後期高齢者医療保険料って何?わかりやすく解説

おじいちゃん、おばあちゃんが病院にかかる時、「後期高齢者医療」という制度を使ってるって知ってる?あんまり聞きなれない言葉だから、「なんか複雑そうだな」って思うかもしれないね。実は、この制度は日本の医療システムの大事な仕組みで、高齢者が安心して医者にかかれるようにするために作られたんだ。この記事を読めば、後期高齢者医療保険料が何か、どうやって決まるのか、がスッキリわかっちゃうよ。

後期高齢者医療保険料って、なんですか?

いい質問だね。つまりね、75歳以上の人たちが病院で診てもらう時に必要なお金のことなんだ。保険料っていうのは毎月おさめるお金のことで、それが医療費に当てられるんだ。みんなで少しずつお金を出し合って、医療費が高くなった時に備える仕組みだね。
でも、普通の健康保険けんこうほけんとは違うんですか?

そこだよ。実は、65歳までは会社の健康保険けんこうほけんや国民健康保険けんこうほけんに入ってるでしょ。でも75歳になったら、全員この後期高齢者医療保険という制度に移るんだ。つまり、高齢者専門の医療保険だね。クラスのみんなとは別のグループで医療費をやりくりする感じだ。
保険料ってどうやって決まるんですか?

保険料は医療費の額と加入者の数で決まるんだ。医療費が多くかかれば保険料が上がるし、高齢者が増えると1人あたりの負担も変わる。ちょうどクラスの修学旅行費をみんなで割るのと同じだね。それに、収入が多い人ほど保険料が高くなる仕組みになってるから、公平に負担できるようになってるんだ。
じゃあ、毎月いくらくらい払うんですか?

それは所得によって全然違うんだ。年金で生活してる人なら月数千円から1万円程度が多いかな。でも収入が高い人は、月2万円以上になることもあるんだ。だから、自分のおじいちゃんおばあちゃんの年金額を見て、「あ、この人はこのくらい払ってるんだな」って想像できるようになるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 後期高齢者医療保険料は 75歳以上の高齢者 が払う医療費で、全員が入る仕組みになってる
  2. 保険料の額は 所得と医療の必要性 で決まって、年金から自動的に差し引かれることが多い
  3. 高齢者の医療費は約半分が 税金で補われている から、若い世代の負担もある
目次

もうちょっと詳しく

後期高齢者医療制度は、日本が2008年に始めた制度で、75歳以上の全員が同じ医療保険に入る仕組みだ。つまり、それまで会社の健康保険けんこうほけんに入ってた人も、国民健康保険けんこうほけんに入ってた人も、75歳になったら全員この制度に入ることになる。これによって、高齢者の医療費をみんなで公平に支え合えるようにしたんだ。保険料は毎年4月~3月の「年度」で決まって、市区町村ごとに金額が違う。これは、その地域の高齢者の医療費がどのくらいかかるかで決まるからだね。

💡 ポイント
75歳になったら自動的に加入が変わるから、手続きをする必要がほぼないんだ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「保険料が高いから、利用するのをやめよう」
→ 実は保険料を払わなくても医療費は自分で全額払わないといけないから、やっぱり損しちゃう。保険料は医療費に備えるための投資だと考えると、払った方がお得なんだ。
⭕ 「保険料を払っていれば、医療費の一部負担だけで済む」
→ 正しい。高齢者は医療費の1割~3割だけ払って、残りは保険で賄われるんだ。年金生活してる人にとって、この仕組みがあると本当に助かるんだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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後期高齢者医療保険料とは何か

75歳以上の人たちの医療費システム

後期高齢者医療保険料というのは、つまり75歳以上の高齢者が病院にかかる時の医療費をみんなで支え合う仕組みの中で、毎月払うお金のことなんだ。「保険料」って言葉は難しく聞こえるけど、簡単に言えば「医療費に備えるために毎月払う会費」みたいなものだね。想像してみて。もし学校の何かのサークルに入ったら、みんなで活動費を出し合うでしょ。それと同じで、75歳以上の高齢者たちが毎月お金を出し合って、誰かが病気になって医療費がかかった時に備えるんだ。

