申告って何?わかりやすく解説

「税金って、なんか難しそう…」「申告って言葉は聞いたことあるけど、何をすればいいの?」って思ったことない?実は日本に住んで働いている人なら、ほぼ全員に関係してくる話なんだよ。でも学校では教えてくれないから、大人になってから急に「確定申告かくていしんこくしてください」って言われてパニックになる人がめちゃくちゃ多いんだ。この記事を読めば、「申告」って何なのか、なぜ必要なのか、どうやってやるのかまで、ぜんぶわかるようになるよ。

「申告」って、そもそも何なの?よく聞く言葉だけど意味がよくわからなくて…

簡単に言うと、「自分の収入や状況を国や自治体に報告すること」だよ。たとえば「今年は100万円稼ぎました」「こういう事情で税金を少し減らしてほしいです」って自分で書類を出す行為のことを「申告」って言うんだ。国は全員の収入をリアルタイムで把握できるわけじゃないから、「自分で教えてね」っていう仕組みになってるんだよ。
でも会社員の人は会社がやってくれるって聞いたけど?

そうなんだよ!会社員の場合は会社が年末調整ねんまつちょうせいっていう手続きをしてくれるから、基本的には自分で申告しなくていいんだ。でもフリーランスや個人で仕事してる人、副業ふくぎょうで稼いだ人、不動産収入がある人なんかは自分で確定申告かくていしんこくをしないといけない。つまり「誰が申告するか」が状況によって変わってくるんだよ。
申告しないとどうなるの?面倒だからやらなくていい?

それは絶対ダメ!申告が必要な人がやらないと、「無申告加算税」っていうペナルティ、つまり「申告しなかった罰金」が上乗せされるんだ。場合によっては税務署ぜいむしょから調査が来て、過去の分をまとめて払わないといけなくなることも。でも逆に言えば、申告することで払いすぎた税金が戻ってくる(還付)こともあるから、ちゃんとやった方が絶対お得なんだよ!
申告って、税金以外にもあるの?

あるよ!「申告」は税金だけじゃなくて、相続(亡くなった人から財産を受け取ること)のときの相続税そうぞくぜい申告や、贈与税ぞうよぜい(プレゼントにかかる税金)の申告、それに行政への各種届け出全般を「申告」って言うことがある。でも日常生活でいちばんよく出てくるのはやっぱり所得税しょとくぜい確定申告かくていしんこくだね。今日はそれを中心に話していくよ!
📝 3行でまとめると
  1. 申告とは 自分の収入や状況を国・自治体に報告する手続き のことで、税金の計算に使われる
  2. 会社員は会社が 年末調整ねんまつちょうせい をしてくれるが、フリーランスや副業ふくぎょうがある人は自分で確定申告かくていしんこくが必要
  3. 申告をさぼると 無申告加算税というペナルティ が発生するので、必要な人は必ずやろう
目次

もうちょっと詳しく

「申告」という言葉は広い意味を持っていて、「自分の状況を公的機関に自主的に伝える行為」全般を指すよ。税金の世界では特に「所得税しょとくぜい確定申告かくていしんこく」が有名で、毎年2月16日〜3月15日の間に前の年の収入をまとめて税務署ぜいむしょに報告する手続きのことを言うんだ。日本の税制は「申告納税制度」、つまり「自分で税額を計算して申告する仕組み」をとっているから、国民一人ひとりが自分で動かないといけない場面が出てくる。会社員は会社が代わりにやってくれることが多いけど、ちょっとでも副業ふくぎょう収入があったり、医療費がたくさんかかった年は、自分で申告した方が税金が戻ってくることもあるから、覚えておくと絶対に役立つよ。

💡 ポイント
確定申告かくていしんこくの締め切りは毎年3月15日!遅れるとペナルティがつくから注意しよう

⚠️ よくある勘違い

❌ 「会社員だから申告は一切関係ない」
医療費控除いりょうひこうじょふるさと納税ふるさとのうぜい(ワンストップ特例を使わない場合)・副業ふくぎょう収入20万超など、会社員でも確定申告かくていしんこくが必要・有利になるケースはたくさんある
⭕ 「会社員でも、状況によっては申告した方がお得」
→ 申告することで払いすぎた税金が還付される場合があるので、自分の状況を確認してみよう
なるほど〜、あーそういうことか!

