お気に入りのお店でつい買い物してしまう……そんな経験、あるよね。でも「なぜそのお店で買ったのか」って、ちゃんと考えたことある?実は、お店側はその「なぜ」を徹底的に考えてるんだ。それが今回のテーマ「カスタマージャーニー」なんだけど、なんか難しそうな名前だよね。大丈夫、この記事を読めば「あーそういうことか!」って絶対なれるよ。
- カスタマージャーニーとは、お客さんが商品を知ってから買うまでの流れを”旅”にたとえた考え方のこと
- その流れを図にしたカスタマージャーニーマップを使うと、売上アップのヒントが見つかる
- 全員ではなくペルソナ(典型的なお客さん像)を設定して、そのひとりの旅を丁寧に考えるのがポイント
もうちょっと詳しく
カスタマージャーニーは、マーケティングの世界で使われる考え方だよ。マーケティングとは、つまり「商品が売れる仕組みをつくること」ということだよ。お客さんが商品を買う流れって、「知る→興味を持つ→比べる→買う→また買う」みたいなステップに分けられるんだ。昔は「テレビCMを見た→お店で買う」くらいシンプルだったけど、今はSNS・口コミサイト・YouTube・公式サイトなど、たくさんの経路がある。だからこそ「どのルートでお客さんが来てるのか」をちゃんと把握するために、カスタマージャーニーが重要になってるんだよ。特にネットで何でも調べられる今の時代は、買う前にめちゃくちゃ比較されてるから、旅のどのタイミングで信頼を勝ち取れるかが勝負なんだよね。
「知ってもらう」だけじゃダメ。旅の全ステップで心をつかむことが大事!
⚠️ よくある勘違い
→ 購入がゴールだと思って、買った後のお客さんを放置してしまいがち。
→ 買った後に「また買いたい」「友達に勧めたい」と思わせることが本当のゴール。旅は購入後も続くんだよ。
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カスタマージャーニーとは何か?まず基本から理解しよう
「カスタマージャーニー」という言葉を分解すると、カスタマー(Customer)=お客さん、ジャーニー(Journey)=旅、になるよね。つまりカスタマージャーニーとは、お客さんが商品やサービスを最初に知ってから、購入して、さらにリピーターや口コミをしてくれるまでの一連の体験の流れのことだよ。
旅にたとえると、わかりやすいよ。たとえば東京から京都に旅行するとき、「行き先を決める→新幹線を調べる→チケットを買う→旅行する→SNSに投稿する」ってステップがあるよね。買い物も同じなんだ。「商品を知る→興味を持つ→詳しく調べる→比較する→買う→感想を話す」みたいな流れがあって、これを丁寧に追いかけるのがカスタマージャーニーの考え方なんだよ。
昔と今では「旅の経路」がまったく違う
ちょっと前の時代は、お客さんの旅はシンプルだったんだ。「テレビCMを見た→チラシをもらった→お店に行って買った」くらいの流れだったよ。でも今はどうだろう?
- TikTokやInstagramで商品を知る
- Googleで「○○ レビュー」と検索する
- Amazonと楽天の価格を比べる
- Twitterで「実際に使った人の声」を確認する
- 公式サイトで詳細を確認してやっと買う
こんなふうに、買う前にめちゃくちゃいろんな場所を”旅”してるんだよ。しかも人によってルートが全然違う。だから企業は「どのルートで一番多くのお客さんが来てるのか」を把握しないと、どこに力を入れればいいかわからなくなるんだよね。
カスタマージャーニーを使う目的は「弱点を見つけること」
カスタマージャーニーを考える一番の目的は、お客さんの旅の中でどこか「ここで止まってるな」「ここで離脱してるな」という弱点を見つけることだよ。たとえば「SNSで商品を知ってくれてる人はたくさんいるのに、公式サイトに来てから買わずに帰る人が多い」とわかったら、公式サイトの説明が足りないか、価格が高く感じられてるかも、って考えられるよね。弱点がわかれば、そこを直せば売上が上がる。旅の地図があれば、迷ってる場所がわかる。そういう便利な考え方なんだよ。
カスタマージャーニーの5つのステップを覚えよう
カスタマージャーニーは「旅」とはいっても、だいたい決まったステップがあるんだ。よく使われるのが次の5段階だよ。それぞれを身近な例でイメージしてみよう。
