お金を借りたとき、返済日を過ぎちゃった経験ってないかな。あるいは、ショッピングローンやカードの支払いを忘れてたら「遅延損害金が発生しました」ってメッセージが来て「え、なにこれ?」ってなったこと、あるんじゃないかな。難しそうな言葉だけど、仕組みを知ると「あーそういうことか!」ってすぐわかるよ。この記事を読めば、遅延損害金がどんなものか・いくらかかるのか・どうすれば防げるかが全部わかるよ。
- 遅延損害金は、返済日を過ぎたときにかかる ペナルティとして上乗せされるお金 で、普通の利息とは別物だよ。
- 計算式は「元金 × 年率 ÷ 365 × 遅れた日数」で、法律で 上限年率20% と決められているよ。
- 遅れた日数が増えるほど金額が膨らむから、 1日でも早く返済する ことが一番の対策だよ。
もうちょっと詳しく
遅延損害金が実際に動き出すのは、返済期日の「翌日から」だよ。たとえば毎月25日が引き落とし日なのに口座残高が足りなかったとしたら、26日から遅延損害金のカウントがスタートする。ここで大事なのは、遅延損害金の利率は「契約書に書いてある利率」が基本だってこと。もし契約書に何も書いてなければ、民法で決まっている法定利率が自動的に適用される。2020年4月以降の民法改正では、法定利率は年3%(その後も変動する)とされているよ。ただし、消費者金融やクレジットカードのような貸金業者との契約では、出資法の上限である年20%が上限として使われることが多い。普通の売買取引や会社間の取引では、また違うルールが使われることもあるから、契約書を必ず確認する習慣をつけておこうね。
返済日の「翌日」からカウント開始!口座残高は前日までに確認しよう。
⚠️ よくある勘違い
→ 放置するほど金額は増え続け、信用情報(いわゆるブラックリスト)に傷がつき、将来ローンやカードが作れなくなる可能性があるよ。
→ 日割り計算なので、今日返せば今日で止まる。気づいたらすぐ行動することが損害を最小限にする正解だよ。
[toc]
遅延損害金とは何か?基本をおさえよう
「遅れたペナルティ」というシンプルな考え方
遅延損害金(ちえんそんがいきん)とは、お金を返す約束の日(返済期日)を過ぎてしまったときに、元のお金にプラスして払わなければならない金額のことだよ。「遅延」はつまり”約束の期日よりも遅れた”ということ、「損害金」はつまり”お金を貸している相手に与えた不利益を金額で補う”ということだよ。
わかりやすく例えると、友達に「来週の月曜日に1000円返すね」と約束して、そのままずっと返さなかったとしよう。友達はその1000円を使う予定があったかもしれないし、誰かほかの人に貸すこともできなかった。その「迷惑料」を数字で表したのが遅延損害金なんだ。
法律の世界では、お金を借りる・貸すという行為を「金銭消費貸借契約(きんせんしょうひたいしゃくけいやく)」と呼ぶよ。難しい名前だけど、つまり”お金の貸し借りの約束”ということ。この契約の中で、返済が遅れたときのルールとして遅延損害金が定められているんだ。
どんな場面で遅延損害金が発生する?
遅延損害金が発生する場面はいろいろあるよ。
- 消費者金融・カードローンの返済を忘れた
- クレジットカードの支払い日に口座残高が足りなかった
- 住宅ローンや車のローンの引き落としが失敗した
- 会社間の取引で、請求書の支払いが期日を過ぎた
- 個人間でお金を貸し借りして、返済が遅れた
日常生活でよく起きるのは、クレジットカードやカードローンの引き落とし日に銀行口座のお金が足りなかったケースだね。うっかりミスでも容赦なく発生するから、ちょっとした不注意が思わぬ出費につながるんだよ。
遅延損害金の計算方法を理解しよう
計算式はたったひとつ
遅延損害金の計算式は覚えちゃおう。とってもシンプルだよ。
遅延損害金 = 元金(残っているお金) × 年率 ÷ 365 × 遅れた日数
「年率」はつまり”1年間で何パーセントの遅延損害金がかかるか”という割合のことだよ。これを365で割ることで1日あたりの金額が出て、そこに遅れた日数をかけるという仕組みだ。
具体的な数字で計算してみよう
例えば、こんな状況を考えてみよう。カードローンの残高が30万円あって、年率14.6%の遅延損害金が設定されているとする。返済日を20日間過ぎてしまったら、いくらになるかな?
300,000円 × 0.146 ÷ 365 × 20日 = 2,400円
20日間で2,400円か、少ないかも?と思うかもしれないけど、これが3ヶ月(90日)続いたらどうなるかな。
300,000円 × 0.146 ÷ 365 × 90日 = 10,800円
3ヶ月で1万円以上かかるんだよ。しかも元金30万円の返済も残ったまま。放置すればするほど、払うべき総額がどんどん増えていくわけだ。
うるう年(366日)のときはどうなるの?
