差引支給額って何?わかりやすく解説

給料日に「やった!今月も25万円もらえる!」と思って給与明細を見たら、実際に口座に入ってたのは20万円ちょっと……なんてこと、あるあるだよね。「あれ、残りの5万円どこいったの?」って思ったことがある人も多いはず。その「実際に受け取れるお金」のことを差引支給額って呼ぶんだけど、これを理解すると給与明細がスラスラ読めるようになるよ。この記事を読めば、差引支給額の意味から「なぜ引かれるのか」まで全部わかるようになるよ!

給与明細を見たら、書いてある金額より口座に入ってくるお金が全然少なくてびっくりしたんだけど、なんで?

それはね、給与明細に書かれている一番大きい金額(これを総支給額って言うよ)から、税金や保険料がごっそり引かれてるからなんだ。で、その引かれたあとに残ったお金が差引支給額、つまり「実際に手元に入ってくるお金」ってことだよ。
税金とか保険料って、どれくらい引かれるの?けっこう大きいの?

だいたい総支給額の15〜25%くらい引かれることが多いよ。月給25万円の人なら、3万〜6万円くらいが引かれるイメージだね。「そんなに!?」って思うかもしれないけど、これは全員が払う仕組みになってて、引かれたお金はちゃんと社会全体のために使われてるんだよ。
じゃあ「差引支給額」っていう名前はどういう意味なの?

「差引」っていうのは「引き算した差」ってこと。つまり「支給する金額から引いた後の金額」って意味だよ。職場によっては「手取り」「実支給額」「振込支給額」なんて書き方をしてるところもあって、全部おなじ意味なんだ。要は「財布に入ってくるお金」のことだよ!
友達に「手取り何万?」って聞かれたとき、差引支給額を答えればいいってこと?

そのとおり!「手取り」=「差引支給額」だよ。就職先を比べるときも、求人票の「月給」じゃなくて差引支給額(手取り)で比べるのが正解なんだ。求人票の金額は総支給額のことが多いから、そのまま信じると「思ったより少ない!」ってなりやすいんだよね。
📝 3行でまとめると
  1. 給与明細の一番大きい金額(総支給額)から税金・保険料を引いたあとの金額が差引支給額だよ
  2. 差引支給額は「手取り」とも呼ばれ、実際に口座に振り込まれる金額のことだよ
  3. 総支給額の15〜25%前後が引かれるのが一般的で、収入や家族構成によって変わるよ
目次

もうちょっと詳しく

差引支給額は、給与明細の中でも「結局いくら手に入るの?」という一番重要な数字だよ。計算式はシンプルで、差引支給額=総支給額-控除こうじょ合計だよ。「控除こうじょ」っていうのは、つまり「給料から差し引かれる金額の合計」ってこと。控除こうじょには「所得税しょとくぜい」「住民税じゅうみんぜい」「健康保険料けんこうほけんりょう」「厚生年金保険料こうせいねんきんほけんりょう」「雇用保険こようほけん料」などが含まれてて、これが全部まとめて引かれたあとの金額が差引支給額になるんだ。たとえば総支給額が30万円で控除こうじょ合計が6万円なら、差引支給額は24万円ってことになるよ。会社によっては「組合費」や「社宅費」なども控除こうじょされる場合があるけど、基本的な構造はどこも同じだよ。

💡 ポイント
差引支給額=総支給額-控除こうじょ合計!これだけ覚えておけばOK

⚠️ よくある勘違い

❌ 「求人票に書いてある月給がそのまま手取りになる」
→ 求人票の「月給〇〇万円」は総支給額のことが多く、そこから税金や保険料が引かれるよ。実際の手取りはもっと少なくなるんだ。
⭕ 「求人票の月給から15〜25%引いたくらいが手取りの目安」
→ 就職・転職を考えるときは、差引支給額(手取り)で生活費と比べるのが正解。内定をもらったら会社に「手取りでいくらですか?」と確認するのがおすすめだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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差引支給額とは?「手取り」のことだよ

給与明細に書いてある金額がいくつもある理由

給与明細を初めてもらったとき、「なんでこんなに数字がたくさんあるんだろう」って思った人も多いんじゃないかな。実は給与明細には大きく分けて「もらえるお金の一覧」と「引かれるお金の一覧」の2つのブロックがあるんだよ。

