「第一四半期って何?」「四半期ってよく聞くけど、意味がよくわからない……」って思ったことない?ニュースや会社の話でよく出てくるのに、なんとなくスルーしてきた言葉だよね。この記事を読めば、第一四半期がどんな期間のことで、なぜビジネスでそんなに大切にされているのかがバッチリわかるよ!
- 四半期とは 1年を3ヶ月ずつ4等分した期間 のことで、第一四半期はその最初の区切りだよ
- 日本企業は 4月始まりの年度 が多いから、第一四半期=4〜6月になることがほとんどだよ
- 会社は 四半期ごとに決算 を行って業績を確認し、経営の判断や投資家への報告に活かしているよ
もうちょっと詳しく
「四半期」という考え方は、大きな企業が1年間の経営状況を細かくチェックするために生まれたものだよ。1年分まとめて見るだけだと、「いつどこで問題が起きたか」がわかりにくいよね。3ヶ月ごとに区切ってチェックすることで、早めに問題を発見して対策を打つことができるんだ。上場企業(つまり株式市場に株を公開している大きな会社のこと)は、法律によってこの四半期ごとの報告書を公開することが義務づけられているんだよ。投資家がその報告書を見て「この会社は買い!」「ちょっと危ない……」と判断するから、会社にとって第一四半期の結果はとても重要なシグナルになるんだ。特に年度最初の第一四半期は、その年の目標達成ペースを測る最初のモノサシ。スタートダッシュが大事なのは会社も同じだよ。
上場企業は四半期ごとに業績を公開する義務があるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ カレンダーの1年は1月始まりだから、そう思ってしまいがちだよね。でもこれは間違い。
→ 日本の多くの企業は4月始まりなので第一四半期は4〜6月。1月始まりの会社なら1〜3月。ニュースを読むときは「どの会社の話か」を確認しよう!
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「四半期」ってそもそもどういう意味?
1年を4つに切り分けるイメージ
「四半期」の「四」は4、「半」は分ける、「期」は期間という意味だよ。つまり「1年を4分割した期間のひとつ」ってことなんだ。1年は12ヶ月だから、12÷4=3。四半期はちょうど3ヶ月ひとまとまりの期間になるよ。
わかりやすく例えると、ホールのケーキを4等分に切ったうちの1切れのイメージ。ケーキ全体が「1年」で、1切れが「1四半期(3ヶ月)」だよ。第一四半期はその最初の1切れにあたる期間ってわけ。
英語では「Quarter(クォーター)」
英語では四半期のことを「Quarter(クォーター)」と言う。クォーターは「4分の1」を意味する英単語だよ。アメリカの25セント硬貨が「クォーター」と呼ばれているのも、1ドルの4分の1だから。第一四半期は「Q1」、第二四半期は「Q2」、第三四半期は「Q3」、第四四半期は「Q4」と省略されることが多くて、ビジネスニュースでは当たり前のように使われているよ。「Q1の売上が好調」「Q3で黒字転換」みたいな使い方をするんだ。
4つの四半期をまとめて確認
4月始まりの日本企業を例にすると、1年間の四半期はこんな感じに並んでいるよ。
- 第一四半期(Q1):4月・5月・6月
- 第二四半期(Q2):7月・8月・9月
- 第三四半期(Q3):10月・11月・12月
- 第四四半期(Q4):1月・2月・3月
この4つが終わると1年間(=1事業年度)が完了して、また新しい年度がスタートするよ。
第一四半期が始まる月はいつ?会社によって違う理由
「年度」と「暦年」の違いを知ろう
「第一四半期がいつか」を知るためには、まず「年度」という言葉を理解しないといけないよ。年度とは「会社や組織が決めた1年間の区切り」のこと。私たちが普段使っているカレンダーの1年(1月1日〜12月31日)とは別物なんだ。
たとえば学校の年度は4月始まりだよね。1年生の最初が4月で、3月に終わる。この「4月〜翌年3月」が学校の1年度にあたるよ。会社も同じで、それぞれが「うちは何月始まりにする」と決めることができるんだ。
日本企業は4月始まりが多い
日本では学校と同じく「4月始まり」の年度を採用している会社がとても多い。これは明治時代に政府の予算年度が4月始まりになったことが影響しているといわれているよ。その習慣が広まって、多くの日本企業が4月始まりを採用したんだ。だから日本のニュースで「第一四半期決算」と言えば、多くの場合は「4月・5月・6月の3ヶ月間の話」だと思って大丈夫だよ。
1月始まりの会社もある
一方で、グローバルに展開している会社や外資系企業では「1月始まり」の年度を使っているところも多い。アメリカでは1月始まりが一般的だから、ソニーやトヨタのように海外市場を強く意識している会社は1月始まりを採用していることもあるよ。また、小売業などでは「2月始まり」や「3月始まり」の会社もあるんだ。ニュースを読むときは「その会社の年度がいつ始まるか」をチェックしてみよう。
なぜビジネスでは四半期ごとに管理するの?
