「学資保険って聞いたことあるけど、結局なんなの?」って思ったことない?子どもが生まれたとき、親戚とか保険屋さんから「学資保険に入ったほうがいいよ」って言われることが多いけど、何がお得なのか、デメリットはないのか、正直よくわからないよね。この記事を読めば、学資保険のしくみ・メリット・デメリット・向いている人・向いていない人まで、全部わかるよ。
- 学資保険は子どもの教育費を計画的に貯める保険で、払った金額より多く戻る返戻率が魅力のひとつだよ
- 親に万が一のことがあっても保険料の払い込みが免除される保険機能があって、教育費を守れるよ
- 途中解約すると元本割れになるリスクがあるから、余裕資金で長期コミットできる人向けの制度だよ
もうちょっと詳しく
学資保険の正式名称は「こども保険」ともいって、子どもの進学タイミング(小学校入学・中学入学・高校入学・大学入学など)に合わせてお金を受け取れるように設計されている貯蓄型の保険だよ。毎月決まった保険料を払い続けることで、将来まとまったお金が受け取れる仕組み。生命保険会社が提供していることが多くて、契約者(主に親)が死亡または高度障害状態になったとき、以後の保険料払い込みが免除されて、それでも満期保険金がもらえるっていう特徴がある。つまり「強制貯金+もしものときの保障」が一体になった商品なんだ。なお、払い込んだ保険料は年末調整や確定申告で「生命保険料控除」として使えるから、税金が少し安くなるメリットもあるよ。
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⚠️ よくある勘違い
→ 返戻率が高かった時代の話で、今は低金利のため返戻率100〜105%程度の商品が多く、インフレを考えると実質的に目減りするケースもある
→ 絶対お得ではないけど「強制的に積み立てる仕組み」と「万が一の保障」を同時に得られるメリットは本物。自分の状況に合わせて判断することが大切
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学資保険ってそもそも何?しくみを超シンプルに説明するよ
毎月少しずつ積み立てて、進学のタイミングで受け取る
学資保険のしくみを一言で言うと、「子どもの教育費を計画的に積み立てておくための保険」だよ。毎月決まった金額(保険料)を保険会社に払い続けて、あらかじめ決めたタイミング(高校入学・大学入学など)になったら、まとまったお金(学資金または満期保険金)を受け取れるという流れだよ。
たとえば、子どもが0歳のときに契約して、毎月1万円を18年間払い続けたとしよう。払った総額は1万円×12ヶ月×18年=216万円。それに対して返戻率105%の商品なら、約226万円受け取れる計算になるよ。差額の10万円が「銀行預金より増えた分」ってイメージ。スーパーでいうと、216円分買い物して226円分のポイントをもらうような感覚だよ。
「こども保険」とも呼ばれる理由
学資保険は「こども保険」とも呼ばれるけど、それはこの保険が「子どもの将来の教育費」を目的に特化して設計されているからだよ。ただ保険料を積み立てるだけでなく、「もし親に何かあったときに子どもの教育費を守る」という保障機能がついているのが普通の貯金や積立との大きな違いなんだ。
具体的には、契約者(主に親)が死亡したり、重い障害を負ったりした場合、それ以降の保険料を払わなくていい「保険料払込免除」という特約がついていることがほとんどだよ。つまり親が払えなくなっても、子どもは予定通り満期保険金を受け取れるんだ。これが「単なる貯金」と学資保険の決定的な違いだよ。
受け取り方はいくつかタイプがある
学資保険には大きく2つの受け取りタイプがあるよ。
- 学資金型(祝い金型):小学校・中学校・高校・大学の入学に合わせて、節目ごとに少しずつ受け取るタイプ。まとまったお金が入学のたびに入ってくるから使いやすいよ
- 満期一括型:大学入学時など、一定の時期にまとめて全額受け取るタイプ。返戻率が高くなりやすいメリットがあるよ
どちらが向いているかは家庭によって違うから、「節目ごとにお金が必要か」「まとめて大学の費用に充てたいか」で選ぶといいよ。
学資保険のメリット、正直に全部教えるよ
メリット①:強制力があるから貯金が苦手でも続けられる
「毎月貯金しようと思ってたけど、気づいたら使っちゃった…」という経験、ない?学資保険は毎月自動的に口座から引き落とされる仕組みだから、意思の力に頼らずに積み立てができるんだよ。これを「強制貯蓄」と言って、つまり「半自動で貯まっていく仕組み」ということ。お金の管理が苦手な人や、ついつい衝動買いしてしまう人にとっては、これが最大の強みだよ。
メリット②:万が一のとき、子どもの教育費が守られる
さっきも話した「保険料払込免除」がこれに当たるよ。親が事故や病気で亡くなってしまったとき、銀行の貯金だと「その時点での残高」しかない。でも学資保険なら、たとえ5年しか払っていなくても、残り13年分を払わなくても満期保険金が全額受け取れるんだ。
たとえば毎月1万円×18年の契約で、5年目に親が亡くなったとしよう。銀行貯金なら60万円しかないけど、学資保険なら払込免除になって、18年後に約226万円受け取れるんだよ。この差は大きいよね。子どもの教育費に「もしも」のリスクヘッジ(リスクに備える手段)を組み込めるのが学資保険ならではのメリットだよ。
メリット③:生命保険料控除で税金が減る