実は契約書によっては365日で計算する場合と366日で計算する場合があるよ。多くの金融機関は年間を通じて365日で統一しているけど、契約書に「366日」と書いてある場合はそちらが優先される。遅延損害金の計算方法は契約書に明記されているのが普通だから、気になる人は確認してみてね。
法律が決めている利率の上限
上限は「年20%」が基本
遅延損害金の利率は自由に設定できるわけじゃないよ。法律でちゃんと上限が決まっているんだ。消費者金融やクレジットカード会社など、お金を貸すことを仕事にしている「貸金業者」との契約では、遅延損害金の上限は年率20%と決まっているよ。
これは「出資法(しゅっしほう)」という法律が定めているルールで、つまり”これ以上は取ってはいけない”という天井のことだよ。もし契約書に年率25%とか30%と書いてあっても、法律を超える部分は無効になるから、心配しなくていいよ。
法律で決まっている「法定利率」も知っておこう
もし契約書に遅延損害金の利率が何も書いていなかった場合は、民法で決まっている「法定利率(ほうていりりつ)」が自動的に適用されるよ。法定利率はつまり”法律がデフォルトとして決めた利率”ということだよ。2020年4月の民法改正以降は年3%が基準で、3年ごとに見直しが行われる仕組みになっているんだ。
整理するとこんな感じだよ。
- 契約書に利率が書いてある場合:契約書の利率(ただし法律の上限を超えてはいけない)
- 契約書に何も書いていない場合:民法の法定利率(現在は年3%)
- 貸金業者との契約:上限は年率20%(出資法による)
商取引(ビジネスの取引)の場合は違うの?
会社と会社の間でお金のやり取りをするビジネスの場面では、商法(しょうほう)というルールも関係してくるよ。昔は商事法定利率が年6%と決まっていたけど、2020年の法改正でこの区別はなくなって、今は民法の法定利率に統一されているんだ。ただし、契約書に利率を明記しておくことはビジネスの世界では今でも一般的だよ。
遅延損害金を払わないとどうなる?
金額がどんどん増えていく
遅延損害金を放置すると、日を追うごとに金額が増え続けるのが一番つらいところだよ。元金の返済が止まっていても、遅延損害金のカウントは毎日続く。さらに、元金を返せていない状態が続けば、当然ながら元金に対してかかる遅延損害金も変わらない。雪だるま式に増えていくイメージだよ。
信用情報に傷がつく(ブラックリスト)
もっと怖いのが「信用情報」への影響だよ。信用情報とはつまり”お金の貸し借りに関するあなたの信用の記録”ということ。クレジットカードやローンの返済状況は、信用情報機関という組織に記録されているんだ。
返済が61日以上遅れたり、3回以上の支払いを滞納(たいのう)すると、いわゆる「ブラックリスト」に載ったような状態になる。そうなると、次のような影響が出てくるよ。
- 新しいクレジットカードが作れなくなる
- 住宅ローン・カーローンの審査に通らなくなる
- スマートフォンの分割払いができなくなる
- 賃貸物件の審査で落とされることがある
この記録は最長5〜10年残るから、若い時期の滞納が長期間にわたって生活に影響することもあるんだ。遅延損害金そのものよりも、こっちのダメージのほうが大きいケースもあるよ。
最終的には法的な手続きに発展することも
何ヶ月も返済が滞ると、貸した側は「一括返済の請求」ができるようになる。つまり”残りのお金を今すぐ全部返して”という要求だよ。それでも無視し続けると、裁判所を通じた差し押さえ(さしおさえ)という手続きに発展することもある。差し押さえとはつまり”給料や銀行口座のお金を強制的に回収すること”だよ。こうなるともう自分だけでは対処できない状態になってくるから、本当に困ったときは早めに専門家(弁護士や司法書士)に相談することが大事だよ。
遅延損害金を防ぐための具体的な対策
まず「自動引き落とし」を徹底しよう
遅延損害金が発生する一番よくある原因は「払い忘れ」と「口座残高不足」だよ。これを防ぐ一番シンプルな方法は、自動引き落とし(口座振替)の設定をしておくことだよ。カードやローンの引き落とし日に合わせて、事前に口座残高を確認しておく習慣をつけることが大事。
スマホのカレンダーに「引き落とし日3日前・残高確認」というリマインダーを設定しておくだけでも、滞納リスクはかなり下がるよ。
万一遅れたら「1日でも早く返す」が正解
うっかり返済日を過ぎてしまったことに気づいたら、その瞬間に行動しよう。遅延損害金は日割り計算だから、今日返せば今日でカウントが止まる。「どうせ遅れたからもういいや」と諦めず、気づいたタイミングで即入金することが損害を最小限にする方法だよ。
返済が難しくなったときは早めに相談
生活が苦しくて返済自体が難しい状況になっているなら、一人で抱え込まないことが大事だよ。金融機関に連絡して返済スケジュールの見直しを相談すると、場合によっては条件を変えてもらえることがあるよ。また、国が設けている「多重債務者相談窓口」や、各都道府県の消費生活センターでも無料で相談ができるから活用してみてね。放置が一番ダメで、早めの相談が一番の解決策だよ。
契約前に「遅延損害金の利率」を確認しよう
ローンを組んだりクレジットカードを作るとき、みんなは「年率何パーセント」という利息ばかり気にしがちだよね。でも遅延損害金の利率も必ず確認してほしいんだ。契約書の「期限の利益の喪失(きげんのりえきのそうしつ)」とか「遅延損害金」と書かれた箇所をチェックしよう。期限の利益の喪失とはつまり”遅れると残り全額を一括で返せと言われる権利を相手が持つこと”だよ。この条件も事前に知っておくと、いざというときに慌てずに済むよ。
