保険を選ぶときに、「相互会社」って言葉を聞いたことがあるけど、何が普通の保険会社と違うのかよくわからないな…。そういうモヤモヤを解決するのがこの記事だよ。実は、保険会社には大きく2つのタイプがあって、その違いを知ると、自分がどこと付き合うかが変わってくるかもしれません。
- 相互会社は 加入者がオーナー である株式会社ではない保険会社
- 利益は 加入者に還元 され、割戻金などの形で戻ってくる
- 日本の大手生命保険会社にも相互会社の形態を取っている 企業が多い
もうちょっと詳しく
保険会社の形態は大きく2つに分かれています。ひとつは株式会社で、これは株主がいて、利益は株主に配当として配られます。もうひとつが相互会社で、加入者が会社の所有者兼構成員です。相互会社は「相互扶助」という考え方に基づいています。つまり、「みんなでお金を出し合って、困った人を助けよう」という思想ですね。だから、利益も加入者のためにほぼ全部使われるわけです。日本の生命保険会社を見てみると、実は相互会社の形をしている大手企業がかなり多いんですよ。
相互会社=加入者がオーナー
株式会社=株主がオーナー
これが最大の違い
⚠️ よくある勘違い
→ そうとは限りません。相互会社の方が割戻金が多い傾向はありますが、保険商品そのものの価格設定は会社によって異なります。
→ 利益構造が株式会社と違うので、利益をどう使うかの優先順位が異なります。加入者へのサービス向上が大事なんです。
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保険会社の2つの形態ってどう違うの?
世の中の保険会社は、2つの形態に分かれています。1つは株式会社、もう1つは相互会社です。株式会社の保険会社を思い浮かべると、「東京海上日動」とか「損保ジャパン」とか、そういった企業がありますよね。こういう会社は、誰かが株を買って出資し、その株主がオーナーになっています。利益が出たら、その利益は株主に配当として配られるわけです。一方、相互会社というのは、保険に入っている人たちが全員、会社の構成員でオーナーなんですよ。
例えば、あなたが相互会社の生命保険に入ったとしましょう。そうすると、あなたはその会社の「構成員」になります。つまり、あなたは株主ではなく、加入者でありながら同時にオーナーでもあるという、ちょっと不思議な立場になるわけです。株主がいない代わりに、加入者が会社を支えているんですね。ですから、相互会社の目的は「株主に利益を配当する」ことではなく、「加入者に最高のサービスを提供する」ことになるんですよ。
この違いってすごく大事なんです。なぜなら、会社の目的が違うと、経営の決断も変わってくるからです。株式会社なら、株主の利益を最大化することが大事。でも相互会社なら、加入者のためになることが最優先事項になる。だから、商品の開発にしても、サービスの内容にしても、加入者のことを第一に考えるんですね。
相互会社は昔からある形なんだよ
相互会社の歴史は、実は結構古いんです。明治時代の日本でも、庶民が助け合う仕組みとして、相互扶助の考え方がありました。生命保険業界でも、その理想を形にしたのが相互会社だったわけです。人々が「みんなで助け合おう」という気持ちから始まった仕組みなんですね。だから、今でも相互会社の多くは、その理念を大切にしているんですよ。
相互会社の利益はどうなるの?
相互会社が利益を出した場合、その利益はどこに行くと思いますか?株式会社なら株主に配当として渡されますが、相互会社は違います。相互会社の利益は、基本的に加入者に返されるんです。これを「割戻金」と呼んでいます。つまり、「今年は会社が儲かったから、その分を加入者の皆さんに返しましょう」ってわけですね。
割戻金の形はいろいろあります。保険料が安くなるという形もあれば、実際にお金が返ってくるという形もあります。例えば、生命保険なら、死亡保険金や満期返戻金に上乗せされることもありますし、保険料の値下げという形で還元されることもあります。つまり、利益が出た分、加入者がその恩恵を受けるということなんですよ。
これは加入者にとって、とてもいい仕組みですよね。なぜなら、自分たちが払った保険料から生まれた利益が、自分たちに戻ってくるから。株式会社の保険に入っていると、利益は株主に行ってしまいますが、相互会社なら加入者に戻るんです。ただし、相互会社だからといって、必ずしも安いとは限りません。なぜなら、割戻金の額は会社の経営状況によって変わるからです。
割戻金って本当に大事なの?
