必要経費って何?わかりやすく解説

「仕事で使ったお金って、税金から引けるって聞いたけど、どういうこと?」って思ったことない?フリーランスや自営業をやってる人が「経費で落とす」って言うアレ、なんとなく聞いたことはあるけど、実際どういう仕組みなのかよくわからないよね。この記事を読めば、必要経費の意味から「どこまで経費になるの?」という疑問まで、全部スッキリわかるよ。

「経費で落とす」ってよく聞くけど、必要経費って何なの?

簡単に言うと、仕事をするために使ったお金のことだよ。たとえばフリーランスのデザイナーがパソコンを買ったり、ソフトウェアを契約したりするのは「仕事のために必要な出費」だよね。そういうお金を必要経費として認めてもらうと、税金を計算するときの「もうけ」から差し引いてもらえるんだ。つまり、税金が安くなるってこと!
えっ、じゃあ仕事で使ったものなら何でも経費になるの?

惜しい!「仕事に関係があるもの」なら認められるけど、なんでもOKってわけじゃないんだ。「その仕事をするために必要かどうか」がポイント。たとえばカメラマンがカメラを買うのはOKだけど、同じカメラマンが「趣味の釣り道具」を買っても経費にはならないよ。仕事との関係性(これを「業務関連性」という)がしっかりあることが大事なんだ。
必要経費って、サラリーマンでも使えるの?

サラリーマン(給与所得きゅうよしょとく者)の場合は、「必要経費」という名前ではなくて、給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」という自動的に引いてもらえる仕組みがあるんだ。つまり〜ということは、実際に何かお金を使っていなくても、給料の金額に応じて一定額を最初から差し引いてくれるってこと。一方でフリーランスや自営業の人は、実際に使った金額を自分で申告して「必要経費」として認めてもらう必要があるんだよ。
じゃあ、領収書りょうしゅうしょって大事なやつなんだね!

そう、大正解!領収書りょうしゅうしょやレシートは「ちゃんと使いましたよ」という証拠になるんだ。税務署ぜいむしょ(税金を管理している役所)から「本当にその経費、仕事で使いましたか?」って確認が来たとき、証拠がないと認めてもらえないことがあるよ。だから「これ仕事で使ったな」と思ったら、レシートや領収書りょうしゅうしょをしっかり保管する習慣をつけることがすごく大切なんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 必要経費とは、仕事をするために使ったお金のことで、税金の計算から差し引ける
  2. 経費として認められるには業務関連性(仕事との関係)が必要で、プライベートの出費はNG
  3. 経費を証明するために領収書りょうしゅうしょ・レシートの保管が絶対に欠かせない
目次

もうちょっと詳しく

必要経費は、フリーランスや個人事業主こじんじぎょうぬし確定申告かくていしんこく(つまり〜ということは、1年間の収入と税金を自分で計算して国に申告する手続きのこと)をするときに使う考え方だよ。売上から必要経費を引いた金額を「事業所得」といって、この金額に税率をかけて税金が計算される。だから必要経費が多ければ多いほど、事業所得が小さくなって、払う税金も少なくて済む仕組みなんだ。ただし「経費を水増しする」「プライベートなものを経費に混ぜる」のは脱税になるから絶対NG。あくまでも「本当に仕事で使ったもの」だけを正直に申告することが大切だよ。領収書りょうしゅうしょは7年間保管する義務があるから、捨てずに大事にとっておこう。

💡 ポイント
売上 − 必要経費 = 事業所得
この「事業所得」に税金がかかる!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「仕事に関係していれば、食事代は全額経費になる」
→ 友だちとのランチを「打ち合わせ」と称して全額経費にするのは認められないことが多い。純粋にプライベートな部分が含まれている場合は按分(仕事分だけ計上)が必要。
⭕ 「業務上必要な会食・打ち合わせの食事代は交際費として計上できる」
→ 本当にビジネス目的の食事なら、参加者・目的・金額を記録して領収書りょうしゅうしょと一緒に保管すればOK。「誰と・何のために」が説明できることが大事。
なるほど〜、あーそういうことか!

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必要経費とは?税金との関係を超わかりやすく解説

必要経費という言葉を分解すると、「必要」+「経費」だよ。経費とは「仕事(事業)をするためにかかったお金」のこと。そして「必要」という言葉がついているのは、「その仕事をするためにどうしても必要だった支出」という意味が込められているんだ。

税金の仕組みをざっくり説明すると、こんな感じだよ。

  • フリーランスのAさんが1年間で100万円稼いだとする
  • その年に仕事のために30万円使った(パソコン代・通信費など)
  • この30万円が「必要経費」として認められると、100万円−30万円=70万円が「もうけ(事業所得)」になる
  • 税金はこの70万円にかかる。30万円分の税金が浮く!

