源泉徴収票って何?わかりやすく解説

給料明細を見ると「源泉徴収げんせんちょうしゅう税」って項目があって、毎月お金が引かれてるのに、また「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう」なんて書類をもらう。なんで2回も関係しているの?って思ったことはないかな。実は、会社が毎月勝手に税金を引いておいて、最後に「あ、計算間違ってた」って調整する仕組みなんだ。この記事を読めば、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうが何で、なぜ必要なのか、そして自分の人生の中でどんなときに出番があるのかが、スッキリわかるよ。

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうって何ですか?給料明細とは違うんですか?

いい質問だね。給料明細は「毎月、今月いくら給料をもらって、いくら税金が引かれたか」という毎月の記録。それに対して源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「1年間(1月~12月)を通して、合計でいくら給料をもらって、いくら税金が引かれたか」という1年分の集計表だと思えばいいよ。つまり、給料明細は毎月、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは年1回ってわけ。
なるほど。でも、給料から税金をいっぱい引いてるのに、なぜまた調整するんですか?

そこがポイント。会社は毎月「大体このくらい税金を引いときましょう」って目安で天引きしてるんだ。源泉徴収げんせんちょうしゅう(つまり、源でお金をもらう時点で徴収=税金を引くこと)ね。でも、年末になると「あ、実際には扶養家族が増えたから、もう少し税金を減らせるな」とか「医療費がいっぱいかかったから控除こうじょできるな」って、正確な金額が計算できるわけ。だからそれを調整して「多く引きすぎてた分を返す」とか「足りない分をもらう」ってやるんだよ。これが年末調整ねんまつちょうせい
源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうってどんなときに使うんですか?

一番よくあるのは、あたらしい仕事に転職するときだね。転職先の会社に「昨年はこんだけ稼いでたんで」って証明する書類として使う。あとは、銀行ローンを組むときに「安定した収入があります」って証明したり、確定申告かくていしんこく(つまり、税務署ぜいむしょに自分で直接税金を申告すること)をするときに使う。つまり給料の実績を証明する公式書類ってわけだ。
📝 3行でまとめると
  1. 源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう1年間の給料と、引かれた税金をまとめた書類。毎月の給料明細じゃなくて年1回もらう。
  2. 会社が毎月「大体この金額」で税金を天引き(源泉徴収げんせんちょうしゅう)して、年末に正確に計算し直す(年末調整ねんまつちょうせい)んだ。
  3. 転職のときとか、ローンを組むときとか、税務申告のときに「給料の実績」を証明する書類として必要になる。
あーそういうことか!毎月の給料明細とは別に、1年分を集計した書類が源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうなんだ。

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目次

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうとはどんな書類?

給料明細との違い

毎月の給料をもらうときに、会社から「給料明細」っていう紙をもらうと思う。それには「基本給がいくら、手当がいくら、そこから税金と保険料を引いて、実際の手取りはいくら」って書いてある。これは「今月のあなたの給料の内訳」だね。

それに対して、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「去年1年間(1月1日~12月31日)を通して、全部で給料がいくら出て、全部で税金がいくら引かれたか」っていう1年分のまとめ表。つまり、給料明細が「月単位」なら、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「年単位」の記録ってわけ。想像してみれば、学校の通知表も毎月のテスト結果(給料明細)があって、学期末に「全教科を合わせた成績」(源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう)が出るのと一緒だよ。

源泉徴収げんせんちょうしゅう」って何か

源泉徴収げんせんちょうしゅう」って言葉は難しく聞こえるけど、簡単に言うと「給料をもらう時点で、最初から税金を引いちゃう」っていう仕組みのこと。もし税金を引かずに給料をまるまるもらったら、あとで「来月までに税金を払ってね」って言われても、誰が払うのかわかんなくなっちゃう。だから会社が先に「これくらい税金ですね」って天引きしておくんだ。

例えば、友だちと一緒にお小遣いをもらって、その中から「来月までに500円寄付してね」って言われたとき、先にお小遣いから500円を取っておく──それが源泉徴収げんせんちょうしゅう。そうすることで「あ、ちゃんと払った」って確認できるし、誰かが「払ってない」ってトラブルになりにくいわけ。税金も同じで、会社が先に引いておくことで「確実に納めさせる」っていう仕組みなんだ。

💡 ポイント
源泉徴収げんせんちょうしゅうは「あとで取りっぱぐれないように、先に引いちゃう」っていう税務署ぜいむしょのお約束。

なぜ源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうが必要なのか

年末調整ねんまつちょうせいで引きすぎた税金を戻すため

会社が毎月の給料から引く税金って、実は「だいたいの目安」で計算されてるんだ。例えば、独身で一人暮らしなら、毎月だいたい3,000円くらい引くぞ、みたいな感じ。だけど、実際に調べてみると「あ、医療費がいっぱいかかったから、その分税金を減らせる」とか「両親と同居してるから扶養控除ふようこうじょ(つまり、扶養家族がいると税金から引いてくれる金額のこと)が使える」とか、いろいろ理由があって「実は正しい税金はもっと安いんだ」ってことが起こるんだよ。

