歩合給って何?わかりやすく解説

お店でバイトしてる友だちが「歩合給だから頑張ったぶん給料が増える」って言ってたけど、そもそも歩合給って何?固定給とどう違うの?そんな疑問、この記事を読めばスッキリ解決しちゃいますよ。

先生、「歩合給」って聞くけど、どういう意味ですか?

いい質問だね。歩合給というのは、つまり「働いた成果・結果に応じてもらう給料」ってことだよ。売上げた金額とか、作った商品の数とか、そういった成果に対して給料が決まるんだ。
あ、そっか。成果に応じてって、売った分だけもらえるってことですか?

そう!例えば、携帯電話のショップで働いてたら、その月に何台売ったか。不動産屋さんなら、どれくらいの金額の家を売ったか。そういう「売上」に対して、一定のパーセンテージ(つまり百分率で、100円売ったら3円もらうみたいな)だけもらう仕組みなんだ。
へえ、だから頑張ったぶん給料が変わるんですね。でも、何も売れなかったら、給料ゼロってことですか?

よく気づいたね。実は、完全に成果だけの給料「完全歩合給」と、基本給にプラス歩合給という「固定給+歩合給」の二つのパターンがあるんだ。大多数の会社は後者で、最低限の給料が保証されてる。ただし職種によっては完全歩合給のとこもあるから、気をつけよう。
📝 3行でまとめると
  1. 歩合給は売上などの成果に応じて給料が決まる仕組みで、頑張ったぶん稼げるのが特徴
  2. 基本給に歩合をプラスするパターンと、完全に成果だけで決まるパターンがあって、職種や会社によって異なる
  3. 成果が出れば高い給料ももらえるけど、売上が悪いと給料が下がるリスクも背中合わせ
目次

もうちょっと詳しく

歩合給が使われるのは、会社の売上に直結する職種がほとんどです。営業職や販売職、リアルエステート(不動産仲介業)、保険の営業など、「個人の頑張りが売上に大きく影響する」仕事ですね。これらの仕事では、会社としても「たくさん売ってくれたら、その分給料を払おう」という仕組みにすることで、従業員のやる気を引き出しているわけです。逆に、給料が固定だと「どうせ一緒だし、適当でいいや」となる可能性があるからです。だから歩合給は、会社と従業員の利益が一致する良い仕組みでもあります。

💡 ポイント
歩合給は「頑張りが報われる」って感じる一方、「ノルマ」というプレッシャーも生まれやすい。メンタルが強い人向けかも。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「歩合給なら、営業成績がいい月は月給50万円とかもらえる」
→ 確かに成績がよければ給料は増えます。でも、会社が払える上限があるし、そこまで高くないのがほとんど。また、返品や値引きがあると歩合がカットされることもあります。
⭕ 「歩合給は基本給+成果給で、成績がいい月でも月給が倍になったりはしない。現実的な範囲でプラスアルファされる」
→ 多くの場合、基本給15万円 + 歩合で最大5万円プラス、みたいな上限があります。給料が安定せず、生活設計が難しいのが課題です。
なるほど〜、あーそういうことか!

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歩合給って結局なに?

歩合給(ぶあいきゅう)というのは、簡単に言うと「売上や成果に応じてもらう給料」のこと。あなたがコンビニのレジ打ちをしていて「大変だから時給を上げて」と言っても、その仕事は店の売上に直結しない。でも、携帯ショップで携帯を売ったら、その値段は全部お店の売上になるよね。そういう「個人の成果がそのまま会社の利益になる仕事」に対して使われる給料の決め方です。

例えば、あなたが保険会社の営業だとしましょう。通常の営業職は月給20万円で固定、というのが一般的です。でも歩合給なら「基本給15万円 + 売上の3%をあなたの給料にする」という仕組み。この月に1000万円分の保険を売ったら、あなたの給料は15万円 + 30万円 = 45万円になる、という感じです。売った額が大きいほど、給料も大きくなる。これが歩合給の大きな特徴ですね。

でも、逆も然り。この月に売上がゼロだったら、基本給の15万円だけになります。だから「頑張ったら稼げるけど、頑張らなかったら…」というリスクがあるわけです。これが固定給と大きく違う所。固定給は頑張ろうが頑張るまいが、給料は一緒。でも歩合給は、成果が直結します。

実はこの仕組み、昔からあるんです。営業職の人たちは、昔から「売上に応じた給料」を当たり前にもらってきました。だから、特に新しい仕組みではなくて、むしろ「努力が報われる給料」として、多くの営業職の人が歩合給を望んでいるくらいです。「同じだけ頑張るなら、成果が出た月は給料も多くもらいたい」ですから。

完全歩合給と固定給+歩合給の二つのパターン

歩合給には、実は二つのパターンがあります。一つは「完全歩合給」で、これは売上だけで給料が決まるという仕組み。もう一つは「固定給+歩合給」で、最低限の給料は保証されて、そこに売上分がプラスされるという仕組みです。

