バリュー株って何?わかりやすく解説

株の勉強を始めると「バリュー株」って言葉をよく聞くけど、実際のところ何が特別なのかよくわからないですよね。インターネットや本には難しい説明ばかり。でも安心して。この記事を読めば、バリュー株が「なぜ注目されるのか」「どうやって見つけるのか」がスッキリわかりますよ。

先生、「バリュー株」ってどんな株なんですか?なんか投資の本でよく見かけるんですけど。

いい質問だ。かんたんに言うと、本当の価値よりも株価が安く買える株のことだよ。つまり、割安で買えるチャンスのある株ということ。
え、でも株価が安い株なんて、何か理由があって安いんじゃないですか?危ない株じゃなくて?

いいところに気づいた。確かに理由はある。でも「危ない」と「割安」は別の話。例えば、友だちがスマホを5万円で売ってくれるって言ったら、みんなが「時代遅れじゃん」って思って欲しくなくても、君は「でも実は良い端末だし、3万円なら欲しい」と考えるかもしれない。それがバリュー株の考え方。周りが見落としている、または過度に悲観している 実は価値のある会社 に投資するってわけ。
あ、なるほど。では「本当の価値」ってどうやって判断するんですか?

それには企業の 利益や資産 を見るんだ。PER(ペア)という、株価が利益の何倍かを示す数字や、配当利回り(つまり、その株を持つことでもらえるお小遣いの比率)が高い株は、バリュー株の候補。つまり、市場が低く評価しているわりに、会社としっかり利益を出しているか、配当として株主にお金を返してくれている状態ってわけ。
📝 3行でまとめると
  1. バリュー株は 株価が本当の価値より安い株 で、割安で買えるチャンスがある
  2. 企業の利益や資産を見て、PERや配当利回り といった数字で判断する
  3. 周りが見落とした価値を見つけて投資する、長期投資向きの戦略
目次

もうちょっと詳しく

バリュー株投資は、単に「安い株を買う」のではなく、「今は安いけど、ちゃんと利益を出している企業を見つけて、その成長を待つ」という作戦です。例えば、ベテランの大工さんが今は仕事が少なくて給料が安いけど、技術は確かで、次の大きなプロジェクトが決まるのを待っている——そんな感じ。株式市場は気分で大きく変わるので、本当は価値のある企業が「今は人気がない」という理由で安くなることがあります。投資家の得意な人たちは、その機会を見逃さないわけです。

💡 ポイント
市場の気分と実際の価値のズレを見つけるのが、バリュー株投資の醍醐味

⚠️ よくある勘違い

❌ 「バリュー株=安い株なら何でもいい」
→ 単に安いだけの株は「ゴミ株」かもしれません。大事なのは「安い理由」。利益も資産もなく、ただ人気がない株は避けましょう。
⭕ 「バリュー株は利益や資産がちゃんとある、割安な株」
→ 企業がちゃんと利益を出しているのに、市場が一時的に評価を落としている状態。それが本当のバリュー株です。
あーそういうことか!バリュー株は「安さ」じゃなくて「ズレ」を見つけることなんだ!

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バリュー株ってなに?基本の基本

「バリュー」ってどういう意味?

「バリュー」は英語で「価値」という意味です。つまり、バリュー株=価値のある株。でも、全ての株には価値があるので、これだけでは正確ではありません。大事なのは「本当の価値と、株市場での価格のズレ」です。

想像してみてください。あなたの街に、昔は繁盛していた映画館があります。今は客足が減っていて、建物は古く見えます。でも場所は駅の近く、建物の構造がしっかり、資産価値は高い。もし誰かがこの映画館を「もう古いから」って理由で、本来の価値より大幅に安く売ろうとしたら、それが「バリュー株」に似た状況です。株式市場でも同じことが起こります。

株価が安くなる理由

株価が下がるのには、いろいろな理由があります。

①業界全体が不人気……例えば、「石油業界は環境に悪い」という理由で、石油関連の株がみんなに売られて安くなります。でも実際には、その会社はちゃんと利益を出しているかもしれません。

