追加型って何?わかりやすく解説

投資信託を調べていて「追加型」って言葉が出てきたとき、「単位型との違いって何?」「いつでも買えるってどういうこと?」ってなったことない?実はこれ、投資信託を選ぶうえで最初に理解しておくべき超基本の分類なんだよ。この記事を読めば、追加型の意味・仕組み・単位型との違いまでバッチリわかるよ。

「追加型」って名前をよく見るんだけど、これって何が「追加」されるの?

いい質問!「追加」されるのはお金(資金)だよ。つまりいつでも好きなタイミングで資金を追加して買えるタイプの投資信託のことを「追加型」って言うんだ。反対に「単位型」は最初の募集期間しか買えない。コンビニで例えると、追加型は24時間いつでも入店できるコンビニ、単位型は「オープニングセールの日しか入れないお店」みたいなイメージだよ。
じゃあ今から投資信託を始めるなら、ほとんど追加型ってこと?

そう!今の投資信託の9割以上が追加型だよ。証券会社のサイトで「投資信託を買う」と選んだら、ほぼ追加型だと思っていい。NISAやiDeCoで積み立てるときも追加型の投資信託を使っているんだ。単位型はどんどん数が減っていて、今はほとんど見かけないくらいになってるよ。
「オープン型」って言葉も見たんだけど、追加型と同じもの?

実はほぼ同じ意味で使われることが多いんだけど、正確には少しだけ違う。追加型は「いつでも購入・追加購入できる」ことに注目した呼び方で、オープン型は「いつでも解約(売却)できる」ことに注目した呼び方なんだ。でも現実には追加型=オープン型として理解しておいて問題ないよ。金融庁の分類では「追加型」という言葉を使ってるから、試験や書類では「追加型」を覚えておこう。
じゃあ追加型って何かデメリットはないの?いつでも買えるなら最高じゃない?

鋭い!いつでも買えるってことは、いつでも解約(売却)もできるってことなんだよね。そうするとファンドマネージャー(つまり運用を担当するプロ)が、急に大量の解約が来たときに現金を用意しないといけなくて、運用が少し難しくなることもある。でも普通の個人投資家にとっては「いつでも買って、いつでも売れる」メリットの方がずっと大きいから、デメリットはほぼ気にしなくていいよ。
📝 3行でまとめると
  1. 追加型とは、購入期間が決まっていない投資信託のことで、いつでも自由に買い増しや解約ができる
  2. 現在販売されている投資信託のほとんどが追加型で、NISAやiDeCoで積み立てるファンドも基本的に追加型
  3. 反対の「単位型」は募集期間中しか買えないタイプで、今はほとんど見かけなくなっている
目次

もうちょっと詳しく

追加型投資信託は、英語では「Open-End Fund(オープンエンドファンド)」とも呼ばれるよ。「オープン」=いつでも開いている、というイメージで覚えるとわかりやすい。投資家が買いたいときに買い、売りたいときに売れる仕組みになっているから、ファンドの規模(純資産総額)は毎日変わるんだ。1000億円規模のファンドが翌月には1200億円になることも、逆に800億円に縮むこともある。この「資金が追加されたり減ったりする」という特徴が「追加型」という名前の由来だよ。日本では1941年に最初の追加型投資信託が設定されたとされていて、その後NISAやiDeCoの普及とともに個人投資家にとって身近な存在になってきた。今や日本国内で販売されているファンドのうち追加型が占める割合は非常に高く、初心者が「投資信託って何?」と調べると必ず出会う基礎知識のひとつだよ。

💡 ポイント
追加型=いつでも買える・売れる。NISAで使うファンドはほぼ全部これ!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「追加型は毎月少しずつ積み立てるタイプのことでしょ?」
→ 「追加型」と「毎月分配型」や「積立型」は別の話。追加型はあくまで「いつでも購入できる仕組み」のことで、分配金の頻度や積立方法とは関係ない分類だよ。
⭕ 「追加型は購入タイミングに制限がない投資信託の種類のこと」
→ 積立も一括購入も、どちらも追加型でできる。「いつでも買えるかどうか」という入口の話と、「どう積み立てるか」という運用の話は別々に考えよう。
なるほど〜、あーそういうことか!