完全歩合給は、昔の日本で商人がやっていた感じですね。「売ったぶんだけ、その一部をお前にやる」という。会社としても「売れなかったら給料がない」というある意味で厳しい仕組みを従業員に強いるので、最近の会社ではあんまり見かけません。ただし、歩合給がとても高い職業(営業のプロ、不動産仲介業など)では、この完全歩合給に近い仕組みのところもあります。

一方、固定給+歩合給は、今の日本の会社でもっとも一般的なパターン。「最低限、これだけは給料として保証するから、路頭に迷わないでね」という会社側の優しさが含まれています。ただし、基本給は低めに設定されることが多いです。例えば、固定給が月20万円の営業と、固定給15万円だけど歩合給が期待できる営業を比べると、後者の方が「チャンス」があるけど「リスク」もある、という感じですね。

固定給とどう違うの?

固定給というのは、昔から日本の会社で一般的な給料の決め方。毎月、決まった金額をもらうやり方です。営業だろうがデザイナーだろうが事務職だろうが、その職種で決められた給料をもらいます。

固定給の最大のメリットは「給料が安定している」こと。毎月、同じ金額が入ってくるから、生活設計が立てやすい。月15万円と決まっていれば、「家賃は6万円、食費は3万円…」という感じで計画が立てられますよね。

一方、歩合給はこの反対。売上が多い月は給料がいっぱい。でも売上が少ない月は給料も少ない。計画が立てにくいわけです。だからこそ、会社も「せめて基本給は保証しよう」という思いで、固定給+歩合給という仕組みを作ったんですね。

もう一つの違いは、給料の「上限」です。固定給の会社では、よっぽど昇進しない限り、給料はその金額でストップします。でも歩合給なら、売上がよければ給料も青天井。最高額はありません。逆に最低額も保証されない場合もあるということです。

簡単に表にすると、固定給は「安定的で予測可能だけど、上限がある」。歩合給は「頑張ったら高い給料も可能だけど、不安定で下限がない(か低い)」という感じですね。どちらが良いかは、性格や人生設計次第です。「安定が欲しい」という人は固定給の職業を選ぶし、「頑張ったぶん稼ぎたい」という人は歩合給の職業を選ぶわけです。

給料以外の待遇はどう違うの?

実は、給料だけじゃなくて、他の待遇も違う場合があります。例えば、ボーナス。固定給の会社なら、ボーナスは「給料の何ヶ月分」と決まっていることが多い。でも歩合給の会社では、ボーナスも年間の売上に応じて決まることが多いです。つまり、歩合給のリスクはボーナスにもハネるということ。給料が低い月が続いたら、ボーナスも少ないということになります。

また、昇進のスピードも違うことがあります。固定給の会社では「毎年1年経ったら昇進」みたいに、時間軸で昇進が決まることもある。でも歩合給の会社では「売上で判断」というところもあります。早く稼ぎたい人には有利だけど、逆に「平均的に頑張ってる人」にとっては損な仕組みになることもあります。

どんな職種で歩合給が使われてるの?

歩合給が使われるのは、ほぼ決まっています。それは「個人の売上が会社の利益に直結する職種」ですね。そういう職業を列挙してみましょう。

営業職

営業職が歩合給の代表選手です。商品やサービスを売る仕事だから、売上が個人にくっついてくるんですね。例えば、自動車ディーラーの営業。「この営業が1台売った」ら、その車の値段がそのまま売上になる。だから営業ごとに「売上」を計算できて、それに応じて給料を決めやすいわけです。

他にも、証券会社の営業(株や投資信託を売る)、不動産会社の営業(土地や建物を売る)、医療機器の営業(病院に機器を売る)なども歩合給が多いです。これらは、一件の売上が大きいので、その分給料も大きくなる可能性がある。だから、多くの営業職の人は「稼ぐチャンス」を求めて、歩合給がある会社を選んでいます。

販売職

コンビニやスーパーの店員は固定給がほとんどですが、携帯ショップや家電量販店、あるいは高級ブランドのショップなどでは、歩合給がついていることがあります。なぜなら、店員個人の「売上」を計算できるから。例えば、携帯ショップで「この店員が今月何台売ったか」というのを計算して、それに応じて給料を決めるわけです。

ただし、完全に個人の売上だけで給料が決まるわけではなくて、「店全体の売上」と「個人の売上」を合わせて計算することもあります。なぜなら、お店の雰囲気や他の店員との協力も売上に影響するから。完全に個人責任にすると、同僚同士で協力しなくなっちゃいますからね。

ドライバー・配達職

タクシーのドライバーは、典型的な歩合給です。「どれだけお客さんを乗せたか」で給料が決まります。たくさん走れば走るほど、給料も増える。ただし、ガソリン代や車の維持費は自分で払わなきゃいけません。だから、売上がたくさんあっても、経費を引くと実は給料は…という悲しい現実もあったりします。

