「この会社、もう3年目か〜」って思ったことない?でも、その「3年」って、実はいろんな場面でめちゃくちゃ大事な数字なんだよ。給料・退職金・ローン審査……「勤続年数」って言葉、社会人になるとあちこちで出てくるのに、ちゃんと説明できる人って意外と少ない。この記事を読めば、勤続年数が何で・どこに影響するのか・転職したらどうなるのか、全部わかるよ。
- 勤続年数とは 同じ会社に連続して勤めた年数 のことで、転職するとリセットされる
- 退職金・有給・ローン審査 など、生活のあちこちに影響する重要な数字だよ
- 長ければいいわけじゃなく、 メリットと転職メリットを比較 して判断することが大切
もうちょっと詳しく
勤続年数は、会社に入った日(入社日)から現在まで、途切れずに働いた期間のことを指すよ。法律上では「継続勤務」とも呼ばれていて、特に労働基準法では有給休暇の計算に使われる大事な概念なんだ。たとえば有給休暇は入社6ヶ月で10日もらえて、その後1年ごとに日数が増えていく仕組みになってる。退職金については会社ごとにルールが違うけど、ほとんどの場合「勤続年数×基本給×係数」みたいな計算式が使われてる。つまり、同じ会社に長くいるほど受け取れる退職金が大きくなるってこと。また、銀行でローンを組むときやアパートを借りるときも「勤続年数は何年ですか?」って聞かれることが多くて、一般的に勤続年数が長いほど「安定してる人だ」と評価されやすいんだよ。
有給・退職金・ローン審査、全部つながってる!
⚠️ よくある勘違い
→ A社で3年・B社で2年働いても、今の会社での勤続年数は「2年」になる。合計5年とはカウントしないんだ。
→ あくまで現在の会社に連続して勤めた期間だけを数えるよ。過去の職歴は「職歴」として別で評価される。
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勤続年数って何?基本の意味をおさえよう
一言で言うと「今の会社での在籍期間」
勤続年数を一言で表すなら、「今の会社に入社した日から今日まで、途切れずに働いてきた年数」だよ。たとえば2020年4月1日に入社して、今が2026年4月だとしたら、勤続年数は6年ってことになる。シンプルでしょ?
ただし「途切れずに」ってところが大事なポイント。たとえば一度辞めて、同じ会社に再就職した場合は、基本的に再入社した日からカウントし直しになるんだ。会社によっては「勤続通算制度」といって、一度辞めても過去の勤続年数を引き継いでもらえる制度があるところもあるけど、それは例外的なケース。
「職歴」との違いって何?
就活や転職のときによく出てくる「職歴」という言葉と混同しやすいんだけど、この2つは別物だよ。
- 職歴……これまで働いてきた会社や仕事の歴史全体。「A社で3年、B社で2年、C社で現在5年目」みたいに、過去を含めた全部の経歴のこと。
- 勤続年数……今いる会社だけでカウントした年数。C社での勤続年数は5年、ってなる。
ローン審査や退職金の計算では「勤続年数」が使われるし、面接での自己PRや職務経歴書では「職歴」が使われる感じで、それぞれ使われる場面が違うんだよ。
アルバイトや派遣期間はカウントされる?
「正社員になる前にアルバイトしてた期間ってカウントされるの?」って疑問を持つ人も多いよね。これは会社の規定によって変わるんだ。多くの会社では正社員になった日からカウントするけど、なかにはアルバイト・パート・派遣の期間を通算してくれる会社もある。入社前や在職中に会社の規定を確認しておくと安心だよ。
勤続年数が給料や有給に影響する仕組み
有給休暇は勤続年数で増えていく
有給休暇(つまり「休んでもお給料が出る休み」のこと)は、勤続年数に応じて日数が増えていくルールが法律で決まってるんだ。具体的にはこんな感じ。
- 入社6ヶ月後:10日
- 1年6ヶ月後:11日
- 2年6ヶ月後:12日
- 3年6ヶ月後:14日
- 4年6ヶ月後:16日
- 5年6ヶ月後:18日
- 6年6ヶ月以上:20日(上限)
これは労働基準法で定められた最低ラインだから、全国どの会社でもこれ以上は必ずもらえるよ。会社によってはもっと手厚いところもある。長く働くほどゆっくり休める日が増えるって、なかなかいい仕組みだよね。
昇給・賞与にも絡んでくる
会社によっては給料の仕組みに「年功序列」という考え方、つまり「働いた年数が長いほど給料が上がっていく」制度を使っているところがある。こういった会社では、勤続年数が給料アップに直結してくるんだ。
最近は成果主義(成績や実力で評価する仕組み)を取り入れる会社も増えてきて、勤続年数だけで給料が決まらないケースも多い。でも賞与(ボーナスのこと)の計算に在籍期間が影響する会社は今でも多いから、「長くいること」は無駄じゃないんだよ。
退職金と勤続年数の深い関係
退職金の計算式を知っておこう
退職金というのは、会社を辞めるときにもらえるまとまったお金のこと。これが勤続年数と深く結びついているんだ。多くの会社では、退職金の計算にこんな式を使っているよ。
- 退職金=基本給 × 勤続年数に応じた係数 × 退職理由による係数
たとえば基本給30万円の人が、自己都合(自分から辞める場合)で10年働いたとする。係数が10とすると、退職金は30万円×10=300万円になる。これが20年だと係数25になって30万円×25=750万円、みたいに勤続年数が長くなるほどぐんぐん増えていく仕組みなんだ。
退職理由でも変わる「自己都合」と「会社都合」
退職金は辞め方によっても金額が変わるんだよ。
- 会社都合退職:リストラや倒産など、会社側の事情で辞めることになった場合。退職金が多めに出ることが多い。
- 自己都合退職:自分から「転職したい」「辞めます」と言う場合。会社都合より退職金が少ないことが多い。
これはたとえると、ゲームを自分でリセットするか、サーバーがダウンして強制終了するかの違いみたいなもの。どっちも「終了」なんだけど、もらえる報酬が違うってイメージだよ。
勤続年数が短いと退職金がゼロになることも
多くの会社では、退職金をもらえる条件として「最低でも3年以上」とか「5年以上」という縛りを設けているんだ。つまり、それより短い期間で辞めると退職金がまったく出ないケースもある。「もうすぐ3年だから、もう少し頑張ってから辞めよう」という判断は、金銭的にはすごく合理的な選択なんだよ。
転職すると勤続年数はどうなる?
