「株って聞いたことあるけど、なんか難しそう…」って思ったことない?ニュースで「株価が下がった」とか「株で儲けた」とか聞くたびに、なんとなくお金持ちの人がやる難しいものだってイメージがあるよね。でも実は、株のしくみって知れば知るほど「あ、そういうことか!」ってなるくらいシンプルなんだよ。この記事を読めば、株がどういうものか、なんで株価が上がったり下がったりするのか、ちゃんとわかるよ。
- 株式とは会社のオーナー権利の一部で、持っていると配当や議決権がもらえる
- 株価は需要と供給で動き、会社の人気や業績によって毎日変わる
- 株投資には元本割れのリスクがあるため、余裕資金で長期的に考えることが大切
もうちょっと詳しく
株式は英語で「stock」または「share」って言うよ。会社が事業を始めたり大きくしたりするためには、たくさんのお金(これを資金って言う)が必要なんだ。そのお金を集める方法のひとつが「株式を発行する」こと。つまり会社が「うちのオーナー権を細かく切り分けて、買ってくれる人を募集する」ってイメージ。株を買ってくれた人たちが出したお金を使って、会社は工場を建てたり新しい商品を開発したりできる。株主は会社が成長するほど、自分の株の価値も上がるし配当ももらえる。会社と株主はお互いに助け合う関係なんだよ。株式市場(株を売り買いする場所)には毎日何百万という取引が行われていて、株価はリアルタイムで変動しているんだ。
株を持つ=会社のオーナーの一員!配当と値上がり益の2種類の利益がある。
⚠️ よくある勘違い
→ 「どうせ運次第でしょ?」と思って投資を敬遠する人が多い
→ ギャンブルは参加者の間でお金が移動するだけだけど、株は会社が本当に成長することで価値が生まれる。もちろん短期売買はリスクが高いけど、長期的に分散投資すれば経済の成長の恩恵を受けやすくなるんだよ。
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株式って何?超基本のキホン
会社はどうやってお金を集めるの?
新しいビジネスを始めるとき、必ずお金が必要になるよね。カフェを開くなら店舗の家賃・内装・食材の仕入れ・スタッフの給料…全部お金がかかる。でも最初からそんな大金を1人で用意するのって、かなり大変だよね。
会社がお金を集める方法は大きく2つある。1つは銀行から借りる「融資(ゆうし)」、もう1つが今日のテーマ「株式を発行する」こと。株式を発行するっていうのは、会社のオーナー権を小さく切り分けて「買いませんか?」と広く人々に呼びかけることなんだ。
たとえばトヨタが新しい工場を建てるのに1000億円必要だとして、「1株1000円の株を1億株発行する」と決めたとすれば、全部売れれば1000億円が集まる計算だよ。これが株式でお金を集めるしくみ。
株主になるとどんないいことがあるの?
株を買った人(株主)には3つのメリットがある。
- 配当金(はいとうきん):会社が儲かったとき、その利益を株主に分けてくれるお金のこと。持っている株の数が多いほどたくさんもらえる。
- キャピタルゲイン:つまり「株価が上がったときに売って得られる利益」のこと。100円で買った株が200円になったときに売れば、100円の儲けが出るよ。
- 株主優待(かぶぬしゆうたい):会社の商品やサービスが割引になったり、無料でもらえたりするサービス。吉野家の株を持っていると食事券がもらえるとか、映画会社の株を持っていると映画が無料で観られるとか、そういうやつ。
一方でリスクもある。株価が下がれば資産が減るし、会社が倒産すると株の価値がゼロになる可能性もある。メリットとリスクがセットになっているのが株の特徴だよ。
株価はどうやって決まるの?
「人気投票」みたいなもの
株価を一言で言うなら、「その会社に対するみんなの期待値」だよ。株を「欲しい人(買いたい人)」が多ければ値段は上がり、「手放したい人(売りたい人)」が多ければ値段は下がる。これは普通の商品と同じ「需要と供給(じゅようときょうきゅう)」のルール、つまり「欲しい人が多いほど高くなる、余りすぎると安くなる」という経済の基本ルールで動いているんだ。
フリマアプリを思い浮かべてみて。新発売で人気爆発のスニーカーは定価より高く売れたりするでしょ?でも誰も欲しがらないモデルは定価以下で叩き売られてたりする。株もまったく同じイメージで動いているんだよ。
株価が動く3つの理由
「でも何がきっかけで株価って動くの?」って思うよね。主な原因は3つある。
- 業績(ぎょうせき)の変化:会社の売上や利益が良くなれば株価は上がりやすく、悪くなれば下がりやすい。「今年は過去最高益!」というニュースが出ると株価が急上昇することもよくあるよ。
- 経済全体の動き:景気が良くなると全体的に株価が上がりやすく、不況になると下がりやすい。コロナショックのとき、ほぼ全ての株価が一斉に下落したのはこれが原因だよ。
- ニュースや噂:「あの会社、新商品が大ヒットしそう」「大規模な不祥事があった」という情報が出ると、株価は一気に動く。人々の「期待」と「不安」がそのまま株価に反映されるんだ。
株価は1日に何度も変わり、世界中でリアルタイムに売買されている。東京証券取引所(東証)という場所では、毎日膨大な数の取引が行われているんだよ。
株式市場ってどんな場所?
