「突然、入院することになったけど、お金ってどうなるんだろう…」って不安になったこと、ない?入院って、治療費だけじゃなくて、仕事を休んだぶんの収入が減ったり、食事代や日用品代がかかったり、意外とお金がかかるんだよね。そこで登場するのが「入院給付金」なんだけど、「名前は聞いたことあるけど、正直よくわからない」って人も多いはず。この記事を読めば、入院給付金がどんなお金で、どうもらえるのか、まるごとわかるよ。
- 入院給付金とは、病気やケガで入院したときに 「1日あたりの金額×入院日数」 で受け取れる保険金のこと
- 治療費を直接払うものではなく、 入院中の生活費・収入減をカバー する定額のお金
- 保険には 支払限度日数 という上限があり、それを超えた日数分は受け取れない
もうちょっと詳しく
入院給付金は「医療保険」や「がん保険」「終身保険の特約」など、いろんな保険に組み込まれていることが多いよ。保険会社によって呼び名が少し違ったり、支払い条件が変わったりするんだ。ポイントは「何日目から支払われるか(支払開始日数)」「1日あたりいくらか(日額)」「最大何日分まで払われるか(支払限度日数)」の3つ。この3つを確認するだけで、自分の保険がどのくらいカバーしてくれるのかがわかるよ。また、入院の理由が「病気」か「ケガ」かで支払い条件が違う保険もある。たとえばケガによる入院は支払い対象外、なんてことがあるから、保険証券をしっかり読んでおこうね。最近は入院が短期化しているから、1日目から支払われるタイプの保険が人気を集めているよ。
「1日目から支払い」か「4日目から支払い」かで、短期入院のときに大きな差が出るよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 入院給付金は「1日いくら」という定額払いのお金。実際の治療費がいくらかかったかに関係なく支払われるから、治療費をそのままカバーするものではないよ
→ 治療費は健康保険や高額療養費制度で別にカバーされる。入院給付金はそれとは別に、入院中の生活費・収入減などを補うための定額のお金だよ
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入院給付金とは?「1日いくら」でもらえるお金の仕組み
入院給付金は「定額払い」のお金
入院給付金っていうのは、病気やケガで入院したときに、医療保険などから受け取れるお金のことだよ。一番の特徴は「定額払い」、つまり実際の治療費がいくらかかったかに関係なく、「1日あたり○○円」という決まった金額が支払われる仕組みなんだ。
たとえば、1日あたり8,000円の入院給付金がある保険で15日間入院したとしよう。この場合、8,000円×15日=120,000円が受け取れる計算になるよ。治療の内容や病気の種類は関係なく、「入院した日数×日額」でシンプルに計算できるんだ。
スポーツジムの月会費に似てるかも。通った回数や内容に関係なく、「月○○円」って決まった金額を払う(もらう)でしょ?入院給付金もそれと同じで、入院した日数に応じて決まった金額がもらえるイメージだよ。
誰でももらえるわけじゃない?加入が必要なんだ
入院給付金は、医療保険や生命保険の「入院特約」に加入している人だけが受け取れるお金だよ。つまり〜ということは、保険に入っていない人は受け取れないってこと。逆に言えば、保険に入っていれば、入院したときに一定のお金が保障されるってわけだね。
日本には健康保険という公的な制度があって、病院の窓口で払うお金が3割で済むようになってる。でも、それ以外にもかかるお金(食事代・差額ベッド代・日用品など)や、仕事を休んだぶんの収入減は健康保険ではカバーされないんだ。そこを補うのが、民間の医療保険と入院給付金の役割なんだよ。
いくらもらえるの?日額と支払限度日数を理解しよう
「日額」が入院給付金の基本単位
入院給付金のベースになるのが「日額(にちがく)」、つまり1日あたりにもらえる金額だよ。一般的には5,000円・8,000円・10,000円といったコースが多く、保険の契約時に自分で選ぶことができるんだ。当然、日額が高いほど保険料も高くなるよ。
たとえば日額5,000円なら、10日入院で50,000円。日額10,000円なら、10日入院で100,000円受け取れる。同じ入院でも、日額によって受け取れる金額が2倍も変わってくるんだ。自分の生活費や収入に合わせて、必要な日額を選ぶことが大切だよ。
「支払限度日数」には上限がある
入院給付金には「支払限度日数」という上限が設けられていることがほとんどだよ。1回の入院での最大支払日数として、60日・120日などが設定されていることが多いんだ。これを超えた日数分は、いくら入院していてもお金が出なくなる。
また、「通算限度日数」といって、保険期間全体を通じた合計入院日数の上限が設けられているケースもある。たとえば通算1,000日が上限の保険なら、何度入院しても合計1,000日分までしか受け取れないよ。長期入院や何度も入院するリスクが高い人は、この通算日数もしっかり確認しておこうね。
短期入院で受け取れない場合もある
保険によっては「支払開始日数」、つまり何日目の入院から支払いが始まるかが決まっている場合があるよ。昔の保険では「4日目から支払い開始」という設計が多かった。これは「3日以内の短い入院は支払い対象外」ということを意味するんだ。
最近は「1日目から支払い開始」のタイプが増えてきていて、1日だけの入院や日帰り手術でも給付金が受け取れる保険も出てきているよ。入院の平均日数が短くなっている現代では、1日目から支払われるタイプの方がカバー範囲が広くて使い勝手がいいと言われているんだ。
