普通徴収って何?わかりやすく解説

給料をもらってる人のなかには「税金って給料から引かれているから、自分では何もしなくてもいいんだ」と思ってる人いるよね。でも実は、人によって税金の払い方が違うんだ。会社員だから全員同じ方法ってわけじゃないし、フリーランスになったり転職したりすると、急に「普通徴収」という納め方に切り替わることもあるんだよ。「え、なにそれ?」って感じだったら、この記事を読めば「あーそういうことか」ってなるよ。

先生、「普通徴収」って何ですか?給料から引かれるやつとは違うんですか?

いい質問だね。給料から引かれるのを「特別徴収」っていうんだけど、普通徴収はその反対で、「自分で税務署ぜいむしょに納める」という意味だよ。つまり、会社が代わりに引いてくれるんじゃなくて、自分で手続きして自分で納めるわけ。
え、自分で納めるんですか?給料から引かれる方が楽じゃないですか?なぜ自分で納める人がいるんですか?

そうだね、楽なのは特別徴収。でも、フリーランスや自営業の人は、毎月の給料がはっきり決まってないから、会社が代わりに引く仕組みが使えないんだ。だから「普通徴収」で、自分で納める方法を使うんだよ。
なるほど。では普通徴収で納める時は、いつ、どこに、どうやって納めるんですか?

税務署ぜいむしょから納付書が届くんだ。それに書かれた納期は大体年4回。「1期」「2期」「3期」「4期」に分けて、各期ごとに指定された日までに銀行やコンビニで払う。払う時は銀行で直接振込むか、クレジットカードを使ったり、スマホアプリで払ったりすることもできるよ。
📝 3行でまとめると
  1. 普通徴収は、会社が代わりに税金を引かない代わりに、自分で税務署ぜいむしょに納めるという方法だよ
  2. フリーランスや自営業の人、転職して給料が決まらない人が使う徴収方法なんだ
  3. 税務署ぜいむしょから届く納付書を使って、年4回に分けて、銀行やコンビニで納めることになるよ
目次

もうちょっと詳しく

税金ってどうしても難しく聞こえるけど、簡単に言うと「みんなで社会を支えるためのお金を出し合う制度」なんだ。その出し方が2通りあるってわけ。会社員が給料から「源泉徴収げんせんちょうしゅう」(つまり、会社が給料の中から先に税金を引いておくこと)されているのと、自分で納める普通徴収は、どちらも最終的には同じだけの税金を納めてるんだよ。違うのは「誰が手続きするか」ってだけ。会社がやってくれるか、自分でやるか。だから「普通徴収=ずるい」とか「不正」ってわけじゃなくて、フリーランスや自営業者には必要な制度なんだ。

💡 ポイント
普通徴収は「悪いもの」じゃなくて、自営業者向けの正式な納め方だよ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「普通徴収=税金をごまかしてる」
→ 違うんだ。税務署ぜいむしょから納付書が届いて、期限までに納めるから、ちゃんとした公式な方法だよ。むしろ透明性があるくらい。
⭕ 「普通徴収=フリーランスや自営業者が使う、公式な納め方」
税務署ぜいむしょから届く納付書に従って、期限までに納めれば大丈夫。ちゃんとした制度なんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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普通徴収ってどんなシステム?

普通徴収は、「自分で税金を納めるっていう税金の払い方」のことだよ。イメージとしては、お小遣いをもらってる子どもが、おやつを買うお金は自分で用意するのと一緒だね。お母さんが「これはお小遣いから出してね」って言うのが普通徴収で、「おやつはお母さんが買ってあげるね」っていうのが特別徴収(給料から引かれる方)ってわけ。

税金ってのは、簡単に言うと「社会全体を支えるためのお金」なんだ。道路を作ったり、学校を建てたり、警察や消防隊を置いたり、いろいろなことにお金がかかるでしょ?それを国民みんなで出し合うわけ。その出し方が「給料から引かれる方法」と「自分で納める方法」の2つに分かれてるんだよ。

普通徴収が使われるのは、主に以下のような人たちだ:

・フリーランス(つまり、会社に雇われずに自分で仕事をしてる人)

・自営業者(お店を経営してる人とか)

・会社員だけど、給料以外に副業ふくぎょうの収入がある人

・会社を辞めて、転職するまでの期間がある人

これらの人たちは「毎月いくらの給料」が決まってないんだ。フリーランスだったら、ある月は100万円稼いで、別の月は30万円かもしれない。そういう場合、会社が代わりに税金を引く仕組みが使えないわけ。だから「あなたが自分で計算して、期限までに納めてね」っていうやり方が普通徴収なんだよ。