証券取引所という「株の市場」
株を買ったり売ったりする場所を証券取引所(しょうけんとりひきじょ)って言う。つまり「株の売買ができる公式な市場」のこと。日本では「東京証券取引所(略して東証)」が有名で、世界でも規模の大きな取引所のひとつだよ。アメリカには「ニューヨーク証券取引所(NYSE)」や「ナスダック(NASDAQ)」がある。アップルやグーグルはナスダックに上場しているよ。
「上場(じょうじょう)」っていうのは、つまり「その証券取引所で株を売り買いできるようになること」のこと。上場するためには財務の透明性とか一定の規模とか、いろいろな条件をクリアしないといけないんだ。だから上場している会社はある程度信頼性がある、ということの証明にもなっているよ。
誰でも株を買えるの?
今の時代は誰でも株を買えるよ。必要なのは証券口座(しょうけんこうざ)、つまり「株を買うための専用の口座」を開くことだけ。楽天証券やSBI証券みたいなネット証券なら、スマホひとつで口座開設できる。未成年でも親権者の同意があれば口座を作れる証券会社もあるよ。
昔は最低でも数十万円ないと株が買えなかったけど、今は「1株から買える」サービスも増えてきた。たとえばトヨタの株を1株だけ買うことも可能になってきているんだ。少額からでも株主になれる時代になったんだよ。
株式投資の基本的な考え方
「長期・分散・積立」が基本
株式投資で大切なのは「短期で一発当てよう」という考え方ではなく、「長い目で見て少しずつ増やす」という発想だよ。投資の世界では長期・分散・積立という3つの言葉がよく使われる。
- 長期(ちょうき):短期間での値動きに一喜一憂しないで、10年・20年という単位で投資を続けること。歴史的に見て、長期間保有していれば株式投資の平均リターンはプラスになっていることが多いよ。
- 分散(ぶんさん):1つの会社だけに集中して投資するのではなく、たくさんの会社に分けて投資すること。「卵を1つのカゴに盛るな」という投資の格言があって、1社が倒産しても全滅しないようにするためだよ。
- 積立(つみたて):毎月一定額をコツコツと投資し続けること。株価が高いときも安いときも買い続けることで、平均的な購入価格を安定させるドルコスト平均法という効果が得られるんだ。
NISAって何?株と関係あるの?
最近「NISA(ニーサ)」って言葉を聞いたことない?NISAとは国が用意した投資の税金優遇制度、つまり「投資で得た利益にかかる税金を0円にしてあげますよ」という国のサービスのこと。通常、株で利益が出ると約20%の税金がかかるんだけど、NISA口座を使えばその税金がかからないんだ。
たとえば株で10万円の利益が出たとして、普通なら約2万円の税金を払う必要があるけど、NISAなら全部手元に残る。国が「将来のためにお金を増やしてください」と応援してくれているんだよ。2024年からは「新NISA」になって、使いやすさがさらにアップしたんだ。
株式と社会のつながり
株式市場は経済の「体温計」
株式市場全体の動きを示す指標を株価指数(かぶかしすう)って言う。日本では日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)、アメリカではS&P500やダウ平均が有名だよ。これらの指数が上がっているときは経済全体が好調、下がっているときは不調のサインとして見られることが多い。ニュースで「今日の日経平均は○○円でした」って聞くやつ、あれのことだよ。
株式市場は単にお金を増やす手段というだけじゃなくて、会社の成長を支えるインフラ(社会の基盤)でもある。優れたビジネスアイデアを持つスタートアップ企業が株式を発行して資金を集め、その資金で新しい技術やサービスを生み出す。私たちが使っているスマホのアプリも、株式市場を通じて集まったお金がきっかけで生まれたものが多いんだよ。
株主として社会に関わる
最近注目されているのがESG投資という考え方で、つまり「環境・社会・企業統治に配慮している会社を選んで投資しよう」ということ。単に利益を追うだけでなく、地球環境に優しい会社や、従業員を大切にしている会社を応援するために株を買う人が増えているんだ。
株主は株主総会(かぶぬしそうかい)という会議に参加して、会社の方針に賛成や反対の票を投じる権利がある。つまり株を持つことは、「その会社の未来の方向性に自分の意見を言える権利」を持つことでもあるんだよ。小さな個人投資家でも、大きな会社の決定に参加できる。これって株式のすごく面白い側面だと思わない?
株式っていうのは、ただの「お金を増やす道具」じゃなくて、会社と個人をつなぐ仕組みであり、経済全体を動かすエンジンでもあるんだ。最初は難しそうに見えても、しくみを理解してしまえば「なんだ、そういうことか!」ってなるくらいシンプルでしょ?まずは身近な会社の株価を調べてみるところから、株式の世界を覗いてみてよ。