そこで12月とか1月に「年末調整ねんまつちょうせい」っていう計算をやり直す。毎月引き過ぎてた分を「あ、ごめんね、返すね」って戻してくれるわけ。逆に「あ、引き不足だった」ってことになれば「来月の給料から追加で引きますね」ってなる。このとき、1年間の給料がいくらで、いくら引かれたのかを一覧で見せるのが、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうなんだ。

転職するときの「給料の実績」を証明する

あたらしい会社に転職することになったら、採用してくれた会社は「この人、本当に前の会社でこんだけ給料もらってたんだろうか」って確認したいわけ。給料について嘘をついてる人もいるかもしれないからね。そこで「去年の源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを持ってきてください」って言われる。源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうには「○○株式会社から△△円の給料をもらってた」って書いてあるので、これが公式な証明書になるんだ。

銀行のローン審査のときも同じ。「毎月安定した給料をもらってますか」「はい、去年はこれだけ」って証明するのに使う。つまり、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「あなたの給料が本当」ってことを証明する、公式な書類なんだよ。

💡 ポイント
源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうがあれば「あの人、ホントにその給料もらってたんだ」って第三者に証明できるってわけ。

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうに書かれている項目の意味

支払い金額と給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを見ると、一番大きく書いてあるのが「支払い金額」。これはもう簡単だね。去年1年間で、会社からもらった給料の合計額。1,000万円の人もいれば、150万円の人もいる。ただ、ここに書いてあるのは「税金を引く前の金額」だから、実際に銀行口座に入ってきた額とは違う。

その下に「給与所得きゅうよしょとく控除こうじょ」っていう項目がある。これは「給料をもらう人は、みんなある程度の経費(つまり、働くためにかかった費用)があるはずでしょ」ってことで、自動的に差し引かれる金額。例えば、会社に行くための交通費とか、仕事着の洗濯代とか、そういう目に見えない費用があるからね。それを先に控除こうじょ(つまり引く)して「課税対象金額」を計算するわけ。

源泉徴収げんせんちょうしゅう税額

源泉徴収げんせんちょうしゅう税額」は「この1年間で、毎月の給料から引かれた税金の合計」。もし月3,000円ずつ引かれてたら、12ヶ月で36,000円。これが1年の源泉徴収げんせんちょうしゅう税額になる。年末調整ねんまつちょうせいの時点で「実は正しい税金は34,000円だった」ってなれば、2,000円が戻ってくるってわけ。

この金額を見ることで「あ、俺のこの1年間の給料から、合計これだけ税金が引かれてたんだ」って、初めて実感できる。毎月給料明細を見ても「あ、3,000円引かれてた」くらいの感覚だけど、1年分を見ると「あ、3万6千円も引かれてたのか……」ってなったりするんだ。

社会保険料しゃかいほけんりょう控除こうじょ

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうには、他にも「健康保険料けんこうほけんりょう」「厚生年金保険料こうせいねんきんほけんりょう」「雇用保険こようほけん料」みたいな社会保険料しゃかいほけんりょうも書いてある。これらは「税金」ではなく「保険料」だけど、やっぱり給料から引かれてるお金だから、記録されるんだ。

あと「配偶者控除はいぐうしゃこうじょ」「扶養控除ふようこうじょ」「基礎控除きそこうじょ」みたいな控除こうじょがあれば、それも全部書いてある。例えば「子ども2人います」なら「扶養控除ふようこうじょ 1,000,000円」みたいに書かれる。これは「その金額分、税金を計算するときに引いていいですよ」ってルールになってるからね。

💡 ポイント
源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「あなたの1年分の給料」と「そこから引かれた税金と保険料」と「使える控除こうじょ」がぜんぶ書いてある説明書だと思えばいい。

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうをもらうタイミングと使い方

いつもらえるのか

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは、ふつう「1月の中旬~下旬」にもらう。会社が前の年の給料をまとめて、税理士さんや経理の人と一緒に「この人はいくら引きすぎてた」「この人は足りてなかった」ってチェックしてから、社員に配るからね。だから12月中にはもらえない。年が明けて、やっと「去年分の確定書」として渡される。

もし転職した場合は、前の会社を辞めたときに「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを用意してください」って言われれば、数日~1週間以内にもらえる。法律でも「退職した従業員が求めたら、遅滞なく源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを交付しなければならない」って決まってるんだ。

転職のときの使い方

新しい会社に入るときは、入社手続きの書類の中に「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを持ってきてください」って指示があることが多い。そうすることで、新しい会社が「この人は前の会社でいくら給料もらってたから、今年はどのくらい税金を引けばいいか」って参考にできるわけ。

前の会社で「すでに税金をいっぱい払ってた」とわかれば、新しい会社では「年末調整ねんまつちょうせいのときに戻す額が増えるかもね」って予測できる。つまり、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは、引き継ぎの証拠書類みたいな役割もしてるんだよ。

