親が「また健康保険料の通知が来た」とぼやいてるのを聞いたことありませんか?毎月給与から引かれたり、毎年請求書が来たりする「国民健康保険料」ですが、実は私たちの生活にめっちゃ関係のある大事なお金なんです。会社員の親なら「社会保険」、自営業の親なら「国民健康保険」というように、加入する制度が違うんですが、どっちにしても「私たちが病院に行った時の治療費を支えてくれるシステム」って仕組みを理解しておくと、大人になった時に「あ、この通知はそういうことか」って納得できるようになりますよ。この記事を読めば、国民健康保険料がなぜ必要で、どう計算されるのかが見えてくるはずです。
- 国民健康保険料は、病院に行った時の費用をみんなでサポートする、相互扶助の仕組みです
- 会社員は「健康保険」、自営業は「国民健康保険」というように、働く形で加入する制度が違うんです
- 毎月払うことで、誰もが安心して医療を受けられる、社会全体を守るシステムなんだよ
もうちょっと詳しく
国民健康保険料は、実は毎年計算し直されるんです。あなたの両親の去年の収入が多かったら、今年の保険料が高くなっちゃう。「え、去年稼いだのに、今年払うの?」って感じがするかもしれませんが、これはね「去年の所得に基づいて、今年の必要な費用を計算する」っていう仕組みだからなんです。つまり、保険料は「前年度の所得」をベースに決まるので、毎年6月ごろに新しい保険料の通知が来ることが多いんだよ。ちなみに、失業したとか、子どもが生まれたとか、人生の大きな変化があったら「届け出」をしないといけなくて、そうすると保険料が変わることもあります。
保険料は「去年の稼ぎ」で決まるから、毎年変わるんだよ
⚠️ よくある勘違い
→ 実はそうじゃなくて、「稼ぎの多さ」で決まるんです。医者にいっぱい行く人が多く払うわけじゃありません。これは「みんなで支え合う」という原則を守るためです。
→ その通り。貧乏な家庭の人も、お金持ちの家庭の人も、同じシステムの中でサポートし合ってるんです。これが「社会保障」の考え方です。
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国民健康保険って、そもそも何なの?
国民健康保険(略して「国保」って言うこともあります。つまり、ちょっと短い呼び方ってわけです)は、日本に住んでいる人がほぼ全員、何らかの健康保険に加入しなければならないっていう法律で決まってるんです。会社に勤めている人は会社の「健康保険」に自動的に入るし、自営業やフリーターの人は自分で「国民健康保険」に申し込みます。つまり、誰もが何らかの健康保険に入ることが義務になってるわけですね。
この仕組みが日本で作られたのは、実は戦後のこと。昔は病気になった時に治療代が払えない人がいっぱいいたんです。だから「全国民で医療費を支え合おう」っていうシステムを国が作ったわけ。これは「国の医療制度」の中でも、特に重要な制度で、日本の国民の誰もが安心して医者にかかれるように支援するためのものなんですよ。
国民健康保険の対象者は、主に3つのグループに分かれます。1つ目は自営業や農業をしてる人、2つ目はフリーターなど定職についていない人、3つ目は退職した高齢者。会社員の人は「社会保険」という別の制度に入ってるので、国民健康保険には入りません。つまり、働く形によって「どの保険に入るか」が決まるっていう仕組みなんです。
保険料の計算方法は、市区町村によって多少違うんです。だいたい「所得割」(稼ぎに応じた部分)と「均等割」(一人あたりいくら、という部分)を足したものが保険料になります。例えば、年収が300万円の自営業の人だったら、それに決められた割合をかけたものが「所得割」になって、さらに一人月5000円が「均等割」だとしたら、月の保険料は「所得割+5000円」っていう感じになるんだよ。
保険料ってどうやって決まるの?
保険料は、基本的に「前年度の所得」をベースに計算されます。これが、多くの人が「あれ、なぜ去年の稼ぎで今年払うの?」って疑問に思う理由なんですが、実は理由があるんです。それは保険制度を運営するために、事前に必要な費用を見積もっておく必要があるからです。つまり、「去年、全員がいくら稼いだか」を見てから「今年、この市区町村の医療費はいくらかかりそうだから、保険料をいくらにしよう」って計算するんですよ。
実際に保険料を計算する時は、こんなステップがあります。まず、市区町村が「今年、医療費がいくらかかると予想される」かを見積もります。これは、「去年、この地域の人たちが医者にかかった回数」と「診療にかかった平均費用」をもとに計算するんです。次に「その費用を、全住民で割ったら一人あたりいくら負担する必要があるか」を出します。ただし、全員が同じ額を払うわけじゃなくて、稼ぎが多い人は多く払うっていう「応能負担」(能力に応じた負担、つまりお金がある人が多く払う)の原則が使われるんですよ。
保険料の構成は、だいたい4つの要素に分かれます。1つ目が「医療分」で、これは一般的な医療費をカバーする部分。2つ目が「支援金分」で、高齢者医療の費用を若い世代がサポートする部分です。つまり、あなたの親が払う保険料の一部は、おじいちゃんやおばあちゃんの医療費を支えるために使われてるんですよ。3つ目が「介護保険分」で、これは40歳以上の人が払うやつです。つまり、親が40歳を超えたら、保険料の中に介護保険分が含まれるようになるわけ。4つ目が「保険料減免」で、所得が低い世帯の保険料を減らす仕組みです。
実際の計算方法は、市区町村によってルールが違うんですが、だいたいこんな感じです:月の保険料 =(前年度の所得 × 所得割の割合)÷ 12ヶ月 + 均等割 + 平等割(世帯あたりいくら、って部分)。例えば、年収300万円の人が住んでる市で所得割が10%、均等割が月4000円だったら、月の保険料は(300万円 × 10%)÷ 12ヶ月 + 4000円 = 約25000円 + 4000円 = 約29000円ってわけです。ね、けっこう多くない?だからこそ、多くの家庭が「保険料を安くしてほしい」って思ってるんだよ。
納める時期と納め方は、どうなってるの?
