠席なら席はそのまま残っているよね。それと同じ感覚で考えると分かりやすいよ。
休職できる理由はどんなものがある?
休職が認められる理由として一番多いのは、病気やケガだよ。特に最近は「メンタルヘルス不調」、つまりうつ病・適応障害・パニック障害などが原因で休職する人がとても増えているんだ。厚生労働省のデータでも、精神疾患による休職は年々増加していることが確認されているよ。
その他にも、がんなどの治療が必要な病気、骨折などのケガ、家族の介護(会社によっては)なども休職理由として認められることがあるよ。ただし、何が認められるかは会社ごとの就業規則によって違うから、まず自分の会社のルールを確認するのが大事だよ。
休職中のお金はどうなる?傷病手当金のしくみ
給料はどうなるの?
残念ながら、多くの会社では休職中は給料が出ないか、大幅に減るよ。でもだからといって「収入ゼロで生活できない…」と絶望しなくて大丈夫だよ。ここで登場するのが「傷病手当金」というお金のサポートだよ。
傷病手当金とは、健康保険から支給されるお金で、病気やケガで働けないときにもらえるよ。会社員として健康保険に加入していれば、ほぼ誰でも申請できるんだ。金額は「給料の約3分の2」で、最大1年6ヶ月間もらえるよ。例えば月収30万円の人なら、毎月約20万円が支給される計算になるよ。すべてがカバーされるわけじゃないけど、生活の土台を守れる大切な制度なんだ。
傷病手当金をもらうための4つの条件
傷病手当金をもらうには、次の4つの条件を全部満たす必要があるよ。
- 業務外の病気やケガで療養中であること(仕事が原因のケガは別の制度「労災保険」が対象だよ)
- 働くことができない状態であること(これは医師が証明してくれるよ)
- 連続して3日間以上仕事を休んでいること(この最初の3日間を「待期期間」というよ)
- 休んでいる期間中に給料をもらっていないこと(または給料が傷病手当金より少ないこと)
申請は会社の総務・人事と協力しながら、健康保険組合か協会けんぽに書類を出すよ。医師の証明書類も必要だから、定期的に病院に通うことが大切なんだ。
社会保険や住民税はどうなる?
休職中も社会保険料(健康保険・厚生年金)は支払い続けなきゃいけないよ。給料から天引きされていたものが、休職中は自分で払うか会社に後払いする形になることが多いんだ。住民税も同じく払い続ける必要があるよ。傷病手当金をもらいながら、これらの支払いに使う、という感じで生活費を計画しておくといいね。
休職するための手順:ステップごとに理解しよう
ステップ1:まず病院に行こう
休職への第一歩は、病院に行くことだよ。体や心の不調を感じているなら、内科でも精神科・心療内科でも、まずは受診してみてね。「こんなことで病院行っていいの?」って遠慮する人がすごく多いんだけど、プロに診てもらうことで自分の状態がはっきりするし、必要なら「休職が必要」という診断書を書いてもらえるよ。
この診断書が、会社に休職を申請するための「公式な証明書」になるんだ。診断書には「病名」と「休養が必要な期間」が書かれることが多いよ。費用は病院や状態によって違うけど、数千円程度が目安だよ。
ステップ2:会社の人事・総務に相談する
診断書が手に入ったら、次は会社の人事や総務に相談するよ。直属の上司への報告も必要なことが多いけど、もし上司との関係が難しい状況なら、人事部に直接話を持っていくのもアリだよ。
相談するときに伝えるべき内容は大きく3つ。「どんな体調不良があるか」「医師から休養が必要と言われていること」「診断書があること」だよ。会社側は就業規則に従って休職の手続きを進めてくれるはずだよ。「迷惑をかけて申し訳ない」と思いがちだけど、制度を使うことは権利だから、堂々と相談していいんだよ。
ステップ3:傷病手当金を申請する
