親が「つみたてNISA」の話をしていたり、証券会社の広告で「アクティブファンド」という言葉を目にしたことがあるかもしれないね。でも「ファンドって何?」「アクティブって何がアクティブなの?」って思いませんか?実は、あなたのお小遣いの貯め方とも関わる重要な話なんだ。この記事を読めば、銀行に預けるのとは全然違う「お金を働かせる」という世界がわかるよ。
- アクティブファンドは、プロが毎日積極的に株や債券を売り買いして利益を狙う投資信託のこと
- 銀行の定期預金と違って、利益も損失も自分の預けたお金に応じてもらえる(つまり運次第)
- プロが頑張る分、手数料が高いけど、上手く選べば大きなリターンが期待できる可能性がある
もうちょっと詳しく
投資信託って、実は身の回りにもよくある「みんなで協力する」仕組みとほぼ同じなんだ。例えば、クラスで修学旅行の班で弁当を注文するとき、班長がまとめて注文して、あとで班の人たちで分ける。それが投資信託。投資信託の中でアクティブファンドは「班長がその日その日で『今日は寿司がいいかな、それともハンバーガーがいいかな』と毎回決めるタイプ」だと思えばいい。対するパッシブファンドは「毎日同じお弁当屋さんから同じメニューを注文する」感じ。どっちが儲かるかは、班長の判断次第ということになる。
プロが「今これが儲かる!」と判断して買っても、それが必ず当たるわけではない。プロの予想が外れることもあるってこと
⚠️ よくある勘違い
→ プロが毎日必死に動いても、市場の予想は難しい。実際には、パッシブファンドの方が儲かることもよくある。プロの予想が必ず当たるわけではないんだ。
→ 正解。プロが積極的に動く分、上手く決まれば大儲けできるけど、逆に大損もあり得る。そして、プロの給料分として手数料が引かれるから、その分だけ不利になることもある。
アクティブファンドとパッシブファンドの違いって何?
投資信託の世界には、大きく分けて2つのタイプがある。それがアクティブファンドとパッシブファンドだ。アクティブファンドは、さっきも言ったように「プロが毎日活発に動くタイプ」。でもパッシブファンドは「決めたルールに従うだけのタイプ」なんだ。
例えば、アクティブファンドのプロは「テクノロジー企業の中でも、今年はAという会社が伸びそうだから、Aの株をいっぱい買おう」みたいに判断する。自分たちの知識や経験を使って「これは買い」「これは売り」を決める。こういうのを銘柄選別という。つまり、たくさんある株の中から「これ」と「あれ」を選り分けることだね。
一方、パッシブファンドは「日経平均株価という指数に含まれている企業すべてを、同じ割合で買う」みたいなルールを決めたら、あとはそのルール通りに機械的にやるだけ。プロの判断は入らない。だからパッシブファンドの手数料は安い。誰でもできる仕事だから。
アクティブファンドは「高いリターンを狙いたい。でも手数料が高い」。パッシブファンドは「市場全体と同じくらいの利益でいい。でも手数料が安い」という感じ。あなたがお金を投資するなら、どちらを選ぶ?それはあなたの性格やお金の目標によって変わってくるんだ。
アクティブファンドが積極的に動く理由
なぜアクティブファンドのプロは毎日売り買いするのか。その理由は簡単:「市場に勝ちたいから」だ。市場に勝つ、つまりベンチマーク(基準となる指数。例えば日経平均)よりも高いリターンを出したいんだ。
プロたちは市場のニュースを毎日チェックする。「あ、この会社が新しい製品を開発した。これは株価が上がるかも」「あ、あの会社が赤字決算を発表した。株価が下がるかも」みたいに。こういう情報をいち早く察知して、売ったり買ったりする。早いプロほど儲かるという仕組みだ。
ただし、ここに落とし穴がある。プロも人間だから、間違うことがある。さらに、情報は市場に出たときにはすでに多くの人に知られていることもある。だから、プロの予想が外れることもあるし、むしろ長期的に見たら「何もしないパッシブファンド」の方が儲かったというケースもよくあるんだ。
アクティブファンドにかかる手数料のからくり
アクティブファンドを買うときに気をつけるべきことの1つが手数料だ。手数料というのは、つまり「プロに払う給料」と「銀行や証券会社の利益」の合計だね。
アクティブファンドの手数料は、だいたい年1%〜3%くらい。一見少なく見えるけど、これは毎年かかる。例えば、100万円を預けたら毎年1万〜3万円が手数料として引かれるということだ。もしあなたが30年間預けたら、手数料だけで30万〜90万円が引かれることになる。大きい金額だね。
一方、パッシブファンドの手数料は年0.1%〜0.5%程度。ずっと安い。なぜなら、パッシブファンドはプロの判断が要らないから。コンピュータが自動的に売買してくれるだけだからね。
だから、アクティブファンドが儲かるためには「手数料を差し引いても、パッシブファンドより高いリターンを出す」必要があるんだ。これを手数料をベンチマーク(市場全体)に対して上回るという。プロの腕前が問われるわけだ。
手数料が成績を左右する現実
実際のデータを見ると、10年以上の長期運用では、アクティブファンドの70〜80%がパッシブファンドに負けている。つまり、プロが頑張って毎日売買しているのに、むしろ何もしないパッシブファンドの方が儲かっているということだ。理由は簡単。手数料が引かれた時点で、すでにアクティブファンドは不利になるからだ。
ただし、全く勝てないわけではない。確かに、毎年5%以上のリターンを出し続けるアクティブファンドもある。そういうファンドを見つけられたら、あなたはラッキーということになる。でも、そのファンドを見分けるのは超難しい。なぜなら、過去に儲かったからといって、これからも儲かるわけではないから。
アクティブファンドを選ぶときはどこを見る?