どんなときに入院給付金は出るの?支払いの条件
「医師の指示による入院」が基本条件
入院給付金が支払われる基本的な条件は「医師の指示のもと、病院・診療所に入院した」ことだよ。自分で勝手に入院を決めるわけじゃなく、医師が「入院が必要です」と判断したうえでの入院が対象になるんだ。
また、入院の理由が「治療を目的としていること」も重要なポイント。たとえば人間ドックや美容整形のための入院は、基本的に入院給付金の対象外になることが多いよ。あくまで「病気やケガを治すための入院」が対象だと覚えておこうね。
病気とケガで扱いが違うことも
保険の種類によっては、入院の原因が「病気」か「ケガ(不慮の事故)」かで、支払い条件や金額が変わることがあるよ。たとえば、ケガによる入院は特定の特約がないと対象外だったり、逆にケガの方が給付金が上乗せされたりするケースもあるんだ。
また「免責期間」といって、保険に加入してから一定の期間(通常3か月程度)は特定の病気(たとえばがんなど)による入院は支払い対象外になることもある。保険に入ったその日から全部カバーされると思い込んでいると、いざというときに「受け取れなかった!」なんてことになるから要注意だよ。
入院していた「証明」が必要
実際に入院給付金を受け取るには、「入院証明書(診断書)」を病院に書いてもらう必要があるよ。この書類を保険会社に提出することで、審査が行われて給付金が払われる流れになるんだ。診断書を書いてもらうのに数千円〜1万円程度の費用がかかることがほとんどだから、それも忘れずに頭に入れておこうね。
入院給付金と医療費・高額療養費制度の違いをおさえよう
「公的な制度」と「民間保険」はまったくの別物
日本では、病院で治療を受けるときに「健康保険(公的医療保険)」が使えるよ。会社員なら会社の健康保険、学生や自営業なら国民健康保険に加入していて、窓口での支払いが原則3割で済む仕組みだよ。つまり〜ということは、10万円の治療を受けても、自己負担は3万円で済むということ。
さらに「高額療養費制度」といって、1か月の医療費の自己負担が一定の上限額を超えた場合に、超えた分を国が払い戻してくれる制度もあるんだ。これは所得によって上限が変わるけど、たとえば標準的な収入の人なら月の上限は約87,000円程度(2024年時点)になるよ。
入院給付金はあくまで「プラスのお金」
健康保険や高額療養費制度が「治療費の負担を減らしてくれる公的な仕組み」なのに対して、入院給付金は「民間保険から受け取る定額のお金」なんだ。この2つはまったく別物で、どちらを使っても、もう片方への影響はないよ。
つまり、健康保険を使いながら同時に入院給付金も受け取ることができるんだ。公的制度でカバーされた残りの自己負担分を入院給付金で補ったり、食費・日用品・交通費・仕事を休んだ収入減をカバーしたりと、入院給付金は使い道が自由なのが特徴だよ。
健康保険でカバーできないお金を補おう
入院中には健康保険でカバーされない費用がけっこうある。代表的なのが「差額ベッド代」。大部屋じゃなく個室や少人数部屋を希望すると、1日数千円〜数万円の自己負担が発生するんだ。また「食事代」も一部自己負担で、1食460円(2024年時点)×3食=1日1,380円かかるよ。これが30日続くと41,400円にもなる。さらに洗面用品やパジャマなどの日用品代、家族が見舞いに来る交通費なども加わると、意外と大きな出費になるんだよね。こういった「健康保険でカバーされないこまごました費用」を補うのに、入院給付金はとても役立つんだ。
入院給付金を受け取るときの手続きと注意点
受け取るまでの基本的な流れ
入院給付金を受け取るまでの流れはざっくりこんな感じだよ。まず退院後に保険会社(または代理店)に連絡して、「入院給付金を請求したい」と伝えるんだ。すると保険会社から「給付金請求書」という書類が送られてくるよ。次に病院で「入院証明書(診断書)」を作成してもらう。これには1〜2週間程度かかることが多いから、早めにお願いしておこうね。請求書と診断書をそろえて保険会社に送ると、審査が行われて、問題なければ1〜2週間程度で指定口座にお金が振り込まれるよ。
請求できる期間に注意しよう
入院給付金の請求には「時効(じこう)」、つまり請求できる期限があるんだ。多くの保険では退院後3年以内に請求しないと、権利が消えてしまうよ。「あの入院、請求し忘れてた!」ってなる前に、退院したらなるべく早めに手続きを進めておこうね。また、過去の入院分をまとめて請求することもできる場合があるから、「昔入院したけど請求していない」という心当たりがあれば、一度保険会社に確認してみよう。
複数の保険に入っていたら両方もらえる?
入院給付金は「実損払い(じつそんばらい)」、つまり実際にかかった費用の範囲内でしか受け取れない保険とは違って、定額払いだから複数の保険に加入していれば両方から受け取ることができるよ。たとえばA社の保険で1日5,000円、B社の保険で1日8,000円という契約があれば、合計で1日13,000円分受け取れる計算になるんだ。ただし保険料も2社分払っているわけだから、どちらが得かはしっかり計算してから判断しようね。
がん・手術・ICU入院は追加給付があることも
医療保険には通常の入院給付金に加えて、特定の条件で上乗せされる給付金があることも多いよ。たとえば「手術給付金」(手術をしたときに一時金がもらえる)、「がん入院給付金」(がんと診断されたときや、がんで入院したときに通常より多くもらえる)、「ICU(集中治療室)入院給付金」などが代表的。自分の保険にどんな給付金がついているか、一度保険証券を開いて確認してみると、いざというときに役立つ情報が見つかるかもしれないよ。
