町を歩いていると、窓が閉じたままでずっと人が住んでいない家って見かけたことない?そういう家を「空き家」っていうんだけど、実はこの空き家、日本全国で大きな問題になってるんだよ。でも「問題」ってどういうことなの?なぜ増えてるの?この記事を読めば、空き家がなぜ注目されてるのか、そしてそれがどう解決されようとしてるのか、全部わかるよ。
- 空き家とは、1年以上誰も住んでいない建物で、日本全国で増え続けてる問題です
- 放置されると崩壊して危険になり、地域全体に悪影響を与えてしまいます
- 持ち主も困ってることが多く、政府は法律や支援制度で解決を進めています
もうちょっと詳しく
日本では超高齢化社会(つまり、高齢者がすごく増えて、若い人が減ってる状態)だから、持ち主が引っ越したり、亡くなったりして、そのまま家が余ってしまうことが多いんだ。統計によると、日本には900万戸を超える空き家があるんだよ。これは日本全体の家の数の13%以上。つまり、8軒に1軒は空き家ってことなんだ。怖いよね。こういう家が増えると、街がさびれて見えるし、実際に地震で倒壊したり火事が起きたりするリスクもある。だから、政府と地域が一緒に対策してるんだよ。
日本の家の13軒に1軒が空き家。地域の活性化を考えると、これは大問題です。
⚠️ よくある勘違い
→ 実は都市部にも空き家は多いんだ。特に駅から遠い古い住宅地で増えてる。
→ 都市・田舎を問わず、持ち主不明や経済的理由で放置される家がいっぱいあります。
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空き家とは何か?ちゃんと理解しよう
そもそも「空き家」ってなんなのか、きちんと定義しておこう。空き家ってのは、1年以上継続して誰も住んでいない建物のことをいうんだ。「継続して」ってのが大事だよ。つまり、ちょっと誰かが引っ越してきて、数ヶ月後に出ていったような一時的な状態じゃなくて、ずっと人がいない状態が続いてるってことなんだ。
でもね、空き家って一つだけじゃないんだよ。大きく分けると4つのタイプがあるんだ。
1つ目は「賃貸用の空き家」。つまり、持ち主が他の人に貸すつもりで持ってる家だけど、借り手がまだ見つかってない状態。アパートとか、貸家とかがこれだね。でもこれは「いずれ誰かが住む予定」だから、問題としては比較的軽いんだ。
2つ目は「売却予定の空き家」。持ち主が「この家を売ろう」と決めてて、今は売り出し中ってわけ。これも一時的だから、問題度は低いんだよ。
3つ目は「別荘や二次的住宅」。持ち主が別の所に住んでて、たまに遊びに来る別荘みたいな家だね。お金持ちが持ってることが多いから、比較的手入れがされてることが多いんだ。
4つ目が「その他の空き家」。これが一番ヤバイやつ。持ち主が「どうしようかな…」と迷ってたり、相続したけどどうしたらいいかわからなかったり、完全に放置されてる家だね。この「その他」の空き家が全空き家の50%以上を占めてるんだ。つまり、半分以上が問題物件ってわけ。これが街を汚くしたり、危険にしたりする原因になってるんだよ。
空き家かどうかの判定も、実は簡単なんだ。最後に人が住んだ日から1年以上経ってたら、それはもう空き家。持ち主がまだ生きてたとしても、お金を払い続けてたとしても、誰も住んでなければ「空き家」ってカウントされちゃうんだ。だから、「家を相続したけど、別の所に住んでるからこっちには住まない」って人の家も、すぐに統計上は空き家になっちゃうんだよ。
なぜ空き家が増え続けてるのか
今、日本全国で空き家がどんどん増えてるんだ。その理由を知るには、日本の社会がどう変わったのかを理解する必要があるんだよ。
第1の理由は「人口減少」。日本の人口は2008年をピークに、どんどん減ってるんだ。つまり、日本全体の人が少なくなってるってこと。昔は子どもがいっぱいいたから、親が亡くなった後も子どもが家を相続して住んだんだけど、今は子どもの数も少ないし、子ども自身も別の所で生活してたりするんだ。だから、親が亡くなった家が「誰も住まない家」になっちゃうんだよ。