「もらえるお金の一覧」には、基本給・残業代ざんぎょうだい・各種手当(交通費・住宅手当・家族手当など)がズラッと並んでて、それを全部たした合計が総支給額だよ。つまり「本来もらえるはずの金額」ってこと。

一方「引かれるお金の一覧」には、税金や保険料が書いてある。これを合計したのが控除こうじょ合計、つまり「差し引かれる金額の合計」ってことだよ。

そして、総支給額から控除こうじょ合計を引いた残りが差引支給額。これが口座に振り込まれるお金だよ。ピザ1枚を注文して代金1500円から割引クーポン300円が引かれて実際の支払いが1200円になる、みたいなイメージだね。

「差引支給額」「手取り」「実支給額」は全部同じ

会社によって呼び方が違うから混乱しやすいけど、「差引支給額」「手取り」「実支給額」「振込支給額」はすべて同じ意味だよ。要は「あなたの口座に実際に入ってくる金額」のことだよ。友達と給料の話をするときに「手取りいくら?」って聞くのも、この差引支給額を聞いてるってことだね。

給料から引かれているお金の種類

大きく分けると「税金」と「社会保険料しゃかいほけんりょう」の2種類

給料から引かれるもの(控除こうじょ)は、大きく「税金」と「社会保険料しゃかいほけんりょう」の2種類に分かれるよ。税金は国や都道府県・市区町村に納めるお金で、社会保険料しゃかいほけんりょうは医療・年金・雇用などの制度を支えるために払うお金だよ。

引かれる税金の種類

給与から引かれる税金には主に2つあるよ。

  • 所得税しょとくぜい:国に払う税金。つまり「稼いだお金に対して国に払うお金」ってこと。毎月の給料から「だいたいこれくらいだろう」という金額が仮に引かれていて、年末調整ねんまつちょうせいで正確な金額に修正されるよ。
  • 住民税じゅうみんぜい:自分が住んでいる都道府県と市区町村に払う税金。つまり「地元に払うお金」ってこと。前年の収入をもとに計算されるから、新社会人1年目は6月まで住民税じゅうみんぜいがかからないことが多いよ。

たとえば月給25万円の人(独身・扶養なし)なら、所得税しょとくぜいは大体3000〜5000円くらい、住民税じゅうみんぜいは大体8000〜12000円くらいが引かれるイメージだよ。

引かれる社会保険料しゃかいほけんりょうの種類

社会保険料しゃかいほけんりょうには主に3種類あるよ。

  • 健康保険料けんこうほけんりょう:病院に行ったときに3割負担で済む仕組みを支えるお金だよ。つまり「医療費の助け合いのお金」ってこと。会社員は会社と半分ずつ払う仕組みになってるよ。
  • 厚生年金保険料こうせいねんきんほけんりょう:老後にもらえる年金を積み立てるためのお金だよ。つまり「将来の自分へ貯めるお金」ってことで、これも会社と半分ずつ払うよ。会社員が払うのは「厚生年金こうせいねんきん」で、フリーランスが払うのは「国民年金こくみんねんきん」、この2つは別物だよ。
  • 雇用保険こようほけん:仕事を失ったときにもらえる「失業給付しつぎょうきゅうふ」を支えるためのお金だよ。つまり「万が一仕事を失ったときの保険」ってこと。金額は小さくて、月給25万円でも数百円程度だよ。

社会保険料しゃかいほけんりょうって払う意味あるの?

「引かれるばかりで損じゃない?」と思うかもしれないけど

「毎月こんなに引かれるなんて損じゃないか」って思う人もいるよね。でもちょっと待って。社会保険料しゃかいほけんりょうは「みんなでリスクを分担するお金」だから、払うだけじゃなくて、ちゃんと恩恵も受けられるんだよ。

たとえば健康保険けんこうほけんに入っていれば、病院での支払いは医療費の3割だけで済むよ。残りの7割は健康保険けんこうほけんが出してくれるんだ。風邪を引いて病院に行って、本来5000円かかる診察が1500円で済む、みたいなイメージだね。高額な手術が必要になっても、自己負担に上限があって「高額療養費制度」という仕組みで守られてるよ。

厚生年金こうせいねんきんも、老後に毎月年金としてもらえるお金につながるよ。しかも会社員の場合は会社が保険料を半分出してくれるから、実質的に「会社が自分の老後費用を半分払ってくれてる」ってことになるんだ。この点は会社員の大きなメリットだよ。

フリーランスや自営業と何が違うの?

