事前審査って何?わかりやすく解説

お金を借りるときとか、クレジットカードを作るときに「事前審査」という言葉を聞いたことあるかな。銀行や消費者金融のCMでもよく聞きますよね。でも、その時って実は「本当の審査」じゃなくて、その前の段階なんです。この記事を読めば、事前審査が何なのか、本審査との違いは何なのか、がスッキリわかるようになるよ。

事前審査って、結局は審査なんじゃないですか?

いい質問だね。実は事前審査は「本当の審査の前に、簡単にチェックする段階」という意味なんだ。つまり、金融機関が「この人は貸してもいいかな?」と判断する前の準備段階だと思ってください。
準備段階?でも審査ですよね。事前審査に通ったら本審査でも大丈夫なんじゃないですか?

いいところに気づいたね。でも実は違うんだ。事前審査に通っても本審査で落ちることがあるんです。理由は、事前審査では簡単にしかチェックしないからね。
えっ、そんなことあるんですか。じゃあ事前審査って意味があるんですか?

もちろんあるよ。事前審査は「申し込んでみても大丈夫かな」という目安を知ることができるんです。落ちる可能性が低いだけで、効率的に審査の時間を使えるということですね。
📝 3行でまとめると
  1. 事前審査とは、本審査の前にする 簡易的なチェック のこと
  2. 事前審査に通っても 本審査で落ちることがある ので油断は禁物
  3. 事前審査は 申し込む前の目安 を知れる便利な制度
目次

もうちょっと詳しく

事前審査が存在する理由は、金融機関の効率化のためなんです。毎日たくさんの人がお金を借りたいとか、カードを作りたいとか申し込んできます。その全員に対して一から十まで詳しく調べていたら、時間もお金もかかりすぎてしまいますよね。だから金融機関は、まず簡単に「この人は貸してもいいかな」という判断をして、その次に詳しく調べるという二段階のやり方をしているんです。事前審査で落ちた人には申し込む手間をかけさせないし、金融機関も無駄な時間を使わないで済みます。

💡 ポイント
事前審査は、申し込む前の「手応え確認」だと思ってください。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「事前審査に通ったら100%お金が借りられる」
→ 事前審査は簡易チェックなので、本審査で落ちることもあります。特に、事前審査から本審査の間に新しくカードを作ったり、ローンを申し込んだりすると落ちやすくなります。
⭕ 「事前審査は『多分大丈夫』という目安」
→ 事前審査に通ったら「本審査に通く可能性が高い」と考えるのが正しい。でも100%じゃないので気を付けましょう。
なるほど〜、あーそういうことか!

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事前審査とは何か

事前審査(つまり、本審査の前に簡単にやる審査のこと)というのは、銀行や消費者金融がお金を貸す前に「この人に貸してもいいかな」と判断する最初のステップなんです。例えば、あなたが友だち何人かにお小遣いを貸したいと思ったときを想像してみてください。全員に詳しく「君のお小遣い状況はどうなってるの?」って聞く前に、まず「この子は返してくれそうだな」という簡単な判断をするでしょう。それが事前審査のイメージなんです。

金融機関が事前審査をする理由は、できるだけ効率よく、無駄のない審査をしたいからなんですね。毎日たくさんの人が銀行に行ったり、インターネットで申し込んだりします。その全員に対して「本気で調べる」という時間をかけていたら、金融機関の人たちは大変だし、お金もかかります。だから「まずざっくり見て、大丈夫そうな人だけ詳しく調べる」というやり方をしているわけです。

事前審査では何をチェックしているのかというと、基本的には「返す力があるか」という一点に絞られています。つまり、あなたの年収がどのくらいあるのか、今までにカードの支払いを遅れたことはないか、という情報をサッと見て「まあ大丈夫そう」と判断するわけです。詳しい調査は本審査でするので、事前審査では「証拠を細かく見る」ということはあまりしません。

本審査との違い

ここが大事なポイントなんですが、事前審査と本審査は全く別物だと思ってください。事前審査はあくまで「ざっくり見た結果」で、本審査は「細かく調べた結果」なんです。

事前審査では、あなたが申し込みフォームに入力した情報だけを見て判断します。つまり「この人はこういう情報を書いてくれてるけど、本当なのかな」という確認はしません。一方、本審査では、あなたの給与明細を見たり、税務署ぜいむしょに照会したり、ほかの金融機関でのローンやカードの使い方をチェックしたりします。つまり「本当にそうなのか確認する」というステップが入るんです。