基本はリセット。でも怖くない
転職すると、新しい会社での勤続年数はゼロからスタートになるよ。これは避けられない事実なんだけど、だからといって「転職=損」と思う必要はない。転職して年収が100万円上がったなら、数年で退職金の差額を補えるケースだってある。勤続年数のリセットだけに目を向けるんじゃなくて、トータルで何が得かを考えるのが大事なんだ。
転職のタイミングで意識したいこと
転職するなら、このポイントを意識するとお得になることがあるよ。
- 退職金の最低年数をクリアしてから辞める:たとえば退職金支給の条件が「3年以上」なら、2年11ヶ月で辞めるのはもったいない。
- 有給休暇を消化してから辞める:退職前に有給を使い切れば、その分お得。
- 入社月に注意する:年度途中に転職すると、有給の付与タイミングがずれることがある。
「どうせ辞めるなら早く辞めたい」って気持ちはわかるけど、数ヶ月待つだけで手取りが大きく変わることがあるから、辞める前に一度計算してみるといいよ。
同じグループ会社に異動した場合は?
同じ会社のなかで部署が変わるだけなら、もちろん勤続年数はリセットされない。でも、グループ会社(たとえば親会社から子会社へ転籍)の場合は注意が必要。「転籍」という形になると、法律上は新しい雇用契約になるため、勤続年数がリセットされる場合もあるんだ。グループ内での異動や転籍を打診されたときは、勤続年数の扱いについて必ず確認しておこう。
勤続年数が大事になる場面まとめ
ローンや賃貸審査で「信用の証明」になる
車を買うときのマイカーローン、家を買うときの住宅ローン、アパートを借りるときの賃貸審査。こういったお金に関する審査では、「この人はちゃんと返済してくれる安定した人かな?」という目線でチェックされる。そのときに勤続年数が長いほど「安定して働いてきた人」という評価につながりやすいんだよ。
一般的に、銀行の住宅ローン審査では勤続年数1年未満だと審査が通りにくかったり、金利が高くなったりすることがある。逆に3年・5年・10年と長くなるほど有利になっていく傾向があるんだ。
転職活動での評価にも影響する
転職するときの面接でも、勤続年数は評価の対象になる。「なぜ短期間で辞めたのか?」と聞かれるのは、採用担当者が「うちの会社もすぐ辞めるんじゃないか」と不安に思うからなんだ。一般的に同じ会社に3年以上いると「腰を据えて働ける人」という印象を与えやすい。ただし、3年未満でも理由がしっかりしていれば評価される場合は多いから、「3年ルール」を絶対視しすぎなくていいよ。
社会保険や年金にも関係してくる
失業保険(ハローワークでもらえる「仕事を探している間のお金」のこと)は、離職前に何年働いていたかで受給できる期間が変わる。たとえば勤続年数が10年未満と10年以上では、もらえる日数が違うんだ。また、厚生年金(会社員が加入する年金のこと)は在籍期間が長いほど将来もらえる金額が増えていく仕組みになっている。老後の生活にも勤続年数はじわじわ影響してくるんだよ。
まとめ:勤続年数は「見えないポイントカード」
勤続年数は、毎月ポイントが貯まっていくポイントカードみたいなものだと思うとわかりやすいよ。貯まれば退職金・有給・ローン審査・失業保険……いろんな場面でその恩恵を受けられる。でも「ポイントを貯めるためだけに嫌な店を使い続ける」のがおかしいように、「勤続年数を伸ばすためだけに合わない会社にしがみつく」必要はない。大事なのは、勤続年数のメリットをちゃんと知ったうえで、自分にとってベストな選択をすることだよ。
