親に「お金を大事にしなさい」って言われるけど、貯めるだけじゃもったいないって聞いたことありませんか?銀行にただ預けてるだけだと、お金はほぼ増えません。でも「運用」って聞くと「難しい」「危ない」って思ってしまいますよね。実は、資産運用ってそんなに複雑じゃなくて、考え方さえ理解すれば、中学生だって始める準備ができるんです。この記事では、資産運用の基本から、実際にどうやるのかまで、できるだけ簡単に説明していきます。
- 資産運用とは、お金を単に貯めるのではなく、いろんな方法で増やしていくことです
- 株や投資信託など、リスクとリターンが大きいほど関係が強い方法があります
- 安全さと増える可能性のバランスを取って、自分にぴったりな方法を選ぶことが大事です
もうちょっと詳しく
資産運用が大事な理由は、時間とお金の関係にあります。例えば、あなたが今1万円を銀行に預けると、1年で100円ぐらい増えます(ほんの少し)。でも、その1万円を上手く運用すると、1年で数百円から数千円増やせるかもしれません。この差は小さく見えますが、10年、20年とたつにつれて、ものすごく大きな差になるんです。これを複利の力って言うんだけど、増えたお金がまた増える、その増えたお金がまた増える…という連鎖が起こるからです。だから、若いうちから運用を始めると、人生全体で大きな差が出るんですよ。
小さな増やし方でも、時間が長いとすごい差になる。若いうちから始めるのが勝ち!
⚠️ よくある勘違い
→ 実は、少ないお金からでも始められます。100円でも1万円でも大丈夫。投資信託なら月1000円から、つみたてNISAという制度を使えば、高校生だってお小遣いで始められるんですよ。
→ 複利の力は時間で大きくなります。多くのお金で短く増やすより、少ないお金でも長く増やす方が、最終的には大きなリターンが期待できるんです。
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資産運用ってそもそも何?銀行預金と何が違う?
お金の話になると、よく「貯金しなさい」って言われますよね。確かに、貯金は大事です。でも実は、現代のお金の世界では「貯金だけ」では結構危ないんです。なぜかというと、物の値段が少しずつ上がる「インフレーション」という現象が起こるからです。つまり、今100円で買えるジュースが、10年後には120円になってるかもしれません。銀行に100万円を預けて、10年後に101万円になってても、物の値段が上がってたら、買える物の量は減ってる、ということですね。
ここで出てくるのが「資産運用」という考え方です。資産運用とは、お金を増やすために、いろんな方法にお金を使うことです。例えば、子どもの頃のお小遣いを使って、物を買ったり貸したりして増やしたことありませんか?それの大人版だと思ってください。お金そのものを働かせて、お金を増やしていく。銀行に預けるのは、何もしないで待つだけですが、運用は「お金を動かして、増やす」という感じなんです。
銀行預金と運用の関係
では、銀行に預けるのと運用の違いを、具体的に説明しましょう。銀行預金は、あなたのお金を銀行が預かって、その代わりに利息というお小遣いをくれるシステムです。ただし、現在の日本の銀行金利はとても低くて、100万円を1年預けても、100円もいかないぐらい。これは「安全だけど、ほぼ増えない」という特徴です。
一方、資産運用は株を買ったり投資信託を選んだりして、「会社の成長に賭ける」という感じです。会社が儲かると、その投資も増える。でも会社が失敗すると、減ることもあります。これが「リスク」ですね。リスクがある代わりに、銀行預金より大きく増える可能性があるんです。つまり、安全さとリターンのバランスを、自分で選ぶことができるわけです。
なぜ今、資産運用が話題になってるのか
実は、昔は銀行に預けてるだけで、結構な利息がついてました。1980年代なんか、年10%の利息なんてザラだったんです。だから「とりあえず銀行に預けときゃいい」という時代がありました。でも今は違います。金利がほぼゼロに近いので、銀行に預けても全然増えません。そこで、「自分でお金を運用して増やそう」という人が増えてきたんですね。
さらに、NISAやiDeCo(つまり、税金をもっと払わなくていい特別な運用制度)みたいな、政府が用意してくれた制度も増えました。これは「国民のみんなに、もっと運用してほしい」というメッセージなんです。だから、今や高校生だって資産運用を考える時代になってきたんですよ。
リスクとリターンの関係を理解しよう
資産運用の世界には、すごく大事な法則があります。リスクが大きいほど、リターンも大きい。リスクが小さいほど、リターンも小さい。この関係は、ほぼ絶対なんです。「安全で、すごく儲かる方法」なんていう都合のいいものは、世の中にありません。