これがいわゆる「経費で落とす」の正体だよ。たとえばAさんの税率が20%だとすると、経費30万円×20%=6万円分の税金が節約できる計算になるんだ。

なぜこういう仕組みがあるの?

それは「稼いだお金すべてにいきなり税金をかけるのは不公平だから」という考え方があるからだよ。たとえば、売上100万円を得るために50万円の材料費がかかっていた場合、実際の「もうけ」は50万円しかないよね。その50万円に税金をかけるのが公平だという考え方なんだ。国が「ちゃんと仕事にかかったコストは差し引いてから税金を計算しましょう」と決めているから、この仕組みがあるんだよ。だから必要経費は「ズルをしている」わけじゃなくて、法律でちゃんと認められた正当な制度なんだ。

誰が使える制度なの?

主に使えるのは、フリーランスや個人事業主こじんじぎょうぬし、または副業ふくぎょうで収入を得ている人だよ。サラリーマンの場合は「給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」という別の仕組みで自動的に差し引かれるから、基本的に自分で必要経費を申告する必要はないんだ(特定支出控除こうじょという例外もあるけど、使える人はかなり限られる)。

必要経費として認められるものの具体例

「どんなものが必要経費になるの?」という疑問、すごくよくわかる。実はかなりいろんな種類があるんだよ。代表的なものをジャンル別に紹介するね。

仕事道具・設備にかかるお金

  • 消耗品費:文房具・プリンターのインク・コピー用紙など、比較的安くてすぐ使い切るもの
  • 工具器具備品費:パソコン・カメラ・デスク・椅子など(高額なものは「減価償却」といって数年かけて経費にする)
  • ソフトウェア・サブスクリプション費:AdobeやMicrosoftなど仕事に使うアプリの月額費用

場所・通信にかかるお金

  • 地代家賃:事務所を借りているならその家賃。自宅兼事務所なら仕事に使っている面積分だけOK
  • 通信費:仕事に使っているスマホ代・インターネット代(プライベートと兼用なら按分が必要)
  • 水道光熱費:事務所の電気代・ガス代など

人・移動にかかるお金

  • 交通費・旅費:打ち合わせや出張のための電車・バス・飛行機代、宿泊費
  • 外注費:仕事の一部をほかの人に依頼したときの費用
  • 給料賃金:従業員を雇っている場合のお給料

学び・宣伝にかかるお金

  • 新聞図書費:仕事に関係する本・専門誌・オンラインセミナーの受講料
  • 広告宣伝費:ホームページ制作費・チラシ印刷代・SNS広告費
  • 交際費:取引先との会食代・贈答品代(ただし上限や条件あり)

こうして見ると、仕事に関係するほぼあらゆる出費が経費になりうることがわかるよね。大事なのは「これが仕事のためにどう役立ったか」を説明できることだよ。

「按分(あんぶん)」って何?プライベートと兼用のときの考え方

自宅で仕事しているフリーランスにとって悩ましいのが「家賃や光熱費、スマホ代って仕事にも使ってるけど全額経費になるの?」という問題だよ。

答えは「全額はNG、使っている割合だけOK」。この割合に応じて分けることを按分(あんぶん)という(つまり〜ということは、全体のうち仕事に使った分だけを切り出す作業のこと)。

按分の計算例

たとえば、こんな感じで計算するよ。

  • 家賃の按分:家全体の面積が50㎡で、仕事部屋が10㎡なら「10÷50=20%」が経費になる。月10万円の家賃なら2万円が経費
  • スマホ代の按分:1日のうち仕事で使う時間が約50%なら、スマホ代の50%が経費。月1万円なら5,000円
  • 電気代の按分:仕事部屋の面積比や、仕事に使っている時間の比率で計算する

按分の根拠は自分で決めていいの?

基本的には「合理的な方法であれば自分で決めてOK」だよ。ただし「根拠がない」「無茶な割合」だと税務調査で否認されることがある。「なぜこの割合にしたか」を説明できるように、計算の根拠をメモしておくのがベストだよ。よくある按分の基準としては「面積比」「時間比」「使用回数比」などがあるよ。

按分は面倒くさい?