だから事前審査に通っていても、本審査で落ちるというケースが生まれるんですね。例えば、事前審査では「年収500万円です」と書いたけど、実は300万円だった場合。事前審査では「500万円なら大丈夫だ」と判断したのに、本審査で「実は300万円なんですね。これだと難しいです」と判定されるわけです。

事前審査が落ちる理由

事前審査で落ちるというのは、「この人に貸すのはちょっと危ないかも」と金融機関に判定されたということです。では、どういう人が事前審査に落ちやすいのでしょうか。

年収が低すぎる場合

まず年収が「借りようとしている金額に対して低すぎる」という場合ですね。例えば、年収が200万円なのに1000万円のローンを申し込むというような状況です。この場合「返す力がない」と判定されて、事前審査の段階で落ちやすくなります。

金融機関には「貸す金額は年収の何倍までしか貸さない」という暗黙のルールがあります。つまり「年収300万円なら、最大600万円くらいまで」という感じですね。もちろん金融機関によって違いますし、ローンの種類によっても違いますが、このルールに引っかかると事前審査で落ちる確率が高くなるわけです。こういった決まりを「返済比率」(つまり、年収に対してどのくらいの金額を貸すかというルール)と呼んだりします。

支払い遅延やブラック情報がある場合

「支払い遅延」というのは、クレジットカードの支払いやローンの返済を遅れたことがあるという意味です。この情報は「信用情報」(つまり、金融機関が共有しているお金の使い方についての記録)という金融機関が共有しているデータベースに記録されるんですね。

もし過去に「クレジットカードの支払いを3ヶ月以上遅れた」とか「携帯電話の月額料金を払わずに契約を打ち切られた」みたいなことがあると、この信用情報に「この人は支払いを忘れやすい」と書き込まれてしまいます。すると金融機関は「この人に貸すと返してもらえないかもしれない」と判定して、事前審査で落とすわけです。

ブラック情報」というのは、もっと深刻な情報のこと。つまり「多重債務(いろんなところからお金を借りていて、返すのが不可能な状態)」とか「自己破産(法的に『返す力がない』と認定されたこと)」みたいな情報です。これがあると、ほぼ全ての金融機関で事前審査に落ちます。ブラック情報は信用情報に5年から10年くらい記録されるので、その間は新しくお金を借りるのが難しくなっちゃうんです。

他社での借り入れが多い場合

今、あなたが銀行から200万円を借りていて、消費者金融から100万円を借りていて、クレジットカードで50万円を使っていたとしましょう。つまり「色々なところからお金を借りている状態」ですね。

こういう場合、新しく別の銀行から500万円を借りようと思っても、事前審査に通りにくくなります。理由は「既に350万円も借りてるのに、さらに500万円も貸すの?その人は全部で850万円の借金を抱えることになるけど、返せるの?」と金融機関が心配するからです。

特に消費者金融からの借り入れが多いと、金融機関は「この人はお金に困ってるのかな」と判定しやすくなり、事前審査で落ちる確率が上がるんですね。「総量規制」(つまり、消費者金融からはいくら以上は借りちゃダメという決まり)という法律もあるので、これに引っかかると事前審査で落ちやすくなります。

事前審査に通った後、本審査で落ちるケース

事前審査に通ったのに本審査で落ちるというのは、珍しくない出来事です。ここではなぜそういうことが起きるのかを説明しますね。

申し込み内容に嘘や誤りがあった場合

事前審査で「年収は500万円です」と書いたのに、本審査で給与明細を出したら「実は400万円だった」みたいなケースですね。意図的な嘘もあれば、単純に間違えたという場合もあります。

金融機関からすると「申し込みの時と実際の情報が違う」という時点で「この人は信用できないかも」と判定するわけです。だから、事前審査の段階では「大丈夫そう」と判定しても、本審査で「実際の情報が違うなら、これはダメです」と判定しちゃうんですね。金融機関は「正確な情報」を一番大事にしているので、少しのズレでも本審査で落ちる原因になっちゃいます。

