フリマアプリで服を売ろうとしたら「このくらいの値段で売れよ」って値切られたことある?それか、あなたの親が会社で「もっと安くしてよ、うちは〇〇社からもっと安く買ってるし」って言われたことはない?その言い方、もしかしたら「買いたたき」かもしれないよ。買いたたきってなんか難しい言葉に聞こえるけど、要するに「ずるい値切り方」のことなんだ。この記事を読めば、買いたたきがどんなもので、なぜダメなのかがスッキリわかるよ。
- 買いたたきは 相手に無理やり安い価格を受け入れさせること。単なる値引き交渉とは違う
- 立場の強い方が弱い方に対して、「これ以上は赤字になる」という事情を無視して値段を下げさせる
- ビジネスの世界では違法や不公正な取引慣行とされているから、やったら危ないんだ
もうちょっと詳しく
買いたたきが起こるのは、ほとんどの場合「力の差」があるからなんだ。大きな会社が小さな会社に商品を納めてもらう場合、もし「あ、でもうちは他の会社からもっと安く仕入れられるから」って言ったら、小さな会社は困っちゃう。失注したら経営危機だから、赤字になるような安い値段でも受け入れるしかない。これが買いたたきの仕組みだよ。問題は、売り手が本当は「これ以上は無理」って思ってるのに、無理やり飲まされちゃうところなんだ。正当な値引き交渉なら「両者が納得できる値段」を一緒に探すんだけど、買いたたきは「買い手が一方的に決めた価格」を強制するから、売り手がずっと損をし続けることになるんだよ。
買いたたきは「自分たちに都合のいい値段を相手に無理やり飲ませる」ビジネスのやり方。どっちかが納得してないのが特徴だよ
⚠️ よくある勘違い
→ これは違うんだ。正当な値引き交渉は双方が納得して初めて成立する。もし「100円です」って言われて「50円にして」と言って、相手が「わかりました」って言ったら、それは交渉であって買いたたきじゃないんだよ。
→ ここが重要。売り手が「これが最低価格です。これ以下だと経営が成り立ちません」って言ってるのに、買い手が「それでも、うちはこの値段でしか買わない。嫌なら取引やめよう」って脅すような形で無理やり安くさせるのが買いたたきなんだ。
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買いたたきが起きるのはなぜ?
買い手と売り手の「力関係」の問題
買いたたきが起こる一番の理由は、買う側と売る側に「力の差」があるからなんだ。でかい会社は、たくさんの小さな会社に商品を作ってもらったり、商品を仕入れたりしてる。そんなときに、買う側の会社が「じゃあ、他の会社から仕入れます」って言ったら、売る側の小さな会社は「えっ、待ってください!」って焦っちゃうよね。その焦りが「買いたたき」の隙をつくんだ。
実は、世の中のビジネスって、こういう力関係で成り立ってることが多いんだよ。お店だって、メーカーから商品を仕入れるときに「このくらいの値段じゃないと売れません」って言える立場にある。でも、新しいメーカーとか弱い立場のメーカーだと「とりあえず、買ってくれるだけでありがたい」って思っちゃう。そこにつけこむのが買いたたきなんだ。
家族で例えると、すごく欲しいゲーム機があるのに、親に「でも他の店では〇〇円で売ってるし」って言われたら、欲しい気持ちが強いほど「うーん、そっか」って買ってもらうのを諦めちゃうみたいな感じだよ。でもそれでも親が「どうしても〇〇円じゃないと買わない」って言ったら、それってちょっと不公正だと思わない?買いたたきも、それに近い不公正なんだ。
「安く仕入れたい」という買い手の心理
買う側の会社も、悪いと思ってやってるわけじゃないかもしれないんだ。だって、会社は利益を出さないといけないでしょ?だから「できるだけ安く仕入れられたら、その分、利益が増える」って考えちゃうんだよ。特に、景気が悪い時代とか、競争が激しい業界では「少しでも安く仕入れたい」って気持ちが強くなっちゃう。
その気持ちはわかるんだけど、「安くしたい」という目的のために「相手の経営状況を無視して、無理やり安くさせる」ってやり方は、買いたたきになっちゃうんだ。つまり、「自分たちの利益を優先するために、相手の事業を危険にさらす」ってことになっちゃうんだよ。これは公正な取引じゃなくて、一方的な搾取になっちゃうってわけだ。
買いたたきが起こりやすい業界・職業は?
製造業や流通業でよく起きる
買いたたきが一番起きやすいのは、製造業や流通業なんだ。例えば、洋服を作ってる工場と、その洋服を売るお店の関係だよ。お店の方が力が強いことが多いから、「このくらいの値段で納めて」って言ったら、工場は断りにくいんだ。他にお客さんがいなかったら特にね。
外食業界もそう。大きなチェーン店が農家から野菜を仕入れるときに「〇〇円以下じゃないと買わない」って言ったら、その農家は困っちゃう。他の買い手がいなかったら、赤字になってでも売るしかないんだよ。これも買いたたきなんだ。
フリーランスや個人事業主が狙われやすい
あと、フリーランスとか個人事業主も買いたたきの被害を受けやすいんだ。例えば、イラストレーターとか、プログラマーとか、文章を書く人とか、そういう人たちだよ。大きな企業から「このイラスト、〇〇円で描いてよ」って言われたら、フリーランスの人は「仕事をもらえるだけありがたい」って思いがちなんだ。でも実は、その〇〇円が市場価格より圧倒的に安かったりするんだよ。
なぜかというと、フリーランスは組織に守られてない個人だから、「嫌ならいいです」って言いにくいんだ。一つの案件がなくなると収入が途絶えちゃうから、割に合わない値段でも受け入れざるを得ないんだよ。そこにつけこむのが買いたたきなんだ。
買いたたきの何が問題なのか?
