団体信用保険って何?わかりやすく解説

家を買う時にローンを借りるほとんどの人が「団体信用保険に加入してください」と銀行に言われたことはないかな。なんか複雑そうで、説明もよくわからなかった…なんて経験、誰にでもあると思う。でもね、この団体信用保険っていうのは、あなたと家族を守ってくれるめちゃめちゃ大事な保険なんだよ。この記事を読めば、団体信用保険が何なのか、どうして必要なのか、どうやって役立つのかが全部わかっちゃう。一緒に勉強していこう。

団体信用保険って何ですか?

良い質問だね。団体信用保険というのは、つまり「住宅ローンを借りた人が亡くなったり、高度障害(つまり病気やけがで生活に大きな支障が出た状態)になったりした時に、銀行に返すはずだった借金の残りをぜんぶ保険金で払ってくれる保険」のことだよ。家を買う時にローンを組むでしょ。その時に「もしも、この人が返す途中で亡くなっちゃったら?」っていうリスクを減らすために使うんだ。
え、そんな保険があるんですか?普通の生命保険じゃダメなんですか?

いいところに気がついたね。確かに普通の生命保険でもいいんだけど、団体信用保険の方がローンに合わせて作られているんだ。例えば、3000万円のローンを組んだけど、10年返していたら残りは1500万円になった、という場合、団体信用保険の保険金も1500万円に減ってるんだよ。つまり、必要な分だけ、無駄なく補える保険なわけ。
ああ、なるほど。でも具体的には、どんな時に保険金が出るんですか?

いい質問だね。基本的には「死亡」と「高度障害」の2つだよ。高度障害というのは、つまり「病気や事故が原因で、その後の生活に大きな支障が出た状態」のことね。例えば、両目が見えなくなった、両足が動かなくなった、意識が戻らなくなった、なんかが該当するんだ。この時に銀行に返すはずのお金を、保険金で全額払ってくれるから、ローンが残らなくなるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 団体信用保険は 住宅ローンの契約者が亡くなった時 に残りの借金を払ってくれる保険だよ
  2. 高度障害(けがや病気で生活が大きく変わった状態)の時も対象で、両方の時に銀行に返すお金をぜんぶ払ってくれるんだ
  3. ローンと一緒に加入することがほとんどで、 家族の経済的な負担を減らす ことが目的だよ
目次

もうちょっと詳しく

団体信用保険はね、すごくシンプルな考え方に基づいた保険なんだ。銀行がお金を貸す側として心配することって何だと思う?そう、「この借り手が返す途中で死んじゃったら?」ってことだよ。だから銀行は「ローンを組むなら絶対に団体信用保険に加入してね」と条件をつけるわけ。借り手(あなた)にしても、「万が一の時に家族に借金が残らない」という安心が欲しいでしょ。だから両方の側が得する契約として、団体信用保険がセットになってるんだ。つまり、これは銀行とあなたの間の「信頼」を作る仕組みだよ。

💡 ポイント
団体信用保険は銀行とあなた、両方の心配を減らすための保険なんだ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「団体信用保険に加入していたら、自分は何もしなくていい」
→ 実は違います。保険金が出る条件が厳しく決まっていて、ちょっと病気になったくらいでは出ません。また、保険金が出たとしても、その申請手続きとか書類とかがいろいろあるんだ。だから「入ったら完全に安心」じゃなくて、あくまで「もしもの時のための備え」ぐらいに考えた方がいいよ。
⭕ 「団体信用保険は、ローンが返す途中で何かあった時に、家族が経済的に困らないようにしてくれる保険」
→ これが正解です。保険金でローンが全額払われるので、家は家族のものになるし、新しくローンを組み直す必要もない。つまり、家族の生活を守ってくれる保険ってわけだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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団体信用保険とは何か(基本をおさえよう)

団体信用保険ってすごく長い名前だから難しく聞こえるかもしれないけど、実は簡単な考え方なんだ。ざっくり言うと、「住宅ローンを借りた人が死んじゃったり、重い病気やけがになっちゃった時に、借金を全額払ってくれる保険」ってわけだね。

例を出してみようか。あなたが3000万円の家を買うとしよう。銀行から3000万円借りて、30年かけて返していくって計画だったとするね。ところが、15年後に何か悪いことが起きて、あなたが亡くなってしまったとしたら?その時点でまだ1500万円くらい銀行に借金があるんだ。普通だったら、あなたのご家族が「え、ちょっと待ってください。家を売ってお金を作ります」なんてことをしなきゃいけなくなるかもしれない。でも、団体信用保険に加入していたら?銀行に対して「この人は亡くなったので、保険金で残りの1500万円を全額払います」って保険会社が言ってくれるんだ。だから、ご家族は借金の心配なく、その家に住み続けることができるんだよ。

