後場って何?わかりやすく解説

株のニュースを見ていると「後場は売りが優勢でした」とか「後場に入って急騰した」なんて言葉が出てきて、「後場ってなに?」ってなったことない?株の世界には独特の時間割があって、その中でも「後場」は毎日必ず登場するキーワードなんだ。この記事を読めば、後場がどんな時間帯で、なぜ大事なのかがちゃんとわかるよ。

「後場」って読み方もわからないんだけど……これって「あとば」?

「ごば」って読むんだよ。株式市場、つまり株を売ったり買ったりする場所には1日に2つの取引時間帯があってね。午前中の時間帯を「前場(ぜんば)」、午後の時間帯を「後場(ごば)」っていうんだ。
えっ、株って1日中ずっと売り買いできるんじゃないの?

それがそうじゃないんだよ!学校に時間割があるのと同じで、株の市場にも「開いている時間」が決まってるの。東京証券取引所(東証)の場合、前場は朝9時〜11時半、お昼休みをはさんで後場は12時半〜16時なんだ。それ以外の時間は取引できないよ。
お昼休みがあるんだ!なんで途中で休憩するの?

昔は取引のデータを手作業で整理していた時代があって、その名残でお昼休みが続いているんだよ。今はコンピューターでやってるから技術的には休まなくてもいいんだけどね。ちなみにランチタイムの取引はできないから、「お昼に急なニュースが出た!」という場合は後場が始まってから価格に反映されることになるんだ。
後場って、前場と何か違いはあるの?

大きな違いは「その日の最後の価格(終値)」が決まるのが後場、ってこと!終値はニュースでも「今日の日経平均株価は〇〇円でした」って紹介される数字で、企業の価値を測るときの基準になるんだ。だから特に後場の終わり際の動きはすごく注目されるよ。
📝 3行でまとめると
  1. 株式市場には時間割があり、午後の取引時間帯を後場(ごば)という
  2. 東証の後場は12時半〜16時で、その日最後の価格「終値」が決まる重要な時間
  3. お昼のニュースや海外市場の動きが後場の価格に影響することが多い
目次

もうちょっと詳しく

後場(ごば)とは、株式市場における午後の取引時間帯のことで、つまり「午後に株の売り買いができる時間」のことだよ。東京証券取引所(東証)では12時30分から16時00分まで。2024年11月からは従来の15時30分から16時00分に延長されたんだ。前場(ぜんば)がお昼前の取引時間、後場がお昼後の取引時間という2本立てになっているのが日本の株式市場の特徴。後場が終わったときの株価を「終値(おわりね)」といって、その日の株の最終的な値段として翌朝のニュースで報告されるよ。後場の動きはお昼に入ってきたニュースや、アメリカの株式先物市場の動向にも左右されるから、前場とはまた違った値動きになることも多いんだ。

💡 ポイント
後場が終わると「終値」が確定!その日の株価として記録されるよ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「後場って午後ずっと株を買えるんでしょ?」
→ 12時半〜16時の間だけ。夜や土日は取引できないよ
⭕ 「後場は平日の12時半〜16時だけ取引できる時間」
→ 16時以降・週末・祝日は市場が閉まっているので売買不可。ニュースを見て「今すぐ売りたい!」と思っても時間外はできないんだ
なるほど〜、あーそういうことか!

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後場ってそもそも何?株の「時間割」を知ろう

学校の時間割と同じ感覚で理解しよう

株式市場には、学校の時間割みたいに「何時から何時まで取引できる」というルールがあるんだ。これを知らないと「なんで夜中に株価が動かないの?」とか「土日に取引できないの?」という疑問だらけになるよね。

日本の株式市場の本拠地、東京証券取引所(東証)の1日はこんな感じ。

  • 前場(ぜんば):午前9時00分 〜 午前11時30分
  • 昼休み:午前11時30分 〜 午後12時30分
  • 後場(ごば):午後12時30分 〜 午後16時00分