例えば、あなたが友だちにお金を貸すとき、「すごく信用できる友だち」に貸すなら、戻ってくる可能性は高いです。でも「ちょっと怪しい」友だちに貸すなら、利息をもっと高くしないと割に合いませんよね?それと同じです。安全な運用は増える量が小さく、危ない運用は増える量が大きい。だから、自分がどのくらいの「危なさ」なら大丈夫か、という判断が大事なんです。
リスクの種類を知ろう
運用のリスクには、いろいろな種類があります。価格変動リスクというのは、株の値段がグラグラ変わることです。今日100円の株が、明日80円になったり120円になったりする。見ていると不安になりますよね。でも、その株を持ってる会社がいい会社なら、数年たつと元に戻る、むしろ上がることもあります。
次に信用リスク。これは、お金を預けた先の会社や銀行が倒産する可能性です。日本の大きな銀行が倒産することはまずありませんが、新しい企業に投資したら、その企業が失敗することもあります。だから、「いろんなとこに分ける」という工夫が大事なんです。
そして流動性リスク。これは、「今すぐお金が必要だけど、持ってる投資が現金に変わりにくい」という状況です。銀行ならいつでも下ろせますが、投資信託も大丈夫。ただし、売るときの値段が買ったときと違うこともあります。
リターンを大きくするための工夫
「リスクが大きいほどリターンも大きい」って言いましたけど、逆に言うと「リスクをコントロールしながら、リターンを大きくする工夫」ができるんです。その代表が分散投資、つまり「いろんなとこにお金を分ける」ということ。例えば、100万円を1つの株に全部使うより、10個の株に10万円ずつ分ける。そうすると、1つが失敗しても、他の9つがあるから安心です。
もう一つが長期投資。短期間での値段の変動は大きいですが、長い期間で見ると、会社や市場全体は成長する傾向があります。だから、10年、20年単位で待つと、上がる確率がぐっと高くなるんです。
資産運用の種類:銀行預金から株まで
では、実際にどんな運用方法があるのか、見ていきましょう。運用には「安全な順」という順番があります。一番安全なのは銀行預金、その次が国債(つまり、国にお金を貸すこと)、そして投資信託、その次が個別株。この順番で、安全さが下がって、増える可能性が上がるんです。
銀行預金と定期預金
一番安全な運用方法は、銀行に預けることです。現在の金利は年0.01~0.1%程度ですが、ほぼノーリスク。お金は絶対に減りません。ただし、先ほど言ったように、インフレで物の値段が上がったら、相対的には「減ったのと同じ」になってしまいます。でも「絶対に減るのはダメ」という人には、これが安心の選択肢です。定期預金というのは、「3ヶ月間はお金を引き出さない」という約束をする代わりに、通常の預金より少し高い金利をもらう方法です。
国債と債券
国債というのは、国にお金を貸すチケットのことです。つまり、国が発行する「借金の証明書」ですね。あなたが銀行にお金を預けるのと同じように、国にお金を貸して、利息をもらう。銀行預金より利息が高いことが多いので、「銀行より少し儲かる」という感じです。ただし、国が倒産する可能性(先進国ではほぼゼロですが)があるので、銀行預金より少しリスクがあります。
債券というのは、国や企業が発行する「借金の証明書」の総称です。国債も債券の一種ですね。企業が発行する社債というのもあって、これは企業が倒産するリスクがある代わりに、国債より利息が高いことが多いです。
投資信託
投資信託というのは、プロのお金のやり手に「いろんな投資をミックスして増やしてよ」って任せるシステムのことです。あなた自身が株を選ぶ必要はなくて、プロが「今は日本の株50%、外国の株30%、債券20%」みたいなバランスで運用してくれます。だから、専門知識がなくても、自動的にいい投資ができるわけです。
投資信託の中にもいろいろあって、「安全系」と「リスク高系」があります。安全系は国債や大きな企業の株が中心で、リスク高系は新興国の株や小さな企業の株が中心です。あなたが選べるんですね。
株式投資
株というのは、会社の一部を持つチケットです。例えば、トヨタという大きな自動車会社の株を買うと、トヨタの一部の持ち主になれます。小さな持ち主ですけどね。会社が儲かると、その株の値段は上がります。逆に、会社が失敗すると、株の値段は下がります。
株のいいところは、「会社の成長に直接賭けられる」ということです。その会社を応援したい、その会社の未来を信じたいなら、株を買うのはいい方法です。逆に悪いところは、初心者だと「どの株を買ったらいいのか」がわかりにくいこと。投資信託なら、プロが選んでくれるので、初心者向きです。
複利の力を理解して、時間の価値を知ろう
