「四半期決算」って言葉、ニュースで聞いたことあるけど「なんのこと?」ってなったことない?株とかお金のニュースが出るたびに出てくるのに、学校では教えてくれないよね。でも実はめちゃくちゃシンプルな話なんだよ。この記事を読めば「あーそういうことか!」ってなるよ。
- 四半期決算とは、会社が 3ヶ月ごとに 売上・利益・費用をまとめて報告することだよ
- 株を持つ投資家が会社の調子を知るための 通知表みたいなもの で、株価にも影響する
- 主に 上場企業(証券取引所に登録している大企業)に義務づけられているルールだよ
もうちょっと詳しく
日本の会計年度(つまり会社の1年の区切り)は多くが4月〜翌3月で動いているよ。この1年を3ヶ月ずつ4つに分けたのが四半期。第1四半期(Q1)は4〜6月、第2四半期(Q2)は7〜9月、第3四半期(Q3)は10〜12月、第4四半期(Q4)は1〜3月になるんだ。そして決算発表は各期間が終わってから約1〜2ヶ月後に行われることが多いよ。たとえばQ1の結果は7〜8月ごろ発表される感じ。決算書には「売上高」「営業利益」「純利益」などいろんな数字が並ぶけど、どれも「会社がどれだけ稼いで、どれだけ残ったか」を違う角度から見たものなんだ。細かい内容は本文でじっくり説明するね。
Q1〜Q4は「クォーター1〜4」の略。英語の quarter(4分の1)から来てるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 決算が良くても株価は必ずしも上がらないし、将来も保証されない。「期待より良かったか悪かったか」が大事だから、良い決算でも株が下がることもあるよ。
→ 決算数字はあくまでも参考情報。株の判断にはほかにも多くの要因があるから、決算だけで投資を決めるのは危険だよ。
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「四半期決算」とは何か、基本からおさえよう
まず「決算」って何?
「決算」という言葉は、会社が一定の期間にどれだけお金を稼いで、どれだけ使ったかをまとめる作業のことだよ。家庭でいえば、月末に「今月の収入と支出をまとめて、貯金がどのくらい増えたか減ったか確認する」作業と同じイメージだよね。
会社も毎日お金が入ってきたり出ていったりしてる。商品を売れば売上が入るし、従業員の給料を払えばお金が出ていく。広告を出すのにもお金がかかる。そういうお金の動きをまとめて「合計いくら稼いだ? 合計いくら使った? 結局いくら残った?」を計算するのが決算なんだ。
「四半期」って何を指すの?
「四半期」は、1年を4つに分けたうちの1つの期間のこと。つまり3ヶ月間のことだよ。「四(4)+半期(期間の半分)」……という字の意味より、シンプルに「1年の4分の1=3ヶ月」と覚えておけばOK。
英語では「Quarter(クォーター)」、略してQ1・Q2・Q3・Q4と呼ぶんだ。コンビニで売ってるポンドバーガーの「クォーターパウンダー」の「クォーター」と同じ言葉だよ。4分の1パウンドのお肉が入ってるから「クォーター」。それと同じで、1年の4分の1が「四半期」なんだ。
ふたつを合わせると「四半期決算」
つまり「四半期決算」とは、3ヶ月ごとに会社のお金の状況をまとめて発表することだよ。1年に4回、自分の会社の成績表を公開するイメージ。これを「決算発表」とも言うよ。
なぜ3ヶ月ごとに発表するの?その理由を知ろう
年1回じゃ遅すぎる問題
昔は年に1回だけ、1年分まとめて決算をするのが当たり前だった。でも、それだと会社の問題に気づくのが遅すぎるんだよね。たとえば学校の通知表が「3年間の集大成!卒業直前にまとめて渡します」だったら困るよね。途中で「数学が危ない」「もっと英語の勉強が必要だ」って気づけないじゃないか。
会社の経営も同じで、「去年1年間、ずっと赤字でした」って1年後に知るより、「最初の3ヶ月で売上が想定を下回った」って早めに知ったほうが、修正できるチャンスがある。早めに気づければ、戦略を変えることもできるよ。
投資家が知りたい気持ちに応える
会社の株を買っている人(投資家という)は、お金を出して会社を応援している人たちだよ。その人たちは当然「自分がお金を投資した会社、うまくいってる?」って気になるよね。
年に1回しか情報がなかったら、投資家はずっとモヤモヤしながら待つしかない。でも3ヶ月ごとにちゃんと報告があれば「この会社、調子いいな。もっと応援しよう」とか「あ、業績が落ちてきた。理由を確認しよう」って判断できるんだ。四半期決算は、投資家に向けた「会社の近況報告」でもあるんだよ。
法律で義務づけられている
日本では、証券取引所(つまり株が売り買いされる市場)に上場している企業は、四半期ごとの業績を開示することが義務だったんだ。「開示」とは、つまり「みんなに公開しなさい」ということ。ただし2024年以降、制度の見直しが議論され、義務から任意に変わっていく方向も出てきているよ。ルールは時代とともに変わることもあるんだよね。
決算発表で出てくる「数字」の読み方
売上高・営業利益・純利益の3つをおさえよう
決算書に出てくる数字の中で、特に重要なのが次の3つだよ。
- 売上高:商品やサービスを売って得たお金の合計。「稼いだ総額」のこと。でもこれだけ見ても、費用を引いてないから「本当に儲かってるか」はわからないよ。
- 営業利益:売上高から、商品を作るコストや人件費・広告費などを引いたもの。つまり「本業でいくら儲けたか」を表す数字だよ。
- 純利益:営業利益からさらに税金や利息なども引いた、最終的な「手元に残ったお金」のこと。これが会社の「本当の儲け」と言われる数字だよ。
たとえば、ラーメン屋さんで考えてみよう。1ヶ月に100万円のラーメンを売った(売上高100万円)。でも材料費・光熱費・バイト代で70万円かかった(営業利益30万円)。さらに借りてる場所の家賃ローンの利息と税金が10万円(純利益20万円)。この20万円が「本当に残ったお金」なんだよ。
「前年同期比」って何?
