株式投資をやってみたいな〜って思ってる人もいるかもしれないけど、投資にはリスクがつきものだよ。特に値段が下がっちゃった時、どうするか決めておかないと、びっくりするくらい損しちゃうことってあるんだ。そんな時に役立つのが「ロスカット」っていう仕組み。この記事を読めば、ロスカットが何で、なぜ大事なのか、がちゃんとわかるようになるよ。
- ロスカットは 損を最小限にするために、あらかじめ決めた値段で売却する こと
- 「待ってたらもっと回復するかも」という期待は危険で、 損は小さいうちに切ることが大事
- 自分で決める場合と証券会社が自動でやってくれる場合があり、 冷静な時点で前もってルール化しておく のがコツ
もうちょっと詳しく
投資をやってると、買った時より値段が下がっちゃうことはよくあるんだ。その時に、「いつかまた上がるだろう」って待ってるのは、時にはうまくいく。でも、相場なんて予測できないんだから、「もう二度と上がらないで、どんどん下がっちゃう」って可能性だってあり得るんだよ。だから、投資の世界では「ここまで下がったら、もう売ろう」っていう、あらかじめのルール決めがすごく大事。これを専門用語で「損切り」(つまり「損を切る」)って呼ぶんだ。そしてその中でも、自動的に売却しちゃう機能のことを「ロスカット」って呼ぶことが多いんだ。
損切りは「負けを認める勇気」。プロの投資家も、損を最小限にすることを一番大事にしてるんだよ。
⚠️ よくある勘違い
→ ロスカットは悪いんじゃなくて、大きな損を避けるための防御手段。プロの投資家でも必ず使ってるんだ。
→ 元々決めてた損の許容範囲を超えないように、あらかじめ売却のタイミングを決めておくこと。だから、長い目で見ると資産を守ることになるんだ。
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ロスカットって、要するに何?
損を防ぐための「緊急ボタン」みたいなもの
ロスカットって聞くと、なんか難しく聞こえるかもしれないけど、実はすごくシンプルなんだ。つまり、「ここまで損が出たら、これ以上待たずに売っちゃおう」っていう自動停止機能。イメージとしては、ゲームで「体力がゼロになったらゲームオーバー」って決まってるのと同じような感じ。投資でも「損が〇〇円になったら停止」って決めておくんだよ。
例えば、君が学園祭でお店を出すことになったとしよう。仕入れに10万円かかったんだけど、売れ行きが思わしくない。「もしかして、20万円投資しても回収できないかも…」って気づいたら、ここで20万円投資するのやめて、損を10万円に止めるって判断だね。投資の世界でも同じで、「これ以上のお金は使わない」って決めて、損を限定するんだ。
株式投資の場合、証券会社(つまり、株を買ったり売ったりする時にお世話になる会社)が「この人の損失が〇〇円に達したら、自動的に売却しちゃおう」って機能を用意してくれてることが多いんだ。これが自動ロスカット。あるいは、自分で「100円で買った株が80円に下がったら売ろう」って前から決めておいて、その時になったら自分で売却する。これが手動でのロスカット。どっちにせよ、目的は同じ。「これ以上損を増やさない」ってことなんだ。
FX(外国為替証拠金取引)での特別な意味
ロスカットって言葉は特にFX(外国為替証拠金取引)っていう投資の分野で、すごくよく出てくる言葉だんだ。つまり「円とドルとか、色々な国のお金を交換して、その値段の変動で儲けたり損したりする投資」のことなんだ。
FXって、実は株の投資よりも「レバレッジ」という仕組みを使うことが多いんだ。つまり「実際に持ってるお金より、もっともっと大きな額で取引できる」っていう特徴があるんだ。例えば、1000円しか持ってなくても、証券会社が「これでドル買ってもいいよ」って許可してくれたら、10万円分のドルを買える、みたいな感じ。
で、これってすごく便利そうに聞こえるんだけど、危ないんだ。1000円で10万円分の取引してたら、わずかな値段変動で、あっという間に損失が膨らむんだ。ドルが1%下がっただけで、自分の1000円がぜんぶなくなっちゃう、みたいなことだって起きちゃう。だから、FXの世界ではロスカットが命がけの大事な仕組みになってるんだよ。証券会社が「これ以上の損は許さない」って自動でストップをかけてくれるから、「気づいたら、借金になってた」ってことを防いでるわけなんだ。
どうして損を「切る」必要があるの?
