ユーザテストって何?わかりやすく解説

「このボタン、どこ押せばいいの?」「なんでこの画面、こんなにわかりにくいんだろう…」って思ったこと、ない?スマホアプリやWebサイトを使っていて、思わず首をかしげた経験はきっと一度はあるよね。実はそういう「使いにくさ」をなくすために、アプリやサイトを作るプロのチームが必ずやっていることがあるんだ。それが「ユーザテスト」というもの。この記事を読めば、ユーザテストが何なのか・なぜ大事なのか・どんなふうにやるのかが全部わかるよ!

ユーザテストって何?「テスト」って聞くと学校のテストみたいで怖いんだけど…

全然怖くないよ!ユーザテストっていうのは、「実際にそのサービスを使う人(=ユーザ)に、アプリやWebサイトを試してもらって、使い心地や問題点を確かめること」なんだ。つまり本物のユーザに使ってもらいながら改善点を見つける調査ということ。点数をつけるわけじゃなくて、「このボタン、どこにあるかわかった?」「どこで迷った?」って観察するんだよ。
でも、作った人が自分でテストすればよくない?わざわざ他の人に頼む必要あるの?

それ、すごくいい疑問!でも作った人って「知りすぎてる」んだよね。自分の部屋なら暗くても歩けるけど、初めて来た友だちは絶対つまずくでしょ?それと一緒で、作った人には「わかりにくい場所」が見えなくなってる。だから関係のない人に使ってもらうことで、作り手には気づけない問題点が初めて見えてくるんだよ。
どんな人に参加してもらうの?どこでやるの?

参加してもらうのは、そのサービスを実際に使いそうな「ターゲットユーザ」、つまり想定している利用者に近い人たちなんだ。5〜10人くらいが多いよ。場所は会議室や専用のラボが定番だけど、最近はオンラインでやることも増えてる。「この画面を見て、次に何をしますか?」って聞きながら、実際の操作を観察するんだよ。
アンケートをとるのと何が違うの?どっちも「意見を聞く」ってことでしょ?

全然違うよ!アンケートは「どう思いましたか?」って書いてもらうだけ。でもユーザテストは「実際にやってもらいながら観察する」んだ。人って「こう答えた方がいいかな」って無意識に考えちゃうことがある。でも行動は正直だから、「言葉ではわかりやすいって言ってるけど、操作が止まって迷ってる…」みたいなリアルな反応が見えるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. ユーザテストとは、実際の利用者にサービスを使ってもらい、使いやすさや問題点を確かめる調査のことだよ
  2. 作り手は「知りすぎている」ため、関係のない人が使ってみて初めて気づける問題がたくさんあるんだ
  3. アンケートと違って実際の行動を観察するから、言葉では出てこない本音のデータが手に入るよ
目次

もうちょっと詳しく

ユーザテストは、UX(ユーザエクスペリエンス)、つまり「使う人がどう感じるか・どう体験するか」を改善するための代表的な手法だよ。サービスをリリースする前に問題を見つければ、後から直すより時間もコストもずっと少なくて済む。「リリース前に5人でテストすれば、大半の問題は見つかる」という研究結果もあるくらいで、大企業でもスタートアップでも当たり前のように使われてるんだ。特に、画面設計(UI設計)が完成に近づいたタイミングで実施されることが多いよ。実際に操作できる状態のものを見せながら、本物に近いフィードバックをもらうのがポイントなんだ。

💡 ポイント
「5人でテストすれば大半の問題が見つかる」というニールセン博士の研究が有名。少人数でも十分効果的だよ!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「ユーザテストは完成品でやるもの」
→ 完成してからだと修正に時間もお金もかかりすぎてしまう
⭕ 「途中の試作品(プロトタイプ)の段階でテストできる」
→ 早い段階でやるほど、低コストで大きな問題を発見して直せるんだ
なるほど〜、あーそういうことか!

