「生命保険に入ったほうがいいって聞くけど、種類が多すぎてよくわからない…」そんな気持ち、きっとあるよね。そのなかでも「定期保険」って言葉は耳にしたことがある人も多いはず。でも”定期”って何が定期なの?お金は戻ってくるの?終身保険とどう違うの?この記事を読めば、定期保険の仕組みと「自分に合っているかどうか」がスッキリわかるよ。
- 定期保険は「一定期間だけ」死亡を保障する保険で、期間が終わってもお金が戻らない 掛け捨てタイプ が基本だよ
- 終身保険に比べて 保険料がグッと安い のが最大の強みで、必要な時期だけ大きな保障を効率よく持てるよ
- 子育て中・住宅ローン返済中など 「責任が重い時期」にいる人 にとって特に使いやすい保険だよ
もうちょっと詳しく
定期保険の「定期」は、英語でいうと”term”(ターム)、つまり「期間」のことだよ。契約するときに10年・20年・30年・60歳まで、などから期間を選んで、その間だけ保障が続くシンプルな保険なんだ。保険料は毎月払う「月払い」か、まとめて払う「年払い」を選べることが多い。保険金額(死亡したときに家族がもらえる金額)は500万円〜数千万円の範囲で自分で設定できることが多いよ。シンプルな仕組みだからこそ保険料が安く、必要な保障だけをピンポイントで持てるのが定期保険の最大の特徴なんだ。
定期保険は「今だけ大きな保障が欲しい!」という人のための、シンプルで安い保険だよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 「戻り型」の保険は保険料がかなり高く、差額を自分で運用したほうがお金が増えることも多い
→ 保険は”万一の保障”と割り切って、資産を増やすのは別の手段で考えるのが賢い使い方だよ
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定期保険の仕組みをイチから理解しよう
保険の「期間」って何のこと?
定期保険を理解するには、まず「保険期間」という考え方を知っておく必要があるよ。保険期間とは、つまり「保険が有効になっている時間の長さ」のこと。定期保険では契約するときに「何年間保障を続けるか」を自分で選ぶんだ。
よく選ばれる保険期間には、こんな種類があるよ。
- 10年定期(10年間だけ保障が続く)
- 20年定期(20年間保障が続く)
- 60歳まで(60歳の誕生日まで保障が続く)
- 65歳まで・70歳まで(長めの期間で保障する場合)
たとえば、子どもが生まれた30歳のパパが「子どもが20歳になるまで守りたい」と思ったら、20年定期を選ぶと子どもが20歳になるまでしっかり保障が続くよ。「必要な期間に合わせて保障をセットできる」のが定期保険のすごく便利なところなんだ。
保険金が支払われる条件は?
定期保険の保険金は、保険期間中に契約者(保険に入っている本人)が亡くなったとき、または高度障害状態(つまり、非常に重い障害を負って通常の生活が送れなくなった状態のこと)になったときに支払われるよ。受け取る相手はあらかじめ指定した「受取人」で、多くの場合は配偶者や子どもが設定されることが多いんだ。
反対に、保険期間が終わるまで何もなかった場合は、保険金は支払われないし、払い続けた保険料も戻ってこない。これが掛け捨ての意味だよ。でも、期間中ずっと「何かあったとき家族を守れる」という安心感が手に入っていたわけだから、決して無駄ではないんだよ。
なお、保険期間が終わった後も保障を続けたい場合は「更新」ができる商品が多いよ。ただし更新するときは、そのときの年齢で保険料が計算し直されるから、若いときより高くなることがほとんどなんだ。これは「その年齢から新しくスタートし直す」イメージを持っておくといいよ。
定期保険の3つのメリット
① 保険料が驚くほど安い
定期保険の一番の魅力は、なんといっても保険料の安さだよ。同じ死亡保障額で比べた場合、終身保険の保険料は定期保険の3〜5倍になることも珍しくないんだ。
具体的な例を出すと、30歳の男性が死亡保険金3,000万円の保険に入る場合、20年定期の定期保険なら月々3,000〜5,000円程度のことが多い。一方、終身保険で同じ3,000万円の保障を持とうとすると、月々1万5,000〜2万円以上になるケースもあるんだよ。この差は本当に大きいよね。保険料が安ければ、その分のお金を子どもの教育費や自分の老後の貯蓄に回せるから、家計全体としてもすごく助かるよ。
② 必要な時期だけ保障できる
人生の中で「万一のときに家族が一番困る時期」って、実は限られているんだ。子どもが小さくて、まだ自分で稼げない時期。住宅ローンの返済がたっぷり残っている時期。そういった「責任が重い時期」が終われば、大きな死亡保障がなくても困らないケースが多い。定期保険はその時期にピンポイントで合わせて保障期間を設定できるから、「必要な分だけ・必要な期間だけ」を効率よく持てるんだよ。
③ シンプルでわかりやすい
