土地の値段って、どうやって決まるのか気になったことはないですか?家を買う時や、不動産のニュースで「基準地価が発表された」って聞くことあるよね。でも「基準地価」って言葉、何のことかよくわからないという人も多いはず。この記事を読めば、基準地価がどんなものか、なぜ必要なのか、がわかるようになるよ。
- 基準地価は、都道府県が毎年7月に発表する、その地域の 土地の標準的な値段 を示した数字だ
- 不動産鑑定士という専門家が実際に調査して、 その地域の土地がいくらの価値があるか を決めている
- 家や土地の取引をするときの目安になるから、 多くの人に参考にされている 大事な情報
もうちょっと詳しく
基準地価についてもう少し詳しく説明すると、実は日本には「地価公示」と「基準地価」という2つの土地の値段を示す仕組みがあるんだ。どちらも同じように大事な役割を果たしているけど、担当する機関が違う。地価公示は国土交通省が3月に発表して、基準地価は都道府県が7月に発表する。どちらも不動産鑑定士という専門家が「この土地はいくらの価値があるか」を判定した結果なんだよ。つまり、基準地価は『全国どこの土地がいくらで売られているのか』をチェックするための、大事な情報源というわけなんだ。
基準地価は「7月の発表」と覚えておこう。地価公示は「3月」。両方とも土地の値段の目安になるよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 基準地価は「目安」に過ぎないんだ。実際の土地の売却価格は、もっと高いこともあれば低いこともある。例えば、その土地に古い建物が建っていたり、周りの環境が悪かったりすれば、基準地価よりも安くなることもあるよ。
→ 基準地価は「この地域の土地はだいたいこれくらい」という相場を示すもの。実際の売却価格はそこから変わることがあるんだ。新聞や不動産の広告に「この土地は基準地価より高く売れた」とか「安かった」とか書いてあることもあるでしょ。
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そもそも「基準地価」って何?
土地にも「相場」がある
あなたが持っているスマートフォンって、メーカーがあらかじめ値段を決めてますよね。でも土地って、「この土地は定価いくら」って決まってないんだ。土地の売却価格は、売る人と買う人の交渉で決まることが多いんだよ。だからこそ「この辺りの土地は、だいたいいくらくらいで売られている」という目安が必要になるわけ。それが基準地価なんだ。
例えば、あなたが引っ越そうとして「この家、いくらで売れるかな」って考えた時に、全く相場が分からないと不安ですよね。「100万円?それとも1000万円?」って感じで。でも「このエリアの土地は1平方メートルあたり20万円くらいが相場」って知ってれば、「そしたら500平方メートルだから、1000万円くらいかな」って見積もりがつくわけ。それがあると、売却価格の交渉もスムーズになるんだよ。
都道府県が毎年発表する
基準地価は、国が決めるのではなく、各都道府県が毎年7月に発表するんだ。「え、なんで都道府県?」って思うかもね。実は国には「地価公示」というのもあって、3月に全国の土地の値段を発表する。それに対して、都道府県は「うちの県の土地の値段も調べて、7月に発表しよう」ってことで、基準地価を発表しているわけなんだ。
つまり、地価公示と基準地価は重複しているように見えるかもしれないけど、実は両方あることで「複数の視点から土地の値段がわかる」っていうメリットがあるんだよ。3月に国が発表した値段と、7月に都道府県が発表した値段を比べると、土地の価格トレンド(上がってるのか下がってるのか)がよくわかるっていうわけなんだ。
「標準地」を調査する
基準地価を発表するために、各都道府県は「標準地」という場所を選ぶんだ。標準地とは、つまり「その地域を代表するような、平均的な土地」のこと。駅の近くの商業地だったり、住宅街の一角だったり、田舎の農地だったり。そういう代表的な場所を何千カ所も選んで、「この土地はいくらの価値があるか」を調査して、7月に発表するんだよ。
日本全国には数万カ所の標準地があるんだ。「すごい多いな〜」って思うかもしれないけど、全国津々浦々の土地の値段を細かく把握するには、この数が必要なんだよ。東京都内だけでも、渋谷と品川では土地の値段が違うし、新宿と吉祥寺でも違う。だから細かく調査する必要があるわけなんだ。
なぜ基準地価が必要なのか
不動産取引をスムーズにする