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ユーザテストってそもそも何?まず基本から理解しよう

「ユーザ」が主役のテスト

ユーザテストという言葉の意味を、もう一度しっかり確認しておこう。「ユーザ」というのは、そのサービスを使う人のことだよ。スマホアプリなら「アプリを使う人」、Webサイトなら「サイトを見る人」というイメージだね。ユーザテストは、その「使う人」に実際に操作してもらいながら、行動や感想を観察する調査のことなんだ。

よく似た言葉に「品質テスト」や「バグテスト」があるけど、これらは「ちゃんと動くか」を確かめるためのもの。一方でユーザテストは「ちゃんと使えるか・わかりやすいか」を確かめるためのもの、というのが大きな違いなんだよ。バグがゼロでも、使い方がわからなければ意味がないよね。機能として「動く」ことと、人間として「使える」ことはまったく別の話なんだ。

「使いやすさ」はなぜ難しいの?

「使いやすさ」って、実はとても主観的なんだ。つまり「人によって感じ方が違う」ということ。自分では「これ絶対わかりやすいでしょ!」と思っていたボタンが、他の人から見たら「どこにあるかわからない」ってことは珍しくない。料理を作ったとき、自分では味が普通に感じても、食べてもらったら「ちょっと辛すぎる!」ってなることがあるでしょ?それと同じで、作り手と使い手の感覚はズレることが多いんだよ。

しかも、作り手はそのサービスのことを何時間も・何日も考えてきたプロだよね。だから「このアイコンの意味は当然わかるでしょ」「このメニュー名はわかりやすいでしょ」って思いがちなんだ。でも初めて見るユーザには、その「当たり前」は全然当たり前じゃない。だからこそ、実際の使い手に試してもらうユーザテストが必要なんだよ。「使う人の目線」は、作った人には絶対に手に入らない宝物なんだ。

ユーザテストの流れ——実際どうやってやるの?

ステップ1:目的を決める

まず最初に「何を確かめたいのか」をはっきりさせるよ。「ログイン画面がわかりやすいかどうかを確かめたい」「商品を購入するまでの流れがスムーズかどうかを見たい」という具合に、テストの目的を具体的にするんだ。目的がぼんやりしていると、テストが終わってもよくわからない結果になってしまう。「何のためにテストするか」を最初にチームで共有しておくことが、成功への第一歩なんだよ。

ステップ2:参加者を集める

次に、テストに参加してもらう人を集めるよ。大事なのは「そのサービスを実際に使いそうな人」を選ぶこと。たとえば、小学生向けの勉強アプリをテストするなら、小学生や小学生の親御さんに参加してもらうのがベストだよね。友だちや家族だと「いいと思うよ〜」って甘い意見になりがちだから、できるだけ中立な人に頼むのがコツなんだ。参加者の数は5〜8人くらいで十分なことが多いよ。「たった5人で?」って思うかもしれないけど、研究によるとそれくらいの人数で大半の問題は発見できるとわかってるんだ。

ステップ3:タスクを設定して観察する

テスト中は「タスク」、つまり「やってもらう課題」を設定して、それをやってもらいながら観察するんだ。「この画面から、友だちにメッセージを送ってみてください」「このサイトで一番安いシューズを探してみてください」というように、具体的な操作をお願いするよ。このとき絶対に大事なのが「答えを教えない」こと。「ここを押してください」って誘導してしまうと、テストの意味がなくなってしまうんだ。参加者がどこで迷うか・どこで操作が止まるかを黙って観察することが、最大の目的なんだよ。

ステップ4:結果をまとめて改善につなげる

テストが終わったら、観察した内容を整理して「どこに問題があったか」をまとめるよ。「5人中4人がこのボタンを見つけられなかった」「全員がここで操作を止めて迷っていた」みたいに、具体的な数字や事実として記録するんだ。そしてその問題を優先度の高い順に並べて、デザインや機能を改善していくんだよ。テストはやりっぱなしにせず、改善につなげることが大事。テスト→改善→またテスト、というサイクルを繰り返すことで、どんどん使いやすいサービスになっていくんだ。

ユーザテストで何がわかるの?——よくある発見の例

「当たり前」が当たり前じゃなかった!