税金の計算は複雑だから「難しい」「めんどくさい」って感じるかもね。でも、税務署ぜいむしょが「納付書」っていう、「いつまでに、いくら納めてね」っていうお手紙を送ってくれるから、それに従えば大丈夫。銀行とかコンビニで払うだけだからさ。

特別徴収との大きな違い

特別徴収(給料から引かれる方法)と普通徴収(自分で納める方法)を比べると、こんな感じだ:

特別徴収の場合、毎月給料日に、会社が勝手に税金を引いてくれる。例えば、月の給料が30万円だったら、会社が「税金は3万円ね」とかいって、手取りを27万円にして振り込んでくれるわけ。働いてる人は何もしなくていい。給料明細を見て「あ、税金が引かれてるんだな」ってくらい。

一方、普通徴収の場合は、自分で納める義務がある。税務署ぜいむしょから「あなたの税金は年間で12万円です。4回に分けて納めてください。第1期は3月末までに3万円、第2期は6月末までに3万円…」みたいな通知が来るんだ。そしたら、自分でスケジュールを管理して、期限までに銀行なりコンビニなりで払わないといけない。

「えっ、面倒だ」って思うかもね。でも、フリーランスとか自営業の人は、給料が毎月決まってないから、この方法しかないんだよ。

納める額はどうやって決まるの?

普通徴収で納める税金の額は、税務署ぜいむしょが計算してくれるんだ。「あなたの去年の収入から考えると、今年はこのくらい納めてね」っていう計算をやってくれて、納付書に書いて送ってくれる。だから、自分で難しい計算をする必要はない。

ただし「去年より今年は収入が増えた」とか「逆に減った」とかいう場合は、役所に「予定納税申請」(つまり、「来年はこのくらいの収入を予定してます」という申し込み)をすると、納める額を調整してもらえるんだ。

普通徴収が使われるのはどんな時?

普通徴収が使われるケースは、基本的には「給料が毎月決まってない人」だね。具体的に見ていこう。

フリーランスや自営業者

これが一番わかりやすいケースだ。フリーランスってのは、会社に雇われないで、案件ごとに仕事を受けてる人のこと。イラストレーター、ライター、プログラマー、デザイナー、コンサルタント、いろいろな職種がいる。毎月の収入が不安定だから、会社が「毎月この額を引く」っていう計算ができないわけ。

自営業者(お店を経営してる人)も一緒。飲食店のお店を持ってても、ある月は売上が良くて、別の月は悪いかもしれない。そういう人たちは、毎年1回、決算で去年1年間の売上と利益を計算して、その利益に応じた税金を納めるんだ。

会社員だけど副業ふくぎょうがある人

これも増えてきてるケースだね。メインの仕事は会社員で、給料から税金が引かれてるんだけど、副業ふくぎょうで別の収入(例えばブログの広告収入とか、メルカリで物を売った収入とか)がある人。その副業ふくぎょうの分の税金は、会社が引いてくれないから、自分で納めないといけないんだよ。

転職時のつなぎの期間

会社を辞めて、新しい会社に転職するまでの期間、給料をもらってない時期もあるよね。その間は「誰が給料から税金を引くの?」って問題が出てくる。そういう時は、前の会社の給料に応じた税金を「普通徴収で納める」っていうことになるんだ。

定年退職後の年金生活者

年金をもらってる人のなかでも、年金の額が少ないと、年金から税金を引かない場合がある。そういう時は普通徴収で納めるんだ。

普通徴収の流れ:税務署ぜいむしょからの通知から納付まで

普通徴収を使う場合、実際にどういう流れで進むのか、見てみようか。

第1段階:税務署ぜいむしょから納付書が届く

毎年、大体5月とか6月に、税務署ぜいむしょから「あなたの納付書」っていう書類が届くんだ。これには「あなたが今年納める税金はいくら」「それを4回に分けて納めてね」「第1期はいつまでに、第2期はいつまでに…」っていうのが全部書いてある。

納付書は4枚セットになってることが多いんだ。「第1期」「第2期」「第3期」「第4期」の4枚。それぞれに「いくら」「いつまでに」って書いてある。

第2段階:納期を確認して、スケジュール管理する

納付書が届いたら、「あ、今年はこのくらい納めるんだ」ってことを認識するわけね。大事なのが「期限を忘れない」ってことだ。

給料から引かれる人は、会社が自動で引いてくれるから「うっかり忘れた」ってことがない。でも普通徴収は「自分で納める」わけだから、期限を過ぎて「あ、忘れてた!」ってことも起こりうるんだ。だから、納付書が届いたら、スケジュール帳とかスマホのリマインダーに入れときましょう。「あ、今週末が納期だ」ってわかるようにね。