前場と後場を合わせた1日の取引時間は合計5時間30分。「少なくない?」と感じるかもしれないけど、これが長年続いてきた日本の株式市場のスタイルなんだ。

ちなみに「後場」という言葉、語源は相撲の「場所」から来ているとも言われているよ。昔は株の売買を「競り(せり)」のようにやっていて、市場のことを「場」と呼んでいたんだ。前半の「場」が前場、後半の「場」が後場、というわけ。

後場が始まるのは「昼ごはんを食べた後」と覚えよう

お昼の12時半ちょうどに後場がスタートするよ。最初についた価格を「寄り値(よりね)」または「後場の寄り付き(ごばのよりつき)」と言って、ニュースでも「後場寄りつきは小幅高でした」なんて表現が使われるんだ。つまり「午後の取引が始まった瞬間の価格はちょっと上がっていましたよ」という意味だよ。

お昼休みの間に何かニュースが出たり、海外の市場に動きがあったりすると、後場が始まった瞬間にドカンと値動きすることもあるから要注意なんだ。

後場が終わると「終値」が決まる

終値ってなに?なぜ大事なの?

後場が終了する16時00分ぴったりに、その日最後の取引価格が決まる。これを終値(おわりね)という。つまり「その日の株価の最終答え」みたいなもの。

夜のニュースで「今日の日経平均株価は3万8000円でした」と言うとき、その「3万8000円」が終値なんだ。翌朝の新聞の株価欄に載るのも、この終値だよ。

終値がなぜ大事かというと、企業の価値や投資家の評価を「数字1つ」で表すものだから。機関投資家(つまり銀行や保険会社みたいな大きなお金を動かすプロ)は終値を基準にして運用成績を計算するし、ファンドの基準価額(つまり投資信託の値段)もその日の終値をもとに計算されるんだ。

終値の決め方には特別なルールがある

終値は「最後に成立した取引の価格」というだけじゃなくて、「板寄せ(いたよせ)」という方法で決まるんだよ。板寄せとは、つまり「売りたい人と買いたい人の注文をまとめて一番取引が成立しやすい価格を計算する方式」のこと。

例えを出すと、文化祭のバザーみたいな感じ。売り手が「100円で売りたい」「150円で売りたい」「120円で売りたい」と集まってきて、買い手が「130円なら買う」「110円なら買う」と集まってきたとき、一番多く取引が成立できる価格を計算して決める、というイメージ。これが株の終値の決め方なんだ。

だから「16時ちょうどの最後の取引価格」ではなく、16時までに集まった注文を一斉に集計して計算した価格が終値になるよ。

後場の値動きに影響するもの

お昼のニュースが後場を動かす

お昼休みの11時30分〜12時30分の間、株の取引はストップしている。でも世の中のニュースはお昼でも止まらないよね。そのお昼休みに飛び込んできたニュースが、後場の最初の価格(寄り付き)に一気に反映されることになるんだ。

例えばこんな感じ。

  • 「〇〇会社が新製品の特許を取得」→後場で〇〇会社の株が急上昇
  • 「△△国で大きな地震が発生」→後場で市場全体が下落
  • 「日銀(日本銀行)が金利を変更」→後場で銀行株が大きく動く

こうしたニュースを受けて後場が始まると、「寄り付きから大きく動いた!」なんて表現がニュースで使われるよ。

アメリカの先物市場も後場に影響する

日本時間の午後、アメリカはまだ夜明け前(時差があるから)。でもアメリカには「先物(さきもの)市場」、つまり「将来の株価を今の時点で売買する市場」があって、これが24時間近く動いているんだ。

日本の後場の時間帯、アメリカの先物市場がどっちに動いているかを見て、「今夜のアメリカ市場は上がりそうだな」「下がりそうだな」という予測が生まれる。その予測が日本の後場の動きに影響するんだよ。

株式市場はグローバル、つまり世界中でつながっているから、日本の後場はアメリカや欧州の動きにも敏感に反応するんだ。世界経済のニュースが「午後の相場を動かす」という感覚で覚えておくといいよ。