つまり、団体信用保険っていうのは、「ローンの契約者が何かあった時に、その人の家族が経済的に困らないようにする」という目的で存在する保険なんだ。銀行の立場からしても、「お金を貸した相手が返す途中で死んじゃったら、誰が返してくれるんだ?」っていう不安があるでしょ。だから「団体信用保険に入ってくれたら、万が一の時に確実にお金が返ってくるから、安心してお金を貸せるよ」という仕組みになってるわけ。つまり、これはあなたと銀行、両方にとって都合のいい保険ってわけだね。

団体信用保険の名前の意味

「団体」って言葉がついてるのは、複数の借り手(つまり、たくさんの人)が一緒に一つの保険に入ってるから、という意味だよ。例えば、あなたが個人で「自分が死んだ時のために、3000万円の保険に入りたい」と言ったら、保険会社はすごく高い保険料を要求するかもしれない。でも、銀行の顧客がみんな一緒に団体で保険に入ることで、保険料が安くなるんだ。これを「団体割引」なんて言ったりするね。だから、あなたが個別に申し込むよりも、ずっと安い料金で加入できるんだ。

なぜ団体信用保険が必要なのか(ローンを組む時に絶対に必要)

「保険って何か嫌だ」とか「保険料が高いのが嫌だ」という気持ちを持つ人もいるかもしれないね。でも、住宅ローンを組むなら、団体信用保険は「あってもいい」じゃなくて「必ず必要」なんだ。それはなぜか?いくつか理由があるから、説明していくね。

理由1:銀行がお金を貸してくれなくなる

まずね、銀行の立場で考えてみてほしい。3000万円もの大金を貸すってことは、すごいリスクがあるわけだ。もしも借り手が途中で死んじゃったら、銀行には「このお金、返ってこなくなるんじゃないか?」っていう心配があるんだ。だから銀行は「団体信用保険に加入してくれない限り、ローンは貸しません」という条件をつけるんだよ。つまり、団体信用保険がなかったら、そもそも家を買うためのローンを組めなくなっちゃう、ってわけだね。これが一番大きな理由なんだ。

理由2:家族に借金が残るのは大変

今度はあなたの家族の立場で考えてみようか。あなたが家を買うためにローンを組んだ。ところが、不幸なことに途中で亡くなってしまったとしたら?まだ1500万円の借金が残ってるんだ。そしたら、あなたのご家族はどうするのか。普通は、銀行に「何とか返すので待ってください」ってお願いするか、家を売ってお金を作るか、あるいは「この家は諦めます」ってことになっちゃうかもしれない。だって、毎月3000万円のローン返済をしてた人がいなくなったら、残りの家族の収入だけでは返しきれなくなっちゃうこともあるからね。

でも団体信用保険があれば、どうなると思う?そう、保険金で借金が全額払われちゃうから、ご家族は「借金を返す」という大変な負担から解放されるわけ。もちろん悲しいことは悲しいけど、少なくとも「家を失う」「借金を返すために貯金をぜんぶ使う」なんてことにはならないんだ。つまり、家族の生活を守る、という大事な役割があるんだよ。

理由3:金銭的に「万が一」に備えることは難しい

「別に団体信用保険なんか入らないで、自分たちで貯金しておけばいいじゃん」って思う人もいるかもしれないね。例えば、3000万円のローンを組んだなら、「毎月1万円ずつ貯金して、もしもの時のために1800万円を用意しておく」みたいなね。

でもね、これってすごく大変なんだ。だって、3000万円のローン返済と、1万円の貯金を同時にやらなきゃいけないってことでしょ。毎月の生活費だって必要だし、子どもの教育費だって必要だ。そんな中で、30年間も貯金し続けるのって、本当に難しいんだよ。その上、ローンの途中で何か事情が変わって、貯金ができなくなっちゃう時期だってあるかもしれない。

だから、団体信用保険っていうのは「個人で頑張って貯金する」じゃなくて「保険という形で、もしもの時のお金を確保する」という賢い方法なんだ。毎月少しずつ保険料を払うことで、万が一の時に大きなお金が降りてくる。これって、実はすごく効率的で、実用的なんだよ。