第3段階:銀行とかコンビニで納める

期限までに、納付書を持って銀行へ行くか、コンビニへ行って「税金を納めたいんです」って言うんだ。コンビニの場合、レジの人に「住民税じゅうみんぜいです」って言って、納付書を渡す。そしたら、バーコードを読み込んで、金額を確認して、現金で払う。それで終わり。領収書りょうしゅうしょをもらって、帰る。

昔は銀行とかコンビニ現地に行くしかなかったけど、最近ではインターネットバンキング(つまり、スマホとかパソコンで銀行口座にアクセスして振込みができるサービス)を使って、自宅から振込むこともできるんだ。もっと便利な時代になったよね。

あと、クレジットカード払いにも対応してるところが多い。クレジットカードでポイントをゲットしながら税金を納める人もいるくらいだ。

第4段階:納めたことを確認する

期限までに納めたら、領収書りょうしゅうしょをもらう。これが「ちゃんと納めました」っていう証拠になるんだ。何か質問されたときとか、来年の手続きのときに「あの時納めました」って証明になる。だから、領収書りょうしゅうしょは取っときましょう。

普通徴収で注意すべきポイント

普通徴収を使うときに、気をつけないといけないことがいくつかあるんだ。知らないと後で「あ、しまった」ってことになるからね。

期限を絶対に守る

これが一番大事。もし期限を過ぎて納めると「滞納」っていう状態になるんだ。つまり、「本来の期限を過ぎてから納めた」ってことね。

滞納すると「延滞税」っていう、追加の税金が課される場合があるんだ。「あ、忘れてた。1週間遅れて納めました」って場合でも、遅延利息みたいな形で、ちょっと追加で払わないといけなくなる。だから、期限を守ることが大事なんだよ。

さらに、滞納が続くと「督促状」(つまり、「早く納めてください」という催促の手紙)が届く。それでも納めないと、最悪の場合「差し押さえ」(つまり、自分の銀行口座や給料を強制的に取られる)ってことになることもあるんだ。そうなるとめんどくさいから、期限は絶対に守りましょう。

納付書を失くさない

納付書がなくなっちゃったら、その年の税金をどう納めたらいいかわかんなくなっちゃう。でも大丈夫、税務署ぜいむしょに「納付書を失くしちゃいました」って言えば、再発行してくれるんだ。

ただ、期限ギリギリだと「発行にちょっと時間がかかります」って言われる可能性もあるから、納付書は大事に保管しましょう。

収入が変わった場合は報告する

「去年より今年の収入が増えそう」とか「逆に減りそう」とか、予想が大きく変わった場合は、役所に報告することができるんだ。「予定納税申請」(つまり、今年の予想収入を届け出すること)をすると、納める額を調整してくれるんだよ。

「あ、納付書に書いてある額を納めたら、実際には納めすぎてた」とか「納めたけど、実は足りなかった」とかいう事態を避けるために、大事な手続きなんだ。

税務申告を忘れずに

普通徴収の人でも、毎年「税務申告」(つまり、「去年1年間でいくら稼いで、いくら税金を納めます」っていう申告)をしないといけないんだ。フリーランスとか自営業者は特にそうだね。

これは毎年大体2月15日から3月15日までの「確定申告かくていしんこくの時期」に、税務署ぜいむしょで「確定申告かくていしんこく書」っていう書類を出すんだ。「え、難しい」って思うかもしれないけど、今はスマホとかパソコンで、ほぼ自動で計算してくれるサービスも増えてるんだよ。税務署ぜいむしょのホームページにも、わかりやすい説明が載ってるし、タダで相談もできるからね。

他の控除こうじょがないか確認する

「あ、実は私こういう理由で税金が減るかもしれない」っていう場合もあるんだ。例えば、子どもがいる人は「扶養控除ふようこうじょ」、医療費が多かった人は「医療費控除いりょうひこうじょ」とか、いろいろな制度があるんだよ。

そういう控除こうじょを使うと「実は納める税金が減ってた」とか「戻ってくる」とかいう場合がある。だから、確定申告かくていしんこくのときに「あ、自分はこの控除こうじょが使えるかもしれない」って確認することが大事なんだ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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