資産運用の世界で、一番大事な概念が「複利」です。複利というのは、増えたお金がまた増える、その増えたお金がまた増える…という連鎖のことです。これを「複利の力」と呼ぶんですが、これが理解できると、なぜ運用が大事かが、すごくよくわかります。
単利と複利の違い
まず「単利」というのは、増え方がずっと同じパターンです。例えば、100万円を年1%の単利で運用すると、毎年1万円ずつ増えます。10年で110万円ですね。計算が簡単です。
一方、複利はこうです。100万円を年1%の複利で運用すると、1年目は1万円増えて101万円になります。でも2年目は「101万円の1%」が増えるので、1万100円増えて102万100円になります。3年目は「102万100円の1%」が増える。このように、増えたお金がまた増える元になるんです。
最初は「え、たった100円の差?」って思いますよね。でもこれが30年続くと、単利なら130万円ですが、複利なら134万円になります。差は4万円。これが年5%だと、30年で単利なら250万円、複利なら432万円。差は182万円になるんです。
若いうちから始めることの価値
複利の力は、時間が長いほど大きくなります。これを「時間の価値」って言うんですが、若いうちに始めることが、人生全体でものすごく有利になるんです。
例えば、あなたが高校生で毎月1000円の運用を始めたとします。年5%で30年続けたら、払ったお金は36万円なのに、最終的には60万円以上になってます。でも、大学卒業後の23才から同じペースで27年続けたら、払ったお金は32万4000円で、50万円以上になります。4年早く始めただけで、最終的には10万円の差が出るわけです。
これが「人生で一番大事な投資は、若いうちに始める運用」という言葉の意味なんですね。
インフレーションとの関係
もう一つ大事なのが、インフレーションとの関係です。もし何も運用しなくて、100万円をずっと持ってたら、物の値段が上がることで「実際の価値」は下がります。年2%のインフレーションだと、10年で100万円の価値は82万円ぐらいになってしまいます。
でも、年3%で運用してれば、インフレーションに勝つことができます。つまり、運用は「お金を増やす」という目的もありますが、「インフレーションに負けないようにする」という防衛の役割もあるんです。
資産運用を始める前に知っておくべきこと
では、実際に運用を始める前に、心構えとして知っておくべきことを説明しましょう。これを理解してないと、損をしたり、メンタルが崩れたりすることがあります。
短期の変動に一喜一憂しない
投資を始めると、毎日株の値段が変わるのが見えます。今日は100円、明日は95円、明後日は110円…。この短期の変動に「あ、失敗した」って思ってしまう人が多いんです。でも、これは正常な動きなんです。
運用は「長期戦」です。1日や1週間の変動で判断してはダメ。むしろ、毎日チェックするのを止めて、3ヶ月とか半年に1回だけ見る方が、メンタルが安定します。長期的には成長する傾向があるのが、市場や会社の特性なんですから。
分散と余裕資金が鉄則
運用で失敗する人は、たいてい「全力投球」しています。手持ちのお金全部を一つの投資に賭けたり、無理してお金を借りて投資したり。これは絶対にダメです。
分散というのは、いろんな投資に分けること。そして余裕資金というのは、なくなっても生活に困らないお金のことです。「今後3年使わないお金」とか「緊急時用のお金とは別に」みたいな感じで考えてください。これがあれば、短期の変動に驚いても、パニックになりません。
手数料をチェックしよう
投資信託や株を買うときに、手数料が引かれます。つまり、購入するときに数%、毎年保有してるときにも数%、売るときにも数%という感じで、お金が減るんです。投資信託で年0.2%の手数料なら良い方で、ひどいと年1~2%引かれることもあります。
年1%は大したことないって思うかもしれませんが、30年運用すると、手数料で何百万円も減ることもあります。だから、手数料が安い運用を選ぶというのは、「自分で投資先を選ぶのと同じくらい大事」なんです。
税金についても理解しよう
運用で儲かったお金には、税金がかかります。特に大事なのが、NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)という制度です。これらは、「特定の条件で運用すれば、税金を払わなくていい」という特別な制度なんです。
NISAは「毎年120万円まで」という枠で、その中の運用益なら税金がゼロ。iDeCoは「毎月23000円まで」という枠で、やっぱり運用益に税金がかかりません。さらに、iDeCoは払ったお金が「所得控除」になるから、払った税金が戻ってくるんです。だから、資産運用を始めるなら、これらの制度を最大限活用することが、ものすごく大事なんですよ。
