ジュニアNISAって何?わかりやすく解説

「子どものためにお金を貯めなきゃ」って思いながら、とりあえず銀行に積み立ててるパパ・ママ、多いよね。でも実は、税金がゼロになる子ども専用の投資口座があったって知ってた? それが「ジュニアNISA」。2023年に制度が終わってしまったけど、どんな仕組みだったのか・なぜ廃止されたのか・今からできることを知っておくと、子どもの将来のお金づくりにすごく役立つよ。この記事を読めば、ジュニアNISAのことが全部わかるよ。

ジュニアNISAって名前は聞いたことあるけど、普通のNISAと何が違うの?

大人向けのNISAは自分でお金を運用する口座だけど、ジュニアNISAは0歳〜17歳の子どもを対象にした口座だよ。口座の名義は子どもだけど、実際に運用するのは親か祖父母。「子どもの将来のためにお金を育てられる特別な口座」って感じかな!
「税金がかからない」ってどういうこと?普通は税金かかるの?

そうなんだ。普通、株や投資信託で儲かったお金には約20%の税金がかかるんだよ。10万円儲けたら2万円が税金で消えちゃう計算。でもNISA口座を使うと、その税金がゼロになるんだ。10万円儲けたら10万円まるごともらえるってこと!
じゃあ、毎年いくらまで投資できるの?上限とかある?

ジュニアNISAは年間80万円まで非課税ひかぜい(税金なし)で投資できたんだ。当時の大人向けNISA「つみたてNISA」の年40万円より上限が高かったんだよ。ただ、2023年末で新しい口座の開設は終了してしまっているんだ。
えっ、もう使えないの!?なんで廃止されたの?

一番の理由は「使いづらい」って声が多かったから。子どもが18歳になるまで原則引き出せないルールが厳しすぎたんだよね。その代わり2024年からは大人向けの新しいNISAが大幅パワーアップして、家族全体の資産形成がしやすくなったんだ!
📝 3行でまとめると
  1. ジュニアNISAは0〜17歳の子どものために年間 80万円まで非課税ひかぜい で投資できた国の制度だよ
  2. 使いづらいという声が多く 2023年末で廃止 されて今は新規口座の開設ができない
  3. 廃止後は積み立てたお金を いつでも非課税ひかぜいで引き出せる 特別ルールに変わったよ
目次

もうちょっと詳しく

ジュニアNISAは、政府が「子どもの将来のために投資を広めよう」という目的で2016年にスタートした制度だよ。口座の名義は子どもだけど、実際に取引するのは親権者(親)か祖父母で、生まれたての0歳の赤ちゃんでも口座が作れたんだ。最大の難点は「払い出し制限」——つまり子どもが18歳になるまで原則としてお金を取り出せないルールがあったこと。急に教育費が必要になっても使えないのが不評で、利用者がなかなか増えなかった。廃止が決まった2020年以降は特別にいつでも引き出せるルールに変わっているよ。すでに口座を持っている人は、保有中の商品をそのまま非課税ひかぜいで運用し続けることができるんだ。

💡 ポイント
廃止決定後は「いつでも引き出しOK」に変更!既存口座の人は安心して運用を続けてね。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「ジュニアNISAは今からでも新しく始められる」
→ 2024年以降は新規口座の開設ができない。2023年12月31日をもって受け付けは完全に終了している。
⭕ 「すでに持っている口座は引き続き非課税ひかぜいで運用できる」
→ 2023年以前に開設した口座は子どもが18歳になるまで非課税ひかぜいのまま運用を続けられるよ。新しく商品を買うことはできないけど、保有中の商品はそのまま持ち続けられるんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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ジュニアNISAってどんな制度だったの?基本をおさえよう

ジュニアNISAは、正式名称を「未成年者少額投資非課税ひかぜい制度」というよ。つまり「20歳未満の人が、少ない金額から、税金なしで投資できる仕組み」ということ。2016年にスタートして、2023年末で新規口座の開設が終了した制度だよ。

そもそもNISAって何?

