個別株って何?わかりやすく解説

「株って聞いたことあるけど、正直よくわかんないな〜」って思ったことない?ニュースで「〇〇株が急上昇!」とか「株価が暴落」とか聞いても、自分には関係ない話みたいに感じてたかもしれない。でも実は、個別株ってそんなに難しい話じゃないんだ。お小遣いの使い方を少し工夫するような感覚で理解できるよ。この記事を読めば、個別株がどんなものか・どうやって儲かるのか・どんなリスクがあるのかが全部わかるよ。

個別株って、普通の「株」と何か違うんですか?

いい質問だね!「株」っていうのは、会社のオーナー権(所有権)を細かく分けたものなんだ。そのうち「個別株」っていうのは、トヨタとかソニーとかアップルとか、特定の1社だけの株を買うことを言うよ。たとえばトヨタの株を買ったら、あなたはトヨタという会社のオーナーの一人になれるんだ。
オーナーになったら、何かいいことあるんですか?

大きく2つあるよ。1つ目は「配当金」——つまり会社が稼いだ利益の一部をもらえること。2つ目は「値上がり益(キャピタルゲイン)」——つまり買ったときより株価が上がったときに売ると、その差額が丸ごと自分の利益になること。100円で買った株が150円になったら、50円の儲けだね。
じゃあ、投資信託とは何が違うんですか?

投資信託は「詰め合わせギフトセット」みたいなもの。たくさんの会社の株をまとめてパックにしたやつを買うんだ。個別株は「この会社だけに賭ける!」という選択。自分でどの会社を応援するか選べる反面、その会社が失敗すると大きく損するリスクもある。投資信託よりもハイリスク・ハイリターンになりやすいのが個別株の特徴だよ。
初心者でも個別株って買えるんですか?

買えるよ!証券口座を開けば誰でも買える。ただ、最低購入金額が会社によってバラバラで、数万円から数百万円まであるんだ。最近は「単元未満株」といって1株から買えるサービスも増えてきてるから、少額から始めやすくなってるよ。ただし、初心者がいきなり全財産つぎ込むのはNG。まず仕組みをしっかり理解してからが大事だよ。
📝 3行でまとめると
  1. 個別株とは特定の1社の株を買うことで、その会社の オーナーの一人 になれること
  2. 儲け方は 配当金値上がり益 の2種類があり、投資信託よりリターンが大きい可能性がある
  3. 自分で会社を選ぶ分だけ リスクも高く、企業研究や分散投資の知識が必要になってくる
目次

もうちょっと詳しく

個別株の世界を理解するうえで大事なのが「株価はなぜ動くのか」というポイントだよ。株価は基本的に、その会社への「期待」と「不安」によって毎日上下する。たとえば「この会社、今年めちゃくちゃ業績がよさそう!」と思う人が増えると、みんなが買いに走るから株価が上がる。反対に「業績が悪化しそう…」という不安が広がると売る人が増えて価格が下がる。つまり株価は、その会社の本当の価値だけじゃなく、人々の心理にも大きく左右されるんだ。だから「絶対上がる」という予測は誰にもできないし、プロでも外すことがある。そこが難しくて面白いところでもある。個別株で成功するためには、会社の財務状況・業界のトレンド・世界の経済状況など幅広い知識が武器になってくるよ。

💡 ポイント
株価は「会社の実力+人々の期待・不安」で動く。感情に流されず冷静に判断するのが大事!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「有名な大企業の株を買えば絶対安心だ」
→ 大企業でも業績悪化・不祥事・業界の変化で株価が大幅に下落することがある。トヨタもソニーも過去に大きく下げた時期があるよ。
⭕ 「有名企業でもリスクはゼロじゃない、分散が大切」
→ どんな優良企業でも単一銘柄に集中投資はリスクが高い。複数の会社に分けて投資することで、1社がダメでも全滅しないようにするのが基本の考え方だよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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個別株とは?会社の「オーナー権」を買うということ

株式会社の仕組みをざっくり理解しよう

まず大前提として、なぜ会社が株を売るのかを知っておこう。会社がビジネスを大きくするには「お金」が必要だよね。銀行からお金を借りる方法もあるけど、もう一つの方法が「株を発行して多くの人にお金を出してもらう」こと。たとえばラーメン屋さんが「もっと店舗を増やしたい!でも資金が足りない」となったとき、「うちの会社の株を買ってください。儲かったら配当金を出しますよ」と声をかけることができる。このとき株を買った人は、そのラーメン会社のオーナーの一人になるわけだ。