第2の理由は「都市への人口集中」。田舎の人が、仕事を求めて東京とか大阪とか、大きな都市に引っ越してくるんだ。田舎に住む人が少なくなるから、田舎の家が余ってくるんだね。親が田舎に住んでる人も多いけど、自分は都市部で働いてるから、親が亡くなった後、その田舎の家を「どうするか」で困っちゃうんだよ。
第3の理由は「不動産価値の低下」。特に田舎の家や、駅から遠い家は、買い手がつきにくいんだ。つまり「売ろう」と思っても、誰も買ってくれないってことだね。だから、持ち主も「売ったって1円にもならないなら、放置しておくか」って気分になっちゃうんだ。実際、ボロボロの家は「取壊し費用の方が高い」なんてこともあるんだよ。
第4の理由は「相続の複雑性」。親が亡くなった時に兄弟がいると、「誰の物にするか」でモメることもあるんだ。話がまとまらないまま、家が放置されちゃうってわけ。複雑な相続問題は弁護士に相談する必要があったりして、お金もかかるから、「面倒くさい」って感じで放置する人も多いんだよ。
第5の理由は「固定資産税の問題」。家を持ってると、毎年「固定資産税」(つまり、家を所有してる人が払う税金)を払わなきゃいけないんだ。でも「その家は住んでないし、売れないし、お金がもったいない」って感じで、払うのが嫌になっちゃう人もいるんだね。でもこれ、実は払わないと犯罪になっちゃうんだ。だから、「払いたくないけど払わなきゃいけない」ってジレンマで、ますます放置したくなっちゃうんだよ。
空き家がもたらす問題と影響
空き家が増えるってことは、単に「家が余ってる」ってだけじゃなくて、すごく深刻な問題を引き起こすんだ。想像してみてよ。自分の家の近くに、窓も閉じたままで、壁は黒くなって、屋根は崩れかけてる家があったら、気持ち悪いよね。それが集まると、地域全体がヤバくなるんだ。
第1の問題は「物理的な危険」。空き家は手入れされないから、どんどん劣化するんだ。屋根が落ちてきたり、壁が崩れたり、最悪の場合は地震で倒壊しちゃうこともあるんだよ。これが隣の家に落ちてきたら、隣の人は大迷惑だよね。実際に、空き家の倒壊で近所の家が損傷した事件もあるんだ。そうなると、損害賠償請求をされちゃうかもしれない。
第2の問題は「衛生面での悪影響」。誰も住んでない家には、ネズミとかゴキブリとか、嫌な虫がいっぱい集まるんだ。屋根がボロボロだと、雨漏りもするし、湿度が上がってカビも生えるんだよ。そうすると、悪い臭いが近所に漂ったり、虫が近所の家に侵入することもあるんだ。近所の住民はたまったもんじゃないよ。
第3の問題は「治安の悪化」。人目につかない空き家は、不法侵入の場所として使われることもあるんだ。つまり、泥棒とか、悪いことを考えてる人が「この家、誰も住んでないし、盗み放題だ」って狙ったりするってわけ。また、ホームレスが勝手に住み着いたり、不審者がたまり場にしたりすることもあるんだよ。」
第4の問題は「地域の価値低下」。空き家が増えると、その地域全体が「さびれた、汚い場所」に見えちゃう。そうすると、新しく引っ越してこようと思う人も減るし、不動産の価格もどんどん下がっていくんだ。つまり、悪循環なんだよ。地域の人口が減ると、商店も閉じちゃったり、学校の生徒数も減ったりして、地域全体が廃れてくんだ。
第5の問題は「経済的な損失」。空き家がいっぱいあると、固定資産税は取り立てられるのに、その場所の価値は下がるから、持ち主は損するんだ。また、地域の不動産価格も下がるから、その地域の他の家の持ち主も損しちゃうんだよ。これが進むと、その地域全体の経済が崩壊しちゃうんだ。
空き家を減らすための取り組みと法律
こんなに問題のある空き家。どうしたらいいの?実は、政府も地域も、いろんな対策をしてるんだよ。