NISAというのは「Nippon Individual Savings Account(ニッポン個人貯蓄口座)」の略で、日本政府が「みんなにもっと投資をしてほしい」という思いで作った特別な口座のことだよ。普通の証券口座と何が違うかというと、儲かったお金にかかる税金がゼロになるという点。投資の世界では、儲けに対して約20.315%の税金がかかるのが普通なんだ。たとえば100万円投資して50万円儲かったとすると、普通なら50万円×20.315%=約10万円が税金で持っていかれる。でもNISA口座なら、この10万円が丸ごと手元に残るんだよ。

ジュニアNISAが生まれた理由

大人向けのNISAだけじゃなくて、子ども向けの非課税ひかぜい制度を作ることで「子どもが生まれたときから、将来のためにお金を育て始めよう」という国の方針がジュニアNISAを生み出したんだ。親や祖父母が「孫のために何かしてあげたい」というお金を、上手に運用できる場所を作ったイメージだよ。実際に2016年のスタート当初は、おじいちゃんおばあちゃんが孫のために口座を作るケースも多かったんだって。

口座を持てるのは何歳まで?

ジュニアNISAは0歳から17歳まで(その年の1月1日時点で17歳以下)であれば、誰でも口座を開設できたよ。つまり生まれたばかりの赤ちゃんでもOKだったんだ。子ども1人につき1口座まで、全国どこの証券会社でも開設できたよ。

税金がかからない仕組みを具体的な数字で理解しよう

「税金がかからない」というのが最大のポイントだけど、実際にどれくらいお得なのかを数字で見てみよう。これを知ると「あ、これって結構大事なことなんだ」って実感できるよ。

普通の口座だと税金はこうなる

たとえば毎月1万円ずつ、18年間(0歳から17歳まで)投資したとするよ。合計の投資額は1万円×12ヶ月×18年=216万円だよね。仮に年利3%で運用できたとすると、18年後には約290万円くらいになる計算。つまり約74万円の利益が出るんだ。普通の口座なら、この74万円に20%の税金がかかるから、約14.8万円が税金で消える。でもジュニアNISAを使えば、この14.8万円がそのまま手元に残るんだよ。コンビニで言うと「毎月プレミアムアイスが1本タダでもらえる」くらいのイメージかな。

非課税ひかぜい期間は5年間だった

ジュニアNISAの非課税ひかぜい期間は最長5年間だったよ。5年を超えた場合は「ロールオーバー」——つまり翌年の非課税ひかぜい枠に自動で移せる仕組みがあった。ただし子どもが18歳になるまで何度でもロールオーバーできたので、実質的には0歳から始めれば最大18年近く非課税ひかぜいで運用できたんだ。これは大人向けの当時のNISA(最長5年)より長く運用できる設計だったよ。

何に投資できたの?

投資できる商品は、株式(国内・海外)・投資信託・ETF(つまり取引所で売買できる投資信託のこと)・REITなど、幅広く選べたよ。「まとめてたくさんの会社に投資できるセット商品」である投資信託が特に人気で、長期でコツコツ積み立てるのに向いていたんだ。

誰が口座を管理するの?お金を動かすルールを知ろう

ジュニアNISAは名義が子どもの口座だけど、実際にお金を動かすのは子ども本人じゃないよ。ここをしっかり理解しておこう。

親権者か祖父母が「運用管理者」になる

ジュニアNISA口座には、「運用管理者」という役割が必要だったんだ。運用管理者になれるのは親権者(親)、もしくは親権者が同意した祖父母などの親族だよ。運用管理者が実際に投資の売買をしたり、お金を入金したりする。子ども本人は口座を持っているだけで、自分でお金を動かすことはできなかったんだ。図書館で例えるなら、本を借りられるカードは子どもの名前だけど、実際に本棚を管理して選ぶのは親、というイメージかな。

祖父母からの「贈与」として活用する人も多かった

ジュニアNISAは、祖父母が孫のためにお金をプレゼント(贈与)する手段としても使われたよ。年間110万円以内であれば贈与税ぞうよぜい(もらったお金にかかる税金)がかからないルールがあるから、おじいちゃんおばあちゃんが孫のために毎年80万円まで非課税ひかぜい口座に入れてあげる、という使い方をした家庭もあったんだ。「老後の資産を孫のために活かせる」という点で、祖父母世代には特に好評だったよ。

口座開設できる証券会社

ジュニアNISA口座は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券といったネット証券や、野村証券・大和証券などの対面型証券会社でも開設できたよ。ただし1人1口座のルールがあったから、複数の証券会社に口座を作ることはできなかったんだ。