確定申告かくていしんこくのときの使い方

個人事業主こじんじぎょうぬしとか、給料以外に副業ふくぎょう収入がある人は「確定申告かくていしんこく」っていう手続きをしなきゃいけない。これは「去年1年間、全部でいくら稼いで、いくら税金を納めるべきか」を税務署ぜいむしょに申告する手続き。そのときに「給料の部分はこの源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうに書いてる通りです」って証明するために、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを一緒に提出するんだ。

例えば、会社員だけど、アフィリエイトブログでも稼いでるとしよう。会社からもらった給料は源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうで証明して、ブログの収入は自分で計算して、「合計でこれだけ稼ぎました」って申告する。そのとき源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうがないと「この給料の部分、本当ですか?」って疑われちゃう可能性があるってわけ。

💡 ポイント
転職、ローン審査、確定申告かくていしんこく──どれでも「給料の実績を証明する」ときに源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうが活躍する。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを失くしたら、給料がもらえなくなるの?」
→ 違う。源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを失くしても、給料がなくなったり、年末調整ねんまつちょうせいが受けられなくなったりはしない。ただし、転職するときや確定申告かくていしんこくするときに「あ、あの書類いるんだった……」ってなって大変になるだけ。失くしたら会社に「再発行してください」って言えば、もう一度くれる。
⭕ 「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを失くしても、やることはやらないといけない。必要になったら会社に申し出て再発行してもらおう。」
→ 正解。源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうはあくまで「証明書」だから、失くしても給料や手続きは進む。でも「本当にあの給料もらってた」って証明できなくなっちゃうから、再発行をお願いしよう。会社は法律で「再発行しなきゃいけない」って決まってるしね。
❌ 「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうに書いてある『支払い金額』がそのまま手取り給料」
→ 違う。支払い金額は「税金とか保険料を引く前の金額」。そこから健康保険料けんこうほけんりょう厚生年金保険料こうせいねんきんほけんりょう、税金などが引かれた後が「手取り」になる。だから支払い金額のほうがずっと大きい。
⭕ 「支払い金額から『源泉徴収げんせんちょうしゅう税額』『社会保険料しゃかいほけんりょう』などをぜんぶ引いた金額が、実際の手取り」
→ 正解。給料明細の「手取り」欄と源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうの支払い金額を見比べれば「あ、1年間でこんだけ引かれてたんだ」って実感できる。
❌ 「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは、毎月もらうもの」
→ 違う。毎月もらうのは「給料明細」。源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「1年分をまとめた書類」だから、1年に1回だけ。だいたい1月にもらう。
⭕ 「給料明細は毎月、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは1年に1回(1月)」
→ 正解。毎月の細かい内訳が給料明細で、1年分のまとめが源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう。タイミングが全然違う書類ってわけ。

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを失くしたり、もらえないときは

再発行してもらう方法

源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを失くしちゃった場合は、会社の「経理」「総務」「人事」部門に「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを再発行してください」って言えばいい。たいてい1週間以内、場合によっては数日で用意してくれる。会社は「給与を支払った日から1年間、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを保管して、社員が求めたらすぐに交付しなければならない」って法律で決まってるからね。

デジタルで「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうの確認」ができる会社もある。最近は人事システムにアクセスして、PDFでダウンロードできる企業も増えてきた。まず会社のシステムを確認して、なければ「紙で再発行してください」って依頼すればOK。

会社をやめたあとに必要になった場合

もう会社を辞めちゃったあとに「あ、源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうがいる」ってなることもあるよね。転職先の会社で提出を求められたり、確定申告かくていしんこくのときに必要になったり。その場合でも、前の会社に「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを再発行してもらえますか」って連絡すれば、ほぼ確実に対応してくれる。会社にしてみたら「社員を辞めさせた後も、1年間は源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを保管しておく義務がある」んだからね。

タイミングが経つと「え、去年の源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう?ちょっと待ってください……」って探すのに時間がかかることもあるけど、法律的には対応する義務があるから、気軽に頼んで大丈夫。実務的には経理の人が過去のファイルから探してくれて、スキャンして送ってくれたり、郵送してくれたりするよ。

起業して自営業になった場合

フリーランスとか個人事業主こじんじぎょうぬしになると、もう会社からの給料がないから「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょう」はもらわない。代わりに「確定申告かくていしんこく」っていう自分で税金を計算して申告する手続きをやることになる。ただし、仕事をしてる中で「この人に報酬を払ったら、その分の『支払調書』(つまり報酬を払った側が発行する、収入を証明する書類)」っていう書類をもらうことがある。これは源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうみたいな証明書の一種だね。

また、自営業でも「給料を払う社員」を雇えば、その社員に対しては源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを発行する側になる。つまり、個人事業主こじんじぎょうぬしの人にとっては「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうをもらう人」から「源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうを発行する人」への立場が変わるわけ。

💡 ポイント
源泉徴収票げんせんちょうしゅうひょうは「給料をもらう人が、必ず持ってるべき書類」。失くしても再発行できるから、心配いらない。
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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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