事前審査から本審査の間に他社から借り入れをした場合

これは結構やってしまう人がいるんですが、事前審査に通った後「あ、あのカード欲しかったな」と思って、別のクレジットカードを申し込んでしまう人がいます。

するとどうなるかというと、事前審査では「年収500万円で、他社からの借り入れ100万円」という情報だったのに、本審査では「年収500万円で、他社からの借り入れ150万円」に増えているんですね。金融機関は「あ、審査中にさらに借り入れ増やしてる。大丈夫なのかな」と心配して「やっぱり落としましょう」と判定するわけです。特に事前審査から本審査の期間は「申し込んだ金融機関だけに頼って、他は何もしない」というくらいの気持ちで過ごすのがいいんです。

信用情報に新たな問題が見つかった場合

事前審査ではざっくり見たから見落としていた情報が、本審査で詳しく調べたら出てきたというケースですね。

例えば「携帯電話の支払いを遅れていた」という情報が信用情報に書き込まれていたのに、事前審査では見落としてしまった。でも本審査で細かく調べたら「あ、支払い遅延がある」と気づいたから「落とします」と判定するみたいな感じです。事前審査は簡易的だから、細かい情報は意外と見落とされていることもあるんですね。

事前審査を上手に活用するコツ

事前審査を上手に活用するには、どういう点に気をつければいいのかを説明しますね。

事前審査は「参考値」だと思う

事前審査に通ったから「絶対にお金が借りられる」と思うのは危険です。あくまで「多分大丈夫だ」くらいの気持ちで考えておくのがいいですね。

具体的には「事前審査で通ったから安心して、その間に別のカードを申し込む」みたいなことをしないようにしましょう。事前審査から本審査の間は「今の状態をなるべく変えない」というのが、本審査に通るコツなんです。例えば、新しいカードを作ったり、新しくローンを組んだり、クレジットカードの利用額を大きく増やしたりするのは控えましょう。

申し込み内容は正確に入力する

事前審査の申し込みフォームに入力するときは「とにかく正確に」を心がけてください。年収も「だいたい400万円だから500万円と書いちゃおう」みたいな感じでごまかさず「正確には398万円だから400万円と書こう」という感じですね。

他社からの借り入れも「確か50万円くらい」じゃなくて「正確には47万3000円」という感じで、なるべく正確に書きましょう。本審査で細かく調べられるので、小さなズレでも見つかる可能性があります。申し込みフォームに入力する前に「給与明細」「クレジットカードの利用明細」「通帳」などで確認してから、正確な情報を入力するのがいいですね。

複数の金融機関に一気に申し込まない

「事前審査に通らなかったらどうしよう」という心配で、複数の銀行に同時に申し込んでしまう人もいます。でも、これは避けた方がいいんですね。

理由は「短期間に複数の申し込みがあると、金融機関は『この人はお金に困ってるのかな』と判定するから」です。つまり「A銀行に申し込んで、同じ日にB銀行にも申し込んで」みたいなことをすると「え、一気に借りたいの?返せるの?」と心配されちゃうわけです。信用情報には「誰がいつ申し込んだか」という記録が残るので、金融機関には「同時申し込み」がすぐにバレちゃうんですね。

複数申し込むなら「1つ目の銀行に申し込んで、その結果が出てから、必要に応じて次の銀行に申し込む」という順序が大事ですね。普通は1週間から2週間くらい間隔を空ければ、同時申し込みとは見なされません。

事前審査に落ちたら、理由を聞く

事前審査に落ちた場合「なぜ落ちたのか」を金融機関に聞いてみるのもいいですね。「年収が低すぎたのか」「支払い遅延があったのか」「他社からの借り入れが多かったのか」という理由が分かれば「次はどうすればいいか」という対策も立てやすくなります。

例えば「他社からの借り入れが多かったから落ちたんだ」と分かれば「別のローンを返してから申し込み直そう」という戦略が立てられるわけです。逆に「なぜ落ちたのか分からない」まま何度も申し込むのは「何度も審査に申し込むと信用情報に記録がいっぱい書き込まれて、余計に落ちやすくなる」ということになっちゃいます。金融機関が「この人は何度も申し込んでるな」と見ると「審査に落ちるほど条件が悪い人なんだ」と判定してしまうからです。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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