基準地価が一番大事な役割を果たすのは、不動産の売買の時なんだ。家やビルを買う時、売る時、その値段が「適正か」判断するための目安になるんだよ。もし基準地価がなかったら、どうなると思う?売る人が「この土地、1億円で売ります!」って言っても、買う人は「え、それって高いのか安いのか…」ってわからないままになっちゃうわけ。
基準地価があると「あ、このエリアは普通1000万円くらいで売られてるのに、この人は1億円で売ろうとしてる。これは高すぎる」って判断できるんだ。または逆に「基準地価は1000万円だけど、この土地は駅の目の前だから、1200万円でもいいかな」とか、根拠を持って交渉できるようになるんだよ。つまり、基準地価は「土地の値段についての、共通の物差し」なわけなんだ。
ローン審査の参考になる
あなたが土地を買う時、銀行からお金を借りる(つまりローンを組む)ことがよくあります。その時に銀行は「この土地にいくらお金を貸してもいいのか」判断しなきゃいけないんだ。もし100万円の価値しかない土地に1000万円貸してしまったら、もし取引が成立しなかったときに銀行は大損するでしょ。だから銀行は、基準地価を参考にして「この土地なら1000万円まで貸してもいいだろう」って判断するんだよ。
つまり、基準地価が高い場所は「銀行も安心して大きな額を貸せる」ってわけなんだ。逆に基準地価が低い場所は「ローンを組みにくい」ってことになる。だから基準地価は、あなたが家を買う夢を実現できるかどうかにも影響してくるんだよ。
税金の計算に使う
実は、基準地価は税務署でも使われるんだ。土地を持ってる人は、毎年「固定資産税」という税金を払わなきゃいけない。その税金の額を決める時に、基準地価が参考にされるんだよ。つまり、基準地価が上がれば、固定資産税も上がる可能性があるわけ。
また、相続税という「親から子に土地を譲る時にかかる税金」の計算にも、基準地価が使われるんだ。土地の値段が必要だからね。だから基準地価は「一般の人たちの取引」だけじゃなく、「お金と税務に関わる色々なシーン」で重要な役割を果たしているんだよ。
基準地価と地価公示の違い
発表の時期が違う
基準地価と地価公示、両方とも「その地域の土地の相場」を示すものなんだけど、発表の時期が全く違うんだ。地価公示は国が毎年3月に発表する。一方、基準地価は都道府県が毎年7月に発表する。つまり、3月に国の発表を見て、7月に都道府県の発表を見ることで、「4ヶ月間で土地の値段がどう変わったか」がわかるわけなんだ。
例えば、3月の地価公示では「この土地は100万円」って言われたのに、7月の基準地価では「110万円」になってたら、「あ、この4ヶ月で土地の値段が上がった」ってわかるでしょ。こういう変化を追うことで、「今、土地の値段のトレンドはどうなってるのか」が見えてくるんだよ。
発表する機関が違う
地価公示は国土交通省という、国の機関が発表するんだ。一方、基準地価は各都道府県が発表する。え、でも同じことなら、どっちか一つでいいじゃん、って思うかもね。でも実は、国と都道府県が両方発表することで、「より多角的に土地の値段を把握できる」というメリットがあるんだ。
国が発表する地価公示は「全国統一の基準」で調査されるから、どの都市でも同じような調査方法なんだ。でも都道府県が発表する基準地価は「その地域の特色に合わせた調査」ができるわけ。例えば、北海道と沖縄では、土地の性質が全然違うでしょ。そういう地域差を細かく反映できるのが、都道府県による基準地価なんだよ。
調査地点の数が違う
地価公示は全国で約2万地点の標準地を調査するんだ。一方、基準地価はそれより多い、全国で約2万地点… あ、ほぼ同じですね。でも実は、調査の詳しさが違うんだ。地価公示は「あらかじめ決められた調査方法」に従うけど、基準地価はそれに「都道府県独自の調査」も加えることができるんだよ。
つまり「数」で比較するより「質」が違うってわけなんだ。地価公示は「国全体の大きな動き」を見るのに向いてて、基準地価は「地域ごとの細かい動き」を見るのに向いてるわけなんだ。だからニュースを見てると「全国的に土地の値段が上がった」って言うときは地価公示を参考にして、「○○県の土地の値段が特に上がった」って言うときは基準地価を参考にしてるんだよ。
基準地価はどうやって決まるのか
不動産鑑定士が実地調査する
不動産鑑定士というのは、土地や建物の値段を判定するプロのことだ。大学で建築学や不動産について勉強して、国家試験に合格した人たちなんだよ。こういう専門家たちが、全国の標準地を実際に訪れて、その土地の値段を判定するんだ。
調査の時には、鑑定士は色々なことをチェックするんだ。例えば、土地の広さ、形、周りの環境、駅からの距離、周りにどんな建物があるか、道路の状態、日当たり、など。こういう細かいポイントを全部見て、「この土地はいくらが適正か」と判定するわけなんだ。学校の先生が生徒のテストをいろいろな視点から評価するみたいなもんだね。