学資保険の保険料は、年末調整や確定申告で「生命保険料控除」の対象になるよ。つまり、払った保険料の一部が所得から差し引かれて、所得税と住民税が少し安くなるんだ。節税効果は年間数千円〜数万円程度が多いけど、何もしないよりお得なのは確かだよ。手続きは職場の年末調整か、自分で確定申告すればOKだよ。
メリット④:目的が明確だから「使っちゃう」ことを防げる
普通の貯金だと「緊急だから少し引き出そう…」とついつい使ってしまうことがあるよね。でも学資保険は基本的に途中解約すると損をするから、心理的に「使えないお金」として置いておきやすいんだよ。目的を「子どもの教育費」とはっきり決めたお金を、別の財布に鍵をかけてしまっておくイメージだよ。
学資保険のデメリット、これも正直に言うよ
デメリット①:途中解約すると元本割れする
学資保険で一番注意してほしいのがこれ。途中で解約すると、それまで払い込んだ総額より少ない金額(解約返戻金)しか戻ってこないことがほとんどなんだ。つまり「元本割れ」、払った金額より返ってくるお金が少なくなることがあるよ。特に加入して間もない時期は返戻金がほぼゼロに近いこともある。だから「このお金は18年間は絶対に使わない」と覚悟できる余裕資金でないといけないんだよ。
デメリット②:インフレに弱い
インフレっていうのは「物価が上がること」つまりお金の価値が相対的に下がっていく現象のことだよ。たとえば今100万円で買えるものが、18年後には120万円必要になっていたとしよう。そうすると返戻率105%の学資保険で受け取った105万円の「実質的な価値」は、今の100万円より低いことになってしまうんだ。株や投資信託と違って、学資保険は受け取れる金額があらかじめ決まっているから、インフレが進む局面では不利になりやすいよ。
デメリット③:流動性が低い
「流動性が低い」とは、つまりすぐに現金に換えにくいということ。急にまとまったお金が必要になったとき、銀行預金ならすぐ引き出せるけど、学資保険は解約すると損をするから動かしづらい。突然の入院費や引っ越し費用など、予期せぬ出費に対応しにくいんだよ。だから学資保険に回すお金とは別に、すぐ使える「緊急予備費」を3〜6ヶ月分は手元に残しておくことが大切だよ。
デメリット④:返戻率はそこまで高くない時代
バブルの時代には返戻率120〜130%という高い商品もあったけど、今の低金利時代では100〜106%程度が主流だよ。インフレや投資の機会損失(他の方法で運用していれば得られたはずの利益)を考えると、「お金が増える」という期待はそこまで大きくできない時代なんだよ。「絶対お得!」と思って入るより、「保障機能+強制貯蓄」として割り切って活用するのが正しい向き合い方だよ。
学資保険が向いている人・向いていない人を整理するよ
こんな人には向いているよ
- 貯金が苦手でついお金を使ってしまう人:強制積立の仕組みが刺さるよ
- 子どもの教育費に不安がある人:大学費用は4年間で500万円以上かかることも多い。早めに備えておくと安心だよ
- 万が一のリスクに備えたい人:共働きでも、親に何かあったときの教育費をカバーしたいなら有効だよ
- 投資に興味がない・リスクを取りたくない人:元本割れのリスクがなく(途中解約しなければ)、確実に決まった金額を受け取れる安心感がある
こんな人には向いていないかも
- 投資や資産運用が得意な人:NISAやiDeCoなど、より高いリターンが期待できる手段がある
- 近い将来まとまった出費が予想される人:途中解約リスクが高いから、流動性の高い預金のほうが安全
- すでに十分な死亡保障がある人:払込免除の価値が下がるから、純粋な貯蓄目的なら他の手段と比較検討してみて
学資保険を選ぶときに比べるポイント
ポイント①:返戻率で比べる
まず一番わかりやすいのが返戻率だよ。同じ条件で複数の保険会社の返戻率を比べてみよう。返戻率が高いほど払った金額に対して多く返ってくるから、単純に「貯める効率」で言えば高いほうがいいよ。ただし返戻率が高い商品は保障が薄かったり、払込期間が短かったりすることもあるから、セットで確認することが大切だよ。
ポイント②:払い込み期間・受け取り時期を生活に合わせる
払込期間(何年間払い続けるか)と受け取り時期は、子どもの年齢や家庭の収入変化に合わせて選ぶといいよ。「子どもが18歳になったら大学の入学金が必要」というタイミングに合わせて受け取れるように逆算して設計しよう。また、払込期間が短いほど毎月の保険料が高くなるから、家計を圧迫しない範囲で設定することが大切だよ。
ポイント③:特約(オプション)に注意する
「特約」とはオプションのこと。医療特約(入院したときにお金が出る)や育英年金特約(親が亡くなったとき毎年お金が出る)など、いろんな特約があるよ。ただし特約をつけると保険料が上がって返戻率が下がることがある。「必要な保障を見極めて、余計なものはつけない」という視点が大切だよ。迷ったときは「医療保険は別で加入しているから特約はいらない」など、他の保険との重複を確認してみよう。
ポイント④:保険会社の財務健全性
学資保険は長期の契約だから、保険会社自体が18年後もちゃんと存在しているかどうかも大切な視点だよ。保険会社の財務健全性の目安として「ソルベンシー・マージン比率」という指標がある。つまり保険会社がどのくらい支払い能力を持っているかを示す数値のことで、200%以上が健全とされているよ。大手の保険会社を選べばそこまで心配しなくていいけど、知っておくと安心だよ。