ユーザテストをやると、作り手が「これは当然わかるでしょ」と思っていたことが、全然伝わっていなかったという発見がよくあるよ。たとえば、ネットショップでよくあるのが「カートに追加する」ボタンが見つからない問題。作った人は「上にあるから当然目につく」と思っているけど、テストしてみると「全然気づかなかった!」というユーザが続出することがあるんだ。ボタンの色・大きさ・配置、ぜんぶ影響してるんだよ。

言葉の選び方も大事な発見ポイントだよ。「マイページ」という言葉が「自分のページ」という意味だとわからなかった、「ダッシュボード」という言葉の意味がわからなかった、というケースも実際にある。専門用語や業界特有の言い回しは、ユーザには伝わらないことが多いんだ。

クリックの数が多すぎる問題

「目的にたどり着くまでのステップが多すぎる」という問題もよく見つかるよ。たとえば「レストランを予約したい」というタスクをやってもらったとき、「まずこのメニューを開いて、次にエリアを選んで、次に日付を入れて、次に人数を入れて…」と5ステップも6ステップもかかるとしたら、途中で面倒くさくなって諦めてしまうよね。ユーザテストで実際に操作してもらうと、こういう「道のり」の長さが体感でリアルにわかるんだ。数字で見るより、実際に「うわ、長い…」って感じる場面を見る方が説得力があるよ。

ユーザが誤解したまま操作しているケース

「正しく使えてるけど、理由を誤解している」という面白い発見もあるよ。たとえば、あるボタンを押した理由を聞いたら「このボタンを押したら保存されると思った」と言ったけど、実は送信ボタンだった、なんてこともある。今はたまたまうまくいっているだけで、次の画面で絶対つまずく状態なんだよ。こういう「危うい成功」を見つけられるのも、ユーザテストならではの強みなんだ。

ユーザテストを上手にやるコツ——やる前に知っておこう

参加者を評価しない・責めない雰囲気を作る

ユーザテストで一番大事な心構えは「参加者を評価しない」ということだよ。「なぜここを押したんですか?」「ここでつまずいたんですか?」という質問は、参加者を責めているわけじゃない。でも、言い方や雰囲気によっては責められているように感じてしまって、本音が出なくなることがある。だから最初に「あなたの能力をテストしているわけではなく、このデザインの問題点を探したいんです。迷ったり間違えたりしても全然大丈夫ですよ」とはっきり伝えることがすごく大事なんだよ。参加者がリラックスしているほど、正直なデータが取れるんだ。

「思考発話法」を使おう

思考発話法というのは、参加者に「今頭の中で考えていることを声に出しながら操作してもらう」方法のことだよ。つまり「頭の中のひとり言をそのまま実況してもらう」ということ。「えーと、予約ボタンはどこかな…このボタン?あ、押したらトップに戻った、なんで?」みたいに話してもらうと、どこで迷っているか・何を期待しているかが手に取るようにわかるんだ。最初は「しゃべりながら操作」ってやりにくいけど、「どんな小さなことでも声に出してください」と伝えれば大抵やってもらえるよ。

録画・録音を活用しよう

テスト中は観察することに集中しなきゃいけないから、画面の録画や音声録音をしておくと後で見返せてすごく便利だよ。「あのとき参加者がどこで止まったっけ?」というのを後から正確に確認できるんだ。チームメンバーとテストを共有したいときにも役立つよ。もちろん、録画する前には参加者に許可をもらうことが絶対に必要。「改善目的のみに使います」「外部には公開しません」ということをきちんと説明してから始めようね。

完璧じゃなくていい。小さく始めることが成功のコツ

「ユーザテストをやってみたいけど、準備が大変そう…」と感じている人も多いかもしれない。でも、最初から完璧に準備しようとしなくていいんだよ。まずは「友だち1〜2人に試してもらう」くらいの小さなスタートでOK。専用の部屋も、高価な録画機材も、いらない。「このデザイン、どこが使いにくかった?」って聞いてみるだけでも、立派なユーザテストの第一歩なんだ。完璧な環境がなくても、実際に使ってもらうことで必ず何かの発見があるよ。大事なのは「やってみること」なんだよね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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