「株で儲けたら税金がかかる」とか「家を売って利益が出た」なんて話を大人から聞いたことがあるかもしれないけど、その「利益」のことを正式に売却益って言うんだよ。でもいざ「売却益って何?」「どうやって計算するの?」「税金はいくらかかるの?」って聞かれると、なんか難しそうで頭が痛くなるよね。実は、難しそうな言葉のわりに、中身はびっくりするくらいシンプルなんだ。この記事を読めば、売却益の基本から税金のしくみ、損したときの話まで、全部スッキリわかるようになるよ。
- 売却益とは、買ったものを売ったときに出る差額のことで、「売値-買値」で計算できるシンプルな概念だよ。
- 売却益には譲渡所得税がかかり、株なら約20%、不動産は保有期間によって税率が変わるから注意が必要。
- 損したときは損益通算を使うと税負担を減らせる場合があって、知っておくと得をすることがあるよ。
もうちょっと詳しく
売却益は「売った値段」から「買った値段と、売るためにかかった費用」を引いた金額のことだよ。株を買うときに手数料がかかったり、家を売るときに不動産会社に仲介手数料を払ったりするよね。それらのコストも計算に入れていいんだ。だから正確な式は「売却益=売値-(買値+購入にかかった費用+売却にかかった費用)」になるよ。費用をちゃんと計上すれば税金を減らせる可能性があるから、領収書や取引明細はしっかり保管しておくのがポイントなんだ。また、売却益は「実現益」とも呼ばれていて、つまり「実際に売って初めて確定する利益」ということ。持っている株の値段が上がっても、売らない限りは売却益にはならないから、そこも覚えておこう。
費用も忘れずに引くと、税金が安くなることがあるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 値上がりしても売っていない状態は「含み益」といって、売却益ではないんだ。売って初めて利益が確定するよ。
→ 売却益は「売った瞬間に確定する」ものだよ。持っているだけでは税金はかからないんだ。
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売却益とは何か?基本をざっくりおさえよう
売却益(ばいきゃくえき)とは、何かを買ったときより高い値段で売れたときに生まれる差額の利益のことだよ。「売却」とは「売り払うこと」、「益」とは「利益・プラスのこと」。合わせると「売り払って得た利益」という意味なんだ。
わかりやすい例で考えてみよう。フリマアプリで500円で買ったフィギュアを、1,200円で売れたとする。この場合の売却益は1,200円-500円=700円だよ。株でも不動産でも、基本的な考え方は全く同じなんだ。
「含み益」と「売却益」は別物だよ
「含み益(ふくみえき)」という言葉も一緒に覚えておこう。含み益とは、持っているものの値段が上がっているけどまだ売っていない状態の「帳面上の利益」のことで、つまり「まだ手元に来ていない幻の利益」ということ。一方、売却益は「実際に売って確定した利益」だよ。
たとえば、100株を1株1,000円(合計10万円)で買った株が1株2,000円(合計20万円)に値上がりしたとしよう。このとき含み益は10万円あるけど、売るまでは税金はかからないし、「儲けた」とも言えない状態なんだ。実際に売って初めて「売却益10万円」が確定して、税金の計算も始まるよ。
売却益の正確な計算式
正確には、こんな式で計算するよ。
- 売却益 = 売値 - 取得費 - 譲渡費用
- 取得費:買った値段+購入時の手数料など
- 譲渡費用:売るためにかかった手数料・仲介料など
たとえば株を1株1,000円×100株=10万円で買って(購入手数料500円)、後日1株2,000円×100株=20万円で売った(売却手数料500円)場合の売却益は、20万円-(10万円+500円)-500円=9万9,000円になるよ。費用を引けるおかげで、税金の計算が少し有利になるんだ。
売却益にはどんな税金がかかるの?