年1回だと問題に気づくのが遅すぎる
もし会社が「1年に1回だけ売上をチェックする」としたらどうなるだろう?3月に「今年は目標の半分しか売れなかった……」と気づいても、もう取り返しがつかないよね。でも3ヶ月ごとにチェックしていれば、「4〜6月の売上がペースより遅い!7月から対策を打とう」と早めに動ける。四半期管理は、問題を早期発見するためのしくみなんだよ。
これは学校の成績でも同じだよね。学年末の成績だけを見るより、1学期・2学期・3学期ごとに確認するほうが「どこで詰まったか」がわかりやすい。四半期管理はそれと同じ発想なんだ。
目標を達成しているか「ペース」を確認できる
会社は年度のスタート時に「今年は売上を100億円にしよう!」という目標を立てるよ。第一四半期が終わった時点で25億円なら、ちょうど4分の1のペース。これは予定通りだね。でも15億円しかなければ「このままだと60億円で終わってしまう……」とわかる。つまり四半期の結果は、年間目標に対する「いまどのくらい進んでいるか」を示すペース指標として機能するんだよ。
投資家への報告義務がある
上場企業(株式市場で株が売り買いされている大企業のこと)は、日本の法律によって四半期ごとに業績を公開することが義務づけられているよ。これを「四半期報告書」と言う。投資家はこの報告書を見て「この会社の株を持ち続けていいか、売るべきか」を判断するんだ。だから企業にとって第一四半期の結果発表は、株価が動く大きなイベントになるんだよ。
第一四半期の結果で何がわかるの?
その年の「出だし」の好調・不調がわかる
第一四半期は年度の最初の3ヶ月だから、「今年のスタートがうまくいっているか」を測る最初のものさしになるよ。第一四半期の売上や利益が好調なら「今年は期待できそう!」、不調なら「早めに戦略を見直さないと」というシグナルになるんだ。特に経営者や投資家は、第一四半期の結果を見て年間の見通し(業績予想)を修正することが多いよ。
前年同期と比べる「前年比」が重要
第一四半期の結果を見るとき、数字そのものだけじゃなく「去年の第一四半期と比べてどうか」がよく使われるよ。これを「前年同期比」(つまり去年の同じ時期と比べた変化率のこと)と言う。たとえば「今年のQ1売上は前年同期比120%」なら去年より20%多く稼いだってこと。逆に「前年同期比80%」なら去年より20%少ない、つまり業績が下がっているよというサインだよ。同じ時期を比べるのは、季節による売上の波(たとえば夏によく売れる商品、冬によく売れる商品など)を考慮するためなんだ。
「修正予想」が出ることもある
年度のはじめに会社が発表していた「今年の売上はこのくらいになりそう」という見込みのことを業績予想と言うんだけど、第一四半期の結果を踏まえてその予想を修正することがあるよ。Q1が大幅に好調なら予想を上方修正(上げる)、大幅に不調なら下方修正(下げる)するんだ。この修正発表が出ると株価が大きく動くことも多いから、ビジネスニュースでよく取り上げられるんだよ。
身近なところで「第一四半期」を感じよう
ニュースで見かけるとき
「〇〇社、第1四半期は営業増益」「Q1決算で純利益が過去最高」みたいな見出しを見たことがある人もいるんじゃないかな。これは「その会社の最初の3ヶ月間の業績が良かった(または悪かった)」というニュースだよ。この手の記事が出る時期は、4月始まりの日本企業なら7月〜8月ごろ(Q1が終わって集計・発表されるタイミング)が多いよ。
スポーツでも使われる「クォーター」
実はスポーツの世界でも「クォーター」という言葉はよく出てくるよ。バスケットボールやアメリカンフットボールでは試合時間を4つに分けていて、それぞれを「第1クォーター(Q1)」「第2クォーター(Q2)」と呼ぶんだ。「4分の1」という意味は同じ。試合の最初の区切りが第1クォーターだから、ビジネスの第一四半期と同じ発想だよ。バスケを見るときに「あ、これも四半期の考え方と一緒だ」って思い出してみて!
自分の生活にも応用できる
四半期管理は会社だけのものじゃないよ。自分の目標管理にも使えるんだ。たとえば「今年中に英語の教科書を3冊終わらせたい」という目標があるとしたら、第一四半期(最初の3ヶ月)で1冊終わらせる、というペース配分ができるよね。3ヶ月ごとに「今どのくらい進んでいるか」を確認することで、年間の目標達成がぐっとリアルに管理できるようになるんだ。ゲームのセーブポイントみたいなもので、区切りごとに状況を確認して「次にどう動くか」を考えるしくみだよ。