もし、アクティブファンドに投資することにしたら、何を基準に選ぶべきか。まず1つ目は過去3年〜5年のリターンだ。ただし、1年だけ儲かったファンドには注意。「たまたま」儲かった可能性もあるから。複数年の平均的なリターンを見ることが大事だ。
2つ目はファンドマネージャーの経歴だ。つまり、そのファンドを運用している人がどんな人か。10年以上同じファンドを運用していて、安定したリターンを出している人なら信頼できるかもしれない。ただし、これも完全な保証ではないね。
3つ目は手数料。同じくらいのリターンなら、手数料が安い方がいい。当たり前だ。年1%と年2%では、30年で大きな差が出る。
4つ目は投資する分野(セクター)だ。アクティブファンドには「テック企業専門」「新興国専門」「医療企業専門」みたいに、得意分野がある。自分が「この分野は伸びると思う」と考える分野のファンドを選ぶのはいい戦略だ。ただし、その予想が外れる可能性もあるけどね。
信頼できるアクティブファンドを見つけるコツ
実は、プロでも「このファンドは大丈夫」と断定することは難しい。だから、いくつかのテクニックを使う。1つは「複数のファンドに少しずつ投資する」ということ。1つのファンドが失敗しても、他でカバーできるという考え方だ。
もう1つは「投資信託評価会社のランキング」を参考にすること。つまり、投資のプロたちが「このファンドはいい」と評価しているかを見るんだ。有名なのは、モーニングスターとかリッパーとか。ただし、評価会社の意見も外れることもあるけどね。
最後は「長く持つ」ということ。短期的には上下するけど、10年以上持つなら、アクティブファンドでも平均的なリターンが期待できるかもしれない。時間が長いほど、プロの腕前が出やすくなるってわけだ。
アクティブファンドで失敗しないための心構え
アクティブファンドに投資するなら、最後に心に留めておくべきことがある。まず1つ目は「過去の成績がすべてではない」ということ。過去に儲かったファンドが、これからも儲かるという保証はない。特に市場が大きく変わるときは、プロの得意な分野が急に不得意になることもある。
2つ目は「売るタイミングも重要」ということ。アクティブファンドは流動性が高い。つまり、好きなときに売ることができる。でも、儲かったからと言ってすぐに売るのは、もったいないことがある。長期運用の方が、手数料の影響を減らせるからだ。
3つ目は「全財産をアクティブファンドに突っ込まない」ということ。アクティブファンドはリスクが高い。だから、安全な資産(例えば貯金)と、リスク資産(株やファンド)のバランスが大事だ。
4つ目は「自分の知識を常にアップデートする」ということ。市場は常に変わる。新しい産業が出てきたり、古い産業が衰えたり。プロと同じレベルになるのは無理だけど、少なくとも「今、何が起こっているか」くらいは知っておく必要がある。
結局、アクティブファンドは選ぶべき?
最後に、究極の質問に答えよう。アクティブファンドに投資するべきか。答えは「状況による」だ。
アクティブファンドがいい選択肢になる人:時間がたくさんあり、市場をよく勉強できる人。リスクを取る覚悟がある人。長期で運用するつもりの人。
パッシブファンドがいい選択肢になる人:忙しくて市場をチェックする時間がない人。確実性を重視する人。とにかくシンプルに投資したい人。
実は、多くの普通の人にとっては、パッシブファンド(特にインデックスファンド)の方が向いているという研究結果も多い。手数料が安くて、ほぼ確実に市場全体と同じリターンが得られるからね。ただし、もしあなたが「プロの目利きを試してみたい」と思うなら、少額からアクティブファンドを始めるのもいい勉強になるかもしれないよ。