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「申告」ってそもそも何をする手続き?基本の仕組みをおさらい

「申告」の意味をシンプルに理解しよう

「申告」という言葉、大人でも正確に説明できない人が実は多いんだよ。でも意味は意外とシンプルで、「自分の情報を公的な機関に自主的に届け出ること」、つまり「自己申告」のことだよ。

たとえば友だちと一緒に文化祭の模擬店をやって3万円の利益が出たとする。「このお金で何を買おうか」って考える前に、大人の世界では「このお金って税金を払わなきゃいけないの?」って考えるんだ。でも国は「あなたが3万円稼いだ」なんて自動的には知らない。だから「私はこれだけ稼ぎました」って自分で報告する必要があって、それが「申告」なんだよ。

日本の税金の仕組みは「申告納税制度」になっていて、国が勝手に「あなたの税金はこれだけです」と決めるんじゃなくて、「自分で計算して報告してください」というスタイルをとっているんだ。だからこそ、申告する側のわたしたちが正しく理解しておく必要があるんだよ。

申告と納税はセットで考えよう

申告と似た言葉に「納税」があるよね。「申告」と「納税」はセットで語られることが多いんだけど、実は別の行為なんだ。

「申告」は「いくら稼いだか・いくら税金を払うべきかを報告すること」で、「納税」は「実際にお金を払うこと」。申告によって税額が確定して、その金額を納める(払う)のが納税、という流れだよ。確定申告かくていしんこく書を提出する(=申告)→税務署ぜいむしょが内容を確認する→税額が決まる→お金を納める(=納税)、この順番で進んでいくんだ。

確定申告かくていしんこくとは?誰がいつやるの?

確定申告かくていしんこくは「1年間の収入の総決算」

申告の中でいちばん身近なのが「確定申告かくていしんこく」だよ。確定申告かくていしんこくとは、「1月1日から12月31日までの1年間に得た収入を計算して、翌年の2月16日〜3月15日の間に税務署ぜいむしょに報告する手続き」のことだよ。

イメージとしては、年末に一年間の家計簿をまとめて「今年はこれだけ稼いで、これだけ使いました。だから払う税金はこれだけです」って先生に報告するレポートを出す感じ。そのレポートが確定申告かくていしんこく書で、それを出す行為が確定申告かくていしんこくなんだよ。

確定申告かくていしんこくが必要な主な人は以下のとおりだよ:

  • 個人事業主こじんじぎょうぬし・フリーランス(自分でビジネスをしている人)
  • 副業ふくぎょうで年間20万円以上の収入がある会社員
  • 2か所以上から給料をもらっている人
  • 不動産収入(家賃収入など)がある人
  • 株や投資信託の売却で利益が出た人(特定口座以外)
  • 年収2000万円を超える会社員

申告すると「お金が戻ってくる」こともある

確定申告かくていしんこくは「税金を払うための手続き」というイメージが強いけど、実は「払いすぎた税金を取り戻す手続き」でもあるんだよ。これを「還付申告かんぷしんこく」って言うんだ。

たとえば去年1年間に医療費が10万円を超えた人、ふるさと納税ふるさとのうぜいをした人、住宅ローンを組んで家を買った人などは、確定申告かくていしんこくをすることで税金が少し戻ってくる可能性があるんだ。だから「自分には関係ない」と思わずに、自分の状況を確認してみることが大事だよ。

年末調整ねんまつちょうせいって何?確定申告かくていしんこくとの違いは?

会社員の申告を代わりにやってくれる仕組み

確定申告かくていしんこくって面倒くさそうだけど、うちの親はやってないっぽい…」と思った人もいるかもしれないね。実は会社員の多くは「年末調整ねんまつちょうせい」という仕組みのおかげで、確定申告かくていしんこくをしなくて済んでいるんだよ。

年末調整ねんまつちょうせいとは、「会社が従業員に代わって税金の過不足を調整する手続き」、つまり「会社が申告を肩代わりしてくれる仕組み」のことだよ。毎月のお給料からは「とりあえずこれくらい税金を引いておくね」という形で仮の税金(源泉徴収げんせんちょうしゅう)が天引きされているんだけど、12月に一年分をまとめて計算し直して、「多く取りすぎていたら戻す・足りなければ追加で引く」という調整をしてくれるんだ。

スーパーのレジでたとえると、毎月ちょっと多めにお金を預けておいて、年末にきっちり計算して「おつりです」って返してもらうイメージだよ。

年末調整ねんまつちょうせいだけでは対応できないケースも

ただし年末調整ねんまつちょうせいは「会社の給料に関する税金」しか対応できないんだ。だから副業ふくぎょうで稼いだお金・株の利益・不動産収入などは、会社は知らないし調整もできない。そういったケースでは、自分で確定申告かくていしんこくをする必要があるんだよ。