①認知(Awareness):商品の存在を知る
まずはそもそも「知る」ところから旅が始まるよ。SNSで流れてきた広告、友達から「これいいよ」って聞いた話、Youtubeのおすすめ動画など、きっかけはなんでもあり。この段階では、お客さんはまだ「買おう」なんて思ってない。ただ「あ、こんなのあるんだ」くらいの気持ちだよ。
たとえば、Instagramのストーリーズを見てたら「新発売のスムージー」の広告が流れてきた、みたいな感じだよね。企業側はここで「いかに多くの人の目に触れるか」を考えて、SNS広告やインフルエンサーとのコラボを使うんだよ。
②興味・関心(Interest):気になって調べ始める
認知したあと「なんか気になるな」となったら興味・関心の段階だよ。ここでお客さんはGoogleで検索したり、口コミサイトを見たり、SNSのハッシュタグを調べたりするんだ。つまり「もっと知りたい」という気持ちが動き出した状態ということだよ。
さっきのスムージーの例でいうと、「材料はなに?」「カロリーは?」「本当においしいの?」って調べ始めるイメージだよ。企業はここで、詳しいブログ記事や商品ページ、YouTube動画などを用意して「調べてよかった」と思わせる必要があるんだよね。
③比較・検討(Consideration):他の商品と比べる
興味が出てきたら、次は「他のと比べてどうなの?」ってなるよね。価格、機能、口コミ数、ブランドの信頼性……いろんな軸で比べる段階だよ。ここが一番「買うかどうか」の分かれ目になりやすい、超重要な場所なんだ。
「Aのスムージーの方が安いけど、Bの方が口コミが良いな」「でもAは定期便で割引あるな」みたいに、めちゃくちゃ考えるよね。企業はここで「比較されても選ばれる理由」をはっきり伝えることが大事で、特徴の明確化や他社との差別化が勝負になるんだよ。
④購入(Purchase):実際に買う
検討した結果、「よし、これにしよう!」と決断して購入するのがこのステップだよ。でも実はここでもつまずきポイントがある。「決済が複雑でやめた」「送料が高くてカゴ落ちした(カートに入れたまま購入をやめること)」なんてことはよくあるんだよ。
だから企業は「買いやすい仕組みを作る」こともカスタマージャーニーで考えるんだ。スマホで簡単に決済できるか、送料無料のラインはどこか、といった細かい部分まで見直すんだよ。
⑤継続・推奨(Loyalty):またリピートして、友達に勧める
旅のゴールは「買った瞬間」じゃないんだよ。買った後に「また使いたい」「友達に教えたい」と思ってもらえるかどうかが、本当のゴールだよ。リピーターになってもらえると、また広告費をかけなくてもお客さんが戻ってきてくれるからね。
「スムージー、飲んでみたらすごく美味しかった!→友達に話した→友達も買った」みたいな流れが理想だよ。これが起きると、企業は広告費をかけずに新しいお客さんを獲得できる。だからアフターフォローや会員特典、SNSでのシェアキャンペーンなどが大事になってくるんだよね。
カスタマージャーニーマップとは?地図の書き方を知ろう
カスタマージャーニーを「見える化」したものが、カスタマージャーニーマップだよ。つまり「お客さんの旅を地図として紙に書き出したもの」ということだよ。難しそうに聞こえるけど、基本の構造はシンプルなんだ。
マップに書く5つの要素
- ①ペルソナ:どんなお客さんを想定しているか(例:28歳、ダイエットに興味ある女性、スマホで情報収集が得意)
- ②ステージ:旅のどの段階か(認知・興味・比較・購入・継続)
- ③タッチポイント:そのステージでお客さんが接触する場所(SNS・検索・店頭・メルマガなど)
- ④感情・思考:そのとき何を考えて、どんな気持ちでいるか(不安・期待・面倒・納得 など)
- ⑤課題・改善案:ここで何が障壁になってるか、どうすれば解決できるか
この5つを表にして並べると、「旅のどこに穴があるか」が一目でわかるんだよ。大企業でも中小企業でも、このマップを作ることでマーケティングの方向性がぐっと定まってくるんだ。
ペルソナが曖昧だとマップも曖昧になる
カスタマージャーニーマップを作るうえで一番大事なのが、ペルソナをリアルに描くことだよ。「20代〜30代の女性」みたいにザックリしてると、旅もザックリしたものになって、使えるマップにならないんだ。