休職が決まったら、傷病手当金の申請も忘れずに始めよう。申請書類の名前は「傷病手当金支給申請書」といって、会社の担当者か加入している健康保険組合のホームページから手に入れられるよ。この書類に医師の証明欄に記入してもらって、会社経由で提出するのが一般的な流れだよ。最初の支給まで1〜2ヶ月かかることがあるから、早めに手続きを始めることが大事だよ。
休職中にやること・やってはいけないこと
休職中にやるべきこと
休職中の一番の仕事は「回復すること」だよ。当たり前に聞こえるかもしれないけど、「仕事のことが心配」「早く戻らなきゃ」と焦ってしまう人がすごく多いんだよね。でも焦りは回復の大敵。まずはゆっくり休むことを最優先にしてね。
具体的には、こんなことをやっていくといいよ。
- 定期的に病院(主治医)に通って状態を確認してもらう
- 睡眠・食事・軽い散歩など、生活リズムを少しずつ整える
- 会社から求められる書類の提出や、最低限の連絡はきちんとする
- 回復してきたら、リワークプログラム(つまり、復職に向けた準備をするための専門プログラム)への参加を検討する
休職中にやってはいけないこと
一方で、気をつけてほしいことも3つあるよ。
- アルバイトや副業をする:傷病手当金は「働けない状態」の人に支給されるもの。収入を得る活動は受給資格を失うリスクがあるよ
- SNSに「元気に遊んでる写真」を大量投稿する:会社の人に見られると「本当に病気なの?」と思われる可能性がある。公開範囲や内容には注意してね
- 会社からの連絡を完全に無視する:必要な連絡に応じないと会社との関係がこじれてしまうことも。最低限のやりとりは続けようね
復職するときの流れ:焦らずゆっくり戻ろう
復職のタイミングはどう判断する?
「もう回復した」「そろそろ仕事に戻れそう」と感じても、いきなり元通りのペースで働き始めるのは危険だよ。休職前と同じ仕事量に戻ったとたん、また体調を崩してしまうケースがとても多いんだ。これを「再燃」や「再休職」というよ。
復職のタイミングは、まず主治医に「働けるか」を判断してもらうことから始まるよ。医師から「復職可能」という診断書をもらったら、次は会社の産業医(つまり、会社で働く人の健康を守る専門のお医者さん)との面談が入ることが多いよ。その上で、会社と復職の時期や働き方を相談して決めていくんだ。
試し出勤・リハビリ出勤という方法もある
いきなりフルタイムで戻るのが不安な人には、「試し出勤」や「リハビリ出勤」という段階的な復帰方法もあるよ。例えば最初の2週間は1日4時間だけ、その後6時間、それから8時間と少しずつ増やしていく方法だよ。スポーツでケガをしたあとのリハビリと同じイメージだよね。少しずつ体と心を慣らしながら戻っていくのが、再発を防ぐコツだよ。
医療機関や支援機関が提供している「リワークデイケア」という専門プログラムも、うつ病などの回復期に特に効果的と言われているよ。「職場に戻るのが不安」「また倒れないか心配」という人は、主治医に相談してみてね。
復職後に意識したいこと
復職してからも、大切にしてほしいことがいくつかあるよ。まず「休職前の自分と比べない」こと。休職前とまったく同じように動けなくても、それは当然のことだよ。次に「困ったことはひとりで抱え込まない」こと。産業医や産業カウンセラー(つまり、会社にいる相談を聞いてくれる専門の支援者)に気軽に相談していいんだよ。そして「無理なサービス残業をしない」こと。回復途中に無理をすると、また元に戻ってしまうリスクがあるからね。
復職はゴールじゃなくて、新しいスタートだよ。自分のペースで少しずつ仕事に慣れていくことが、長く働き続けるための一番の近道なんだ。「一度休んだら終わり」なんてことは全然なくて、休んで回復して、また元気に働いている人はたくさんいるよ。まず、自分の体と心を大切にすることから始めてみてね。