第1の対策は「空き家対策特別措置法」。2015年に日本政府が作った法律で、つまり「空き家がダメ」ってルールを法律で決めちゃったんだ。この法律では、持ち主に対して「危ない空き家は直しなさい」とか「使わない家は何とかしなさい」っていう命令ができるようになったんだよ。命令に従わないと、最終的には強制的に取り壊されちゃうこともあるんだ。これまでは、「私有財産だから、持ち主の好きにさせる」ってなってたけど、今は「地域の安全のためには、強制力も必要」ってわけだね。
第2の対策は「空き家の利用促進」。つまり「空き家をもう一度使える家に変える」って取り組みなんだ。具体的には、持ち主に「貸しませんか?」「売りませんか?」って勧めたり、リノベーション(古い家を新しく改造すること)の費用を補助したりするんだよ。また、政府が「空き家情報サイト」っていう、使える空き家の情報をまとめたサイトを作って、「この家、借りたい」「この家、買いたい」って人に教えてるんだ。
第3の対策は「税金の優遇」。固定資産税を軽くしたり、売却時の税金を減らしたりして、「空き家を何とかする方が得だよ」って誘ってるんだ。実は、親が住んでた家を売った時の税金は、工夫すると安くなるんだよ。持ち主が「お、税金が安くなるなら、売ろうかな」って気分になるってわけ。
第4の対策は「地域のコミュニティ活動」。自治会や地域の住民が中心になって、「空き家を改装して、地域の図書館にしよう」とか「貸農園にしよう」とか、地域活性化の拠点にする取り組みもあるんだ。これなら、空き家も生き返るし、地域も活気が出るんだよ。
第5の対策は「起業支援」。空き家を使って、カフェとか小店舗を開く人を応援する制度もあるんだ。つまり「空き家を活用して、新しい商売をやる人には、改装費を補助するよ」ってわけ。こうすると、空き家が生き返るだけじゃなくて、新しい雇用も生まれるんだよ。
空き家がチャンスになることもある
ここまで聞くと「空き家ってダメだ。問題だ」って感じるかもしれないけど、実は空き家がチャンスになることもあるんだよ。
第1のチャンスは「安く家が買える」。空き家は売れない物件だから、市場価格より安いことがいっぱいあるんだ。つまり、安く家を手に入れることができるってわけ。学生の時点で「いずれ自分で家を持ちたい」って思ってたら、将来的には「空き家を安く買ってリノベーションする」ってのは、すごい賢い選択肢なんだよ。
第2のチャンスは「地域おこし」。空き家を使って、新しいビジネスを始める人もいるんだ。例えば、古い民家を改造して、ゲストハウス(つまり旅行者が泊まる宿)にしたり、カフェにしたりするんだ。こういう「空き家活用ビジネス」は、今、すごく注目されてるんだよ。若い起業家が空き家を見つけて、それを改造して、地域を活性化させるってことが増えてるんだ。
第3のチャンスは「建築技術の進歩」。古い家を直すのに昔は「全部壊して建て直す」しかなかったけど、今は「古い構造を活かしながら、新しい機能を付ける」ってリノベーション技術が発達してるんだ。だから、築50年の家も、すごく快適な家に生まれ変わるんだよ。このスキルを持った大工さんとか、設計士さんとかの需要が増えてるんだ。つまり、「空き家を直す仕事」っていう新しい職業も生まれてるってわけ。
第4のチャンスは「文化的価値」。古い家には、その時代の建築技術とか、文化的な価値があることもあるんだ。例えば、江戸時代の建築方法を使った家は、文化財として価値があるんだよ。こういう家を直して、「歴史博物館」にしたり「地域資料館」にしたりして、地域の誇りにする取り組みもあるんだ。
第5のチャンスは「環境への配慮」。新しい家を建てるのには、木とかコンクリートとか、いっぱいの資源が必要なんだ。つまり「環境に負荷がかかる」ってわけ。でも、古い家をリノベーションすれば、既にある資源を活かせるから、環境に優しいんだよ。これからの時代、「サステナビリティ」(つまり、環境や社会に優しい活動)が大事になってくるから、空き家活用は本当に注目されてるんだ。