配達職(Uber Eats、Amazon、佐川急便のドライバーなど)でも、歩合給に近い仕組みが使われることがあります。「何件配達したか」で給料を決める会社もあれば、固定給+歩合の会社もあります。

飲食店のスタッフ

ほとんどの飲食店は固定給ですが、一部の高級レストランやナイトクラブなどでは、歩合給が使われることもあります。例えば、キャバクラのキャストは「指名料」や「ボトル売上」に応じて給料が決まります。あるいは、レストランのウェイターが「売上」に応じて給料をもらうこともあります。

歩合給のメリットとデメリット

メリット①:頑張ったぶん稼げる

これは歩合給の最大のメリットですね。固定給なら「毎月20万円」で決まっているけど、歩合給なら「売上100万円で30万円」という感じで、上限がない。野心的で行動力がある人なら、固定給の会社で働くより、何倍も稼ぐことができます。

実際、営業の天才みたいな人は、固定給20万円の営業より、歩合給で50万円とか100万円稼ぐこともあります。「自分の努力が給料に反映される」というのは、やる気の源になりますよね。

メリット②:出世が早い可能性

歩合給の会社では、売上が昇進の判断基準になることが多いです。つまり、頑張って売上を出せば、若くても昇進できる可能性があります。固定給の会社では「年功序列」で、毎年1年ずつ昇進することが多いけど、歩合給の会社では「成果主義」で、能力がある人は若くても出世します。

デメリット①:給料が不安定

売上が少ない月は、給料も少ないということですね。個人の努力だけではどうにもならない「景気」や「市場」の影響を受けます。例えば、経済が悪くなれば、誰もが物を買わなくなる。そうするとどうやって頑張っても売上は出ないし、給料も下がるわけです。これは、生活設計を立てる時に困りますね。

特に完全歩合給の場合、基本給の保証がないので、「今月はゼロ」という可能性もあります。そうなると、ローンが組みにくくなったり、クレジットカードが作りにくくなったりします。

デメリット②:精神的なプレッシャーが大きい

「今月の売上で給料が決まる」というのは、ストレスですよ。毎月、結果で評価されるわけですから。固定給なら「失敗しても給料は一緒」という心の余裕がありますが、歩合給なら失敗が直に給料に影響する。だから、精神的に強くないと、歩合給の仕事は続きません。

また、会社側も「売上を出せ」というプレッシャーをかけてくることが多いです。「今月のノルマは100万円」という感じで。ノルマを達成できないと、評価が下がったり、給料が少なくなったりする。そのプレッシャーで、心が疲れてしまう人も多いです。

デメリット③:同僚との関係がギスギスする

歩合給だと、個人の売上で給料が決まるので、同僚は「ライバル」になってしまいます。相手が売上を出すと、自分の給料が減る…わけではないですが、心理的には「負けた」って感じがしますね。だから、同僚に仕事のコツを教えたり、協力したりする気持ちが薄れる。その結果、職場の雰囲気が悪くなることもあります。

デメリット④:経費が自分持ちになることもある

特にタクシーのドライバーなどでは、「ガソリン代は自分で払え」「車の維持費は自分で払え」という場合があります。つまり、売上から経費を引いて、初めて給料になるわけです。売上が100万円でも、経費が50万円かかったら、実際の給料は50万円。これを知らずに歩合給の職業に就くと、びっくりします。

歩合給で稼ぐコツ

① 自分の「強み」を見つける

営業の世界では、「得意な客層」を見つけることが大事です。若い女性が得意な営業もいれば、年配の男性が得意な営業もいる。あるいは、「ネット経由の客」が得意な営業もいれば、「飛び込み営業」が得意な営業もいます。自分の強みを活かすことで、売上は倍増します。

② 無駄な営業活動をしない

営業の時間は限られています。その限られた時間の中で、「成約率の高い活動」に集中することが大事。例えば、100件の新規営業をするより、既存客に「別の商品」を売る方が、成約率が高いことが多いです。無駄を削ぎ落とすことで、効率が上がります。

③ お客さんとの信頼関係を大事にする

歩合給の営業で長期的に稼ぐには、リピーター(何度も買ってくれるお客さん)が大事です。新規客を獲得するのは大変だけど、既存客から「こいつなら信頼できる」と思われたら、何度も買ってくれる。その積み重ねが大きな売上になります。

④ 給料の不安定さに備える

歩合給で稼ぐなら、「貯金」は絶対です。良い月が続いても、その全部を使ってしまうと、悪い月に困ります。給料の平均値から、「毎月いくら貯金する」と決めて、コツコツ貯める癖をつけましょう。3ヶ月分の生活費を貯金できれば、かなり安心です。

⑤ 心の余裕を持つ

歩合給は「ノルマ」というプレッシャーがついてきます。でも、そのプレッシャーに潰されていては、いい営業活動ができません。「今月は売上を出すぞ」という気持ちも大事だけど、「ダメな月もあるしな」という心の余裕も大事。完璧を目指さず、長期的な視点を持つことが、歩合給で成功するコツです。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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