売り手の経営が危なくなる
買いたたきの一番大きな問題は、売り手の経営を危機に陥れるってことなんだ。例えば、弁当屋さんが「1個200円以下で仕入れないとうちは買わない」って言われたら、弁当屋の仕入れ先は困っちゃう。本当は300円必要だったとしても、200円で仕入れなきゃいけなくなるんだよ。そうすると、その仕入れ先の利益がなくなっちゃって、経営が危ない状態になってく。
これが続くと、仕入れ先は労働者の給料を下げたり、人を減らしたり、品質を落としたり、って悪いことが起こっちゃうんだ。最終的には、その会社が倒産しちゃう可能性だってあるんだよ。買いたたきをした買い手は「安く仕入れられてラッキー」って思ってるかもしれないけど、長期的には、自分たちの取引先がなくなっちゃう危険性があるんだ。
品質が落ちる可能性がある
買いたたきされた売り手は、利益がないから、できるだけ原価を下げようとしちゃうんだ。そうすると、材料の質を落としたり、作業時間を短縮したり、人員を減らしたりして、コストを削るんだよ。その結果、作られる商品の品質が落ちちゃうってことが起こるんだ。
例えば、洋服の工場が「この値段でしか納められない」って言われたから、安い材料を使ったり、雑な仕上げにしちゃったりしたら、その洋服を買ったお客さんが「あれ、品質悪くない?」ってガッカリしちゃう。結果的に、買いたたきをした大手企業のイメージまで悪くなっちゃうんだ。
社会全体の不公正を生み出す
買いたたきが蔓延すると、社会全体に「力がある方が勝つ」っていう不公正な文化が広がっちゃうんだ。中小企業の経営者とか、フリーランスの人とか、立場が弱い人たちが、ずっと不当な扱いを受けるようになっちゃう。そんな社会って、働く人もお客さんも幸せじゃないよね。
だから、政府も「買いたたきは悪いこと」って法律で禁止してるんだ。つまり、買いたたきは単なる「悪い商売」じゃなくて、法律違反になっちゃう可能性もあるんだよ。
買いたたきは法律で禁止されてるの?
「下請け代金支払遅延等防止法」で規制されている
日本には「下請け代金支払遅延等防止法」(略して「下請け法」) という法律があるんだ。これは「大きな会社が小さな会社をいじめないようにしましょう」っていう法律なんだよ。つまり、買いたたきも、この法律で禁止されてる行為の一つなんだ。
この法律によると、買う側の会社が売る側の会社に対して「不当に低い代金を一方的に決める」ってことはダメなんだ。もし会社がこれを破ったら、公正取引委員会(つまり、ビジネスのルールを守らせる政府の部門) から指導を受けたり、新聞に名前を出されたり、っていう罰を受けちゃうんだよ。
「独占禁止法」でも引っかかる可能性がある
買いたたきは、もう一つ「独占禁止法」(どくせんきんしほう) という別の法律でも禁止されてるんだ。この法律は「大きな力を持つ会社が、その力を悪く使って、市場を独占するのを防ぐ」ための法律なんだよ。
買いたたきは「自分たちの立場を使って、相手に不公正な条件を強制する」という行為だから、この法律にもひっかかっちゃうんだ。
こういう法律があるのはなぜ?
こういう法律ができたのは、昔々から買いたたきが社会問題になってたからなんだ。力のある大きな会社が力のない小さな会社をいじめて、その結果、経済全体がうまく回らなくなっちゃうってことが起きたんだよ。だから「こんなことをやったら、会社は罰せられます」っていう法律で、買いたたきを禁止するようにしたんだ。
ただし、法律で禁止されてても、実際には買いたたきが起きてることがあるんだ。特に、大きな会社と取引関係にある小さな会社とか、声を上げにくい立場の人たちが、買いたたきの被害を受けてることがあるんだよ。だから、法律があるだけじゃなくて、社会全体が「これは不公正だ」って認識することが大事なんだ。
買いたたきを受けたらどうすればいい?
まずは記録を残す
もし「これって買いたたきじゃないかな」って思ったら、まずは記録を残すことが大事なんだ。いつ、誰が、どんな内容で値段を下げさせようとしたのか、っていう記録をメールとか、メモとか、録音とかで残しておくんだよ。これがあると、後で「これは不公正な取引だ」って証明しやすくなるんだ。
相談できる窓口に連絡する
もし買いたたきを受けてると思ったら、一人で抱え込まずに、相談できるところに連絡するんだ。例えば、全国にある「商工会議所」(しょうこうかいぎしょ) とか「中小企業相談所」とか、そういう組織があるんだよ。あと、「公正取引委員会」に相談することもできるんだ。これらは無料で相談に乗ってくれるから、気軽に連絡していいんだ。
弁護士に相談することもできる
もし本格的に対抗したいなら、弁護士さんに相談することもできるんだ。「この値段って不公正じゃないかな」って思ったら、弁護士さんは法律の面からアドバイスをくれるんだよ。そして、もし相手と話し合うとなったら、弁護士さんが代わりに交渉してくれることもあるんだ。
一番大事なのは「嫌ですって言う勇気」
ただね、一番大事なのは、買いたたきを受けてる段階で「これは嫌です」って言える関係を作ることなんだ。立場が弱くても「これ以上は赤字になるので無理です」「品質が落ちるので困ります」っていう意見を言う勇気が大事なんだよ。もちろん、相手が聞いてくれないこともあるだろうけど、最初から「仕方ないか」って思ってたら、相手も「この会社は何を言っても大丈夫」って思っちゃうんだ。
大事なのは「これは不公正な扱いだ」って、心のどこかで自分たちが認識することなんだ。そして、できる範囲で「これは困ります」って伝えることなんだよ。