複数の判定方法を使う
不動産鑑定士が土地の値段を決める時には、実は一つの方法じゃなくて、複数の方法を使うんだ。その主な方法は「比較法」「原価法」「収益法」の3つなんだよ。
「比較法」というのは、つまり「同じくらいの土地が最近いくらで売られたか」を調べて、その値段を参考にする方法だ。例えば「100平方メートルの土地が2000万円で売られてた」ってわかれば、「そしたら80平方メートルのこの土地は大体1600万円くらいだろう」って判定するわけ。これが一番一般的な方法なんだよ。
「原価法」というのは、つまり「この土地にビルを建てるとしたら、いくらかかるか」から逆算する方法だ。「建設費が5000万円で、利益が1000万円なら、土地は4000万円くらいだろう」って感じにね。
「収益法」というのは、つまり「この土地を貸したら、毎年いくらの家賃収入が入るか」から判定する方法だ。「毎年100万円の家賃が入る土地なら、その土地は2000万円くらいの価値があるだろう」って判定するわけ。
こういう複数の方法を組み合わせて、「総合的にこの土地はいくらが適正か」と判定するんだよ。」不動産の値段は「これが唯一の正解」ってものじゃないから、色々な角度から判定することが大事なわけなんだ。
統計データと比較する
鑑定士が判定した値段が、本当に適正かどうかを確認するために、統計データと比較するんだ。例えば「この地域の過去10年間の土地の値段の動き」とか「全国の同じような条件の土地の値段」とか。そういうデータと比べて「あ、この鑑定は妥当だな」とか「ちょっと高すぎるかな」とか検証するわけなんだよ。
このプロセスがあるから、基準地価は「いい加減な数字」じゃなくて「ちゃんと根拠のある数字」になるんだ。つまり、複数の鑑定士が判定して、さらに統計データで確認して、やっと「7月に発表する基準地価」が決まるわけなんだよ。結構大変な作業なんだね。
基準地価を生活の中でどう活用する?
家を買う時の値段交渉に使う
あなたが将来、家を買う時が来たら、基準地価は絶対に調べるべき情報なんだ。例えば「この家、2000万円です」って売主が言ったら、その地域の基準地価を調べて「あ、このエリアなら1800万円くらいが相場だな。2000万円は高いから、もっと交渉してみよう」って判断できるわけ。逆に「基準地価より安く売ってくれてる。これはお得だ」って気づくこともできるんだよ。
基準地価は国土交通省のウェブサイトで、誰でも無料で調べられるんだ。だからあなたが家を買う時は、絶対に調べてから交渉することをお勧めするよ。それだけで「何百万円も得する」ってこともあるんだからね。
空き家の処分を考える時に参考にする
もしあなたが「田舎に昔親が買った家があるけど、今は誰も住んでない」みたいな状況になったら、その家を売るか、壊すか、貸すか、いろいろな判断をしなきゃいけないんだ。その時に基準地価を見ると「あ、この地域の土地は1平方メートル1万円か。うちの土地は500平方メートルだから500万円くらいの価値があるな。それなら売ったほうがいいかも」とか、判断できるんだよ。
投資としての不動産を考える時
大人になると「不動産を買って、家賃収入を得たい」とか「土地を買って、値上がりを待つ」みたいなことを考える人もいるんだ。そういう時に基準地価は超重要な情報になるんだよ。「この地域の基準地価は毎年上がってるから、土地の値段は上昇トレンド。だから買ってもいいかな」とか、「基準地価が下がり続けてるから、この地域は避けよう」とか、判断の材料になるわけなんだ。
つまり、基準地価は「お金持ちだけのための情報」じゃなくて、「これからの人生で不動産に関わる全ての人」が知っておくべき情報なんだよ。今はピンとこないかもしれないけど、大人になったら絶対に必要な知識になるんだ。
ニュースで「土地の値段が上がった」「下がった」の意味が分かる
テレビのニュースで「全国の基準地価が発表されました。前年比で2.5%上昇しました」みたいなことを言うことがあるよね。そういう時に基準地価について知ってると「あ、これはつまり、日本全体で土地の値段が上がったってことなんだ。デパートとか企業は土地を買いやすくなるから、経済が良くなってるのかな」とか、ニュースの意味が深く理解できるようになるんだ。
逆に「基準地価が下がった」ってニュースなら「土地の値段が安くなってるから、土地を買いたい人にとってはチャンスだけど、土地を持ってる人には大変だな」とか、いろいろな視点からニュースが見えるようになるんだよ。つまり、基準地価を知ってると、世の中のことがもっとよく見えるようになるってわけなんだ。