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追加型とは何か?まず基本をおさえよう

投資信託の「型」って何を分類しているの?

投資信託にはいくつかの分類軸があって、その中のひとつが「購入できるタイミング」による分類だよ。投資信託を買うときって、いつでも自由に買えるイメージがあるよね?でも実はすべての投資信託がそうじゃないんだ。大きく分けると「追加型」と「単位型」の2種類がある。

追加型(つまり〜ということ:好きなときに何度でも追加購入・解約ができるタイプの投資信託)は、ファンドが運用されている間、いつでも申し込みができるよ。今日100万円を買って、来月また50万円追加して……というのが普通にできる。

一方の単位型(つまり〜ということ:最初の募集期間が終わったら新規購入ができないタイプ)は、開設当初の「ファンドの立ち上げ期間」にしか買えない。その後は原則として中途解約もできない仕組みになっているものが多かったんだ。

追加型が圧倒的多数な理由

投資信託を販売する証券会社や銀行にとって、「いつでも買ってもらえる」追加型の方が継続的に販売手数料を得やすい。投資家にとっても「欲しいときに買えない」単位型より「いつでも買える」追加型の方が便利だよね。そういった需要と供給の一致から、現在は追加型が主流になっているよ。

具体的な数字で言うと、投資信託協会のデータによれば日本国内で販売されている投資信託のうち純資産総額ベースで9割以上を追加型が占めているんだ。単位型はかつては多く存在していたけど、新規設定がほぼなくなって数が激減しているよ。

追加型の仕組みをもっと詳しく見てみよう

基準価額(きじゅんかかく)ってどういうもの?

追加型を理解するうえで欠かせないのが「基準価額」という概念だよ。基準価額(つまり〜ということ:投資信託1口あたりの値段のこと)は毎営業日に計算・公表されるんだ。株みたいにリアルタイムで価格が動くわけじゃなくて、1日1回だけ値段が決まる仕組みになってるよ。

イメージとしては、学校の給食を思い浮かべてみて。給食の1食あたりの料金は毎日変わらないけど、材料費が変動したら翌月から調整される、みたいな感じ。追加型の投資信託は毎日終値で計算されて、翌朝に「昨日の基準価額は○○円でした」と公表されるよ。

追加型では、この基準価額をもとに「今日の申し込み分は翌日の基準価額で取引されます」という流れになるんだ。だから「今日の10時に申し込んで、今日の昼の値段で買った」とはならない。これを「フォワードプライシング」と言って、公平性を保つための仕組みなんだよ。

純資産総額が毎日変わるってどういうこと?

追加型の特徴として、ファンド全体の規模を示す「純資産総額」(つまり〜ということ:ファンドが運用しているお金の総額)が毎日変わるという点がある。なぜなら、新しく買う人がいればファンドに資金が流入して増えるし、解約する人がいれば資金が出て行って減るから。さらに組み入れている株や債券の値段が上下することでも変わるよ。

これはファンドが生きているということを意味していて、追加型の投資信託には「資金流出リスク」というものがある。もし一度にたくさんの人が解約しようとすると、ファンドマネージャーは株や債券を売って現金を作らないといけない。そのせいで残った投資家が不利益を被る可能性があるから、大型ファンドほど安定的な資金流入が重要なんだよ。

単位型との違いを比べてみよう

単位型ってどんなファンドだったの?

単位型投資信託の歴史は古くて、日本の戦後の高度経済成長期に多く設定されたんだ。当時は「大切なお金を長期間運用してもらって、満期に受け取る」というコンセプトで人気があったよ。定期預金に近い感覚で使われていたんだ。

単位型の特徴を整理するとこんな感じ。

  • 募集期間(たとえば「2024年4月1日〜4月30日の1ヶ月間だけ」)にしか買えない
  • 「クローズド期間」という途中解約できない期間が設けられることが多かった
  • 満期(償還日)が最初から決まっているものが多い
  • 運用期間中は基本的に追加購入ができない