個別株は「1社のオーナーになる」こと

個別株とは、つまりこの「1社の株を直接買う」行為のことだよ。トヨタの株を買えばトヨタのオーナー、任天堂の株を買えば任天堂のオーナーの一人になれる。株を持っている人のことを「株主(かぶぬし)」と呼ぶんだけど、株主になると色々な権利がもらえるんだ。たとえば会社の重要な決定に投票できる「議決権」、利益の一部をもらえる「配当金を受け取る権利」、さらに会社によっては自社製品の割引券や無料チケットがもらえる「株主優待」なんてものもある。株主優待でいうと、吉野家の株を持ってると牛丼の食事券がもらえたり、ANAの株を持ってると航空券の割引が受けられたりするんだ。これって結構おトクだよね。

上場株と非上場株の違い

ちなみに、誰でも自由に売り買いできる株のことを「上場株」と言う。「上場」とは証券取引所というマーケット(市場)に登録されること。東京証券取引所(東証)がその代表だよ。一方「非上場株」は、ごく限られた人しか買えない株のこと。普段ニュースで「〇〇株が上昇した」と言うときは、基本的に上場株の話だよ。個別株投資といえば、この上場株を証券会社を通じて売り買いすることを指しているんだ。

個別株でどうやって儲かるの?2つの仕組みを理解しよう

①値上がり益(キャピタルゲイン)

個別株で儲ける方法の1つ目は「安く買って高く売る」こと。たとえば1株1,000円のときに買って、その後1,500円になったタイミングで売れば、1株あたり500円の利益になる。これを「キャピタルゲイン」と呼ぶよ。つまり「資産(キャピタル)の値上がりで得られる利益(ゲイン)」ということ。スニーカーを定価で買っておいて、人気が出て価値が上がったフリマアプリで高く売る感覚に近いかな。ただし当然、買ったあとに値下がりしてしまったら損になる。1,000円で買ったのに800円になって売ったら、1株あたり200円の損失(これを「キャピタルロス」という)になってしまうんだ。

②配当金(インカムゲイン)

2つ目の儲け方が「配当金」だよ。会社が1年間の事業で利益を出すと、その一部を株主に分配してくれることがある。これが配当金。100株持ってて、1株あたり年間50円の配当が出たら、合計5,000円が口座に振り込まれるイメージだよ。配当金から得られる利益のことを「インカムゲイン」と呼ぶ——つまり「株を持っているだけで定期的に収入(インカム)が入ってくる利益(ゲイン)」ということ。貯金の利息みたいなもので、株を売らなくても入ってくるのが魅力だよ。ただし、すべての会社が配当を出すわけじゃない。利益を会社の成長につぎ込む方針の会社(特に成長中のベンチャー企業など)は配当ゼロってこともあるんだ。

配当利回りで比較してみよう

配当金の多さを比べるときに使う指標が「配当利回り」だよ。計算式はシンプルで「年間配当金 ÷ 株価 × 100」。たとえば株価が2,000円で年間配当が60円なら、60÷2,000×100=3%になる。日本の銀行の普通預金金利は現在0.1%前後だから、配当利回り3%はかなり魅力的に見えるよね。ただし、業績が悪化すれば配当が減ったりゼロになることもある。「高配当だから安心」とは限らないのが難しいところだよ。

個別株のメリット——なぜ人気があるの?

大きなリターンが狙えるのが最大の魅力

個別株の最大の魅力は、うまくいったときに大きな利益を得られること。たとえば2020年前後のコロナ禍に、Zoom(ビデオ会議サービス)の株を持っていた人は数倍以上の値上がりを経験した。投資信託のように「市場全体の平均リターン」に縛られず、自分の目利きで「この会社は絶対伸びる!」と見つけた銘柄が大化けすることもあるんだ。投資信託の年平均リターンが5〜7%程度といわれるなかで、個別株は年間50%・100%のリターンも夢じゃない。もちろんその逆も然りで、半分以下になる可能性もあるけど。