決算のニュースでよく出てくる「前年同期比〇〇%増」という言葉。「前年同期」というのは、去年の同じ3ヶ月の期間のことだよ。たとえば「今年の4〜6月の売上は、去年の4〜6月と比べて20%増えた」みたいな使い方をする。
なぜ「前の四半期(3ヶ月前)と比べない」かというと、業種によって季節の影響があるから。お菓子メーカーだったら、バレンタインがある2月はチョコが売れるし、夏はアイスが売れる。季節のせいで数字が上下するから、同じ季節で比べないと公平じゃないんだよ。
「予想と比べる」のが大事
株の世界で特に重要なのは「良い決算か悪い決算か」ではなく、「事前の予想より良かったか悪かったか」なんだよ。たとえば「利益が10億円だった」という決算でも、投資家が「20億円くらいあるはず」と思っていたら「期待外れ」になって株価が下がることがある。逆に「5億円しか稼げないかも」と思われていたところ「10億円稼いだ!」となれば、株価が上がる。これを「サプライズ」なんて言い方もするよ。
四半期のスケジュール、日本の会社はこう動く
4月始まりが基本
日本の多くの会社は「4月〜翌3月」を1年(会計年度)としているよ。学校の年度と同じイメージだね。この1年を3ヶ月ずつに分けると、こんなふうになる。
- 第1四半期(Q1):4月・5月・6月
- 第2四半期(Q2):7月・8月・9月
- 第3四半期(Q3):10月・11月・12月
- 第4四半期(Q4):1月・2月・3月
そして各四半期が終わってから約1〜2ヶ月後に決算が発表される。Q1の結果なら7〜8月ごろに発表されることが多いよ。
決算シーズンが来ると株式市場がざわつく
日本では特に7〜8月(Q1決算)と10〜11月(Q2決算)に、多くの上場企業が一斉に決算を発表するよ。この時期を「決算シーズン」と呼ぶこともある。毎日のように大企業の決算ニュースが流れて、株価が動く。経済ニュースを見ると「〇〇社の決算発表で株価急上昇」「予想を下回り株価下落」みたいなニュースがたくさん出てくる時期だよ。
アメリカも同じ?
アメリカも同じように四半期決算(Quarterly Earnings)を発表するよ。アメリカの大企業(GAFAMなどと呼ばれるGoogle・Amazon・Meta・Apple・Microsoftなど)の決算はアメリカだけでなく、日本の株式市場にも影響を与えることがある。「アップルの決算がよかったから今日の日本株も上がった」なんてことも珍しくないんだ。世界中の株式市場はつながってるんだよ。
四半期決算とニュースの読み方、実践編
決算ニュースの典型的なパターン
ニュースで「〇〇社が第2四半期決算を発表、純利益が前年同期比30%増」と出たとき、どう読む?ポイントはこれだよ。
- 「30%増」→ 去年の同じ時期よりも3割多く稼いだということ。好調だね。
- ただし「市場予想は50%増だった」と書いてあったら→ 期待より低かった、ということになる。
- 「通期予想を上方修正」と出たら→ 「1年間の予想をより高い数字に変えた」、つまり調子が良くなってきたということ。
- 「業績予想を下方修正」と出たら→ 「1年間の見通しが悪化した」、想定より売れなかったということ。
「上方修正・下方修正」を覚えよう
「修正」とは最初に立てた予想を変えること。「上方(うえの方向)修正」は予想より良くなったから数字を上げること、「下方(したの方向)修正」は予想より悪くなったから数字を下げることだよ。通知表でいえば、「5教科合計350点取れると思ってたけど400点取れた!」が上方修正で、「350点取れると思ってたけど実際は280点だった…」が下方修正のイメージ。
決算書を見るとわかること
決算書は難しそうに見えるけど、大事なポイントは意外とシンプルだよ。「売上は伸びてる?」「コストが売上より速く増えてない?」「利益は出てる?」この3つを確認するだけでも、会社の大まかな状態はつかめるんだ。株式投資をしない人でも、たとえば就職活動で「この会社に入りたい」と思ったとき、決算書を確認すれば「財務的に安定してる会社かどうか」がある程度わかるよ。将来役に立つ読む力だよ。