人間の心理的な落とし穴
投資をやってる人は、みんなこういう経験をするんだ。買った株が下がってきた時に「あ、損してる…」って気づくんだけど、「でも、いつかは上がるだろう」「今売ったら負けを認めることになる」って思って、そのまま待っちゃう。すると、さらに下がって、「ここまで待ったんだから…」って、もっと待つ。気づいたら、取り返しのつかない損になっちゃってる、みたいなことなんだ。
これって、実は心理学の研究でも有名な「損失回避心理」(つまり「損を避けたいって気持ちが、つい決定を鈍らせちゃう」)っていう人間の特性が関係してるんだ。人間は、得することより「損することを避けたい」って気持ちが強いんだよ。だから、損が出ると、その損を認めたくなくて「まだ大丈夫、きっと戻る」って根拠のない期待を持っちゃう。
例え話で言うと、君が定期テストで失敗しちゃった時のことを想像してみてよ。「今回は失敗しちゃったけど、次は頑張ろう」って割り切る人と、「いや、もう1回再テストできるかもしれない」「先生に文句言えば…」とか、つい現実を避けちゃう人がいるよね。投資でも同じなんだ。冷静に「ここまで損しちゃったら、負けを認めて次に行こう」って判断できる人が、長期的には勝ってるんだ。だからこそ、冷静な時に「損はいくらまでなら許す」って決めておくってのが大事。そして、その時点に達したら「感情に流されずに売却する」ってルールを守るわけなんだよ。
損を確定させないデメリット
さっき言った通り、株が下がった時に「待ってれば上がるかも」って期待する人が多いんだ。でも、考えてみてよ。もしずっと待ってたら、そのお金ってずっと「下がった株」に縛り付けられちゃうんだ。つまり、その間に「別の上がってる株」に投資する機会を失ってるってわけなんだよ。
例えば、Aという株に100万円投資して、値段が下がって60万円になっちゃったとしよう。ここで「いつか上がるだろう」って100万円分持ってると、その100万円は全然使えないんだ。でも、もし60万円の時点で売って、別のBっていう株に投資したら?もしBが上がって90万円になったら、Aで待ってるより、全然いい結果じゃん。つまり「損が出てる株に固執すること」って、実は他の機会を失ってるんだ。
だから、ロスカット(つまり「さっさと損を切る」)って考え方は、実は「次の機会に賭ける勇気」でもあるんだ。プロの投資家は、この判断が早いんだ。「あ、これはダメだ」って思ったら、迷わずに切って、次の投資チャンスに乗り換える。だから、長期的に見ると資産が増えてくんだよ。
ロスカットの仕組みはどうなってるの?
自動ロスカットのメカニズム
FXや信用取引(つまり「お金を借りて、実際の所持金より多く投資できる」やり方)をやってる場合、証券会社が自動的にロスカットしてくれることが多いんだ。
まず、証券会社は君が投資の時に預ける「証拠金」(つまり「担保として預けるお金」)を監視してるんだ。君が100万円預けて、その100万円を使って投資したら、もしその投資で損が出たら、証拠金が減ってくんだ。例えば、20万円損したら、証拠金は80万円になっちゃう。そこまではいいんだ。
でも、証券会社は「もし証拠金がゼロになっちゃったら、その先は会社が損することになる」ってわかってるんだ。だから、「証拠金が〇〇円まで下がったら、強制的に売却しちゃおう」っていう「ロスカット基準」を決めてるんだ。これがだいたい証拠金の30%とか50%とか、会社によって決めてるんだよ。
実際に取引をしてると、コンピュータが常に君の損益を監視してて、「あ、ロスカット基準に達した」ってなったら、自動的に全部の株とか外貨とかを売却しちゃうんだ。これが「強制ロスカット」。君がどんなに「待ちたい」って言っても、もう関係ないんだ。自動で売られちゃう。
自分で決める損切りのやり方
一方、株の現物買い(つまり「借金せずに、自分のお金で株を買う」やり方)の場合は、証券会社が自動でロスカットしてくれないことが多いんだ。だから、自分で「損切りのルール」を決めて、自分で実行する必要があるんだ。
やり方としては、こんな感じ。「100円で買った株が、もし90円まで下がったら売ろう」って前から決めておくんだ。すると、自分の中に「損許容額は10円」「つまり、お金にして1万円までなら損してもいい」ってルールが出来るんだ。で、実際に株価が90円に下がったら「あ、決めてたから売ろう」って、自動的に売却するわけ。