株主優待という特典がある

日本独自の文化として「株主優待」がある。自社の商品券・食事券・割引チケットなどを株主に配る制度で、特に日本株の魅力の一つだよ。たとえばマクドナルドの株を持てばバーガー類の無料引換券がもらえたり、オリエンタルランドの株を持てばディズニーランドの入場チケットがもらえたりする。配当金は現金だけど、株主優待は「体験」や「商品」としてリターンを受け取れる面白い仕組みだよね。ただし、優待目的で株を選ぶのはあくまでオマケ感覚で。業績や株価がボロボロの会社の優待だけが魅力的でも本末転倒だよ。

自分の好きな会社を応援できる

投資信託は「市場全体を買う」感覚だけど、個別株は「この会社を応援する!」という気持ちで選べる。自分がよく使う商品・サービスの会社、地元に本社がある会社、社会問題を解決しようとしている会社など、自分の価値観で選べるのが個別株の面白さだよ。応援する会社の決算資料を読んだり、業界ニュースを追ったりするうちに、自然と経済の仕組みや企業分析の力がついてくる。趣味と勉強と資産形成が一体化する感じで、ハマる人はとことんハマるんだ。

個別株のデメリットとリスク——怖い部分もちゃんと知っておこう

最悪、ゼロになることもある

個別株の一番怖いリスクは「倒産リスク」だよ。会社が倒産してしまうと、株の価値はほぼゼロになってしまう。投資信託なら何百・何千社に分散されているから1社倒産しても影響は小さいけど、個別株は1社に集中しているぶん、その会社がダメになったときのダメージが大きい。歴史的にみても、かつてはエリート企業と言われた会社が数年後に倒産した例は珍しくない。どんなに有望に見えても100%安全な会社なんてないということを忘れないでほしいんだ。

値動きが激しくて精神的にきつい

個別株は1日で5%・10%動くことも珍しくない。100万円分の株が1日で90万円になったりするわけだから、精神的なプレッシャーはかなり大きいよ。投資信託の積み立ては「値動きを気にせずコツコツ積み立てる」スタイルが基本だけど、個別株は値動きを追いかけたくなって、気づいたら毎日株価チェックしてハラハラ…なんてことになりがち。感情的な判断(怖くて底値で売ってしまう、欲張って天井で買ってしまうなど)が失敗につながるケースが多いんだ。

勉強コストが高い

個別株で安定して利益を出すには、会社の財務諸表(決算書——つまり会社のお金の流れを記録した書類)を読む力・業界の動向を理解する力・マクロ経済(世界全体の経済の流れ)を把握する力などが必要になってくる。これらを一から学ぶのは時間がかかるし、プロでも読み違えることがある。「とりあえず有名な株を買えばOK」という甘い考えでは長続きしないのが現実だよ。まずは少額から始めて、経験を積みながら少しずつ学んでいく姿勢が大事だよ。

個別株の始め方——最初の一歩はこれだけでOK

STEP1:証券口座を開く

個別株を買うには、まず「証券口座」を開く必要がある。つまり株専用の銀行口座みたいなもの。SBI証券・楽天証券・松井証券などのネット証券が手数料が安くて人気だよ。口座開設は基本的に無料で、マイナンバーカードと本人確認書類があればスマホからでも手続きできる。ただし18歳未満の場合は親名義の口座が必要になるから、保護者に相談してみてね。

STEP2:入金して銘柄を選ぶ

口座を開いたら、銀行からお金を移して(入金して)、買いたい会社の株(銘柄(めいがら)——つまり株式市場で売買されている各会社の株のこと)を選ぶ。銘柄は証券会社のアプリで会社名やコード番号で検索できるよ。たとえばトヨタ自動車の証券コードは「7203」、ソニーグループは「6758」という感じ。この4桁の番号で株を識別するんだ。最近はSBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ」など、1株から少額で買えるサービスも充実してきているから、まず1株数百円〜数千円の会社から始めてみるのがおすすめだよ。

STEP3:売買注文を出す

株の注文方法には大きく2種類ある。「成行注文(なりゆきちゅうもん)」は今すぐ市場の価格で買う方法。「指値注文(さしねちゅうもん)」は「〇〇円になったら買う」と価格を指定する方法。初心者は成行注文で手っ取り早く始めるのが多いけど、予期せず高い価格で買ってしまうリスクもあるから、指値注文で希望価格を指定する方法も覚えておくといいよ。注文を出すと、取引が成立したときに「約定(やくじょう)」という通知が来て、正式に自分の株になるんだ。最初はこの一連の流れを体験するだけでも、株の仕組みへの理解がグッと深まるはずだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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