②一時的な経営の失敗……去年は売上が減ったけど、今年は新しい商品が出て、また成長しそう。でも「去年失敗した」というイメージで株が安いままという状況です。

③投資家の気分や噂……社長が交代した、とか、「この業界の未来はない」という噂が出た、とか。事実がどうであれ、みんなが売ったら株価は下がります。

「本当の価値」をどうやって測るのか

じゃあ、「本当の価値」ってどうやって測るの?それには会社の 決算書(つまり、会社の成績表)を見ます。

決算書から見える主なポイントは:

・利益が出ているか……会社が毎年いくら儲かっているのか。利益が出ていれば、会社はちゃんと事業をしています。

・資産がいくらあるか……会社が持っている現金、建物、機械などの資産。多ければ、それだけ会社の価値があります。

・配当をしているか……会社が株主にお金を返しているか。配当をしている会社は、利益に余裕があり、かつ株主のことを考えている会社です。

これらを見て、「この会社、本来はもっと価値があるはずなのに、今は安く買えるな」と判断するのが、バリュー投資の第一歩です。

バリュー株とグロース株——何が違うのか

グロース株って何?

株の世界には、大きく分けて二つのタイプがあります。バリュー株と「グロース株」です。

グロース株とは、つまり「成長株」という意味で、今後ぐんぐん成長するだろうと期待されている株です。スマートフォンが出始めたときのアップルとか、インターネットが広がるときのアマゾンとか。これからめちゃくちゃ大きくなるだろう!という期待で、株価がどんどん上がります。

二つの投資戦略の違い

バリュー株投資とグロース株投資は、考え方がぜんぜん違います。

【バリュー株投資】……「今は不人気だけど、実は価値がある」を探す。つまり、市場の評価が低いのを狙う投資法です。株価は地味ですが、その会社はちゃんと利益を出しているし、配当もしている。「安く買って、いつかその価値が認められるのを待つ」という、気長な投資です。

【グロース株投資】……「これからめちゃくちゃ成長する」という期待で投資します。だから株価は高いけど、「将来もっと高くなる」と信じて買うわけ。利益が出ていなくても、将来の成長を信じます。

どっちが儲かる?——それぞれの特徴

どちらが儲かるかは、タイミングと運次第。でも特徴は違います。

バリュー株は、短期で大爆発的に儲かることはあまりありません。でも、長く持っていれば、「安く買った → ちゃんと利益が出ている → 配当をもらえる → いつか株価が上がる」という複合効果が期待できます。だから 長期投資に向いている んです。また、配当がもらえるので、株価が変わらなくても、ちょっとずつお金が増えていく感じ。

グロース株は、うまくいくと短期間で大きく儲かります。でも、成長の期待が外れたら、株価が急落する危険もあります。だから ハイリスク・ハイリターン(危険が大きい分、儲かる可能性も大きい)という特徴があります。また、配当がない会社が多いので、「株価が上がるまで待つ」か「損切り」(負けを認めて売る)しかありません。

バリュー株の見つけ方——具体的な判断基準

まずは「PER」を見よう

バリュー株を探すときに、よく使われる指標が PER です。これは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が利益の何倍か を示しています。

例えば、A会社の株価が1000円で、1年の利益が100円だったとします。そうすると PER=1000÷100=10倍。つまり、この株は「利益の10倍の値段」で買っているわけです。

では、B会社の株価は500円で、1年の利益が100円なら、PER=500÷100=5倍。

両社の利益は同じなのに、B会社の方が PER が低い(=安い)ですよね。これが「割安だ」という判断の基準です。

ただし、PER が低いからといって、すぐにいい株とは限りません。なぜなら、会社の利益が今後減る可能性だってあるからです。「なぜ PER が低いのか」という理由を知ることが大事です。