今の感覚で言うと「春の限定商品セール期間中だけ注文できて、キャンセルもできない通販」みたいなイメージかな。昔はそれでも預金より高いリターンが期待できたから人気があったんだけど、低金利時代が続く中で魅力が薄れていったよ。

追加型と単位型を比べた表

2つのタイプの主な違いをまとめてみるよ。

  • 購入できるタイミング:追加型はいつでも/単位型は募集期間中のみ
  • 追加購入:追加型はできる/単位型は原則できない
  • 解約:追加型はいつでもできる/単位型はクローズド期間は不可が多い
  • 満期(償還日):追加型は無期限のものが多い/単位型は最初から設定されることが多い
  • 現在の主流か:追加型は主流(9割以上)/単位型は激減・ほぼ新設なし

見てわかる通り、個人投資家にとっては追加型の方が圧倒的に自由度が高いんだよね。

NISAやiDeCoでの追加型の使われ方

積立投資と追加型は相性バツグン

「毎月決まった金額を積み立てる」という積立投資の方法は、追加型だからこそできることなんだ。毎月5日に1万円分を買う、という設定をしておけば、自動的に毎月その日に基準価額で購入が実行される。これはファンドがいつでも購入申し込みを受け付けてくれる追加型だから実現できる仕組みだよ。

もし単位型だったら「今月の積立日が募集期間外だから買えませんでした」なんてことが起きてしまう。積立投資の計画が崩れてしまうよね。だからNISAもiDeCoも、制度の設計上追加型の投資信託しか使えない(正確にはNISAでは単位型を除外しているわけではないけど、実際に対象になっているファンドはほぼすべて追加型だよ)。

ドルコスト平均法との組み合わせ

追加型投資信託を使った積立投資でよく聞くのが「ドルコスト平均法」(つまり〜ということ:毎回同じ金額を購入することで、価格が高いときは少なく、安いときはたくさん買えて平均購入単価を下げる効果がある方法)だよ。

たとえばこんなイメージ。毎月1万円分のファンドを買い続けるとすると、

  • 基準価額が1万円のとき → 1口買える
  • 基準価額が5000円のとき → 2口買える
  • 基準価額が2万円のとき → 0.5口しか買えない

値段が安い月にたくさん買えるから、長期で見ると平均購入単価が下がりやすいんだ。このドルコスト平均法が機能するのも「毎月いつでも追加購入できる」追加型だからこそだよ。

追加型を選ぶときのポイントと注意点

「追加型かどうか」以外にも確認すること

追加型の投資信託を選ぶとき、「追加型かどうか」はほぼ確認不要(今の時代、まず追加型だから)。それよりも確認すべきポイントがいくつかあるよ。

  • 信託報酬(運用コスト):年率で何%かかるかを確認しよう。インデックスファンドなら0.1〜0.2%程度が目安
  • 購入時手数料(販売手数料):最近はネット証券で「ノーロード(手数料ゼロ)」が増えているよ
  • 信託財産留保額:解約するときに差し引かれる費用。設定なしのファンドも多い
  • 運用対象(何に投資するファンドか):日本株・外国株・債券・バランス型など、何に投資するかが一番大事
  • 純資産総額の規模と推移:大きくて安定して増えているファンドは運用が続く可能性が高い

「繰上償還」には注意して

追加型は無期限のものが多いけど、「繰上償還」(つまり〜ということ:予定外に早くファンドが終了してしまうこと)というリスクがあるよ。純資産総額が小さくなりすぎると「このファンドを運用し続けるのはコスト的に難しい」という判断で、運用会社がファンドを早期に終わらせることがあるんだ。

たとえば純資産総額が10億円を下回るようなファンドは繰上償還リスクが高いと言われてるよ。長期投資を考えるなら、規模が大きくて資金が安定して流入しているファンドを選ぶのが賢い選択だよね。繰上償還されてしまったら、そのタイミングで換金されてしまうから、自分のタイミングで売れないという不利益が生じることもあるんだ。

追加型の自由さを最大限活かすためにも、ファンドの健全性(純資産総額の規模と推移)をたまにチェックする習慣をつけておくといいよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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