割戻金がもらえるってことは、実は長期的に見ると、すごく大事なんですよ。例えば、30年間保険に入っているとしましょう。毎年1万円の割戻金をもらえるなら、それは30万円になります。ちりつもですね。だから、生命保険を選ぶときには、「この会社は割戻金を出しているか」「どのくらいの割合で出しているか」というのを見るのも大事なんですよ。相互会社は、この割戻金の仕組みが組み込まれているから、長く入っていれば入っているほど、加入者にとって有利になる可能性が高いんです。
相互会社と株式会社、どっちが得?
「では、相互会社と株式会社、どっちの保険に入った方が得ですか?」という質問がよくあります。でも、正直なところ、これは「どっちが得」というより、「何を重視するか」で変わるんですよ。
相互会社の利点としては、割戻金の制度が組み込まれているから、長期的には加入者が得をしやすいということがあります。また、経営方針が「加入者のため」に振り向きやすいというのもメリットですね。加入者サービスを重視する傾向にあるから、例えば、保険金の請求手続きが簡単だったり、相談窓口が親切だったりすることが多いんです。
一方、株式会社の保険にも利点があります。株式会社は、より積極的に商品開発に投資できるし、新しいサービスを展開しやすいんですよ。また、競争が激しいから、商品が多様で、加入者は選択肢が広いんです。自分のニーズに合わせて、いろいろなプランから選べるわけですね。
だから、結局のところ、「自分に合った保険を選ぶ」ことが大事なんです。相互会社だから必ず得、株式会社だから必ず損、というわけではないんですよ。ただ、長期的には割戻金で得をする可能性がある相互会社というのは、知っておいて損はない選択肢なんです。
日本の大手保険会社って、案外相互会社が多いんだよ
日本の生命保険会社を見てみると、実は相互会社の形をしている企業がたくさんあるんです。例えば、日本生命、住友生命、明治安田生命、第一生命、こういった日本の大手生保は、みんな相互会社なんですよ。つまり、日本の保険業界では、相互会社がかなり主流なわけですね。
なぜ、こんなに多くの企業が相互会社の形をしているのかというと、やはり歴史的背景があります。日本の保険業界は、相互扶助の理念から始まった企業が多いんですね。そういう企業の多くは、その理念を守り続けながら、相互会社の形態を保ってきたわけです。また、相互会社は加入者の信頼を得やすいというメリットもあります。なぜなら、加入者がオーナーということは、会社が加入者のために動くはずだという期待感が生まれるからですね。
相互会社に入るときに、何に注意したらいい?
相互会社の保険に入ろうと思ったときに、何に注意したらいいでしょうか。まず大事なのは、「相互会社だからといって、必ず安いわけではない」ということを認識することです。割戻金が出るのは事実ですが、その額は会社や年によって変わります。だから、基本的な保険料、保障内容、割戻金の額なども含めて、総合的に判断する必要があるんですよ。
次に、「自分のニーズに合った商品か」をしっかり確認することです。相互会社であっても、商品ラインアップは豊富ですから、例えば「終身保険がいいのか」「定期保険がいいのか」「養老保険がいいのか」など、いろいろな選択肢があります。自分がなぜ保険に入るのか、どんな保障が必要なのか、これをはっきりさせた上で、商品を選ぶ必要があるんですね。
また、相互会社でも、経営が安全かどうかは大事です。「相互会社だから絶対安全」というわけではありません。会社の財務状況や格付けなども確認した上で、信頼できる企業を選ぶことが大切です。最後に、相談窓口がしっかりしているかどうか、これも確認しておくといいですよ。加入後も、何か困ったことがあったときに相談できる体制が整っているか、これは長く付き合う相手としては、すごく大事なんですから。
割戻金の過去の実績も確認してみよう
相互会社に入ろうと思ったときは、その企業の過去の割戻金の実績を確認するのもいいですよ。「この会社は過去5年、毎年どのくらいの割戻金を出しているか」というのを見れば、その企業の姿勢がわかるんです。割戻金を出す企業は、利益を加入者に還元することを重視しているってことだからです。ただし、過去のデータがいいからといって、未来も同じとは限りません。経済状況や会社の経営状況によって、割戻金の額は変わるからです。だから、参考値として見ておく、くらいの気持ちでいいんですよ。