この制度ができたのは2008年で、当時の日本は高齢化が進んでいた。つまり、年寄りの人口が増えて、医療費がどんどん高くなってたんだ。そこで政府が「高齢者専門の医療保険を作ろう」って決めたわけだね。それが後期高齢者医療制度なんだ。「後期」って言葉は「後の方の時期」という意味で、つまり人生の後半(高齢)を指してるんだよ。だから、75歳以上の人たちはみんな、この制度に入ることになってる。

保険料が使われる場面

保険料は、具体的にどんな時に使われるかというと、高齢者が病院に行った時の医療費に使われるんだ。例えば、おじいちゃんが風邪で医者にかかったとしよう。診察料、薬代、検査代など、全部で5000円かかったとする。でも、保険に入ってると、本人は1500円だけ払えばいいんだ。残りの3500円は、みんなが払った保険料から出されるんだ。医療費の1割~3割を自分で払って、残りは保険で賄うんだね。

医者にかかる以外にも、入院した時、手術が必要な時、薬をもらう時、全部この保険が支えてくれるんだ。特に高齢者は若い人より病気になりやすいから、医療費がたくさんかかることが多い。でも保険があれば、たくさんお金を払わなくてもいいわけだね。これって、すごく大事な仕組みなんだよ。もし保険がなかったら、高齢者は病気になった時に、とんでもない金額を払わないといけなくなっちゃう。

保険料はいくら?どう決まる?

所得による計算方法

保険料は誰もが同じ金額じゃなくて、その人の収入(つまり所得)によって変わるんだ。例えば、年金をいっぱいもらってる人と、少ない人では、払う保険料が違うんだ。なぜかというと「能力に応じた負担」という考え方があるからだね。つまり、お金がいっぱいある人の方が、たくさん払える余裕があるでしょ。だから、そういう人には多めに払ってもらって、公平に医療費をやりくりしようってわけなんだ。

具体的には、所得に対して「保険料率」という割合を掛けて、保険料を計算するんだ。例えば、保険料率が8%だとしたら、年間の所得が100万円の人は、8万円の保険料を払うことになるんだ。これは国税庁が発表する「基礎控除きそこうじょ」(つまり、この金額までは所得がないと見なしますっていう額)を引いてから計算するから、本当に低い収入の人は保険料がすごく安くなったり、ゼロになったりすることもあるんだ。

医療費による変動

でも、ここで注意が必要なんだ。保険料は毎年同じじゃなくて、医療費がいくら使われたかによって変わるんだよ。例えば、その年に高齢者がいっぱい病気になって、医療費がすごくかかったら、保険料が上がることもあるんだ。逆に、医療費があんまりかからなかった年は、保険料が下がることもある。これは、クラスの修学旅行費をみんなで割る時と同じだね。想定してた金額より高くついたら、1人あたりの負担が増えちゃう。逆に安く済んだら、1人あたりの負担が減るってわけだ。

それにね、後期高齢者医療制度は、各都道府県(つまり、都道府県ごとの保険組合)が運営してるんだ。だから、同じ75歳の人でも、東京に住んでる人と沖縄に住んでる人では、払う保険料の金額が違うんだ。これは、その地域の高齢者の医療費がどのくらいかかるかで決まるからだね。医療費が多くかかる地域では、保険料も高くなるし、少ない地域では安くなるわけだ。

保険料の上限額

ただし、保険料には上限額が決められてるんだ。「いくら収入が多い人でも、ここまでしか払わなくていいですよ」という額があるんだね。これを「保険料の上限額」と言うんだ。つまり、貧富の差がいくら大きくても、極端に高い保険料を払わなくていいようにしてるんだ。これも、制度が公平になるようにという工夫の一つなんだよ。

誰が払うの?

