「老後のお金が心配だけど、年金の種類が多すぎてよくわからない…」って思ったことない?特に確定年金って言葉、聞いたことはあるけど何が「確定」なのかピンとこない人も多いよね。この記事を読めば、確定年金の仕組みとメリット・デメリットがスッキリわかるよ。
- 確定年金は 受け取り期間があらかじめ決まっている 年金のこと
- 受け取り中に亡くなっても 残りは遺族が受け取れる のが大きな特徴
- 期間が終われば給付もストップするので 終身年金や公的年金との組み合わせ が基本
もうちょっと詳しく
確定年金は、個人年金保険の中でも「いつまで受け取るか」があらかじめ決まっているタイプだよ。よくある受け取り期間は10年・15年・20年の3パターン。保険会社に積み立てたお金を、その期間に分けて受け取る仕組みなんだ。受け取り開始年齢は60歳・65歳など自分で選べることが多い。公的年金(国民年金・厚生年金)だけでは足りない老後の収入を補う目的で使われることが多く、特に「公的年金が始まるまでの数年間のつなぎ」として活用されるケースがよく見られるよ。保険料は生命保険料控除の対象になることも多いので、節税メリットも見逃せないポイントだよ。
受け取り期間が終わるとゼロになるので、他の年金と組み合わせるのが鉄則!
⚠️ よくある勘違い
→ 「確定」という言葉から「確実にずっともらえる」と思ってしまう人が多い
→ 「確定」は期間が確定しているという意味。ずっともらえるのは「終身年金」のほう。確定年金は期間が終わったら給付も終わるよ
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確定年金とは?仕組みをゼロから理解しよう
「確定」が意味するのは「期間が決まっている」ということ
確定年金の「確定」って、何が確定してるんだろうって気になるよね。答えは「受け取る期間が確定している」ということだよ。つまり「10年間必ず受け取れる」「20年間必ず受け取れる」と期間が最初から決まっているんだ。
イメージしやすくするとこんな感じ。たとえば君がゲームのサブスクリプションに1年分まとめて払ったとするよね。その場合、1年間は何があってもサービスを受け取れる権利がある。確定年金も同じで、「この期間分は誰かが必ず受け取る」という権利が保証されているんだ。
生きてても死んでも「確定」期間は誰かが受け取れる
確定年金の一番大事なポイントは、受け取っている途中で亡くなっても残りの期間分は遺族が受け取れるということだよ。
具体的にイメージしてみよう。お父さんが65歳から10年間の確定年金を受け取り始めたとする。でも68歳で亡くなってしまったとしたら、残り7年分はお母さんや子どもが受け取ることができるんだ。これは「死亡一時金」や「遺族年金」として受け取れることが多いよ。
この仕組みは「死亡給付(つまり死んだときに支払われるお金のこと)」とも呼ばれていて、確定年金の大きな安心ポイントのひとつだよ。
受け取り期間の種類はどれくらいある?
保険会社によって違いはあるけど、一般的な受け取り期間はこんな感じだよ。
- 5年確定年金:5年間で受け取り完了。月々の金額が多め
- 10年確定年金:一番人気。公的年金と組み合わせやすい
- 15年確定年金:余裕をもって受け取りたい人向け
- 20年確定年金:長期でコツコツ受け取るタイプ
期間が短いほど毎月の受け取り額は多くなって、期間が長いほど毎月の額は少なくなるよ。これはケーキを何人で分けるかと同じイメージだね。同じ大きさのケーキを10人で分けるより5人で分けたほうが一人分は多くなるでしょ?それと同じだよ。
確定年金と終身年金の違いをくらべてみよう
終身年金は「死ぬまでずっともらえる」年金
確定年金と並んでよく出てくるのが「終身年金(つまり亡くなるまでずっと受け取れる年金のこと)」だよ。名前の通り、一生涯もらい続けられるタイプだ。
国民年金や厚生年金(国が運営している公的年金)がこの終身年金の代表例だよ。長生きすればするほどたくさん受け取れるから、「長生きリスク(つまり想定より長く生きることで老後のお金が足りなくなるリスクのこと)」への備えとして優れているんだ。
2つの大きな違いを比べてみると
確定年金と終身年金の違いを整理するとこんな感じだよ。
- 受け取り期間:確定年金は「決めた期間まで」、終身年金は「一生涯」
- 死亡時の扱い:確定年金は「残りを遺族が受け取れる」、終身年金は「死んだら終わり(遺族への給付なし)」が基本
- 月々の受取額:同じ積立額なら、確定年金のほうが月々の額は多くなりやすい
- 長生きへの対応:確定年金は期間が終わるとゼロになるので、長生きへの備えとしては弱い
どちらが優れているというわけじゃない