定期保険は「期間中に亡くなったら保険金が出る。それだけ」というシンプルな設計だよ。貯蓄機能や複雑な特約がごちゃごちゃついているわけじゃないから、自分がどんな保障を持っているかが一目でわかりやすい。保険ってどうしても複雑になりがちだけど、定期保険は入門として理解しやすいし、他の保険と組み合わせる土台としても使いやすいんだよ。
定期保険のデメリットと注意点
期間が終わると保障がゼロになる
定期保険の一番の注意点は、保険期間が終わったら保障がゼロになるということ。「老後も死亡保障が欲しい」と思って定期保険だけに入っていると、60歳や65歳で保険期間が終わった後は無保障になってしまうんだ。人生100年時代と言われるいま、老後の保障も考えておく必要があるよ。老後に向けた終身保険や医療保険なども組み合わせて、バランスよく備えておくことが大切なんだ。
更新すると保険料が上がる
10年定期など比較的短い保険期間を選んだ場合、期間が終わった後に「更新」することで保障を継続できる商品が多い。でも更新するとそのときの年齢で保険料が再計算されるんだ。たとえば30歳のときに入った10年定期を40歳で更新すると、40歳の年齢で計算し直されるから保険料は上がる。さらに50歳で更新するともっと高くなる。だから「最初から必要な期間をしっかり設定する」ほうが、トータルで見ると保険料を抑えられることが多いよ。短い期間で何度も更新するよりも、最初から20年・30年とまとめて契約するほうが賢い選択になる場合も多いんだよ。
掛け捨てへの心理的なハードル
「払ったお金が戻ってこないのは嫌だ」という気持ちはすごくよくわかる。でも、保険の目的は「お金を増やすこと」じゃなくて「万一のリスクに備えること」だよ。保険でお金を増やそうとすると、高い保険料を払い続けることになり、かえって効率が悪くなる場合も多いんだ。掛け捨ての定期保険で保険料を抑えて、余ったお金を貯蓄や投資に回すのが、お金全体の使い方としてはシンプルで合理的。「保険は保障のため、貯蓄は別で」と割り切る考え方を持っておくといいよ。
終身保険・収入保障保険と何が違うの?
終身保険との違い
終身保険は「一生涯ずっと保障が続く生命保険」のこと。つまり、いつ亡くなっても必ず保険金が支払われるよ。保障が一生続く代わりに、保険料は定期保険よりずっと高くなるんだ。また、途中で解約すると「解約返戻金」(つまり、解約したときに戻ってくるお金のこと)が受け取れる場合があるから、貯蓄的な性格も合わせ持っているよ。
定期保険と終身保険を並べて比べると、こんなふうに整理できるよ。
- 定期保険:期間限定・保険料が安い・掛け捨て・貯蓄機能なし
- 終身保険:一生涯・保険料が高い・解約返戻金あり・貯蓄機能あり
どちらが優れているというわけじゃなくて、「今の生活費や家族の生活を守りたい時期がある人」は定期保険、「相続や葬儀費用として確実にお金を残したい人」は終身保険、と目的に合わせて使い分けるのがポイントだよ。
収入保障保険との違い
収入保障保険は、亡くなったときに保険金が「一括」ではなく「毎月の給料のように分割して支払われる」タイプの保険だよ。つまり毎月一定額を生活費として受け取れる仕組みなんだ。定期保険の保険金は一括で受け取ることが多いけど、収入保障保険は毎月受け取れるから、残された家族が家計を管理しやすいという利点があるよ。ただし、保険期間の後半になるほど受け取れる合計金額が減っていく仕組みなので、その点は知っておいてね。定期保険・終身保険・収入保障保険、それぞれ特徴が違うから、自分のライフステージや家族構成に合わせて選ぶのが一番大事なんだよ。
定期保険が向いている人・向いていない人
こんな人には定期保険がぴったり
次のような状況にある人は、定期保険を検討してみる価値が高いよ。
- 小さな子どもがいる親:子どもが自立するまでの期間、万一のときに生活費や教育費を家族に残せるようにしておきたい人
- 住宅ローンを返済中の人:自分に万一があってもローンの残債を家族に丸ごと残したくない人(住宅ローンには団体信用生命保険がセットになっている場合もあるけど、保障が足りないと感じる場合に上乗せで使われることも多い)
- 共働きで片方の収入がなくなると困る夫婦:どちらか一方が亡くなったときのリスクに、お互いにしっかり備えたい場合
- 保険料を抑えながら大きな保障が欲しい人:限られた家計の中でできるだけ効率よく保障を持ちたい場合
こんな人には向いていないかも
逆に、次のような人には定期保険がベストな選択ではないかもしれないよ。
- 独身で扶養する家族がいない人:死亡保障が必要な相手がいない場合、高額な死亡保険はあまり意味がないよ
- 老後も保障を続けたい人:定期保険は期間が終わると保障がゼロになるから、一生涯の保障が欲しい場合は終身保険のほうが向いているよ
- 保険でお金を増やしたい人:定期保険には貯蓄機能がないから、お金を育てたいなら保険以外の手段(NISAやiDeCoなど)を選んだほうがいいよ
大事なのは「自分は今、どんな状況にあるか」を丁寧に考えること。ライフステージが変わるたびに保険の内容を見直すのも、賢いお金との付き合い方だよ。「結婚したから見直す」「子どもが生まれたから見直す」「ローンを払い終わったから見直す」というタイミングで一度立ち止まってみるといいよ。