なぜ2023年で廃止になったの?理由と経緯を解説

せっかくいい制度なのに、なんで廃止されたの?って思うよね。実はジュニアNISAには使いにくい点がいくつかあって、それが廃止の大きな原因になったんだよ。

一番の問題は「途中で引き出せない」こと

ジュニアNISAで最も不評だったのが「払い出し制限」だよ。つまり子どもが18歳になるまで、原則としてお金を引き出せないルールがあったんだ。たとえば子どもが10歳のとき、突然病気になって医療費が必要になった…というときでも、ジュニアNISAのお金は使えなかった。しかも万が一途中で引き出した場合は、それまでの非課税ひかぜいの恩恵が全部なくなって、過去の利益にさかのぼって税金がかかってしまうというペナルティまであったんだよ。「将来のためのお金なのに、いざというときに使えない」という声が続出したんだ。

利用者数が伸び悩んだ

払い出し制限の厳しさもあって、ジュニアNISAの利用者数はなかなか増えなかった。大人向けのNISAと比べても口座数が少なく、政府としても「普及していない制度を続けるより、使いやすい制度にリニューアルしよう」と判断したんだ。2020年に廃止が発表されて、2023年末で新規口座の受け付けが終了したよ。

廃止後は「いつでも引き出しOK」に変わった

ここが大事なポイントなんだけど、廃止が決まった2020年以降は、ジュニアNISAの払い出し制限が事実上撤廃されたんだ。つまり廃止発表後に積み立てたお金については、子どもが18歳未満でも、非課税ひかぜいのままいつでも引き出せるようになったよ。これによって「廃止が決まってからのほうがむしろ使いやすくなった」という声もあったんだ。

代わりに登場したのが「新しいNISA」

2024年からスタートした新しいNISAは、年間360万円まで投資でき、非課税ひかぜい期間も無期限というパワーアップした制度だよ。子ども向けの専用口座はなくなったけど、親が自分のNISA口座で子どもの将来のために積み立てる、という形で対応できるようになったんだ。

ジュニアNISAがなくなった今、子どもの資産形成はどうする?

「ジュニアNISAが使えないなら、子どものためにどうやってお金を増やせばいいの?」って思うよね。安心して、今でもできることはいくつかあるよ。

親の新NISAを活用する

一番のおすすめは、親自身の新しいNISA口座で子どものためにお金を積み立てることだよ。名義は親になるけど、「将来この子のために使う」という目的で運用するのは全く問題ない。新NISAは年間360万円まで非課税ひかぜいで投資でき、非課税ひかぜい期間が無期限なので長期運用に向いているんだ。子どもが大学進学のタイミングになったら取り崩して使う、という計画が立てやすいよ。

すでにジュニアNISA口座を持っている人は?

2023年末までにジュニアNISA口座を開設した人は、引き続き非課税ひかぜいで保有できるよ。新しく商品を購入することはできないけど、持っている株や投資信託はそのままキープしていい。子どもが18歳になるまでの間、非課税ひかぜいのまま運用を続けることができるんだ。売却してお金を引き出すのも、今はいつでも非課税ひかぜいでできるよ。

学資保険との違いを理解しておこう

「学資保険じゃダメなの?」という疑問を持つ人も多いよね。学資保険は元本保証(つまり最低でも払った分は戻ってくる)という安心感があるけど、増え方はほぼゼロに近い。一方、投資信託はリスクがあるぶん長期間でしっかり増える可能性がある。どちらが正解というわけじゃなくて、「絶対に減らしたくない」なら学資保険、「多少のリスクは取っても増やしたい」なら投資、という考え方で選んでみてね。

早く始めるほど「複利」の力が活きる

複利というのは「利益がさらに利益を生む」仕組みのことだよ。たとえば100万円が1年で3%増えると103万円になる。次の年はこの103万円に対して3%がつくから105.09万円になる。元の100万円じゃなくて、増えた分を含めた金額に利率がかかるんだ。これがスノーボールみたいに少しずつ大きくなっていく。子どもが小さいうちから始めるほど、この複利の期間が長くなって、最終的なお金の増え方が大きく変わってくるよ。だから「ジュニアNISAがなくなったから」と諦めずに、親のNISAを使って早めにスタートするのが賢いやり方だよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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