団体信用保険の仕組み(具体的な例で理解しよう)

さあ、今度は「団体信用保険って、実際にはどう動くんだ?」ってことを具体的な例で説明していくね。ちょっと、あなたが銀行でローンを組む様子を想像してみてほしい。

ローンの契約から保険の加入まで

あなたが銀行に行って「3000万円のローンを30年で返したいです」と申し込むとするね。銀行の人は、あなたの年収とか、今までの借金の返済状況とか、いろいろなことを確認して「大丈夫そうだな、ローンを貸しましょう」ってことになったとしよう。そしたら、次に何が起きるか。銀行の人は「ああ、そうそう。うちのローンを借りる人は必ず団体信用保険に加入してもらってるんですよ」と説明してくるわけだ。そこであなたは「え、保険?」となるかもしれないけど、これはもう銀行とのローン契約の条件なんだ。「この保険に入らないなら、ローンは貸せません」ってわけだね。

そして、あなたは簡単な健康診断を受ける。「今、何か重い病気を持ってますか?」とか「毎日たくさんお酒を飲んでますか?」みたいな質問に答えるわけ。なぜかというと、保険会社は「この人が今後30年間、無事に返済していくかどうか」を判断したいからだね。その診断に合格したら「よし、保険に加入しましょう」ってことになるわけだ。

毎月のローン返済の中には、実は保険料が含まれてるんだ。例えば「月々8万5000円返済してください」って銀行に言われたら、その中に「ローン返済分が8万円」「保険料が5000円」みたいな感じで含まれてるってわけだね。だから、あなたは特別に保険料を別で払う必要はなくて、毎月のローン返済の一部として保険料が銀行に払われていく、という仕組みなんだ。

もしも何かあったら

では、もしも何か起きてしまったら?例えば、あなたが15年間ローンを返してきて、その時点で借金が1500万円残ってたとしようね。その時に、もしもあなたが亡くなってしまったら、どういう流れになるのか。

まず、あなたのご家族が銀行に「この人が亡くなりました」と報告する。銀行は「それでは、団体信用保険の保険金請求手続きに進みましょう」と言って、保険会社に連絡するんだ。保険会社は「本当に亡くなったのか」「その原因は何か」ということを確認する。もし、その原因が「保険の対象外」(例えば、自殺とか、無免許運転での事故とか)だったら、保険金が出ないこともあるんだ。でも、普通の病気や事故、老齢による死亡なら、保険金が出るんだよ。

保険会社が「よし、保険金を払います」って決めたら、その金額(この場合は1500万円)が銀行の口座に入るんだ。そしたら銀行は「ローンの残り1500万円をこの保険金で払ってくれたので、もう借金はありませんよ」ってことになるんだね。つまり、あなたのご家族は新たなお金を用意することなく、借金が消えちゃう、という仕組みなわけだ。そして、家はご家族のものになる。借金がなくなったから、ご家族は月々のローン返済をする必要もなくなる。こういう流れが団体信用保険なんだよ。

団体信用保険と普通の生命保険の違い(知っておくと得するよ)

「保険」って言葉は、生命保険とか自動車保険とか、いろいろあるんだけど、団体信用保険はちょっと特殊なんだ。どう特殊かというと、「ローンの残額に合わせて保険金が減っていく」ってところなんだ。これって、普通の生命保険とは全然違うんだよ。

普通の生命保険の場合

普通の生命保険ってね、例えば「自分が死んだら家族に3000万円払ってくれる保険」みたいなやつだ。あなたが20歳で加入して、30歳で亡くなろうが、70歳で亡くなろうが、ずっと「3000万円」って金額は変わらないんだ。「いや、もう子どもも成長したし、3000万円も要らないんだけど」という時期が来ても、保険金は3000万円のままってわけだね。そのかわり、毎月ずっと同じ保険料を払い続けなきゃいけないんだ。

だから、普通の生命保険って「自分の人生全体のリスク」を考えて、「どれくらい家族に残してあげたいか」って金額を決めるんだ。子どもが小さい時は「教育費が必要だから多めにしよう」とか、子どもが独立した後は「そんなに多くなくてもいいか」とか、自分の人生の段階に合わせて、金額や保険料を変えたりするんだよ。

団体信用保険の場合

一方、団体信用保険はどうか。これはね、「ローンの残高」に合わせて、保険金が減っていくんだ。例えば、あなたが3000万円のローンを借りたとしようね。最初は「3000万円」の保険金が出る。でも、1年間、毎月返済して、1年後には「2900万円」くらいの借金が残ってるとしたら、その時の保険金は「2900万円」に減ってるんだ。