最初は面倒に感じるかもしれないけど、慣れると大した作業じゃないよ。むしろ「仕事用に別の回線を契約する」「仕事用のスマホを別に持つ」ようにすれば按分不要で全額経費にできるから、そっちのほうがシンプルでいいって人も多いんだ。仕事とプライベートを明確に分けるほど、経費の管理がラクになるよ。

必要経費として認められないものもある

「なんでも経費にできるんじゃないの?」と思う人もいるかもしれないけど、認められないものもあるんだ。正確には「仕事との関係性がないもの」は経費にできないよ。

明らかにNGなもの

  • プライベートの旅行費(仕事と全く関係ない)
  • 家族との食事代(業務上の理由がない)
  • 趣味にかかるお金(仕事に使わないもの)
  • 生活費全般(食費・日用品など)
  • 所得税しょとくぜい住民税じゅうみんぜい(税金そのものは経費にならない)

グレーゾーンに注意

問題になりやすいのが「仕事に使っているようで、実はプライベートが主目的」のもの。よくある例を挙げるね。

  • 「取材と称したテーマパーク入場料」→ 仕事との関係が薄いと否認されることがある
  • 「ジムの月会費」→ 体力管理は仕事に役立つかもしれないけど、一般的には経費として認められにくい
  • 「高級レストランでの食事」→ 相手・目的が明確でないと「単なる贅沢」と見られることも

税務署ぜいむしょが「これは本当に仕事に必要だったの?」と聞いてきたとき、ちゃんと説明できるかどうかが判断基準だよ。「なんとなく仕事に関係ありそう」ではなく「これがないと仕事ができなかった」レベルのものを経費にしよう。

所得控除しょとくこうじょ」との違いに注意

経費と混同しやすいのが「所得控除しょとくこうじょ」だよ。所得控除しょとくこうじょ(つまり〜ということは、税金を計算するときに事業所得からさらに引ける金額のこと)には、生命保険料控除こうじょ医療費控除いりょうひこうじょ配偶者控除はいぐうしゃこうじょなどがある。これらは「経費」ではないけど、同じように税金を減らす効果があるんだ。経費は「事業のための支出」、所得控除しょとくこうじょは「生活や個人の事情に応じて認められる控除こうじょ」という違いを覚えておこう。

必要経費の計算方法と確定申告かくていしんこくでの使い方

実際に必要経費を申告するとき、どうやればいいの?という疑問にも答えるよ。基本的な流れはこんな感じだ。

1. 収入と支出を記録し続ける

1年間を通じて、仕事の収入と仕事にかかった支出をこまめに記録するよ。これを帳簿(ちょうぼ)という(つまり〜ということは、お金の出入りを記録したノートのようなもの)。帳簿をつけることは法律上の義務でもあるんだ。最近はクラウド会計ソフト(弥生・freee・マネーフォワードなど)を使えばスマホで簡単に記録できるよ。

2. レシート・領収書りょうしゅうしょを保管する

仕事で使ったお金の証拠となるレシートや領収書りょうしゅうしょは、必ず保管しておこう。紙のままでもいいし、スマホで撮影してデジタル保存でもOKだよ(電子帳簿保存法に対応した方法で保管することが大切)。保管期間は原則7年間。捨てちゃうと後で困るよ。

3. 確定申告かくていしんこく書に記入する

毎年2月16日〜3月15日の間に、1年分の収入・経費をまとめた確定申告かくていしんこく税務署ぜいむしょに提出するよ。個人事業主こじんじぎょうぬしは「青色申告」か「白色申告」のどちらかで申告する。青色申告だと最大65万円の特別控除こうじょが受けられるなど、メリットが大きいよ。

4. 減価償却に注意

パソコンや車など、高額で長く使えるものは「減価償却(げんかしょうきゃく)」という方法で経費にするよ。つまり〜ということは、何年もかけて少しずつ経費として計上していく方法のこと。たとえば20万円のパソコンを4年かけて経費にするなら、毎年5万円ずつ計上する感じだよ。なぜこうするかというと「高いものを買った年だけ経費が爆増する」のを避けるための仕組みなんだ。一般的に10万円以上のものは減価償却の対象になることが多いよ。

経費管理を習慣化するコツ

経費管理が面倒くさくなる一番の原因は「後でまとめてやろうとすること」だよ。領収書りょうしゅうしょが山積みになってから整理するのは本当に大変。仕事で何かお金を使ったら「その日のうちに記録」を習慣にしよう。会計ソフトを使えば、クレジットカードの明細を自動で取り込んでくれる機能もあるから、それを活用するだけでも管理がぐっとラクになるよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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