売却益が出たら、必ず税金を払わないといけないよ。この税金を「譲渡所得税(じょうとしょとくぜい)」って言って、つまり「もの(資産)を売って得た利益にかかる税金」ということ。何を売ったかによって税率や計算の仕方が変わってくるから、それぞれ見ていこう。
株・投資信託を売ったときの税金
株や投資信託(複数の株をまとめて運用する商品)を売って売却益が出た場合、税率は一律20.315%だよ。内訳は所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%の合計。100万円の売却益が出たら、約20万3,000円が税金で持っていかれて、手元には約80万円が残る計算になるよ。
ただし、NISA(少額投資非課税制度)を使って投資した分については売却益が非課税、つまり税金ゼロになるんだ。NISAは「国が認めた節税のための特別ルール」みたいなものだから、投資を始めるならNISA口座を使うのが断然お得だよ。
不動産(家・土地)を売ったときの税金
不動産を売ったときの税率は、保有期間によって大きく変わるのが特徴だよ。
- 短期譲渡所得:売った年の1月1日時点で保有期間が5年以下の場合。税率は約39.63%とかなり高い
- 長期譲渡所得:保有期間が5年超の場合。税率は約20.315%に下がる
5年以下で売ると税率が約2倍になる、という理解でOKだよ。これは「短期間で売買を繰り返す投機的な行動を抑える」ためのルールなんだ。不動産は長く持ってから売るほど税率が有利になるから、不動産投資をする大人がよく「5年は持て」と言うのはこういう理由があるんだよ。
売却損が出たときの「損益通算」を知っておこう
売却益の反対、つまり買ったより安く売って損したときを「売却損」または「譲渡損失」と呼ぶよ。損してしまったのは悲しいことだけど、税金の面ではうまく活用できる場合があるんだ。それが「損益通算(そんえきつうさん)」というルールだよ。損益通算とは、つまり「儲けと損を合算して、全体の税金を計算する」ということ。
損益通算の具体例
たとえばこんなケースを考えてみよう。A株で売却益が50万円出た。でもB株で売却損が20万円出てしまった。この場合、損益通算を使うと「50万円-20万円=30万円」が課税対象になるんだ。損益通算なしなら50万円に税金がかかるところが、通算すれば30万円にしか税金がかからないから、約4万円も節税できる計算になるよ。
繰越控除でさらに節税できることも
損失が大きくて、その年の利益で相殺しきれなかった場合は「繰越控除」という方法が使えることもあるよ。繰越控除とは、つまり「今年の損を最大3年間に渡って持ち越して、将来の利益から引いてもらえる制度」ということ。ただし、この制度を使うためには確定申告が必要だよ。毎年ちゃんと申告することが条件なんだ。
売却益を計算するときに気をつけたいこと
売却益を正確に計算するには、「いくらで買ったか(取得費)」をきちんと把握しておくことが大前提だよ。これが意外と難しいんだ。
取得費がわからないとどうなる?
昔に買った土地や、親からもらった株など、「そもそもいくらで手に入れたか記録がない」ケースがあるよ。その場合は、売値の5%を取得費として使えるというルールがあるんだ。これを「概算取得費(がいさんしゅとくひ)」と呼ぶよ。たとえば1,000万円で売れた土地の取得費がわからない場合、1,000万円×5%=50万円を取得費として計算するんだ。
取得費が実際は200万円だったのに「記録がないから」と概算の50万円で計算すると、余計に税金を払うことになってしまうよ。だから買ったときの証明書や領収書は大切に保管しておくことが本当に重要なんだ。
相続・贈与で手に入れたものを売るときは特殊ルールがある
親や祖父母から相続(亡くなった人の財産を引き継ぐこと)や贈与(生きているうちに財産を渡すこと)で土地や株をもらって、後から売る場合は少し特殊なルールがあるよ。相続の場合、取得費は元の持ち主(亡くなった人)が買ったときの値段を引き継ぐんだ。つまり、何十年も前に安く買った土地を相続して売ると、ものすごく大きな売却益になることがあるんだよ。これは知らないと驚く人が多いから覚えておいてね。
売却益を上手に活用するための基本知識
売却益は、ただ「税金が取られて終わり」ではなくて、賢く活用することで資産を増やすための大切な概念だよ。ここでは、知っておきたい基本的なポイントをまとめるよ。
NISAを使えば売却益がまるごと非課税
2024年から新しくなった新NISAでは、成長投資枠(年間240万円まで)とつみたて投資枠(年間120万円まで)を合わせて最大1,800万円まで非課税で投資できるよ。この枠内で得た売却益は一切税金がかからないから、長期的に投資を続けるなら絶対に使いたい制度なんだ。「100万円の利益が出ても全部自分のもの」ってことだから、通常の口座と比べてめちゃくちゃ有利だよ。
売るタイミングで税率が変わることを意識しよう
不動産の場合、保有5年を境に税率がガラッと変わるのは前に説明したよね。これは「何年の1月1日時点で5年を超えているか」が基準になるから、年末ギリギリに売るか年明けに売るかで税率が変わるケースもあるんだ。プロの不動産投資家が「絶対に年明けまで待て」と言うのは、こういう理由があるからだよ。
確定申告を忘れずに
証券会社の「特定口座(源泉徴収あり)」で株を売った場合は、証券会社が自動的に税金を計算して納めてくれるから確定申告は基本不要だよ。でも、損益通算や繰越控除をしたい場合、複数の口座をまとめたい場合、不動産を売った場合などは自分で確定申告をする必要があるんだ。確定申告は毎年2月中旬〜3月中旬に行うものだから、売却益が出た年はスケジュールをしっかり確認しておこう。
売却益という言葉は難しそうに見えるけど、「買った値段より高く売れたら儲け、その儲けに税金がかかる」というシンプルな概念を押さえておけば、あとは応用するだけだよ。NISAの活用、損益通算の知識、確定申告のタイミング、この3つを意識するだけで、税金の面でかなり賢く動けるようになるんだ。
