育休は男性も取れないケースがある?取れない理由と対処法を解説

「育休取りたいって言ったら、うちの会社では難しいと言われた」「言い出せる雰囲気じゃない」。そんな悩みを抱えてる男性は今もかなり多い。法律では取れるはずなのに、なぜ取れないのか。どう動けばいいのか、整理するよ。

育休って男性も取れるって聞いたけど、会社から「うちは難しい」って言われた。これって違法じゃないの?

育児・介護休業法という法律で、男性も育休を取る権利は認められてる。会社が「うちは無理」と言って拒否するのは、基本的に法律違反になる可能性がある。
じゃあなんで取れないって言われるの?

「職場の雰囲気」「前例がない」「人手不足」を理由に断られるケースが多い。法律上は取れるのに、心理的プレッシャーで取れない状態になってるのが実態。これは「パタニティハラスメント(パタハラ)」にあたる場合もある。
取れない例外ってあるの?

ある。入社1年未満の場合は会社が育休を拒否できる就業規則を設けている場合がある。あと有期雇用(契約社員など)で一定の条件を満たさない場合も取れないことがある。
📝 3行でまとめると
  1. 男性の育休は法律(育児・介護休業法)で認められた権利、正当な理由なく拒否は法律違反になりうる
  2. 例外として入社1年未満・有期雇用の条件未達などは拒否できる場合がある
  3. 「言いにくい」場合は具体的な言い方・相談窓口・法的手段を知っておくと動きやすくなる
目次

もうちょっと詳しく

今の社会状況

男性育休の取得率は年々上がっている。厚生労働省の調査では2023年度の男性育休取得率は30.1%(過去最高)。数年前まで10%以下だったことを考えると大きく変わってきた。

2023年4月からは従業員1,000人超の企業は男性育休取得率を公表する義務が生じた。企業側にも「取らせないといけない」プレッシャーがかかってる状況。

2022年の法改正で「産後パパ育休(出生時育児休業)」が新設。子どもが生まれてから8週間以内に最大4週間、2回に分けて取れるようになった。より柔軟に取りやすくなっている。

📌 2023年度の男性育休取得率は30.1%(過去最高)。社会は確実に変わってる。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「男性は育休を取る権利がない」
→ 法律で明確に権利として認められている
⭕ 男性も育休を取る権利がある
→ 会社が「ダメ」と言えるのは限られたケースのみ
なるほど〜、あーそういうことか!

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男性が育休を取れない主なケース

法律上、会社が育休申請を拒否できるのは限られたケースだけ。

  • 入社1年未満:就業規則で「勤続1年未満は対象外」と定めている会社は申請を断れる
  • 有期雇用で条件を満たしていない:契約社員・派遣社員などで育休取得の要件を満たしていない場合
  • 労使協定で除外されている:週2日以下しか働いていない人などを対象外にする協定がある場合

上記に当てはまらないのに拒否されている場合は、違法の可能性がある。

会社への言い方・伝え方

「言いにくい」気持ちは当然だけど、伝え方を工夫することで動きやすくなることがある。

伝えるタイミング

できれば出産予定日の2〜3ヶ月前に伝えるのがベスト。早めに伝えることで会社側も引き継ぎを準備する時間ができるし、「突然言われた」と思われにくい。

具体的な言い方の例

「育休を取りたい」という直球より、会社が動きやすい言い方を心がけると効果的。

  • 「〇月〇日から〇ヶ月間、育休を取得したいと考えています。引き継ぎについてはXさんにお願いする予定で、〇月〇日までに準備を終えます」
  • 「産後パパ育休制度を使って、生後2週間だけ取りたいと思っています」(短期間から提案する)
  • 「法律で認められた権利として申請します」(最終手段だが、意思を明確にする)

メールや書面で残すのがポイント。口頭だけだと「言った・言わない」になりやすい。

断られたらどうする?パタハラへの対処

育休申請を理由に嫌がらせを受けたり、「取るなら辞めろ」と言われたりするのはパタニティハラスメント(パタハラ)と呼ばれ、違法行為にあたる可能性がある。

  • 社内の人事・ダイバーシティ担当に相談:上司を飛ばして動けることがある
  • 都道府県労働局・ハローワーク:「育児・介護休業法に関する相談」として無料相談できる
  • 労働基準監督署:明らかな違法行為があれば申告できる
  • 弁護士・ユニオン(労働組合):交渉が必要な場合の相談窓口

「相談したら会社に知られるんじゃないか」と心配なら、まず匿名で労働局に電話相談するのが一番ハードルが低い。

育休中のお金はどうなる?

  • 育休開始から180日間:休業前の賃金の67%が雇用保険から支給
  • 181日目以降:休業前の賃金の50%
  • 社会保険料(健康保険・厚生年金)は育休中に免除

手取り換算だと給与の8割程度が残るケースが多い(社保免除の効果があるため)。「育休を取ると収入ゼロ」というのは誤解。

産後パパ育休(2022年新設)の使い方

「長期は無理でも短期間なら…」という場合に使いやすいのが産後パパ育休。

  • 取得可能期間:子の生後8週間以内
  • 取れる日数:最大4週間(28日)
  • 分割:2回に分けて取ることができる
  • 就業:休業中に一部就業することも可能(労使合意が必要)

まず2週間だけ取ってみる、という使い方もできる。「育休」と聞くと数ヶ月のイメージがあるけど、短期間から始める選択肢もあるよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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