75歳以上の全員が対象

後期高齢者医療保険料を払うのは、つまり、75歳以上の全員なんだ。会社員だった人も、自営業だった人も、農業をしてた人も、関係ないんだ。75歳になったら、自動的にこの保険に入ることが決まってるんだ。これまで、65歳から74歳までの人は、その前の保険(国民健康保険けんこうほけんや会社の健康保険けんこうほけん)に入ってた。でも、75歳になった瞬間に、そういう保険から抜けて、後期高齢者医療保険に入ることになるんだね。

ここで大事なポイントは、「自分で保険に入るか入らないか選べない」ってことだ。つまり、75歳になったら、絶対に入ることが法律で決まってるんだ。だから、病気をしたくないから保険に入らない、みたいなことは絶対にできないんだよ。これは、みんなで医療費を支え合うという制度を作るためには、必要なルールなんだね。

本人と家族の役割

保険料を払うのは基本的に本人なんだ。でも、本人が認知症になったり、寝たきりになったりして、自分で手続きができない場合は、家族が代わりに手続きをすることもあるんだね。それにね、保険料は年金から自動的に引かれることが多いんだ。つまり、本人が銀行に行って「保険料を払いたいです」って言わなくても、毎月年金をもらう時に、自動的に引かれちゃうんだ。これを「特別徴収」と言うんだ。つまり、給料から税金が引かれるのと同じ仕組みだね。

もし年金をもらってない人(つまり、自分で貯金を切り崩して生活してる人)は、市区町村から来た請求書せいきゅうしょを見て、銀行で払うか、コンビニで払うことになるんだ。これを「普通徴収」と言うんだ。いずれにしても、本人の責任で保険料を払わないといけないんだよ。

なぜこの制度が必要なのか

高齢化社会の課題

日本は今、すごく高齢化が進んでるんだ。つまり、65歳以上の人口の割合が、全体の3分の1近くになってるんだ。想像してみて。クラスの30人のうち、10人が65歳以上だったら、すごいでしょ。昔は、高齢者は全体の中でも少数派だったから、医療費も全体から見て少なかった。でも、今は違うんだ。高齢者が増えたから、医療費がどんどん増えてきたんだね。

高齢者は若い人より病気になりやすいから、医療費がいっぱいかかるんだ。例えば、高血圧、糖尿病、がん、心臓病、骨粗しょう症とか、いろんな病気を持ってることが多いんだよ。複数の病気を治療するために、たくさんの薬を飲む人も多いんだ。昔のように「高齢者の医療費は、若い人たちの保険料でカバーしよう」という仕組みだけでは、やっていけなくなってきたわけなんだ。そこで、「高齢者は自分たちの医療費を自分たちで支え合う保険を作ろう」ってなったんだね。これが後期高齢者医療制度なんだ。

医療費の急増と公費負担

ここで大事なことがあるんだ。後期高齢者医療の保険料は、高齢者たちが払ってるんだけど、医療費全体の約50%は、実は税金(公費)で補われてるんだ。つまり、若い世代が払った所得税しょとくぜい消費税しょうひぜいの一部が、高齢者の医療費に使われてるわけだね。だから、高齢者だけが負担してるわけじゃなくて、若い世代も一緒に支えてるんだ。

これはね、「世代間扶養」という考え方なんだ。つまり、若い時代は働いて税金を払って高齢者を支えて、自分が高齢になったら、その時の若い世代に支えてもらおうって考え方だね。社会みんなで、医療費を支え合う仕組みなんだよ。もし、高齢者が全ての医療費を自分たちだけで払おうとしたら、保険料がすごく高くなっちゃう。だから、税金で半分補うことで、本人の負担を減らしてるんだ。

でも、ここが問題なんだ。日本の人口はずっと減ってるんだ。つまり、働いてる若い世代の数が減ってるのに、高齢者は増え続けてるんだ。そうすると、若い世代1人あたりの負担がどんどん増えてくんだね。これって、昔の日本では考えたこともない問題なんだ。だから、日本は今、「医療費をどうやって負担していくか」という大事な課題に直面してるんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。