国民健康保険料を納める時期は、市区町村によって決まってるんです。だいたい毎年6月に新しい保険料の通知が来て、7月から翌年3月(つまり9ヶ月間)で分割して払うっていうやり方が一般的です。つまり、毎月、月末までに納付書を使って銀行に振り込むっていう感じですね。
納め方は、大きく分けて3つあります。1つ目が「口座振替」で、これは指定した銀行口座から自動的に引き落とされる方法。この方法は「納め忘れがない」ってメリットがあります。2つ目が「納付書での支払い」で、毎月、コンビニや銀行に行って振り込む方法。これは「自分のタイミングで払える」っていう自由度がありますが、忘れちゃう危険性もあります。3つ目が「クレジットカード支払い」で、これは一部の市区町村でのみ対応してます。つまり、地域によって納め方が違うってわけですね。
保険料を納めなかったらどうなるかというと、まず督促状(つまり「早く払ってください」という書類)が届きます。それでも払わないと、最終的には「財産差し押さえ」(給料や銀行口座のお金を国がもらっちゃう)っていう強い措置が取られることもあるんです。だから、保険料は「払わなくていいお金」じゃなくて、「絶対に払わないといけないお金」なんですよ。
ただし、所得が低くて払えない人や、失業した人、自然災害の被害を受けた人は「保険料の減免申請」をすることで、保険料が安くなったり、一時的に支払いを待ってもらえたりします。つまり、「本当に苦しい時は、相談すれば何かしらの助けがある」ってわけ。市区町村の役所の「保険年金課」とか「健康保険係」とかに相談すれば、いろいろなサポート制度を教えてくれますよ。
保険料を払うと、何がもらえるの?
保険料を払う最大のメリットは、病気やけがの時に医療費の自己負担が減るってことです。具体的に言うと、あなたが虫歯で歯医者に行った時、実際の治療費が3000円だったとします。普通に全額払ったら3000円ですが、健康保険に加入してたら「3割負担」(つまり、30%だけ自分で払えばいい)というルールが使われるので、あなたは900円だけ払えばいいんです。残りの2100円は健康保険から出るってわけですね。
実は、自己負担の割合は年齢によって決まってるんです。小学生までは「2割負担」(つまり、治療費の20%だけ自分で払う)、中学生から69歳までは「3割負担」、70歳以上は「1割負担」(1割だけ自分で払う)っていう感じです。つまり、子どもと高齢者ほど、自己負担が少なくなる仕組みになってるんだよ。
保険でカバーされるのは、「診療費」だけじゃなくて、「薬代」「検査費」「入院費」「手術費」など、ほぼ全ての医療費です。つまり、あなたが盲腸で手術することになっても、骨を折って入院することになっても、健康保険があれば、その医療費の大部分が保険でカバーされるってわけ。もし健康保険に入ってなかったら、手術代が50万円だったら、あなたの家は50万円を全額負担しないといけなくなっちゃいます。
保険料を払ってると、もう1つのメリットがあります。それは「高額療養費制度」って仕組みで、つまり「1ヶ月の医療費が高額になった時は、一定の金額までしか払わなくていい」っていう救済制度です。例えば、あなたの親が年収400万円の世帯だったとして、1ヶ月の医療費が100万円かかったとします。普通だったら100万円 × 30% = 30万円を自己負担しないといけないんですが、高額療養費制度があると「月の自己負担は最大8万円」とか、そんな感じに制限されるんです。つまり、どんなに高い医療費がかかっても、一定額以上の負担をしなくていいってわけですよ。
社会保険との違いって、何なの?
国民健康保険と社会保険(会社員が入る健康保険)の違いは、いくつかあります。まず、払い方が違います。国民健康保険は、自営業の人が自分で計算して納めるんですが、社会保険は会社と本人が半分ずつ払うっていう仕組みです。つまり、あなたの親が月の給与30万円だったとして、健康保険料が月5000円だったら、親が2500円、会社が2500円を払うんです。でも国民健康保険だったら、本人が5000円全額払わないといけないんですよ。
次に、カバーされる範囲も違うんです。社会保険には「傷病手当金」(つまり、病気で仕事を休んだ時に、給料の一部を補償してくれるお金)がついてるんですが、国民健康保険にはこれがありません。つまり、自営業の人が病気で仕事できなくなったら、収入ゼロになっちゃうってわけ。これが、自営業の人が「病気になったら困る」って心配する理由の1つです。
さらに、保険料の計算方法も違います。社会保険は「給料に一定の割合をかけて計算する」っていう、かなりシンプルなやり方です。一方、国民健康保険は、さっきも説明した通り、市区町村によって計算方法が違ったり、いろんな要素が入ったりするんで、ちょっと複雑なんですよ。
ただし、目的や基本的な仕組みは同じです。どっちも「みんなでお金を出し合って、病気やけがの医療費をサポートしましょう」っていう相互扶助の精神で成り立ってるんです。だから、「どっちが上で、どっちが下」とかじゃなくて、「働く形によって、サポートの内容が少し違う」くらいに思えばいいんですよ。実際、日本国民のほぼ全員が、どっちかの保険に入ることで、安心して医療を受けられるようになってるってわけです。