配当利回りが高い株をチェック

バリュー株は、配当利回りが高い傾向があります。配当利回りとは、つまり「株を持つことでもらえるお小遣いの率」です。

例えば、株価が1000円で、年1回100円の配当がもらえるなら、配当利回り=100÷1000=10%。つまり、毎年 10%のお小遣いがもらえるわけです。

高い配当利回りは、「その会社がちゃんと利益を出していて、株主にお金を返す余裕がある」という証拠。バリュー株を見つけるときに、この数字が高い株は候補になります。

決算書を読む——基本中の基本

PER や配当利回りだけでなく、実際に会社の決算書を見ることが大事です。決算書から見るべきポイントは:

・営業利益や当期利益が毎年増えているか減っているか……ずっと減り続けていたら、衰退企業の可能性があります。

・負債(つまり借金)がいくらあるか……借金が多すぎると、危険な企業です。

・現金がいくら残っているか……現金が多い企業は、いざというとき強いです。

・ROE(株主資本利益率)……つまり「株主のお金をどれだけ効率的に使って利益を出しているか」という数字。高いほど、経営がうまい会社です。

これらの指標を見て、「本当に価値のある会社なのに、市場が低く評価しているな」と判断したら、バリュー株投資の候補として考えるわけです。

バリュー株投資のメリット——なぜ有名投資家が選ぶのか

配当でコツコツ利益が出る

バリュー株投資の最大のメリットは、配当がもらえることです。つまり、株を持っているだけで、毎年お金がもらえるわけです。

例えば、100万円でバリュー株を買って、配当利回りが5%なら、毎年5万円がもらえます。株価が上がらなくても、このお金はもらえる。つまり、待つだけで利益が出ている状態になります。

これは貯金の利息みたいなものです。銀行に貯金したら、利息がもらえますよね。それと同じ感覚で、株を持つともらえるのが配当。だから長期投資に向いているんです。

割安だから、期待値が高い

バリュー株は、すでに市場で「低く評価されている」状態です。だから、逆に考えると、「これからいい方向に評価が変わる可能性が高い」わけです。

例えば、「古い会社だから」という理由で嫌われている会社が、実は新しい技術を開発していた。それが世の中に知られたら、株価は上がります。バリュー株は、こういう「サプライズ」が起こる可能性が高いんです。

リスクが低い傾向

バリュー株は、すでにちゃんと利益を出しているから、「ゼロになるリスク」が相対的に低いです。グロース株は、成長の期待が外れたら株価が半分以下になることもあります。でもバリュー株は、利益がちゃんと出ているから、株価がゼロになる可能性は低いわけです。

だから、「株式投資は怖い」と思っている人にも、バリュー株投資はオススメできるんです。リスクが相対的に低く、配当がもらえるから。

バリュー株投資のデメリット——気をつけるべき点

株価が上がるまで時間がかかる

バリュー株投資の最大のデメリットは、即座には儲からないということです。株価が上がるのを待つわけですから、短期間で大きく儲けたい人には向きません。

例えば、「1年で株価が2倍になったら売ろう」みたいな考え方の人には、バリュー株投資はストレスです。なぜなら、バリュー株は「5年、10年待つ」くらいの気持ちで投資するものだからです。

「安い理由」を見誤ると、損する

「単に安いから」という理由だけでバリュー株を買うと、失敗します。本当に「利益があるのに不当に安いのか」「それとも利益がないから安いのか」を見極める必要があります。

初心者は、この見極めが難しい。だから、バリュー株投資を始める前に、決算書の読み方や、財務分析の基礎をちょっと勉強する必要があります。

「価値の回復」が来ないかもしれない

市場が安く評価している会社が、本当は価値があると思ったとしても、その価値が市場に認められない可能性だってあります。つまり、ずっと安いままということです。

例えば、「いい会社なのに、トレンドに乗れていない」という理由で安くなっている会社が、20年経っても相変わらず地味な企業かもしれません。そうなると、配当はもらえても、株価は上がらないわけです。

配当が出ない可能性も

バリュー株だからといって、必ず配当があるとは限りません。会社が経営難になったら、配当を減らしたり、やめたりすることもあります。そうなると、バリュー株の大きなメリットの一つを失うわけです。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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