なぜこんなことが起きるのか。それは「ローンの目的が、あくまでこの家を買うため」だからだね。あなたが亡くなった時に必要なお金は「ローンの残り」だけなんだ。つまり、借金を全部返すのに必要な金額だけあれば十分、ってわけだ。だから「毎年、少しずつ借金が減って、少しずつ必要な保険金も減る」という感じで、自動的に調整されていくんだよ。

こうすることで、何が得かというと「保険料が安くて済む」ってわけだ。だって、保険金が減り続けてるんだから、保険会社の負担も減っていくでしょ。だから、あなたが毎月払う保険料は「普通の生命保険よりずっと安い」んだ。言ってみれば、「今、必要な分だけを保険でカバーする」という、効率的な保険なんだね。

どっちを選ぶべき?

「じゃあ、普通の生命保険は必要ないのか」って話になるかもしれない。でもね、そんなことはないんだ。団体信用保険は「ローンの残りを払うための保険」でしかないんだ。例えば、あなたに子どもがいて「自分が死んだら、子どもの教育費として500万円残してあげたい」って思ってたら、その500万円は団体信用保険ではカバーしてくれないんだ。だから、「団体信用保険でローンの心配は解決」「でも、子どもの教育費とか、その他の家族の生活費は、別に生命保険で備える」という感じで、2つの保険を組み合わせて使う人が多いんだよ。

団体信用保険の加入条件と注意点(知っておくべきことがある)

さあ、最後に「団体信用保険に加入する時に気をつけるべきこと」を説明していくね。すべての人が100%加入できるわけじゃないんだ。

健康診断がある

団体信用保険に加入する時は「簡単な健康診断」を受けるんだ。これは「保険会社が『この人は今後30年間、無事に過ごせそうか』を判断したい」からだね。例えば、あなたが「実は、今、ガンで治療中なんです」とか「重い心臓病があります」とか「糖尿病で毎日薬を飲んでます」みたいな状況だったら、保険会社は「ちょっと、この人が死ぬリスクが高いな」って思うわけだ。だから「保険に加入できません」って言われちゃう可能性があるんだよ。

でもね、これは「すべての病気が対象外」ってわけじゃないんだ。例えば、過去に何か病気をしたけど「完治して、もう5年何ともない」みたいな状況だったら「大丈夫ですよ」って言われることもあるんだ。だから「健康診断の結果が出るまで、ドキドキ」ってわけだね。

告知義務

それと、もう一つ大事なことがある。それが「告知義務」ってやつだね。つまり「自分の健康状態について、正直に申告する義務」ってわけだ。例えば、実は今、病気の治療を受けてるのに「病気はありません」って嘘をついちゃったら、どうなると思う?その後で保険金を請求した時に「あ、実は申告の時に嘘をついてたんですね」ってバレたら、保険金が払われなくなっちゃう可能性があるんだ。だから「本当の健康状態を話さないといけない」ってわけだね。

保険金が出ないケースもある

それにね、団体信用保険にも「保険金が出ない場合」があるんだ。例えば「自殺」の場合、保険金が出ないことが多いんだ。これは「保険の悪用を防ぐため」だね。つまり「ローンを払えなくなったから、自分で死んで保険金で家族に返す」みたいなことが起きるのを防ぐための仕組みなんだ。だから「保険に加入してから1年以内に自殺した場合は、保険金が出ない」みたいな条件がついてることが多いんだよ。

それ以外にも「無免許運転での事故」とか「重大な犯罪を犯した時」とか、色々な除外条件があることもあるんだ。だから「加入するなら、その条件をしっかり確認しておく」ってことが大事なんだね。

加入を断られたらどうする?

もしも「健康診断で引っかかって、団体信用保険に加入できない」と言われたら、どうするのか。実は、銀行は「別の保険会社の団体信用保険なら大丈夫かもしれない」って言ってくれることもあるんだ。それでもダメだったら、銀行は「団体信用保険に加入しなくてもいい。その代わり、別の方法でリスクを減らしてほしい」という話になることもあるんだよ。例えば「あなたの親に保証人になってもらう」とか「もっと多くの頭金を出してもらう」みたいなね。だから「100%加入できない = ローンが組めない」ってわけじゃないんだ。ただ、ちょっと大変な手続きが増える、ってわけだね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。