ここで大事なのは、「株価が89円になったから売ろう」みたいに、その時その時で値段を決めちゃダメってことなんだ。「あ、予定より下がってないか。もう少し待とう」って、ズルズル待っちゃう人が多いんだ。だから、前もって「証券会社の取引画面に、90円で売る注文を出しておく」みたいに、自動で売却されるように仕掛けておくのがコツなんだよ。
現代のほとんどの証券会社のアプリには「逆指値注文」とか「損切り注文」みたいな機能があって、「株価が90円になったら、自動で売却してね」って前から命令しておけるんだ。これを使えば、感情に流されずに損切りができるわけなんだ。
ロスカットを上手く使うコツ
「損の許容額」を最初から決める
ロスカットを上手く使う、一番大事なコツは、投資を始める前に「自分は最大でいくらまでなら損してもいいか」って決めることなんだ。例えば「今年は10万円までなら投資に失敗してもいい」って決めたら、その10万円の範囲内で投資するんだ。
学園祭の例で言うと、「仕入れに10万円かけられるけど、赤字は最大3万円まで」ってあらかじめ決めておくみたいなもん。そしたら、売上が「10万円引く3万円で最低でも7万円いる」ってわかるから、「6万円の見込みなら、やめとこう」って判断できるんだ。
投資でも同じ。「100万円で株を買うけど、損が20万円に達したら絶対に売却する」って決めておけば、最大損失が見えるんだ。そしたら、気持ちに余裕が生まれるんだよ。「よし、この20万円は勉強代だと思おう」って割り切れるんだ。
損切りラインを「比率」で考える
損切りの基準を決める時に、「100円から90円になったら売る」みたいに「絶対値」で決めてる人がいるんだ。でも、これって危ないんだ。なぜなら、投資する金額が違ったら、影響も変わっちゃうからなんだ。
例えば、君が「100円の株」に1万円投資したら、10000÷100=100株だね。これが90円になったら、損は1000円。でも、「100円の株」に100万円投資してたら、100万円÷100=1万株。これが90円になったら、損は10万円。同じ10%の下げなのに、損が全然違うんだ。
だから、プロの投資家は「損切りラインを『買った値段から何パーセント下がったら』って比率で決める」んだ。例えば「買った値段から10%下がったら売却する」って決めておけば、1万円投資しても100万円投資しても、損の比率は一定になるんだ。これなら、投資額が変わっても、ロスカットのルールが安定するんだよ。
感情に流されないために「自動注文」を使う
ロスカットが上手くいかない理由のほとんどは「感情」なんだ。いざ損切りラインに達しても「あ、もう少し待ってみようか」「明日は上がるかも」って思い直しちゃう人が多いんだ。
だから、強くおすすめしたいのが「自動注文(さっき言った『逆指値注文』とか『損切り注文』)を使うこと」。つまり、「この値段になったら勝手に売っちゃってね」って証券会社に事前に頼んじゃうんだ。そしたら、その時になった時に「売ろうか売らないか…」って悩む余地がなくなるんだ。コンピュータが自動で実行してくれるから、感情が入り込む余地がないんだよ。
例え話で言うと、「毎月定額を貯金する」時に、給料が出たら自動的に貯金額が銀行口座に移動する設定にしておくみたいなもん。「貯金しよう」って毎月自分で判断する必要がないから、つい浪費しちゃう心配がないんだ。ロスカットも同じ。「売却しよう」って判断を自分でする必要なくて、自動で実行されるから、心が折れずにルールを守れるんだよ。
「損切り貧乏」にならないようにする
最後に、気をつけるべき落とし穴について。ロスカットの大事さを理解すると、今度は逆に「ちょっと下がったら、すぐに売っちゃう」みたいになる人がいるんだ。これを「損切り貧乏」って呼ぶんだ。つまり「損を避けるあまり、チャンスも逃しちゃう」ってわけなんだ。
例えば、株ってのは、短い期間で上下するもんなんだ。今日100円でも、明日85円になることだってある。そこで、焦って「損だ、売ろう」って売ったら、1週間後に120円に上がってた、みたいなことが起きるんだ。だから、「短期的な変動に一喜一憂して、すぐ損切りしてると、本当の儲けるチャンスを逃しちゃう」ってことなんだ。
ここで大事なのは「自分がどのくらいの期間で投資するのか」ってことなんだ。3ヶ月で結果を出す短期投資なら、10%下がったら損切りする、ぐらいでいいんだけど、3年の長期投資なら、20%ぐらい下がってから判断してもいいかもしれない。つまり「投資期間に合わせて、損切りラインを決める」ってことが大事なんだよ。