確定年金と終身年金はどちらが優れているというわけじゃなくて、目的に合わせて使い分けるものだよ。短い期間でまとまったお金が必要なときは確定年金、とにかく長生きしても安心したいなら終身年金、という考え方が基本だ。実際には公的年金(終身)+個人の確定年金、という組み合わせで使っている人が多いよ。
確定年金のメリットとデメリット、正直に教えます
確定年金の3つのメリット
確定年金を選ぶと、こんなメリットがあるよ。
① 受け取り額がわかりやすい
いくらもらえるかが最初から決まっているので、老後の生活設計がしやすいよ。「毎月5万円は確定年金で入ってくる」ってわかっていれば、あといくら必要かが計算しやすいよね。
② 途中で亡くなっても無駄にならない
受け取り途中で亡くなっても残りは遺族が受け取れるから、「掛け捨て(つまり使わなかったら消えてしまうこと)」になりにくいよ。家族への安心感にもつながるよね。
③ 節税効果がある
個人年金保険として確定年金に加入した場合、払い込んだ保険料は「生命保険料控除(つまり払った保険料の一部が所得から差し引かれて税金が少なくなる制度のこと)」の対象になることが多いよ。毎年の確定申告や年末調整で節税できるんだ。
確定年金の2つのデメリット
もちろん良いことばかりじゃないので、デメリットも正直に話すよ。
① 期間が終わるとゼロになる
10年確定年金に入って75歳まで受け取り終わったとする。でも85歳まで生きたら、その10年間は確定年金からの収入がゼロになるよ。長生きするほど「損した感」が出てしまうのが弱点だ。
② インフレに弱い
「インフレ(つまりお金の価値が下がって物の値段が上がっていくこと)」が起きると、受け取る金額は変わらないのに買えるものが減ってしまうリスクがあるよ。今は月5万円で十分でも、20年後には5万円の価値が下がっている可能性があるんだ。
確定年金が向いている人・向いていない人
確定年金が特に向いている人はこんなタイプ
確定年金は、こんな状況や目的を持っている人に向いているよ。
- 公的年金が始まるまでのつなぎが欲しい人:たとえば60歳で退職して、公的年金が始まる65歳まで5年間の収入を補いたい場合に5年確定年金がぴったりだよ
- 遺族への保障も一緒にほしい人:受け取り中に亡くなっても残りが遺族に渡るので、家族がいる人は安心感があるよ
- 受け取り額を予測して計画を立てたい人:きっちり家計管理したい人には、受け取り額が決まっている確定年金は計画が立てやすいよ
- 節税しながら老後の準備をしたい人:保険料控除で税金を減らしながら積み立てができるよ
確定年金が向いていない人はこんなタイプ
一方で、こんな人には確定年金はあまり向いていないかもしれないよ。
- とにかく長生きへの不安を解消したい人:100歳まで生きても安心したいなら、終身年金を中心に考えたほうがいいよ
- インフレリスクをしっかりカバーしたい人:受け取り額が固定されているので、インフレへの対応力は低いよ。投資信託などと組み合わせるのがおすすめだよ
- まだ若くて何十年も先の話の人:若いうちは確定年金より積立投資などのほうが増える可能性が高いことも多いよ。老後10〜20年前から考え始めるのが一般的だよ
確定年金の選び方と注意点
保険会社によって条件はかなり違う
確定年金は保険会社が販売している個人年金保険の一種なので、どの保険会社に加入するかによって受け取り額や条件がかなり変わるよ。同じ保険料を払っても、A社とB社では10年後に受け取れる総額が数十万円変わることもあるんだ。
比べるときに注目すべきポイントはこの3つだよ。
- 返戻率(へんれいりつ):つまり払い込んだ保険料に対して、どれだけ受け取れるかの割合のこと。100%を超えていれば払った以上に受け取れるよ
- 受け取り開始年齢の選択肢:60歳・65歳など柔軟に選べるかどうか
- 死亡給付の条件:遺族への給付がどのように設定されているか
途中解約するとほぼ損になるから気をつけて
確定年金は長期の契約なので、途中で解約するとほとんどの場合、払い込んだ保険料よりも少ない金額しか戻ってこないよ。これを「解約返戻金(つまり途中解約したときに返ってくるお金のこと)が払込保険料を下回る」という状態だよ。
だから確定年金に加入するときは「本当に長期でコツコツ続けられるか」をよく考えてから決めることが大事だよ。毎月の保険料が家計を圧迫するようなら、無理して入らないほうがいいよ。
個人年金保険料控除を忘れずに活用しよう
確定年金を含む個人年金保険に加入すると、条件を満たせば「個人年金保険料控除(つまり払った保険料の一部を所得から引いてもらえる制度のこと)」が使えるよ。年間最大4万円(所得税)・2.8万円(住民税)の控除が受けられるんだ。
この控除を使うには保険会社から届く「生命保険料控除証明書」を年末調整または確定申告のときに提出すればOKだよ。忘れずに活用しよう。