「27歳・独身・都内在住・会社員・健康意識は高いが料理は苦手・TikTokをよく見る・月の自由なお金は3万円くらい」みたいに具体的に設定すると、「この人ならどこで知って、どこで迷って、どこで決断するか」が自然に想像できるようになるんだよ。実際に周りにいそうなひとりの人物像を作るのがコツだよ。
カスタマージャーニーを使った改善の具体例
理論だけじゃピンとこないよね。だから実際にカスタマージャーニーを使って改善した例を見てみよう。これを読めば「あ、こういう場面で使うのか!」ってイメージできるはずだよ。
例①:ECサイトのカゴ落ち問題を解決した話
あるネットショップでは、商品ページを見た人がたくさんいるのに、なぜか購入まで進まない人が多かったんだ。これをカスタマージャーニーマップで分析したら、「購入ステップが多すぎる」「送料の表示が遅い」という問題が見つかったんだよ。
改善策として、「ゲスト購入OK」にして会員登録なしで買えるようにしたり、商品ページに「送料無料まであと○○円」を表示したりしたんだ。その結果、購入率が大幅に上がったよ。カスタマージャーニーがなければ「なんで売れないんだろう……」と頭を抱えるだけで終わってたかもしれないよね。
例②:塾の問い合わせ数を増やした話
ある学習塾では、ホームページのアクセス数は多いのに、問い合わせがぜんぜん来ないという悩みがあったんだ。カスタマージャーニーで「検討」段階を分析したら、「料金ページがわかりにくい」「先生の顔や雰囲気が見えない」という不安ポイントが見つかったよ。
そこで先生紹介ページを充実させて、「無料体験授業」のボタンを目立たせたんだ。保護者の不安(「合うかどうかわからないのに申し込むのはリスク」)を取り除くことで、問い合わせ数が2倍以上になったよ。これまさにカスタマージャーニーがなかったら気づけなかった改善点だよね。
例③:カフェのリピーター施策
地元のおしゃれなカフェが「一度来てくれるけど、リピートしてくれない」という課題を抱えてたんだ。カスタマージャーニーで購入後のステージを分析したら、「来店後のフォローがゼロ」だとわかったよ。SNSのフォローを促す声がけも、次来たくなる理由(スタンプカードや季節限定メニューの予告)も何もなかったんだ。
そこでレシートにInstagramのQRコードを印刷して、フォロワーには「新メニュー先行お知らせ」をするようにしたんだ。するとリピーター率がじわじわ上がっていったよ。「旅は購入後も続く」を意識した好例だよね。
カスタマージャーニーはどんな場面で使われる?
ここまで読んでくれたら、カスタマージャーニーって「大企業だけのもの」じゃないって気づいてると思う。個人のお店でも、学生のプロジェクトでも、使える考え方なんだよ。具体的にどんな場面で登場するか見てみよう。
マーケティング戦略を立てるとき
「どの媒体に広告を出すか」「どんなコンテンツを作るか」を決めるとき、カスタマージャーニーがあると「認知段階の人にはSNS広告、比較段階の人には口コミを増やす施策」みたいに、段階に合わせた作戦が立てられるよ。やみくもに「とりあえず広告!」じゃなくて、旅のどこに投資するかを考えられるんだ。
ウェブサイトやアプリのUI改善
UIとは、つまり「ユーザーが画面を操作する部分のデザイン」ということだよ。カスタマージャーニーで「ここでユーザーが迷ってる」とわかれば、「ここのボタンをわかりやすくしよう」「ここにFAQを入れよう」みたいな改善案が出せるんだよ。エンジニアやデザイナーもカスタマージャーニーを使いながら仕事してることが多いよ。
新商品・新サービスを開発するとき
まだ商品がないときも、カスタマージャーニーは使えるよ。「お客さんはどんな旅をするだろう?」「どこで困るだろう?」を先に考えることで、「こういう機能があれば比較段階で選ばれやすい」「この価格帯なら検討ハードルが下がる」みたいな仮説を立てられるんだ。つまり、作る前に「売れる設計」を考えるための道具でもあるんだよ。
チームで方向性を共有するとき
カスタマージャーニーマップは、営業・マーケ・エンジニア・デザイナーなど、いろんな部署の人が一緒に見られる「共通言語」にもなるんだよ。「お客さんはここで迷ってる」って地図があれば、みんなが同じゴールに向かって仕事できるよね。大きな会社ほど、このチーム連携にカスタマージャーニーが役立つんだ。
カスタマーロイヤルティって何?わかりやすく解説