フリーランスや自営業の人は「国民健康保険けんこうほけん」と「国民年金こくみんねんきん」に自分で加入しないといけないんだけど、会社員と違って会社が半分出してくれる仕組みがないんだよ。だから同じ収入でも、フリーランスの方が実質的な保険料負担が重くなることが多いんだ。会社員として会社に勤めることには、こういうメリットもあるってことだよ。

差引支給額を増やすには?

手取りを増やす方法は大きく3つ

「もっと手取りを増やしたい!」と思うのは当然だよね。差引支給額を増やす方法は大きく分けると「総支給額を増やす」か「控除こうじょ額を減らす」かのどちらかだよ。

①総支給額を増やす(シンプルに稼ぎを増やす)

一番わかりやすいのは、収入そのものを増やすことだよ。昇給・昇格を目指したり、副業ふくぎょうで収入を増やしたり、転職で給与アップを狙うことがこれにあたるよ。ただし、収入が増えると税率も上がる「累進課税るいしんかぜい」という仕組みがあるから、稼いだ分だけ丸ごと手取りが増えるわけじゃないことは知っておこうね。

控除こうじょ額を減らす(節税せつぜい控除こうじょの活用)

合法的に払う税金を減らすことを「節税せつぜい」っていうよ。代表的なのが以下の制度だよ。

  • ふるさと納税ふるさとのうぜい:自分が好きな自治体に寄付をすると、その分が住民税じゅうみんぜいから差し引かれて実質的に手取りが増える仕組みだよ。しかも返礼品(お肉・お米など)ももらえるからお得だよ。
  • iDeCo(個人型確定拠出年金かくていきょしゅつねんきん:老後のための積立をすると、その掛け金が所得から差し引かれて所得税しょとくぜい住民税じゅうみんぜいが減るよ。つまり「将来のために貯めながら今の税金も減る」仕組みだよ。
  • 生命保険料控除こうじょ:生命保険や医療保険に加入していると、保険料の一部が所得から差し引かれて税金が安くなるよ。

③給与明細を正しく理解して損をしないようにする

実は「自分の控除こうじょが正しいか確認する」だけで手取りが変わることがあるよ。たとえば結婚したり子どもが生まれたりしたときに会社に申告しないと、本来受けられる「扶養控除ふようこうじょ」が適用されないまま税金が多く引かれてしまうことがあるんだ。つまり「申告忘れ=損」ってことだよ。年末調整ねんまつちょうせいの書類はしっかり書いて出すことが大切だよ。

給与明細の読み方・差引支給額の確認ポイント

給与明細は毎月かならず確認しよう

給与明細は「ちゃんと正しい金額が支払われているかを確認するための大切な書類」だよ。紙でもデジタルでも、毎月受け取ったら最低限この3つは確認しておこうね。

  • 総支給額:残業した月はちゃんと残業代ざんぎょうだいが反映されているか
  • 控除こうじょ合計:急に増えていないか(引かれ過ぎていないか)
  • 差引支給額:口座に振り込まれた金額と一致しているか

もし口座の振込額と給与明細の差引支給額が違ったら、すぐに会社の経理・総務に問い合わせてみよう。計算ミスや入力ミスで少なく振り込まれているケースもゼロじゃないんだよ。

給与明細は捨てずにとっておこう

給与明細は「捨てていい書類」じゃないよ。住宅ローンを組むとき、賃貸物件を借りるとき、保育園の申請をするときなど、収入を証明する書類として使うことがあるんだ。紙でもらっている場合はファイルに入れて保管しよう。電子明細の場合はPDFでダウンロードしてバックアップをとっておくのがおすすめだよ。保管期間の目安は最低でも2年分、できれば5年分くらい持っておくと安心だよ。

年末調整ねんまつちょうせい後に差引支給額が増えることがある

12月や1月の給与明細を見ると「いつもより手取りが多い!」ってことがあるんだけど、これは年末調整ねんまつちょうせいのおかげだよ。年末調整ねんまつちょうせいっていうのは、毎月仮に引かれていた所得税しょとくぜいを1年分まとめて正確に計算しなおして、払いすぎた分を返してもらう手続きのことだよ。平均的な会社員だと数千円〜数万円が返ってくることが多いよ。これが12月や1月の給与に上乗せされるから「今月の手取り多い!」ってなるわけだよ。逆に「追加徴収」といって少し引かれることもまれにあるけど、その場合も金額は大きくないから安心してね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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