後場を表す言葉を覚えよう

「後場寄り(ごばより)」「後場引け(ごばびけ)」

株のニュースや記事では後場に関連した独特の表現がたくさん出てくる。よく使われる言葉をまとめるね。

  • 後場寄り(ごばより):後場が始まった直後のこと。つまり12時30分ちょうどの値動きのこと
  • 後場引け(ごばびけ):後場が終了したこと。つまり16時00分ちょうどのこと。「引け」は「幕が引かれる」というイメージで「終わり」を意味するよ
  • 引け値(ひけね):後場引けのときの価格、つまり終値のこと
  • 大引け(おおびけ):その日の最後の取引が終わること。後場引けと同じ意味で使われることが多いよ

例えば「大引けにかけて売りが膨らんだ」というニュース表現は、つまり「後場の終わりごろにかけてたくさん売られた」という意味。16時ごろに向かってどんどん株価が下がっていったというイメージだね。

「後場は売り優勢」「後場は買いが入った」の意味

ニュースでよく聞く「後場は売り優勢」というフレーズ。これは後場の時間帯中、株を売る人が多くて株価が全体的に下がった、という意味だよ。逆に「後場は買いが入った」は、後場で株を買う人が増えて株価が上がった、ということ。

「優勢(ゆうせい)」というのはスポーツでいう「〇〇チームが優勢」と同じ使い方で、「売る側が強かった」=「売り優勢」という表現になるんだ。

後場が大事な理由まとめ

投資をするなら後場の動きは要チェック

後場は単なる「午後の取引時間」というだけじゃなくて、いくつかの理由でとっても重要な意味を持つんだ。

  • 終値が決まる:その日の株価の「答え」が後場の終わりに出る
  • ニュースの影響を受けやすい:お昼のニュースや海外市場の動きが後場にダイレクトに出る
  • 出来高が多くなりやすい:特に大引け前後は取引量(出来高、つまり売買された株の数)が増えることが多い
  • 機関投資家が動きやすい:プロの投資家は終値を意識して後場に集中して売買することがある

株を実際に取引するとき、前場だけ見て「今日はこうだった」と判断するのは早合点かもしれない。後場が始まってガラッと雰囲気が変わることもよくあるから、1日の流れを通して見ることが大切なんだ。

前場と後場の違いを比べてみよう

前場と後場、何が違うのかを整理しておくね。

  • 始まりのきっかけ:前場は「朝の市場オープン」、後場は「昼休みが終わったこと」
  • 直前の情報:前場は前日夜のニュースや海外市場の終値を受けてスタート。後場はお昼のニュースや海外の先物市場を受けてスタート
  • 決まる価格:前場では「始値(はじめね)」(その日最初の価格)が決まる。後場では「終値(おわりね)」(その日最後の価格)が決まる
  • 時間の長さ:前場は2時間30分、後場は3時間30分で、後場のほうが長い

こうして比べると、後場のほうが「1日の結論が出る時間帯」として重みがあることがわかるね。特に終値は毎日ニュースになるから、後場が株の世界でいかに注目されているかがよくわかると思うよ。

2024年に後場の時間が延びた!

実は2024年11月5日から、東証の後場終了時刻が従来の「15時30分」から「16時00分」に30分延長されたんだ。これは約70年ぶりの大きな変更で、かなり話題になったよ。

なぜ延長したかというと、「日本の株式市場をもっと使いやすくしよう」「海外の投資家にも参加しやすい環境を作ろう」というのが主な理由。海外から日本株に投資している人にとっては、30分余裕が生まれるから取引しやすくなったんだ。

この延長によって、後場は以前より30分長くなった。「株価が動く時間が増えた=チャンスも増えた、リスクも増えた」ということで、投資家には歓迎する声も慎重な声もあったよ。

こういった取引時間の変更は株式市場全体に影響するから、株に興味がある人はこういうルールの変化にも注目しておくといいね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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