また、医療費控除いりょうひこうじょや寄付金控除こうじょふるさと納税ふるさとのうぜいなど)は年末調整ねんまつちょうせいでは反映されないことも多いから、これらを使いたい場合は自分で確定申告かくていしんこくする必要があるんだ。

申告の種類いろいろ:税金だけじゃない

相続税そうぞくぜいの申告

親や祖父母が亡くなって財産を受け継ぐことを「相続」って言うよ。相続した財産が一定額を超えると「相続税そうぞくぜい」という税金がかかってくるんだ。この相続税そうぞくぜいを払うために行う手続きが「相続税そうぞくぜいの申告」で、亡くなった日から10か月以内に行う必要があるんだよ。

相続税そうぞくぜいの申告が必要なのは、受け継いだ財産の総額が「基礎控除きそこうじょ額」、つまり「この金額以下なら税金ゼロですよという上限」を超えた場合だよ。基礎控除きそこうじょ額は「3000万円+600万円×法定相続人の数」で計算されるから、一般的な家庭では相続税そうぞくぜいがかからないケースも多いんだ。

贈与税ぞうよぜいの申告

「贈与」とは「生きている間に無償で財産を渡すこと」、つまりプレゼントのことだよ。でも高額なプレゼントをもらうと「贈与税ぞうよぜい」という税金がかかってくる場合があるんだ。1年間にもらった財産の合計が110万円を超えると、翌年3月15日までに贈与税ぞうよぜいの申告が必要になるよ。

「えっ、プレゼントに税金かかるの?」って思うかもしれないけど、これがないと「財産を贈与という形で渡せば相続税そうぞくぜいゼロ」みたいな抜け穴ができちゃうから、贈与税ぞうよぜいという仕組みがあるんだよ。

消費税しょうひぜいの申告(個人事業主こじんじぎょうぬし・法人向け)

個人で事業をしていて年間の売上が1000万円を超えると、消費税しょうひぜいの申告・納付が必要になってくるよ。消費税しょうひぜいって買い物のときに10%上乗せして払うやつだよね。個人や会社はお客さんから預かった消費税しょうひぜいを国に納める義務があって、そのための申告が「消費税しょうひぜい確定申告かくていしんこく」だよ。これも毎年3月31日が締め切り(個人の場合)なんだ。

申告の手順:実際にどうやってやるの?

確定申告かくていしんこくの大まかな流れ

「申告って難しそう」というイメージがあるかもしれないけど、やることは意外とシンプルだよ。確定申告かくていしんこくの大まかな流れを見ていこう。

  • ① 必要な書類を集める源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう(会社員の場合)・各種領収書りょうしゅうしょ・医療費の明細・マイナンバーカードなど
  • ② 収入と経費を計算する:1年間にいくら稼いで、仕事に関連する費用はいくらだったかをまとめる
  • ③ 申告書を作成する:国税庁の「e-Tax(電子申告システム)」というオンラインのシステムか、紙の申告書に記入する
  • ④ 税務署ぜいむしょに提出する:e-Taxならネットで提出・郵送または窓口持参でも可
  • ⑤ 税金を納める(または還付を受ける):申告内容に基づいて税金を払う。払いすぎの場合は銀行口座に戻ってくる

e-Taxを使えばスマホでもできる

昔は紙の申告書を手書きして税務署ぜいむしょに持っていく必要があったんだけど、今は「e-Tax」というオンラインシステムを使えば、スマホやパソコンで確定申告かくていしんこくができるようになったよ。マイナンバーカードとスマホがあれば、家にいながら全部完結するんだ。

国税庁のウェブサイトには「確定申告かくていしんこく書等作成コーナー」という画面の指示に従って入力するだけで申告書が完成するツールもあるから、初めてでも比較的やりやすくなっているんだよ。もちろん、わからないことがあれば税務署ぜいむしょの相談窓口や税理士さんに聞くのもありだよ。

申告しないとどうなる?ペナルティの話

申告が必要なのに申告しなかった場合や、申告期限を過ぎてしまった場合は、ペナルティが発生するよ。主なペナルティは2種類あるんだ。

ひとつ目は「無申告加算税」。申告すべきだったのにしなかった場合に、本来の税額に対して最大20%が上乗せされるんだ。ふたつ目は「延滞税」で、税金の支払いが遅れた日数分だけ利息のようにかかってくる税金のことだよ。ざっくり言うと「申告を遅らせるほど、払うお金が増えていく」という仕組みになっているんだよ。

逆に「還付申告かんぷしんこく」(払いすぎた税金を取り戻す申告)は5年以内なら遅れても申告できるから、「去年やり忘れた!」という場合でも諦めずに申告してみよう。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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